この『文化人類学群像3.日本編』は、元筑波大学の文化人類学者・綾部恒雄(1930-2007)さんの編著で、日本の文化人類学者22人について「人と学問」を解説したものです。1988年にアカデミア出版会から出版されました。
『文化人類学群像1・2』 は、外国編として、外国の文化人類学者が紹介されています。
本書は、文化人類学者を紹介していますが、この中には文化人類学者というよりも人類学者と呼ぶべき学者も紹介されています。ただ、初期の人類学は、総合人類学のように何でも研究したようですが・・・。
例を挙げると、坪井正五郎・鳥居龍蔵・移川子之蔵・金関丈夫の先生方が含まれます。それぞれ、面白いエピソードが紹介されており、大変、参考になる本です。