日本考古学選集〈15〉長谷部言人集 (1975年) 価格:¥ 6,300(税込) 発売日:1975 |
この本は、元東京帝国大学の人類学者・長谷部言人[1882-1969]さんが書いた人類学・考古学・動物考古学の論文をまとめたものです。元慶應大学の考古学者・江坂輝弥さんによる編で、1975年に日本考古学選集15として、築地書館から出版されました。
本書の内容は、以下の通りです。
序.学史上における長谷部言人の業績(江坂輝弥)
第1部.人類学
- 日本人の生い立ち
- 亜細亜石器時代人と漢民族との縁故関係
- 石器時代人に外聴道骨瘤の見らるること
- 陸前気仙郡大船渡湾附近の石器時代人に外聴道骨腫多し
- 明石市附近西八木最新世前期堆積出土人類腰骨(石膏型)の原始性に就いて
第2部.考古学
- 陸前大洞貝塚(発掘)調査所見
- 圓筒土器文化
- 石器時代の蹲葬に就て
- 蹲葬の起源に就て
- 石器時代の死産児甕葬
- 石器時代遺跡に於る糞石
- 骨角ヒ
- 燕形銛頭
- 燕形銛頭とキテ
- 本輪西貝塚の鹿角製銛頭
- 骨津尾器漫談
- 結縛崇拝”Obligoismus”
- 縄文と結縛崇拝
第3部.日本先史時代の獣類研究
- 石器時代の牛
- 日本石器時代の大形犬とその起源
- 石器時代遺跡出土日本産狼二種
- 日本石器時代馬の一新種に就いて
- 壹岐の弥生式土器遺跡の馬
- 野島貝塚出土ネコ頭骨について
収録文献解説
略年表
主要著作目録
あとがき(江坂輝弥)
本書は、著名な人類学者の長谷部言人さんの主要論文が掲載されており、大変重宝します。また、略年表や主要著作目録も掲載されており、人類学史の本としても貴重です。