■本日6月01日、午前の東京外国為替市場の動きをお伝えします。
昨日深夜の円高ドル高の流れから、調整気味に推移した後、ユーロを中心にドル買いへと推移している印象です。昨夜は終始底堅かったポンドは下落、独歩安だった豪ドルが底堅く推移し、ドル円は、クロス円のまちまちな動きに、方向感を失っている印象です。英FT紙のヘッドラインで中国のバブル危機が取り上げられており、今朝発表された中国のPMIが弱いことや、昨日の株安などから連想されたリスク回避の動きが先行しているとの見方もできそうです。
■今日の通貨フォーカスはオージー円相場です。
昨夜の下落要因が、スペインリスクとされる中、ひそかに豪ドルが全面安となっています。地合いの悪いユーロに対してすら値を下げており、先週末のIMM残高が物語るように、リスク通貨の持ち高解消が進んでいるように見え、その波に乗ってみましょう。
小さなダブルトップを作った相場は、朝方にネックを割りましたが、今のところブレークアウトには至らず、一旦はサポートラインに支えられた格好です。
2時間足で見た場合、基準線が77.08円付近にいることから、相場が戻すようなら76円台後半か、サポートライン割れでオージーを売り、基準線を越えるようなら一旦はストップです。78円台乗せのストップならさらに安心でしょう。下値は先月安値の72.00付近が目先目標で、ここを割り込むと一段安もあり得そうです。オージードル相場も同様に短期下落チャンネルを利用した戦略が当てはまる展開です。
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各主要通貨は、ユーロドルが意外にもユーロ安へ、ポンドドルはポンド高、ドル円はドル高へとまちまちにギャップして寄り付き後、基本的にはクロス円の買いと見られる動きに押されて、それぞれ上昇気味に推移しています。
●今日の通貨フォーカスは豪ドル円相場です。
ユーロポンド相場がポンド買いへギャップした今週は、ユーロの地合いが全く変わっていないことを物語るようです。ポンド高の原因はいまだ不透明ですが、政局に何かの動きがあったのかもしれません。こうした不透明なヨーロッパの通貨が混沌とする中、ドル円の円安と資源国通貨高のトレンドはより鮮明になった印象です。

4月以降のオージー円相場は、上値を87円中盤で押さえられながら、下値は拡大するY波動の動きをし、4月21日の高値が上値に接することなく下落し始めたことで、一時的に、下落相場を暗示する展開でした。しかし、下旬に入って反転し、本日はこれまでの上値をわずかに上回ってきました。
今日の安値となる87.00円付近へ戻す相場があればオージーを買い、86.20円を割り込むようなら一旦はストップというイメージです。
目先の上値目標は、3月下旬の上昇起点となる83円前半付近からとったN計算値となる、88.10円付近を考えます。ドル円が4月5日の高値を超えて来るようだと、90円を試しに行く機運が高まるかもしれません。
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●今日のテクニカル分析は、オージー円相場です。
オージーは、カナダドルと並んで、主要通貨の中では最強通貨の一部をなしている形です。一方、ユーロとドルは場合によって弱さを競う展開で、特にユーロはこれらの強い通貨で大きく下落しています。
ユーロオージーに及んでは11ヶ月連続で下落するなど、既に相当落ち込んでいますが、ユーロ円はさほど下落しておらず、若干のゆがみが感じられます。
ゆがみの解消にはユーロ円が下落するか、オージー円が上昇しそうなのですが、どちらもいまひとつ反応がありません。
このままユーロ円が底堅いとするなら、オージー円の上昇に分がありそうです。
4月に入って上値は概ね同水準で抑えられている一方で、下値は次第に拡大するY波動に近いパターンを作りつつあります。
しばらく揉み合ったことで、上値突破になった場合の上昇幅が少し広がっています。
87.50を上に抜けるか、転換線の85.70でオージーを買い、それぞれ80ポイント程度、反対に行くようなら、一旦はストップというイメージです。上値目標は、とりあえず90.00というのが心理的にも節目になると思います。
●最後に、今晩の米国経済指標、発表予定ですが、重要な指標は特にありません。
ただ、住宅ローン指標と、昨日円安の材料にもなったカナダの卸売売上高が発表されます。市場は前月より伸び率縮小(放送での「前月比マイナス」という表現を訂正します。厳密にはプラスを予想していますが、伸び幅が前月より小幅という内容です。誤解を招く可能性があり、修正いたしたいと思います)を予想していますが、万が一、前月とい同じか予想を上回るようなら、カナダの一段高もありえるでしょう。
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今日のテクニカル分析は、オージードル相場です。
いろいろな通貨を探してみましたが、いまひとつひらめく通貨がない中、日足のオージードル相場を見て、売り戦略が浮かびました。普段分析しなれていない通貨ですが、新興国の利上げムードに乗ってみましょう。
日足は、昨年11月の高値以来、比較的しっかりした上下変動を繰り返しています。他の対ドル通貨がドル高に方向を切る中、金利先高観もあって1月高値に迫る上昇をしてきました。まだまだ高値圏の揉み合いの範疇にも見えますが、既に65日移動平均と120日移動平均はデッドクロスを完成し、ストキャスティクスは買われすぎの領域から遅行線なでもが離脱しつつあり、このまま終われば売りシグナルとなります。
取引の細かい入り口を時間足で探した場合、本日の前場終了間際の下落で下値を支えた水準となる、0.9160付近へと相場が戻すようならオージーを売り、0.9200を越えるようなら一旦はストップというイメージです。
目先の下値は昨日安値の0.9090付近ですが、このまま上値が重く推移すれば、数日かかっても、日足の雲の下限となる0.8950付近は可能性としてありそうです。
◎最後に、今晩の米国経済指標、発表予定です。
住宅関連の指標が2件ありますが、このところあまり相場に影響を与えない分野になってきました。今日も注目はユーロ圏に集まりそうですが、このところの各市場は動きに整合性が無く、いよいよ期末の調整に突入してきた感覚があります。引き続き、コメント相場には注意しましょう。
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本日の「FXフラッシュ1930」のテクニカル分析は、オージー相場分析ですが、ここで一旦ページを改めます。以上の内容とテクニカル分析は、動画「FXフラッシュ1930」で視聴できます。動画ニュースページのプレーヤーと併設されているメニューの「市況」からご指定ください。動画は下のYouTubeからもご覧いただけます。
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◆本日1月15日、午前の東京外国為替市場の動きです。
何度も繰り返される、トリシェECB総裁のドル高支持発言ですが、それが効いているのか、ユーロドルが下落を強める展開です。ドル円は下値圏でもみ合っている結果、ユーロ円も下落するなど、ドル買い円買いが顕著になっています。
◆今日の通貨フォーカスはオージードル相場です。
普段詳しく見ていない相場ですが、面白そうな展開だったので、ご紹介します。
ファンダメンタルは昨日の指標どおり、追加利上げまでもが視野に入る堅調ぶりで、売りのイメージはありません。しかし、チャートからは、短期的に下落するシナリオが浮かんでしまいました。
短期的にダブルトップを作った相場は、ユーロドル下落に連れたのか、ネックを割れ、0.9254まで下落しました。この水準では終値での下値サポートが効いており、一旦は下げ止まっていますが、値幅的には不充分であり、先週末のギャップ前の水準となる0.9230辺りまでの下落は可能に見えます。
万が一、0.9200割れへ延びるようだと、今週かけて作った大きなWトップが見えてきます。0.92台後半でオージーを売り、今週高値を越えるようなら0.9340辺りで一旦はストップというイメージです。何分、普段見慣れていないペアですので、話半分で御願いします。
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7月相場のように一気に上昇トレンドへ入るかどうかは疑問であることから、現在の水準で直ちにエントリーするのはやや無謀にも見えます。そこで、利上げという支援材料があっただけに、出遅れ感のある豪ドル円の買い場を探しておくことにします。
上のチャートは日足ですが、実は週足で79.72円辺りに一目均衡表の雲の上限が水平に推移しており、上値を重くしているように見えます。
日足では、76.30~80.00円のレンジ相場となっており、下値辺りの押目で買うか、上値ブレークで追いかける戦略が機能しそうです。
レンジ取引A
円高が進むか、豪ドルの調整売りなどによって、76円台に入り込むようならAUD買い円売り。75円台に入るようなら一旦はストップ。目標は82円の攻防次第というイメージです。
ブレークアウト取引B
押目が無い場合は、80円台突入に合わせてストップ買いでエントリー。雲の上限となる78.70を割り込むようなら一旦はストップというイメージです。
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ここまでドル安が鮮明になると、金相場同様、ユーロドルも売り戦略を修正せざるを得なくなりました。しかし、1.47台中盤まで上昇後、再度1.46台に潜り込むなど、戻り高値となる1.48中盤までは上値も重く推移する気配があり、エントリーポイントを探す作業が難しくなりそうです。直近の戦略はストップとなったので、難しいときは手控えるという原則にしたがいます。新高値更新のタイミングには注目したいと思います。
以前にも説明したとおり、ユーロは対ドルで強い展開ですが、対豪ドルでは下落しています。また、まだ長期揉み合い期間を脱していないものの、ユーロ円の上値が重くなり始めており、ユーロは円に対しても弱含みとなっています。
ここで出てきたユーロ豪ドル、ユーロ円ペアですが、これらのペアに限って考えると、
ユーロ<<豪ドル
ユーロ<円
という強弱が当てはまります。ユーロ円はしっかりしたトレンドではありませんが、このところのバイアスは間違っていないように思います。ドルは最弱という状況なので、結局
ドル<ユーロ<円<豪ドル
という通貨強弱がイメージできます。ここまでくれば、弱い通貨を売り、強い通貨を売る鉄則どおりに動くだけです。
だとすると、豪ドル円は、上昇しているはずなのですが、チャートを見て判るとおり、8月以降は揉み合い相場となっています。円高圧力が上値を抑えているからですが、究極的に言ってしまえば、超円高となって豪ドルより強くなるか、豪ドルが急激に弱くならない限り、豪ドル円は買いを意識しても悪くない地合がわかってきました。では具体的に戦略をイメージしてみましょう。(続)
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テクニカルクリップの運用結果には反映できませんが、満足しています。
さて、株式相場が総崩れの様相の中、比較的頼みの綱であった新興国までもが影響を受けているようです。
資源相場は、これらの国々での消費増大を目論んでの上昇であっただけに、やや利益確定売りが先行している様に見えます。為替はそれを先取りして、CX通貨を中心に売りが先行している状況です。
昼休みに外出した同僚に言わせると、金融クラッシュを告げるような号外が配られていたと聞いています。きな臭くなってきましたが、下落を先導していた通貨は概ね良い水準に達しているものも見られます。あとは、出遅れ通貨がどこまで追随するかで、先導組の下落を一押ししそうですが、遅れ組の追い付きを待つような動きもありえそうな気がしています。
22:00からは大手米国投資銀行の決算発表があります。ご留意ください。
ドル円でドル売り再開となりクロス円が連動する流れが発生し始めました。
市場のコンセンサスが「ドル売り」であれば、例えドル円が下落しても他通貨側でもドルが売り込まれ、クロス円は比較的その下落度合いを緩めることがあります。
しかし、今回のドル円下落はリスク逃避からの円買いと、海外資産に対するヘッジ売りが伴い始めている感覚があり、円独歩高を想定する必要が出てきています。
各フューチャーの動きも、ストック売りは相変わらずだとしても、米債買い、原油売り、ゴールド売りと、明らかにリスク資産からの逃避の片鱗が見られる展開となっています。
コモディティの下落は、一次的な利益確定とも考えられますが、市場には過剰流動性となって放出されるこれらのキャッシュは行き先を求めて徘徊し始めた様子です。
為替で最も気になるのは、ユーロが対円で売られ始めたことです。確かにこれまでのユーロは消去法的な選好だったことは否めませんが、最後の砦が崩れかけている点は注意が必要です。
それなりにドル売りが伴ってくれれば多少は下値支持として機能するのですが、金が900ドルを付けた後は軟調であり、対ドルでもやや弱気が先行しています。個人的にはドルスイスの動向には留意しており、スイス円でも円高が進むようであれば、いよいよ円の独歩高が現実味を帯びてきます。
チャンスとしては、対円で出遅れている通貨を売ってみると良いかもしれません。
ざっと見回したところでは、ユーロ円を筆頭にオセアニアが踏みとどまっている様に見えます。クリック365等本邦投資家は依然として高金利通貨の買い残高の比重が高く、07年の8月の悪夢直前ほどでは無いにしても、かなり相場とは逆行するポジション推移となっています。
朝のレポートでは、CADJPYを代表に簡単な戦略概要を記述しましたが、本日の戦略では豪ドル円を占って見ます。
個人的に値動きを記憶しながら、今少し下落余地があると判断したためですが、各外貨1通貨単位の円価格が千差万別の中、全てを1銭(HKDを除く)単位での騰落として比較することは無理があります。
確かに、収益は絶対値であることは確かですが、元の価値が異なるため、例えば証拠金額が異なるように、元の価値からの変動幅を確認する意味はあります。
例えば1ポンド230円が1%下落すると2.3円の下落となります。一方で、1キウイ77円が1%下落すると77銭の下落となり、単純に1%の下落でも153銭もの違いとなります。この事実を単純に比較して同じような戦略をとれば、リスク管理がバランスせず時にはリスクを取り過ぎる場合があり得ます。
本日の「テクニカルクリップ」では、前回の暴落の下値と、本日ギャップを空けて始まった各相場の下値との価格差を比較して、下落し切れていない通貨を豪ドル円と位置づけて戦略をたててみます。
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