こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
ドル全面高という立場に立って物色をしたところ、オージードルが出遅れており、チャンスがありそうです。
政策金利据え置きや、明るい経済指標にも関わらず、上値を伸ばせません。絶対的な優位があってのこの動きは、少し買い疲れもあるのではないでしょうか。
バレンタイン・デーで付けた安値1.0625水準を割り込むと下落リスクが高まりそうです。
1.0620割れでストップ売りを意識し、1.0680まで戻しがあればショートエントリーというイメージです。
1.0600の攻防はあり得そうですが、目先の下値目標は一目基準線の1.0535前後です。勢いがつけば1.0450付近も可能かと思います。よくチャートを見てみると、1.0450~1.0550は、あまりこなされていない価格帯に見えます。
ForexTVジャパン
浅野
こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
しばらく、忙しさに押されて相場のコメントを出せずにいるうち、各相場は想定通りドル全面高で一致しつつあります。
資源国通貨、高金利通貨として底堅かった、オージーを始めとする通貨も、下落相場が決定的になってきた感があります。
本来なら1.0200を割れるタイミングでお伝えしたかった事ですが、1日遅れてしまいました。
相場は既に0.98台におり、パリティまでの戻しも期待薄ですが、何かの拍子で上昇した際には、1.0000をレジスタンスとして、その手前でオージーを売るイメージを強く持っています。
ストップは100ポイント程度で十分な印象で、下値は0.9700で一度、引っかかるものの、0.9500が目先の目標に見えています。
ForexTVジャパン
浅野
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
リスク回避のドル買いという話が一般的となり、ドル高になるとリスクファクターを探し回る癖がついている自分もいるのですが、ユーロやポンドなどがドル買いで下落するとき、これまで概ねスイスや高金利通貨が買われています。
つまり全面的にドルを買っているのではなく、部分的にスイスやオージー、円等も買っているわけで、そう考えるとドルが買われているのにドル円の上値が重いことも納得します。この動きこそが、「リスク回避のドル買い、円買い、スイス買い」と言われる所以ですが、最近は稀に高金利通貨のオージーも、逃避的な動きに合わせて買われる場合があります。金が安全資産という流れからだと思っていますが、個人的にはオージーやキーウィは安全資産か??という疑問が常に付きまといます。
リーマンショック前の相場では、商品全般がショートとなり、資源国の通貨が一種の安全資産、というよりは堅実な通貨として見られていましたが、今の状況では単に金利差目的の買いというか、消去法的な需要に見えてしまいます。
では、何かあるにつけ選択されやすい通貨の強弱をみてみると、びっくりするのがオージースイスの動きです。ここ最近と言えばそうなのですが、最近のオージースイスは正にドルスイスを見事にトレースしており、スイスフランの前では、オージーの扱いもドル並みだ、ということが判ります。実はもう少しオージーが踏ん張っているのかと思っていました。
確かに、5月以前は、ドルが対スイスで下落する時は、対オージーでもドルは下落していましたが、このところドルスイスが下落しても、オージーは上昇せずかえってドル買い下落する場合が散見されます。ということは、ここ最近ではドルが原因での動きというのは限定的なのかもしれません。
裏を返せば、いくらドル売りが進んでも、少なくともドルスイスの下落が停止しない限りオージースイスの下落が継続するため、オージードルは上値が重く推移しやすい状況があるようです。このケースに限らずドルが全面安、全面高という言葉に惑わされず、本当にそうかどうか、冷静に見分ける必要がありそうです。
今のオージー水準ですが、個人的には戻り過ぎというイメージですが、具体的な売買戦略に結び付くほどのアイデアには至りませんでした。クロスは本当に難しいですが、今はクロス相場という側面が大きいように思います。
ForexTVジャパン
浅野
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
本日、休暇から復帰しました。ゆっくり出来たような疲れたような??でも、精神的なリフレッシュは出来たと思います。
さて、懸念されていた15日の動きも、今のところ本格的なトレンドには発展しておらず、揉み合いへと再突入する気配がありますが、10日の相場観に対するフォローも含めて、オージードル相場を簡単に見てみましょう。
15、16日は概ね想定通り、1.0500で上値を抑えた格好でしたが、昨日のドル全面安で、一時は1.0600という微妙な高値を付けました。1.0500の手前でショートと書いている以上、明らかにストップにはかかっている展開ですが、せめて前後…としておけば、或いはまだショートでいられた格好です。
問題にしなければいけないのは、15日以降の転換線は急落しているにも関わらず、相場は1.0200水準から一気に1.0600前後へと急騰したことです。一般的な解釈では、転換線や基準線の傾きはトレンド方向を示すことになり、今回は本来なら少なくとも1.0350付近で上値を抑えられるべきに見えたのですが、相場は反して上昇を強めています。となると、下落の転換線は機能しなかったことになり、もう少し揉み合いが必要なのかも知れません。
ただ、来週以降、1.0000を割った9日の安値が転換線の対象から外れるため、1.0350付近へ上昇します。この動きと相場の動きには、再度注目が必要で、これで今度も逆行となる下落を見せるようなら、ますます1.0200から1.0500の揉み合いに突入しそうです。
昨日の上昇は、長く揉み合った1.0500から1.0800のレンジを、戻り天井として確認した動きとするなら、再度下値を試す展開が期待できますが、トップのパターンも不十分であり、やはりここは一度、様子を見た方が無難に思えます。
ForexTVジャパン
浅野
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
昨日は大荒れとなったオセアニア通貨の対ドル相場ですが、前半はオージー売りとリスク回避のドル買いが重なって1.0200付近から0.9900手前まで暴落後、急激な戻しにあってOPEN水準へ戻した後、FOMCの低金利持続を受けてドル売りの流れから、1.03半ばまで上昇という、激しい展開でした。
ろうそく足では、下半分以上が下ヒゲという、強烈なスパイクをしましたが、戻しもそれなりの値幅が出てしまい、かえって動きが取りづらくなりました。
まさか市場はFOMCでの利上げを見込んでいたとは考えにくく、据え置きが長期化するメッセージだけで、ドルが嫌気売りというのは、やや無理やりなロジックだと思います。ダウなどは、FOMC直前まで下値を10604.07に伸ばす展開で、一瞬でセンチメントが変わるとは考えにくいところです。
このドル売り…リスク懸念の後退か?と考えた時、債券上昇、スイス買い、円買いを見る限り、リスク回避行動は根強く残っており、しっくりしません。スイスはもともとスイス買いドル売りだったところへ、ドル売りが持ち込まれ一段とスイスが買われるという皮肉な結果です。逃避先以外の通貨などでは、それまでリスク回避のドル買いとなっていた分が、一部、急激に売り戻された程度と思っています。
本当にドルキャッシュが、逃避先から脱落したとすれば、いよいよ、米債、スイスF、円、金くらいしか物色の対象が見当たらず、ドル全面安の中のリスク回避という、矛盾した動きが継続するとは考え難いのは確かです。リスク選好再開を確信するには、債券や金、スイスの売りが顕著にならない限り、これも肯定しにくいため、結果的にドル売りが間違っているのではないかという結論です。
オージー相場の方ですが、パターンだけを見れば、今日の足が8日の陰線を上回る上昇かつ引けとならない限り、目先直ぐにこれ以上の上昇は望み薄となりますが、個人的には1.0500手前ではオージーを売り、再度1.0200を目先目標にしたいイメージです。ストップは100ポイント程度で十分ではないでしょうか。
今週の金曜日以降、一目均衡表の基準線と転換線が下落を再開します。その動きと相場の動きが一致できるかどうかで、目先の相場方向が判るかもしれません。
ForexTVジャパン
浅野
こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。
ポンドは金曜日の内に串刺しとなり、妙な上昇には閉口してしまいましたが、番組「マーケット レビュー」でも述べたとおり、今週はユーロ対オセアニア、ポンド対オセアニアの巻き戻しが、ユーロやポンドのストレートペアの下値を支えたような気がしています。
オージーとキーウィに関しては、僅か2日間で想定以上の下落となり、驚いています。チャートは下値スパイクが明らかな形になっており、明日の動き次第では、一旦のセッションが終わったことにもなりそうです。ただ、この下落は、今後の相場に影響が残ることは間違いなさそうな感覚があり、下値リスクは暫く続きそうです。
オセアニアの通貨は、もともと流動性は低い通貨ですから、パニックに弱い側面は否めません。キーウィも含めて、今後の良い教訓として、改めて実感している次第です。
さて、日本のお盆休みを控えて、相場は混とんとしてきました。
8月から為替の証拠金取引の倍率が一般投資家は25倍の上限がつきました。金融庁を始め、当局はハイリスクを制限するのが目的らしいのですが、倍率が低くなると、同じ額を取引するのに必要な資金が増えます。同じ資金だと取引額を減らす必要があるのですが、いずれにしても、余剰資金が増えると、強制決済の水準が深くなり、確かにそう簡単には強制決済には届かないのですが、ひとたび届いてしまった時の損失額も比例して大きくなります。
たしかに、倍率を下げることで多額取引を制御する効果はあると思いますが、相場が不利に運んだ場合は、塩漬けとなる期間と額を増やすだけだ、という見方もあります。いくら資金力があっても、強制決済をロスカットにするのではなく、やはりある想定水準より上回った場合は、自ら損切りをする行動が必要だと思います。
ハイレバの時代でも、大きな損失を出す手法は、ナンピンはするが、損切りはしない、というスタイルが殆どだったのではないでしょうか。レバレッジが低くなっても、同じ手法だと結果はあまり変わらないとも思います。
皆様の無事を考えつつ、相場は動く中でお盆の身の振りに悩む今日この頃です。
ForexTVジャパン
浅野
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
昨日のオージーの下落はさすがに行き過ぎだとは思いますが、リスク回避の流れが止まらず、相場は一気に雲を突き抜ける下落となりました。
2日のRBA総裁発言が弱気な内容だったことで、その日大きく下げたことから始まり、7月いっぱい掛けて上昇した値幅を、僅か2日間の下落で帳消しにしてしまいました。
現在の下値は6月下旬の安値1.0388には至らず、1.04台を維持していますが、万が一ここを割り込んだ場合、1.0000を試す展開が想定されます。5月初旬の高値と先月末の高値で作った2つのトップが、あるもみ合い期間を挟んでほぼ同水準に出来上がり、今はそのネック水準に居ます。
先ほどの6月安値が最後の砦になっていますが、水準的には既に揉み合いゾーンを下に突き抜けてしまったようにも見えます。
調整の戻しがあるようなら、1.05台前半を売りのゾーンとし、雲下限を越えて上昇するようなら1.0610付近で一旦はストップです。
下値は1.0200を目先目標とし、躊躇しないようなら1.0000を次の目標とします。動きによっては1.0200割れは売り増すイメージです。
キーウィも、戻してくれるようなら、0.8430付近で売り、ストップは100ポイント程度で十分なイメージです。下値は0.81ミドルが目先目標になりそうです。
ForexTVジャパン
浅野
今日の昼時間に発表されたRBAの利上げは、意表を突かれたとの報道がありますが、事実たまたまその時間に相場を見ていたのですが、プライス・アクションは随分遅く、一瞬は織り込み済み?と思うほどでした。
欧州時間では瞬間、パリティを超えるなどそれなりのインパクトはありました。しかし、見れば見るほど、4.75%は先進国では目を引く金利ですが、その割には上値も重い展開に思えてなりません。しかもFOMCを前に、それほどガッツリと取引高を伴っていないことを想定すれば、いつハシゴを外されてもおかしくない展開です。
ユーロドルも連れ高気味に推移しているようですが、ユーロオージーは下落と、結局ユーロに向かった資金も、行き先はオージーにも見えます。ポンドオージーに至ってはポンド売りに転換したように見え、したがって、ユーロドルやポンドドルが上に離れる見通しにも、さほど強さを感じません。つまり、完全に煮詰まってしまいました・・・。
11月はファンド勢も決算月なだけに、FOMC後に例えドル売りが強まっても、格好の利食の餌食にされそうな予感もあります。個人的なアンテナに受信するのは、SELL THE FACTの文字しか、今は無い状態です。
お粗末でした。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
こんにちは、ForexTVジャパンの浅野です。
酷暑が続きます。外を回っておられる、或いは屋外がそもそもの仕事場である皆様に、心より暑中お見舞い申しげます。水モノを飲んだ後のジワっと噴き出す汗は、けして爽快ではありませんが、熱中症にはくれぐれもご注意ください。
ところで、リスク回避のドル買いとかリスク選好で円売りとか、私もしばしば使うのですが、投資ってそもそもリスクを取りに行く行為ですから、例え安全な国の債券でも、リスクを回避するという表現に躊躇します。
少し古い考え方かも知れませんが、投資市場として古くから認識されている市場は、株式市場、債券市場、商品市場だとされています。意外ですが為替市場は国際間取引がないと発生しないため、国内運用に限れば、昔から一般的に参加できるのはこの3市場だったのだと推測します。
この中で安全な運用先は当然ながら国債だというのは、分かりやすいと思います。また、商品市場も必ず需要がある限り資産価値がなくなることは無いので、流動性さえ確保されていれば、比較的安全な運用かも知れません。ただ、生産者なくしては相場が成り立たないため、その事情に詳しい一部の思惑相場になりやすく、危険視されてきた歴史はあるでしょう。
最も危険だとされてきたのが株式市場で、インサイダーリスクや倒産リスクで、下手をすれば、資産価値がゼロになる可能性があるからです。
市場がグローバル化され、それぞれの市場が海外とリンクするようになり、為替市場の役割が大幅に拡大しました。証拠金取引なども活発になり、一大市場になったわけですが、取り扱っているモノが貨幣だけに、これもゼロになる可能性は殆どありません。ですから、立場的には商品と非常に近かったのだと推測しますが、やはり流動性の大きさや、生産者にあたる主体が国家であるため、商品のほうが、よりリスク資産になったのでしょう。
前振りが長くなりましたが、株式市場はもともと会社が保証する紙(証券)と貨幣を交換し、まさに紙になるリスクと引き換えに、将来的な値上がりを期待するわけですから、値下がりする局面でリスクが上昇します。今ではデリバティブで下落相場も収益チャンスにできるので、一概にはリスクの上昇とは言えませんが、まさに、リスク回避とは、下落リスクの回避に他なりません。
一方、国債やキャッシュは、変動リスクはあるものの、必ず利回りや利子(金利)が付与されます。したがって株価が値下がりするリスクより、利益が少なくでもリスクがより小さい債券(キャッシュ)に投資しておこう・・・というのがリスク回避行動になるのです。
つまり、「リスク選好が強まってドルが売られた」という表現をフルフルで言うとしたら、「リスクの小さい債券(通貨)投資よりも、リスクが大きくても値上がり期待を選好する資金が、ドルや債券を売って株式市場へと移動した」という感じでしょうか。
ユーロドルが下落していた時に、「リスク回避のドル買い」という表現が咲き乱れました。このときは株安リスクにとどまらず、債券リスクや国家リスクまでが取りざたされました。しかし、「え?自分はドルの下落リスクを取って、ドル高を期待してユーロを売ってるのに…」と、違和感を覚えた為替トレーダーの方も多くいらしたのではないでしょうか???為替が売買自由という一つの代表的な事例だったと考えています。
ForexTVジャパン
浅野 敏郎
いつもの山中さんに代わり、浅野のコメントをお伝えします。
今日は志向を変えてオージー円をごらんください。
こちらは日足のチャートです。
昨日のドル円が上昇のブレークを起こしたことで、クロス円のセンチメントが一気に変わりました。しかし、オージー円は既に3日連続して強い陽線を残しています。
上昇に陰りが見える要因として、ドル円の上値が重いことに加え、一目均衡表を見れば、基準線と転換線の位置関係が下落を暗示し、77.73円付近には雲の下限が位置していることが判ります。
しかし、それでも転換線と基準線を越え、それなりに強いレジスタンスとして想定できたはずの、76円台半ばの水準を一気に上に抜けてきた相場には、何らかの買い圧力が加わったと解釈できそうです。
もし今後、雲の中へしっかり入り込むようなら、同時に5月来の上値レジスタンスを突破することになり、雲の上限となる80.00円程度の上昇は期待できそうです。この80.00円水準はまた、5月高値88.00円付近から同月安値71.85円付近への下落から50%戻しの水準にも一致しています。
基準線となる76.75円付近へ反落するか、昨日の高値を越えて78円台に乗せるタイミングでオージーを買い、押し目買いは転換線割れ、ストップ買いは基準線割れにストップを構えます。上値は80.00円手前を目先目標とし、6月21日の高値を越えるようならあと2円程度の上昇が期待できるかもしれません。