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外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

AUDJPY 上昇チャンネルの確認 最高値で上値抵抗の限界決定か

2007-01-10 21:11:05 |    -豪ドル

本日のTFns市場レポート夕刊「イブニングカクテル」でも解説があるように、ファンダメンタルでポンドが下落。昨日のムードが一転しています。
ちょっとした原因で市場のムードが一変し乱高下している事実からも、コンセンサスが形成されるまでは短期的にもトレンドが出来辛いと思います。

意外なのは、堅調に推移すると予想していた豪ドル円、ユーロ円の上値が、逆に重く感じていることです。どちらをテーマにするか悩みましたが、ポンドを売るための証拠金が無く、94円台を売り上がっていたにもかかわらずポジションを閉めてしまった豪ドル円を取り上げることにしました。もちろんデモ取引での話ですが、フローで収益を望むのか、キャピタルゲインを望むのか、はっきりしないとこのような事態になることを再度確認いたしました

メジャーの対円に関して昨年のトレンドは、ドル円を除くとあまり大きな違いがなく、本邦の投資家のポジションが傾いてしまうのも納得ができます。本来はあまり値幅が無い豪ドル円(単位価値が小さい分、当たり前ですが)なので、チャートで見る限り深く見える上下でも4~5円程度と、まさしくキャピタルゲイン向けの通貨ペアであることが見て取れます。

あくまで、このような特色があるペアでは、買い場探しに徹した方が投資効率が良いのですが、もう少し状況が好転するまで新規取引という立場では開始し辛いように見えます。

続きはTFnsの「テクニカルクリップ」で占っています。よろしければおすすみください。もちろん、無料コンテンツです。


著名な外国為替取引ニュースサイト「FOREXPRESS」に当管理者の為替コラムを連載中



AUDJPY 2006年の総括と将来のポイント

2006-12-29 15:16:24 |    -豪ドル

本日は豪ドル円の総括です。

本年初頭の下げで出鼻をくじかれたスタートとなり、2005年に比べると“オージー円”という言葉があまり聞かれなかった印象です。上半期は当初の下げの影響を受けて、トレンド転換を意識せざるを得なかった状況でした。2005年は1月を除き金利は5.5%で据え置かれ続けた結果、高金利通貨としての認識もかすれがちでしたが、2006年後半から再び利上げを開始した結果、高金利通貨の認識が再度あぶりだされ、順調に上昇トレンドを継続して今日に至っています。

ユニオンジャックといえば英国旗の図柄のことですが、準メジャー通貨の中でその国の国旗にユニオンジャックがついているのは、オーストラリアとニュージーランドです。英国を含めてこの3カ国をまとめて「コモンウエルズ」と呼ぶ場合がありますが、コモンウエルズ通貨の金利に関しては“高金利”というイメージが強く、2006年に外国為替取引を始めた皆様の中でも恐らく高金利通貨といえばコモンウエルズ通貨を連想する方はかなりいらっしゃると思います。

確かに2004年後半、米国が利上げのサイクルに入る前までは先進国通貨の高金利ベスト3がこの3通貨であったことは事実です。しかし、米国が利上げを始めるとドル色の強い通貨も追随して金利を上げ始める中、コモンウエルズは比較的冷静であり、実際には金利差縮小傾向の中でかろうじて高金利通貨としての立場を維持できていました。

2006年の顕著な動きは、日本と同じような立場(不況で利上げからは遠い状況)にあった欧州の各通貨にまで、利上げの波が及び始めた事でしょう。相変わらずコモンウエルズ通貨が高金利の位置を維持していることは事実ですが、その他通貨全体が利上げをした結果、圧倒的な優位性は間違いなく失われています。

まさか、ユーロドルが未だにユーロロングでスワップポイントがもらえるとお考えの方は少ないと思いますが、一度刷りこまれた情報を根本的に修正するには時間がかかるものです。為替などの価格は、本来であれば金利事情の差異などで単純に昔と今を比較できないはずですが、10年程度昔の価格が今でも影響を及ぼしているように見えることは、チャート分析をしていて良く遭遇することです。

つまり、コモンウエルズに関しては対円で見てこそ依然として旨みがあるようですが、その他通貨でのクロスでは明らかに金利差は縮小しており、本邦投資家の皆様も念頭に入れておく必要がありそうです。コモンウエルズの中でもポンドは流動性という点でも別格としても、他の2通貨に関しては気になります。

唯一、地政学的リスクから逃避する資金が集まり易いオセアニア事情はありますが、日本を除く投資家はこれら通貨の売り時を常にうかがっている様に思えて仕方ありません。

それでも下落しないということなら、基本的に円安相場なのか、或いは世界VS日本人のマネーバトルになっているのでしょうか。



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AUDJPY バルタン星人が出現

2006-10-05 23:40:42 |    -豪ドル
ポンド、ユーロ共に対ドルでも下落基調となっています。

BOE(イングランド中央銀行)は、政策金利を据え置きさほど激しくはないものの、上昇へのモチベーションは明らかに下がっています。
また、今朝から注目されていたECB(欧州中央銀行)総裁のトリシェ氏の発言ですが、インフレリスクについて注意深く監視するといったフレーズは聞かれたようです。しかし、BOEの据え置き理由の一つとしてあがっていたように、原油価格の下落がインフレ沈静化に貢献するとの見方を示したため、年末の利上げ期待が遠のいたという見方から、やはりユーロ売りが噴出したようです。

ドル円はやや平静を保っていますが、やはりユーロ円、ポンド円は短期的なロングの投げが入っているようで、激しくはないもののやはり下げています。

個人的には、原油価格の下落が興味を引きます。為替相場の話からは離れてしまいますが、ガソリン価格が下る期待もあり、安心してお出かけできるのが何よりです。そういえば某大手コンビニが、外資系(一部日本ネームもあった記憶ですが)石油会社とタイアップして、レシートの裏がリッター5円引きのクーポンになっていたことがありました。

たしか、今月一杯使えたと思いますが、レシートをもらった時、「もしかすると下落するかな?」と頭をよぎった記憶があります。 約一ヶ月前ならリッター5円引きは確かに魅力でしたし、活用した方も多かったのではないでしょうか。業者の「高値売り抜け」に皆さんも、一役買ったのかもしれません。もちろん、私もですが・・・。

妻には、最近裏読みばかりする私に「性格が悪くなったかも・・・。どうして割引を素直に喜ばないの?」とも言われてしまったオマケ付きでした、トホホ。

今日の占いは、ついに“バルタン星人”が出現したAUDJPYです。上手くいっているCADJPYの出口も意識してみます。


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