山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

弥彦山@300回記念 2014-2 冬景色

2014-03-01 | 弥彦山の足跡 1・2月+200回
中学校の古文で必修の
清少納言の枕草子は
春はあけぼの(明け方)で始まり
・・・
冬はつとめて(早朝)
雪の降りたるは言ふべきにもあらず
と続きます。
1000年以上昔のことですから
言葉も人の心も
移り変わるのは自然のことだと
思います。
遠い昔の生活をしのぶことができる
タイムマシンみたいなものでしょうか。
寒い朝に
1日の準備のために
まず火をおこす
森や樹木と共存した時代から
今は遠ざかってしまい
ボタンを押せば暖かくなる
便利な時代になり
カタカナ語が多くなりました。
雪のある山に行くと
そんな昔の生活がしのばれる
人間も自然の一部であることを
思い出させてくれます。
回数を重ね
300回も登った弥彦山は
今年
小雪で登りやすく
しかも
雪が絶えない
白い冬を満喫できる
とても気持ちの良い場所になりました。
表参道
時々見かける
目の細い雪だるま

よいお顔をしています。
8-9合目の
たっぷり雪のついた道に
スパイク長靴の足跡

弥彦山山頂から
ロープウェー山頂駅のある鞍部の先に
もうひとつのピーク
多宝山を見る

裏参道
信濃川の大河津分水の河口から
別荘群越しに見る
青空に白い弥彦山

別荘からは
夕日がきれいに見えるのでしょう。
初めて見た
雪で入りにくい真っ白な駐車場

見つけたふきのとうも
雪の下
能見平のすぐ下にある
いつもはきつい
段差のある階段も

雪で歩きやすく
歩数カウンターも
いつもより少なくなります。
白いハイウェイ

裏参道9合目の
まったりとした雪の道

時間は止まってくれません。
春の芽吹きは始まっています。
雪の山で遊べるのも
あと少しです。
今の新潟は
インフラも整備され
四季が楽しめるという意味で
住みよい場所になりました。
end


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