Fukunosukeです。
我々にとっては、食の楽しみは旅のモチベーション。その点バリは街のレストラン充実ぶりも申し分ありません。初めてバリに行ったときは「アジアの島だから、ローカルフード以外期待できないだろう」なんて高を括っていたので、水準の高さとバラエティの豊富さに驚きました。
最初のバリで衝撃を受けたのがスミニャックのクデタ。2005年当時、夜にタクシーでこの車寄せに乗りつけたとき「うわカッコイイ!」とびっくりしたことを覚えています。
その頃は一番お洒落なレストランだったんじゃないかな。ビーチに面したコの字型の建物は、バー、カフェ、ダイニングに分かれていて、ゲストは目的に応じてそれぞれの場所で過ごします。
いやあ、今見てもカッコよかった(これは2009年)
フルーツがたっぷり入った白ワインのサングリア。日本でも飲んだことないです。
料理もしゃれた感じでした。味も美味しかった。
というクデタなのですが、どうも、シェフが変わったりオーナーが変わったりするうちにヘンテコになってしまいました。
ちょっとわかりにくいですが、昔はこんな感じでした(これでも2005年時よりちょっと変わった頃)。手前がビーチですが、この頃はビーチから直接出入りできるオープンで大人っぽい感じだったのですが、、、
数年前に妙なプールができてしまい、ビーチからは出入りできなくなりました。流行のビーチクラブの物まねみたいな感じ。客層も家族連れが多くわさわさしています。
整形に整形を重ねているうちに、目的地が分からなくなってしまったという感じです。
お次は、これも老舗中の老舗。イタリアンのラ・ルッチオーラ。ルッチオと呼ぶ人もいます。
ここはこの建物が素晴らしい。
夜もいいですが、目の前の海は真っ暗で見えなくなってしまうので昼に来る方が気分です。
いいですよね。
フードはまあまあです。シェフが変わるたびに味も評判も変わるので、今どうかは知りませんが(休業中かも)。
でも味はまあまあで十分なんです。このロケーションと建物と潮風があれば、あとは大概のことは許せちゃう。
クロボカンのsardine。オープン間もない2011年に行きました。今もあるみたいですが、味は今も美味しいのかな。
オープンエアーのレストランです。料理はフレンチベースのフュージョンということらしいです。フュージョンって、もう死語?
このレストランの特徴は、、、
目の前が遠くまで田んぼになっていること。この時はハゲハゲでしたけど、抜け感が半端なく、いい雰囲気でした(今は隣に建物が建っているみたいで雰囲気どうかな)。
もちろん料理も美味しかったです。
南の島の観光客相手なのに、洗練されていて気の利いたレストランが数多くあります。毎年の様に新規オープンで話題のお店ができるので、今年はここ、今度はあそこと撃墜マークを増やしていくのも楽しい。
という良さの反面、すぐ味や評判が落ちるのもバリ。新規開店の時はスターシェフを雇って大評判になるのですが、数ヶ月するとそのシェフは他のお店に移ってしまい、味が落ちることがよくあるそうです。なので、事前に調べた評判があてにならないことも度々だし、「ここ美味しかったですよ」と誰かに紹介しても、その人が行く時まで美味しいとは限らない。この辺が難しい。
バリに到着後、現地の詳しい人に旬のレストランを聞いてみるのが正解かもしれません。