Fukunosukeです。
この半年くらいドはまりしている飲食店。
下北沢のサーモンアンドトラウト。
外観は下北沢のカフェかバーですが、なんと和食屋。食べログでは割烹のジャンル。
月替わりのコースと、アルコールまたはお茶のペアリングが基本。
さっそく見たことも無いビールから。
お酒は料理に合わせて珍しいものが
少しずつ提供されます。それもまた楽しい。
マグロの冷たい出汁に、そうめん状に細切りしたズッキーニ、さいの目のゴーヤ。ミントの葉が味のアクセントで面白い。
神経締めした琵琶鱒。トウモロコシ、ウイキョウ、穂紫蘇。どんな味か想像できますか。
アボカド、豆腐よう、海ブドウ、海苔、茗荷。
取り合わせの妙。
じゃがいも、梅コンブチャ(昆布茶ではなく紅茶キノコだそうです)、オカヒジキ、コリアンダーの花。
鱸、蕪、レモン! マスタードオイル。
この鱸も神経締めのもの。油で揚げてから炭で焼いています。レモンは酢橘のアレンジ。
夏鹿、茄子、トマト。ソースは発酵したラズベリー。
冷や汁。胡麻が勝っているので青臭さはなくて本当に食べやすい。
甘味は鶏卵そうめん。パッションフルーツのソースに山椒オイル。
最後に梅羹でさっぱり。
〆のお茶は、台湾まで買い付けに行ったウーロン茶だそうです。
誰でもわかる和食の高級食材は使いませんが、食材にはすごいこだわり。調理や味付けもとてもユニークです。
和食と言うよりはイノベーティブなんだと思いますが、奇をてらった感じはなく、どの料理も完成されていて、昔からそういう料理があったかの様。味覚のセンスが長けているのだと思います。何度行っても驚かされます。
こんなお店、他にあるのだろうか。下北沢の奇跡の様なお店です。
<備考>
今のシェフは二代目で、初代は伝説の料理人なんだそうです。初代のお料理も食べてみたいですが、二代目のお料理もどうしてなかなか凄いと思います。