Fukunosukeです。
あさばには17の客室があります。今回泊まった「巻絹」という部屋は、カテゴリとしては一番リーズ
ナブルな10畳の和室です。部屋風呂は無いのですが、能舞台のよく見えるいい場所にあります。
今夜は、池の真ん中の石舞台で、太鼓のパフォーマンスがあるらしいです。巻絹の部屋は、
能舞台に対しては斜め位置ですが、石舞台の真正面。この広縁は桟敷席の様な特等席です。
部屋から見た能舞台。ちなみに僕は、この掃き出し窓からテラスに出られるのかと思ってましたが、
出られないんですねー。
hiyokoのお誕生日(の翌日ですけど)と伝えておいたので、
軸はおめでたい軸になってました。瑞雲。
あさばの焼き印が押してある饅頭。皮が美味しかったです。
餡は僕には少し甘めだったかな。
浴衣が2枚、パジャマが1着ずつ。寝相が悪いので、浴衣よりパジャマの方がありがたいです。
しかもこのパジャマ、縫い目が肌にあたらないように、縫い代が外に出ているというこだわりよう。
(さすがに、違いはよくわかりませんでしたけど)
洗面台。アメニティ含め、特段ビックリすることはありませんが、きちんと掃除が行き届いているのは
いいですね。
布団メイク。枕は、羽根とそばがらを選ぶことができました。
寝具の寝心地はいいです。でも今のところ、旅館では俵屋が
一番かな。
ちょっとしたことで感心したのですが、掃き出し窓のカーテンは、
完全に遮光用。だから、見た目には美しいわけではないのです。
なので、戸袋ならぬカーテン袋がこしらえてあって、日中カーテンが
不要な時間は、こうして目に見えぬよう仕舞ってしまうのです。
こんなふうになります。
俵屋もそうですが、日本家屋の「当たり前の物や造作」でも、それが
美しくないなら、何とかして排除したり、目立たなくなるように工夫
しているのですね。
そういう気概、あるいは精神というのが、施設を進化させ続け、常に
新鮮で魅力的な宿を維持する力になっているのでしょうね。
維持をするために、進化しなければならないということかー。