福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日七月十二日は忍性菩薩御入滅の日です

2024-07-12 | 頂いた現実の霊験
今日七月十二日は忍性菩薩御入滅の日です。嘉元元年1303年、七月十二日極楽寺において、忍性菩薩は入滅されています、87歳でした。「良観上人舎利瓶記」には「良観上人、法諱は忍性、西大寺の沙門なり俗姓は伴氏、その考(父)は伴貞行、その妣(母)は橘氏の女也。建保五年(1217)丁丑七月十六日大和国城下郡屏風里に生る。貞永元年1232七月十日十六歳にして出家し道に帰す。天福元年1232、東大寺戒壇院において登壇受戒、その後興正菩薩に随い仁治元年1240、四月十一日、通受は西大寺においてこれを受け、別受は家原寺いおいてこれを受く。遂にすなわち律宗を恢興し、かねて密教を弘伝す。智行相備わり、薫修若くして積み、人は慈悲に帰し、世は興隆を仰ぐ。之を以て遐方近士の尊卑緇素恭敬頂礼、帰服信向せざるはなし、いはんやまたただに東国の帰敬のみならず、すでに上都の尊崇に及び、特に東大寺の大勧進をうけたまはり、ふたたび天王寺の別当職に補せらる。寿八十七、今茲七月十二日の子の刻、端座常の如く僧伽梨を着け、心は観念に住し、手は密印を結び、口には秘明を誦し、奄として極楽寺に終わる。すなわちその暁の寅の刻、寺の西畔にて火葬す。弟子ら再覲ながく絶え、攀慕やむことなし。ただ悲涙をぬぐひ、泣いて遺骨を拾ひ、舎利を相分け、三所に留め置く。一分は極楽寺、一分は竹林寺、一分は額安寺なり。これ遺命によるなり。銅瓶の中に入れ、遺跡の霊墳に納め、一心の礼を励み、当来の三会を約す。嘉永元年歳次癸卯十一月日、付法住持沙門栄真、石塔願主比丘禅意、彫手作沙門入道良殿」
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