第二課 誰でも持つたから
頭は考えて分別し、
胸は感情を披瀝する。
腹は蔵おさめて貯え、
手足は動いて実地に当ってみる。
頭でいけなければ胸で、
胸でいけなければ腹で、
腹でいけなければ手足で、
そして全体として、完全な協同作業チームワークが取れています。
私たちの唯一の財産、最初にして最後の財産=身体には、これだけの機能はたらきが備わっています。およそ世の中に、これだけの . . . 本文を読む
「昨日12日の、講元様の、ブログと
「興教大師覚鑁上人ご入滅」の二つは、私にとって、大変刺激に
なりました。物語、確かに、人の、人生の生き方そのものが、日々
物語の連続です。ただ、馬齢を重ねるだけか、遊戯笑語し,諂誑
詐偽して、むなしく日を過ごすか、食うことだけ、金金金だけの時間
を過ごすだけでは、物語は、月並みのものだけになるでしょう。
やはり、日本男子たるもの、廃れたとはいえ、端然・毅然・凛と . . . 本文を読む
「神様仏様に守られた一年でした
今年はいつにも増して、たくさんの神仏のご縁をいただきました。
まずは6月、日本三大弁財天のひとつ、天河大弁財天社に仕事でおじゃまする機会を得ました。
この地はまた、お大師様とも非常にゆかりが深く、お大師様が修行をした不動滝や、
阿字観を完成させたという石碑があり、それらの場所をお詣りすることができました。
天川村に入る手前で、白い馬のいる丹生川上神社下社へも立ち寄 . . . 本文を読む
先日川崎大師にお参りしたとき高浜虚子の句碑を見つけました。「金色の涼しき法の光かな」というのものです。
「金色の法の光」とは相当の表現です。まさに大日如来のことを詠んでいるのです。大日如来の光は「暗を除き遍く照らす(除暗遍明)、大日如来の光の力によりあらゆる働きを成し遂げる(能成衆務)、その光は滅することがない(光無生滅)」とされます。
解説には「昭和三十三年五月十四日 再建本堂へご本尊遷座の . . . 本文を読む
先日高野山をお参りしてきました。御廟でいつものように理趣経をあげました。ここではいつも「弘法大師講式」「弘法大師行状要集」等にある「居卜於高野山樹下。心神雖遊問兜卒天上。日々の影向をかかさず処々の遺跡を検知す。」をおもいだします。お大師様の旧跡や『南無大師遍照金剛』ととなえるところには、お大師様がここから無数のお姿となって済度にお出かけになるのだと肌で感じます。
ふと御廟の空をみあげると、杉の大木 . . . 本文を読む
昨日、とりあえず自分が把握できた講演会の概要を書いておきましたが、内容よりも講演会のロジや出席者について感慨深いものがありました。
まずロジを僧衣を着された僧侶の方々がやっておられて数百人の俗人が客分の聴衆として事務方の僧侶のかたに受付、会場整理等のお世話になっているのに驚きました。本来僧侶は法を説く立場で俗人はそれを尊び僧侶の方々を上座に据え雑用は俗人が行うべきものです。末世になるとこれがあべこ . . . 本文を読む
今日10月5日(土) 午後2時~5時、東京大学駒場キャンパス数理科学研究科棟
で松井孝典(千葉工業大学惑星探査研究センター所長、東京大学名誉教授) と佐々木閑(花園大学国際禅学科教授)の「宇宙と人類」と題する 対談を聞いてきました。
松井博士は人類の起源は地球外からではないかという仮説をたてて、「赤い雨」というインドやスリランカで地球外のものらしきDNAを含んで降った赤い雨を研究している、とか . . . 本文を読む
「それは滝行?それとも水浴び?」
高尾山で2回目の滝行のご指導を受けました。当日はたまたま50歳の誕生日。これまで20歳、30歳、40歳という節目の誕生日にどこで何をしていたのかさっぱり覚えていない私ですが、今回は思い出に残ることでしょう。一時の猛暑も去り、9月の高尾山では秋の気配も感じました。
今回もおよそ20人の方が参加、やはり半数が女性です。前回は陽気な若い男性に話しかけられたりもし . . . 本文を読む
今年第62回式年遷宮を迎える伊勢神宮の御白石持行事に8月に参加してきました。
神宮は式年遷宮に向けて8年前から準備が始まっています。御白石持行事は新御敷地に敷き詰めるお白石をお納めする神事です。遷宮にあたり最初に行なわれる御造営のための用材を伐採する為の儀式から始まって30程の祭、行事が遷御までの間に執り行われます。その中で伐り出された御用材を内宮と外宮の境内に曳き入れる御木曳行事と、私が参加した . . . 本文を読む
高尾山滝行と高野山参拝、そして東京へ
夏休みを利用しての活動をご報告します。
8月27日に高尾山の蛇滝にて滝行修行の指導をしていただきました。高尾山には蛇滝のほかに琵琶滝もあり、どちらでも月に数回、初心者にご指導をいただけるということですが、日程の関係から蛇滝にうかがった次第です。
不思議にも滝行を思い立った動機を思い出せません。ネットサーフィンでたまたま高尾山のページにたどり着いた、という . . . 本文を読む
講で坂井師が紹介された、空海「秘蔵宝鑰」(加藤純隆、加藤精一訳)(角川ソフィア文庫)を何度か読んでいるところです。あとがきによい文章がありましたので、ご紹介します。
「多様な価値観に取り巻かれた平安初期の人々は、右往左往して、あやうく流されそうになったのであるが、空海の十住心思想によって人々は混乱から立ちなおり、それぞれの考えを生かしながら大きくまとまって真実への道を進むことができたの . . . 本文を読む
昨夕、以前から親しくしていただいている一部上場会社のオーナー社長とお話ししました。その社長は一代で会社を起こし一部上場にし、さらに大きく発展させようとしています。その人とすっかり意気投合して話し込みましたが、いつも一致するのは「世の中は我々の気が付かない深い深いところで回っている」ということです。いままでに出会った経営者でこういう深いことに気が付いている人はいませんでした。大成功をおさめた上にさら . . . 本文を読む