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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2022-02-09 18:05:59 | 他の音楽
○ドヴォルジャーク 交響曲第8番 ミュンシュ/ボストン交響楽団 1961年

とても堂々とした演奏と思います。力強く骨太です。
第2楽章第1部の終わり近くの盛り上がるところで、ティンパニがトリルでなくメロディに沿って叩いているのが異質です。この部分は、アンチェルがボストン交響楽団に客演したときも同じことをしていましたので、この楽団のティンパニ奏者の解釈なのかもしれません。
同じ2楽章の第2部の盛り上がりの頂点に達する前のトランペットがアクセントを弱めに吹いていて新鮮でした。第3部の終わりのところでの和音の刻みは力強く鋭いです。


紹介したい演奏はこれで終わりますが、どの演奏が良いのか迷ってしまいます。
以前から好きだったのはクーベリックの1975年大阪ライヴです。
ティンパニが元気なのと、第1楽章第1主題の提示が終わり、第2主題に向けての経過部に移る前のティンパニの強打のあとでいったんテンポを落としているのが好きだからです。それをしている指揮者は幾人かいますが、その他もあわせて総合的に見ると、このクーベリックの演奏が一番という感じです。
同じ理由でワルター/コロンビア響の演奏も良いです。

第1楽章第1主題あとのテンポの変化という条件を外すと、いい演奏がたくさんありました。
・ノイマン/チェコ・フィル(旧盤) アンチェル時代のチェコ・フィルの響きが残っています
・マッケラス/ロンドン・フィル とてもダイナミックです。
・インバル/フィルハーモニア ちょっと暗めですがこの演奏好きです。
・ジュリーニ/フィルハーモニア 色々表現しようとしている意欲を感じます。
・ドラティ/ロンドン響 早いテンポのところでの力の入りようは凄いです。
・ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィル 遅いテンポの演奏ではジュリーニ盤よりこちらのほうが好きです。
・ミュンシュ/ボストン響 今回紹介したもの。
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