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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2012-01-11 22:10:56 | 他の音楽

○ブルックナー 交響曲第9番 ジュリーニ/シカゴ交響楽団 1976年12月1、2日


ジュリーニ/シカゴ響のEMI録音集でお目当ての曲です。


LP時代のジャケットの帯には、「名器シカゴを巧みにコントロールし、彫塑の限りを尽くしたジュリーニ入魂のブルックナー」と書かれています。こういう文章は多少宣伝文句もあるかもしれないようなものもありますが、この演奏に関して言えば、まさにそのとおりと思います。


金管楽器が、全体にわたって曇りなくくっきり響き素晴らしいです。特にトランペットは目覚ましく、キラキラした素晴らしい響きを奏でます。

3楽章のコラール風の動機でのトランペットは、他の演奏では聴けない輝きがあります。一方、1回目のコラール風の動機の中間で弦楽器が上下する音を刻むところがありますが、ここでは一音一音くっきりと奏していて、今まで聴けなかった音が聴こえてきます。

1楽章も素晴らしく、ウィーン・フィル盤のような大げさな巨大さはなく、それゆえ肩肘張らずに聴けます。

2楽章は中間部が早いテンポなのが特徴的です。

(写真はLPのジャケット)

Giulinibrucknersym92

コメント
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