○ドヴォルジャーク スケルツォ・カブリチォーソ
○ドヴォルジャーク 交響詩「野鳩」
○ドヴォルジャーク 交響曲第6番
○ドヴォルジャーク スラヴ舞曲第6番(アンコール)
○ドヴォルジャーク 歌劇「ルサルカ」よりポロネーズ他(アンコール)
佐伯正則/ナズドラヴィ・フィルハーモニー
ドヴォルジャークの交響曲全曲演奏を目指して活動しているナズドラヴィ・フィルの5回目の演奏会。
これまで、1~5番までの交響曲を演奏し、今回は、第6交響曲をメインとしたプログラム。
最初のスケルツォ・カプリチォーソ。出だしのホルンは素晴らしい響きでしたが、全体的には、まだドライヴがかかっていない感じがしました。
でも、2曲目の「野鳩」は大変素晴らしかったです。この曲のほの暗さがよく表現されていたと思います。出だしのティンパニの音がはっきりと聴こえ印象的でした。
第6交響曲は、ドヴォルジャークの作品を多く聴きたいと思ったきっかけになった曲です。演奏は、中々興味深いものでした。出だし、ちょっと荒っぽいと感じましたが、第2主題のオーボエは絶品でした。
でも、なんといっても終楽章には驚かされました。テンポがよく動くこと。そして、弦楽器で第1主題が提示された後、全合奏で第1主題を奏するところでトランペットが大活躍。まるでトランペット協奏曲でした。
最後はテンポを動かしつつ、大団円を迎え、壮大に終わりました。
以前、群響でも定期で採り上げたことがあり、こちらはオーソドックスな演奏でした。でも、今日の演奏は、色々なところでテンポの変化があり、また金管がとても元気よく、木管も美しく、聴いていてとても新鮮さを感じました。
アンコールでルサルカのポロネーズが演奏されましたが、その前奏の曲名がわかりませんでした。序曲ではないようなので、ポロネーズに入る前の場面の曲なのでしょうか?(全曲盤を持っていませんので)
ポロネーズは、第1回演奏会のアンコールで演奏され、それ以来、お気に入りの曲になりました。控えめなハープがとてもチャーミングです。
(日野市民会館)
ついでに次回の演奏会を書いておきます。
ナズドラヴィ・フィル第6回演奏会
○日時:平成24年9月2日(日)14時
○場所:立川市民会館
○曲目:ドヴォルジャーク チェロ協奏曲、交響曲第8番
○指揮:佐伯正則