○シューベルト 「春の想い」、「魔王」
○サン=サーンス 「サムソンとデリラ」より「あなたの声に私の心は開く」
小川明子(A)、森田義史(Pf)
○???? 水谷晃(Vn)
○モンティ チャルダッシュ 水谷晃(Vn)、森田義史(Pf)
○フンメル 「ドン・ジョバンニ」により「私の恋人を慰めて」の主題による幻想曲
池田美代子(Va)、森田義史(Pf)
○サン=サーンス 「動物の謝肉祭」より「白鳥」 L.グルチン(Vc)、森田義史(Pf)
○「赤とんぼ」、「さくら」 R.グルチン(Vc)
○ピアソラ KICHO 山崎実(Cb)、森田義史(Pf)
○リスト 「ファウスト」より「ワルツ」 森田義史(Pf)
○シューベルト 「ます」 小川明子(A)、森田義史(Pf)
○シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」
森田義史(Pf)、水谷晃(Vn)、池田美代子(Va)、L.グルチン(Vc)、山崎実(Cb)
熊谷出身の小川明子さん、森田義史さんと群響首席奏者による室内楽演奏会。出演者一人ひとりが、ソロで持ち味を生かした曲を演奏し、最後は室内楽で合奏という新春にふさわしい演奏会であったと思いました。
一番印象に残っているのは、グルチンさんがソロで弾いたプログラムにない(すなわちアンコールということ)曲、赤とんぼと桜です。特にピチカートがばっちり決まっていて素晴らしかったです。
池田さんが弾いた「私の恋人を慰めて」の主題による幻想曲は、6年前、草津で聴いた曲で、以来ずっとドン・ジョバンニのアリアと勘違いしていました。今日聴きながら、どんな場面の曲だったかと考えていて、この曲のあとの曲が頭に浮かび、それは騎士長の墓の場面ということに気づき、その前の場面なのでドン・オッターヴィオとわかりました。(あとで解説を見たらちゃんと書いてありました。)そんなことを考えながら、ヴィオラの温かみのある音色に聴き惚れていました。
※さらに後で、騎士長の墓の場面に入る前に、ドンナ・エルヴィーラのアリアがあったことに気付きました。すなわち、ドン・オッターヴィオのアリア、ドンナ・エルヴィーラのアリア、騎士長の墓の場面の順です。
水谷さんは、モンティの曲の前にプログラムにないソロを1曲弾いてくれたのですが、これもアンコールと言うのかしら。モンティの曲は浅田真央ちゃんが演技に使った曲です。
森田さんのグノーのファウスト・ワルツも中々迫力あってよかったです。
最後は、歌曲とピアノ五重奏曲の「ます」。
時々、ヴィオラが旋律を弾いて、いいなぁと感じつつ聴きました。終楽章ではこれで終わり?という場面が何回かあり、拍手のフライイングがありました。
(熊谷市立文化センター文化会館)