My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2010-01-25 18:10:32 | フリッチャイ

○モーツァルト ドン・ジョバンニ フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団他 1958年9月15~26日、10月9日


ADFディスク大賞を受賞したスタジオ録音。


1961年秋のベルリン・ドイツ・オペラとのゲネ・プロ、ライヴ録音での重厚さはないものの、よく弾む、ピチピチした演奏といいましょうか、弦楽器、木管楽器がとても活き活きしています。


今日は1幕を聴きましたが、1幕では、ドンナ・エルヴィーラの登場からレポルロが「カタログの歌」を歌うまでの場面が好きです。

エルヴィーラのシュターダーは、ベルリン・ドイツ・オペラでのローレンガーのような可憐さはないものの、悩める淑女を好演していると思います。


シュターダーは、フリッチャイの指揮について「単に伴奏するのではなく、声部の旋律的な展開に対して全くぴったり息の合った基底を作ってくれたのです。」と回想しています。でもこれは決して控えめということではなく、オーケストラが主張するところは主張し、しかし歌手を圧倒してしまうということではなく、まさにバランスよく溶け合っているという感じがします。

特にエルヴィーラが歌う場面で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと動機を順に演奏する部分は絶妙です。

Dongiovanni2

コメント
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