football smile

the days turn into months and years

KSD44

2010-05-13 | design
外構工事が始まりました。そしたら諸事情により、仮設の現場事務所が建っているところを緑地にしなければならないことが判明しました。早々に撤去しようかという意見もありましたが、これから既存建物の改修工事もあるので、結局8月まで残すことになりました。しかし、それでは緑地の施工ができません。そうすると開発の検査が受けられません。そこで現場は考えました。そうだ、現場事務所を5mほどずらしましょう。というわけで、建物を解体せずにレールに乗せて場所を移動することになりました。いわゆる曳屋というやつです。建物を引きずって動かすなんて、いやいや大抵のことはできる世の中になったものです。まあ、ビルだって動かしちゃう時代ですから、仮説の現場事務所なんてチョロいものです。

夕方現場へ行くと、曳屋の準備で事務所は立入禁止ということで、職人さんたちは屋外にテーブルを並べて休憩していました。何だか和気あいあいで楽しそうでした。自分も顔見知りの職人さんに挨拶をして、辺りをウロウロしていました。建築って設計者がつくっているわけじゃあなくて、職人さんたちがつくっているのです。だからこの人たちには頭が下がるばかりです。実は、本当に頭を下げてやってもらったところも多々あります(笑)。ここにきてみんなが笑顔なのは、きっとできた建物に自信があるからだと思います。

いつもなら自分も作業服なのですが、今日は朝から別件の打合せがあったのでスーツを着ていました。これがね、現場ではものすごく違和感があるのです。何か偉そうですごく嫌いです。
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