今年の出席者は、AOMUWの5人。カミちゃんはちょっとやらかしてしまって、禁酒令発令のため欠席。鳴門の巨匠はいつもの通り電話出演。来年はゆっくり話がしたいものだ。みんな家庭に仕事に忙しい年齢となった。それでも、みんなと会う時間は必要である。
自分は友達が多い方ではないと思う。基本的にひとりで過ごす時間が多い。それでも、一緒に仕事をしたり、一緒にサッカーをしたり、観戦したり、そういう人達は確かに存在する。ここへ来てみんなと話をしていると、自分を取り巻く人達のことを思い出す。
というわけで、来年も12月29日大宮駅豆の木集合で。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝
2015年12月29日(火)13:05キックオフ
味の素スタジアム
浦和レッズ 1 - 0 柏レイソル
今年はオジサン2人でサッカー観戦というシチュエーションが数多くあった。みんな忙しいからね。というわけで、締めくくりもやはりオジサン2人である。一昨日に続いてイマノ氏と味スタへ。日当たりの良いバックスタンドは暖かい。調子に乗って前から3列目に陣取ったため、ほぼ選手目線である。これはなかなか経験できない視界である。
今日の試合で浦和に必要だったことは我慢。これに尽きる。チャンスは作れていたので、楽観視していたのだが、早々に柏木君の負傷交代で状況は一変してしまった。ここからさらに我慢が始まる。攻撃の基点をサイドに絞って、関根の突破で打開を図る。しかし、せっかくのチャンスを武藤がことごとく外しまくる。まだまだ我慢。
あれだけポカポカと暖かだったバックスタンドも、すっかり日影に覆われた頃、ようやくゴールネットが揺れた。延長から投入された忠成が決めた。左サイドから切れ込んだ梅ちゃんの突破からだ。右がダメなら左から。とにかく我慢して攻め続けた甲斐があった。何事にも我慢が必要。そういうことか。これでようやくタイトルが見えた。ACLのプレーオフ免状もありがたい。
予定外の延長ですっかり遅くなってしまった。忘年会に遅刻しちゃう。忠成へ拍手を贈って、大宮へダッシュする。
最近またBUCK-TICKをよく聴いている。豊かな音楽性というか、ジャンルにとらわれないというか、節操がないというか、時代毎、作品毎に多種多様な楽曲を生み出している。その中から好きな曲を選んでみたら、何かしらの共通点が見えてくるのではないか?という興味が湧いてきた。というわけで、ベスト10を選曲してみる。
01 さくら
02 MISS TAKE
03 FLAME
04 羽虫のように
05 ミウ
06 Ash-ra
07 ドレス
08 ROMANCE
09 月下麗人
10 idol
こうして結果を並べてみると、まあ自分の趣味がよく表れているなあと思う。新旧問わずマイナーな曲調ばかりだ。1位は一般的には以外かも知れない。もしファンの人がこの順位を見たら、こいつはBUCK-TICKに何を求めているのか?ということがわかるのではないか。サビのメロディと印象的なギターのフレーズ。そういうことか。
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 決勝
2015年12月27日(日)14:00キックオフ
等々力陸上競技場
アルビレックス新潟レディース 0 - 1 INAC神戸レオネッサ
日テレ・ベレーザを応援しているイマノ氏は、早々に決勝戦のチケットを購入していたらしい。ところが、準決勝でまさかの敗退。それでも観戦に行くというので、同行することにした。ちなみに我が浦和は、準々決勝で早々に姿を消している。先日、引退を発表した澤穂希のラストゲームとあって、等々力陸上競技場には2万人の大観衆が集まった。しかし、サポーターの数では新潟が圧倒していた。かく言う我々も新潟側に座ったため、神戸の応援は全然聞こえない。このあたり、なかなか複雑な選手とクラブとサポーターの関係が顕著に現れている。
当然のように、澤はゴールを決めてチームを優勝に導いた。出来過ぎた結末を自らの手で引き寄せるあたりは、やはり特別な選手なのだと思う。すごいねえ。さすがだ。
しかし、それ以上に今日の試合で感心したのは、新潟の上手さであった。堅い守備からのビルドアップは、神戸より数倍完成度が高かった。むやみに前へ蹴り出すことはしない。それは、意図のないパスがほとんどないということである。その意識はJ2のチームより徹底されているみたいだ。外へ中へ逆サイドへとボールを運ぶ連携は、チーム力の高さをうかがい知ることができる。あとは決定力があれば、さらに強くなるだろう。キャプテン上尾野辺がサイドに開いてゲームを作るあたりが、実は今日の試合の見どころであったような気がする。
どういう立ち位置で何を観るか?それによって得られるものは異なる。素直に「澤すごかったね」という感動がある一方で、本気で勝ちに行った新潟の頑張りもまた感動に値する。新潟のホームゲーム扱いのはずなのに、何でアウェーの白いユニフォームだったのかなあ。
BUCK-TICK
21 FEB 1991
iTunes
http://www.buck-tick.com
やはり「殺シノ調ベ」を聴いたら「狂った太陽」も聴かなくちゃ。というか、「狂った太陽」がなかったら「殺シノ調ベ」もできなかったと言われている。これこそ、BUCK-TICK初期を代表する大傑作アルバムである。ここで作品としての完成度が一気に上がった。これ以降のアルバムは、どれも安心して聴くことができるが、それぞれに癖があり過ぎるきらいがある。その点、このアルバムは非常にシンプルでわかりやすいのではないかと思う。
「MY FUNNY VALENTINE」「変身 [REBORN]」「地下室のメロディー」(このギターソロは本当に凄い)「太陽ニ殺サレタ」といった具合に、個人的にも好きな曲が目白押し。中でも「さくら」は、BUCK-TICK全作品の中でもいちばん好きな曲である。この曲を聴くと、改めてバンドの持つセンスとクオリティを実感することになる。
ちなみに、この不思議なカバーデザインは、初回限定パノラマ・クリアー・ジャケット(特殊プリント・フィルム6枚付き)によるもの。知らない人には、意味がわからないよね。New Order の「Low-Life」のLPと同じような感じ。
FIFAクラブワールドカップ 2015 決勝戦
2015年12月20日(日)19:30キックオフ
横浜国際総合競技場(NTV)
リバープレート 0 - 3 バルセロナ
トヨタ杯が始まった頃は、南米の強さばかりが目立って、欧州はまったく勝てなかった。それがいつの頃からか、その構図は逆転してしまった。しかし、欧州代表バルサの3トップMSNは、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルの南米トリオである。それがサッカー界の現実だ。メッシは母国のクラブとの対戦をどのように思っているのか?4年前の決勝戦、南米代表サントスの選手として奮闘していたネイマール君も、今ではその一角を担っている。そういうところも、クラブチームの大会の面白いところ。
最後まで唄うことをやめないリーベル・サポーターの想いは届かず、やはりバルサが快勝した。まあ、そういうものだろうなあと思う。情熱だけでは勝てない。でも、お金だけでも勝てない。全てを揃えることができたクラブだけが、栄光を手にすることができる。それがサッカーなのだ。
ちなみに、4年前の感想はこちら。
http://blog.goo.ne.jp/football_smile/e/b7fabb976ca307ac4c25f69e318563e9
FIFAクラブワールドカップ 2015 3位決定戦
2015年12月20日(日)16:00キックオフ
横浜国際総合競技場(NTV)
広島 2 - 1 広州恒大
お金があれば強くなれる。お金がなくても強くなれる。クラブチームの面白さは、そういう組織を支える哲学みたいなものの多様性にある。与えられた条件は、決して平等ではない。そこに浮かび上がるのは、クラブが存在する意味に他ならない。決してお金持ちではない広島が、どう見てもお金持ちである広州恒大にどこまでやれるか?3位決定戦は、非常に興味深い対戦となった。
やはり今の広島は強い。同点から逆転まで、本当に勝負強さを見せつけた。交代出場した選手が、必ず結果を出す。森保監督の采配もすごいが、それに応える選手もすごい。それがチームとしての完成度の高さの証である。来シーズンのACLに期待を持たせる意味でも、Jリーグ王者がアジア王者を下した意味は大きい。浦和も早くこの舞台に戻って来てほしいものだ。