Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ 予選第5節
2008年5月31日(土)14:00キックオフ
鹿児島県立鴨池陸上競技場
ジュビロ磐田 3-0 東京ヴェルディ
おそらく、最後の鹿児島出張になるはずである。これはもう鹿児島を満喫するしかないのだ。というわけで、なぜか磐田のホームゲームが開催されるという鴨池陸上競技場へ。鴨池というところは鹿児島の中心街からやや離れている。県庁なんかがあるけれど、基本的には海に面したリゾート地という感じ。もちろん目の前には桜島。終わった仕事のことなんてすっかり忘れて浮かれてしまうしかない。しかも泊まったホテルは磐田の選手と同宿という奮発ぶり。ホテルのエレベーターで内山篤監督とすれ違ったりして、いやあこれはもう自分がどこのサポーターだったか忘れてしまいそうだ。
東京は雨で肌寒かったらしいけど、こっちはもう初夏の陽気。突き刺さるような日差しが痛いくらい。南国ムードたっぷりのスタジアムもいい感じである。そんな中で昼のキックオフというのは選手には気の毒だが、まあ見ている方はみんなどこかのんびりしている。ゴール裏の芝生席に寝転がって非常にゆるい感じ。
試合開始から磐田ペースであったと思う。東京Vのフッキ、レアンドロは確かにすごいけど、そこにボールが通らないと厳しい。チームとしての戦い方は磐田の方が上回っている。中盤の船谷、成岡、松浦が攻守に踏ん張っていた。特に初めて見た(と思う)松浦が良い動きをしていた。前半終了間際にジウシーニョが先制点、さらに後半早々にまたもジウシーニョが追加点。東京Vも選手交代で活性化を図るが、カレンの駄目押しで勝負あり。ホーム磐田が妥当な勝利を手にしたのだった。しかしまあ、こういう状況なもんで、試合内容はさっぱり頭に入ってこないというのが正直なところ。南国のリゾート地に真剣勝負は向かないのかもしれない。
さて、ここで終わらないのが遠征試合の醍醐味である。鹿児島空港でフライト時間を待っていると、試合を終えた選手達が続々やって来た。いきなりロビー中の注目を集めるくらいに目立っていたのがカレン・ロバート。私の前で普通に手荷物チェックを受けていたのは田中誠だった。それから周囲を見回すと、おいおい名波がいるよ。携帯を手にした広山や、クリスタルガイザーを買うフッキなんかもいる。ちなみに東京行きの飛行機は東京Vの選手と一緒。土肥、服部、福西、土屋が搭乗してきた。さらに、羽田空港の到着ロビーでバスを待っていたら、柱谷監督、高木コーチ、あとなぜか松木安太郎まで目の前を通過していった。
世間は古巣対決なんてあおっているけれど、空港ロビーで談笑する選手達は実に楽しそうだった。お互いの労をねぎらう同業者といった趣。たとえ試合で敵対していても、ピッチの外では同じプロのフットボール・プレイヤー。相手を敬う気持ちは、こういうところから始まるのかもしれない。名波が昨年チームメイトだったフッキに声をかけていたのが微笑ましかった。試合では出番がなかったけど、名波や中山が帯同する意味はまだまだ大きいのだ。
2008年5月31日(土)14:00キックオフ
鹿児島県立鴨池陸上競技場
ジュビロ磐田 3-0 東京ヴェルディ
おそらく、最後の鹿児島出張になるはずである。これはもう鹿児島を満喫するしかないのだ。というわけで、なぜか磐田のホームゲームが開催されるという鴨池陸上競技場へ。鴨池というところは鹿児島の中心街からやや離れている。県庁なんかがあるけれど、基本的には海に面したリゾート地という感じ。もちろん目の前には桜島。終わった仕事のことなんてすっかり忘れて浮かれてしまうしかない。しかも泊まったホテルは磐田の選手と同宿という奮発ぶり。ホテルのエレベーターで内山篤監督とすれ違ったりして、いやあこれはもう自分がどこのサポーターだったか忘れてしまいそうだ。
東京は雨で肌寒かったらしいけど、こっちはもう初夏の陽気。突き刺さるような日差しが痛いくらい。南国ムードたっぷりのスタジアムもいい感じである。そんな中で昼のキックオフというのは選手には気の毒だが、まあ見ている方はみんなどこかのんびりしている。ゴール裏の芝生席に寝転がって非常にゆるい感じ。
試合開始から磐田ペースであったと思う。東京Vのフッキ、レアンドロは確かにすごいけど、そこにボールが通らないと厳しい。チームとしての戦い方は磐田の方が上回っている。中盤の船谷、成岡、松浦が攻守に踏ん張っていた。特に初めて見た(と思う)松浦が良い動きをしていた。前半終了間際にジウシーニョが先制点、さらに後半早々にまたもジウシーニョが追加点。東京Vも選手交代で活性化を図るが、カレンの駄目押しで勝負あり。ホーム磐田が妥当な勝利を手にしたのだった。しかしまあ、こういう状況なもんで、試合内容はさっぱり頭に入ってこないというのが正直なところ。南国のリゾート地に真剣勝負は向かないのかもしれない。
さて、ここで終わらないのが遠征試合の醍醐味である。鹿児島空港でフライト時間を待っていると、試合を終えた選手達が続々やって来た。いきなりロビー中の注目を集めるくらいに目立っていたのがカレン・ロバート。私の前で普通に手荷物チェックを受けていたのは田中誠だった。それから周囲を見回すと、おいおい名波がいるよ。携帯を手にした広山や、クリスタルガイザーを買うフッキなんかもいる。ちなみに東京行きの飛行機は東京Vの選手と一緒。土肥、服部、福西、土屋が搭乗してきた。さらに、羽田空港の到着ロビーでバスを待っていたら、柱谷監督、高木コーチ、あとなぜか松木安太郎まで目の前を通過していった。
世間は古巣対決なんてあおっているけれど、空港ロビーで談笑する選手達は実に楽しそうだった。お互いの労をねぎらう同業者といった趣。たとえ試合で敵対していても、ピッチの外では同じプロのフットボール・プレイヤー。相手を敬う気持ちは、こういうところから始まるのかもしれない。名波が昨年チームメイトだったフッキに声をかけていたのが微笑ましかった。試合では出番がなかったけど、名波や中山が帯同する意味はまだまだ大きいのだ。