今年のレッズは結局無冠に終わったけれど、ステージ優勝はできたし大満足のシーズンだったのではないでしょうか。おかげで12月までスタジアムへ通うことができたし。来シーズンは川崎フロンターレや大宮アルディージャとの対戦も楽しみ。特に埼玉ダービーはどうなることやら(まあレッズが勝つだろうけど)今からワクワクである。
どうか山瀬が残留してくれますように。気がかりはこれだけ。
何を隠そう、ニック・ローズに憧れてシンセサイザーを買った身としましては、とにかく売れようが売れまいがただひたすらDURAN DURANを聞き続けてきました。メンバーは1人減り2人減り、結局最後まで残っていたのはサイモン・ル・ボンとニック・ローズだけでしたが、それでも彼らはDURAN DURANであることをやめませんでした。ニューロマンティックなどともてはやされたアイドルが、まさかここまで続くとは、おそらく誰も想像できなかったでしょう。
初回限定盤というのを迷わず購入したのですが、最近のライブ映像が納められている付属のDVDがなかなかすごい代物でした。画面に映し出されたその姿は当時の面影など微塵も感じられず、「えっ!これがあのアイドルDURAN DURANなの!」とひっくり返ってしまうほどの衝撃でした。タップタップのお腹を震わせて♪ワイルド・ボーイズはいつも輝いている♪と唄うその姿は、何だか見てはいけないものを見てしまったようで、思わず目をそむけたくなりました。時の流れとはこんなにも残酷なものなのか。
他人が見ればまだまだやれそうなのに「自分の納得いくプレーができなくなった」という理由で現役を引退する選手がいます。その一方で「かつての自分のプレーはできないけれど」あくまで現役にこだわる選手もいます。どちらも一流選手の立派な考え方だと思います。要は自分はどちらを選ぶのか、ということです。
もうすっかり「ベテラン」といえる歳になって、最近はフル出場どころか半分だってしんどくなってきました。どこかで「現役引退」という言葉が頭を過ぎっても仕方のないことです。以前は「チームのみんなに迷惑がかかるようになったらやめよう」と思っていました。でも最近は少し考えが変わってきました。そんなに格好つけたってしょうがないじゃん。迷惑かけたら謝ればいいさ。「そろそろやめてくれないかなあ」って言われたら(もちろんAXISにそんなこと言うヤツはいないけど)、「チョットでいいから出させてよ」って5分でも10分でもプレーさせてもらえばいいじゃん。あんまり格好よくないけれど「好きなことをずーっと続ける」ということは結構価値があることなんじゃないかなあ。
太っちょサイモンが唄う姿を見てそんな風に思いました。