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『週刊ダイヤモンド』2月24日号 - 日本企業の求人が減少、設備投資も不充分で低成長変わらず

2024-02-22 | 『週刊ダイヤモンド』より
ダイヤモンドの半導体特集は後発だけに充実している。
(投資に寄り過ぎだが)今年前半での秀作の一つと言って良いだろう。
特に33頁の半導体の「工程」一覧は保存版である。

「半導体敗戦」の日本でも素材と製造装置では依然として強く、
米国も台湾も日本と手を組まざるを得ないこと(32頁)、
特定企業への依存度が異様に高い特殊な業界であること(79頁)。
野口悠紀雄氏が早い段階から取り上げていた蘭ASMLの強さも分かる。

それだけにNTTの光電融合技術に嫌が応にも期待してしまうのだが、
さてこれだけは神のみぞ知るで、果たしてどうなるだろう?


エントリーのサブタイトルは32頁より。
日本総研の村瀬氏の寄稿で、「企業の新規求人「減少」」とある。
しかも執筆者によれば省力化を含めた設備投資も不充分とのことで、
氏は理由として「先行き不透明感」としているが同意できない。
単純に日本企業が全体として低成長であり円切り下げに依存していること、
肝心の内需が停滞していて依然として低成長が続いているため、とすべきだ。

『週刊ダイヤモンド』2024年2/24号 (丸ごと一冊「半導体」)


今週はどうやら佐藤優氏に大きな失策はなかったが、
中国共産党による台湾攻撃は考え難いというコラムがあり、
今更に氏に頼まなくとも、かなり早い時期に安全保障関連の専門家が
全く同じ内容を同じ根拠で語っていたのでかなり拍子抜けした。
同様の論理で、ウクライナ侵攻は余りに犠牲が大きく大失敗であると
プーチンに対して言って欲しいものである。

屢々リスクシナリオを的中させているイアン・ブレマー氏の方が
遥かに鋭い分析を語っていたと思うのだが。。

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の特集はかなり総花的。
昔GAFAMと言われた各社のビジネスモデルは分かり易いが
殆どの読者にとって既知の情報だろうなと。
(それよりアマゾンを急成長させMSを復活させたクラウドの分析の方が。。)

ところでゲーム関連では常連のソニーが出てこない。
一体どうしたことなのか知りたいところである。

『週刊東洋経済』2024年2/24特大号 (もうけの仕組み ─2024年版─)


今週号で一番良いのは金田信一郎氏の「ヤバい会社烈伝」だろう。
「破綻から10余年 ミラクルへの軌跡」と題して日本航空の復活を取り上げており
矢張り稲盛氏は凄いと痛感したし、日航の新社長にも注目である。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週は東洋経済に注目、ライドシェア論争でまた河野太郎がしくじりデジタル庁の二の舞になるか?

▽ ただ本質は自民党政権の少子高齢化無策と、女性就労促進の失敗にあるのだが。。

『週刊東洋経済』2024年3/2号 (ドライバーが消える日)


▽ ダイヤモンドは「劣等生だった日本株が変貌しつつある」と不吉な煽り特集、真性バブルの証左

『週刊ダイヤモンド』2024年3/2号 (新NISAで狙う強い日本株)


▽ エコノミストの方が冷静、「米中対立で日本が復活」とはっきり真相を書いている

『週刊エコノミスト』2024年 3/5号【特集:株 バブル超え】


「衝撃の調査結果 賃上げ「2023年超え」は1割」ともあるが、極めて妥当な数値と思う。
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