原油先物が更に続伸するかと問われれば
答えは「Yes」。しかし時間は必要です。
今の状況で突出してエネルギー価格が高騰すれば
回復しかけた経済が破壊されてしまします。
市場でも経済でも局所に力が集中して歪みが生じると
いずれその反動を覚悟しなければなりません。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 米ドルの反発を受けて急騰、
5月第一週の高値を更新して
一時は77円台にまで肉迫しました。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
心理好転が明確になってきた昨今ですが、
最も油断できないのはこうした時期です。
夏には各国の景気対策の効果が薄れてきます。
GM問題も山場を越えつつあり、材料出尽くしは近い。
第1四半期の米GDP改定値は上方修正、年内にプラスとの見方も(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-383000.html
”米商務省が29日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)の改定値は
年率換算で前期比マイナス5.7%と、速報値のマイナス6.1%から上方修
正された。
市場予想はマイナス5.5%だった。3四半期連続でのマイナスは1974
─75年以来。
市場では、減速ペースが鈍化するなか、年末までにプラス成長に転じる可能
性もあるとみられている。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロー氏は「景
気後退は緩和してきている。第2・四半期は約3.0─3.5%の減少にとど
まり、マイナス成長を示す最後の四半期となる可能性がある」との見通しを
示した。
内訳では在庫変動が914億ドル減で、GDP全体を2.34%ポイント押
し下げた。第4・四半期は258億ドル減だった。
在庫変動を除くベースでは、GDPはマイナス3.4%だった。
輸出はマイナス28.7%で1971年第4・四半期以来の大幅な落ち込み
となり、GDP全体を3.86%ポイント押し下げた。前四半期はマイナス
23.6%だった。
民間設備投資はマイナス36.9%と、過去最大の落ち込み。
民間住宅投資もマイナス38.7%で、1980年第2・四半期以来の大幅
な減少。
個人消費支出はプラス1.5%になったものの、速報のプラス2.2%から
は下方修正された。うち耐久消費財はプラス9.6%と06年第1・四半期
以来の大幅な上昇となり、個人消費を押し上げた。”
→ この楽観は、既に株式市場が織り込んでいます。
問題は次のストーリーがないまま
危うい足元に市場参加者が突然気づく可能性です。
先月であれば好材料であっても、
来月にはもうそうではありません。
原油相場、3年以内に1バレル150ドル付近に高騰も=サウジ石油相(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-382015.html?C=S
”サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は25日、原油価格が向こう3年
以内に、2008年につけた記録的高値である1バレル150ドル近くまで
高騰する可能性があるとの見方を示した。
また、長期的に生産量を引き上げるために一段の投資が必要だと述べた。
主要8カ国(G8)エネルギー相会合はこの日、金融危機によって石油セク
ターへの投資に遅れが生じることがあってはならないとの認識で一致し、2
日間の協議を終えた。
ヌアイミ石油相は、会合の講演原稿で、現在の石油需要の落ち込みと相場下
落は景気後退を受けたもので、今後の動向を反映するものではないとし、原
油相場は再び高騰に向かっていると指摘。「われわれは短期的な状況に関連
したボラティリティに動かされるのではなく、長期的なフォーカスを維持し
ている」とした。
また、原油の価格低迷と需要落ち込み、コスト高、信用市場のひっ迫、代替
エネルギーに焦点を当てたエネルギー政策などあらゆる要因が相まって新規
プロジェクトに打撃を及ぼしているとし、「他国が同様に新たな拡張プロジ
ェクトに投資しなければ、2─3年以内に2008年と類似した、あるいは
それよりもひどい価格高騰に見舞われる可能性がある」と述べた。〔以下略〕”
→ 原油先物は再び高騰するでしょう。
新興国がリードする新経済の必然です。
世界経済が好況下の健全な資源高となるか、
世界経済が停滞する中での危険な資源高となるか。
問題はそこです。
いずれにせよエネルギー権益を持つ商社と
代替エネルギー関連は今年の最重要ポイントです。
東京外為市場・15時=ドル96円半ばで弱含み、豪ドルやNZドルの上昇目立つ(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200905290109.html
”午後3時現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から下落
し、96円半ばで取引されている。ドルは前日海外市場で一時97.24円
まで上昇し半月ぶり高値をつけたが、きょうの東京では利食いに押される展
開となった。月末にあたるこの日は、実需筋からもコンスタントなドル売り
が見られたという。米長期金利の低下を受けて、仕組み債がらみのドル売り
需要がみられたとの指摘もある。
ドルは午前の取引で、高値の97.00円から一時96.25円まで下落した。
ユーロは終盤にかけて1.40ドル台に乗せ、一時1.4015ドルをつけた。
また、米長期金利の低下と株高を受け、豪ドル、NZドルは堅調となり、豪
ドル/円は一時76.65円付近まで上昇し、8カ月ぶりの高値をつけた。
NZドル/円は一時6カ月ぶりの高値となる61.10円付近まで上昇した。
両通貨とも、新規の買い材料が見当たらないなか、「短期筋による豪ドル、
ニュージーランド・ドルの買いが活発だが、投信設定にからむ豪ドル買いな
どはきょうは見られない」(外銀)という。
この日は、午後5時に4月ユーロ圏マネーサプライ、6時に5月ユーロ圏C
PI速報値の発表が予定されている。「ユーロ圏CPIのゼロ近辺へのさら
なる低下やM3の伸び率低下が、ECBの追加緩和期待につながるようだと、
このところ上値が重くなってきているユーロに売りがみられ、これをきっか
けにドルと円の買い戻しとなる可能性がある」とロイヤルバンク・オブ・ス
コットランドのヘッドオブFXストラテジー山本雅文氏は予想する。
〔以下略〕”
→ 米ドルは94円台で売り切れずに反発を受けました。
今後、94円台が抵抗線となる可能性があります。
今回は97円台前半で力尽きましたが、
次も94円台で阻止されたらかなり大きな反騰がある筈。
豪ドルは強含みの展開ですが、
米ドルの外乱から解放されることはありません。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、調整の気配を感じます。
先週より更にポジションを減らしました。
為替に資金を移動させる予定。
丸紅(東証一部 8002) 431円
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,348円
昭和シェル石油(東証一部 5002) 942円
石井表記(東証二部 6336) 1,380円
今週、クレディ・スイス証券が
住友金属鉱山の目標株価を1500円まで引き上げました。
ニッケル先物もレンジを突破しており、妥当な数値だと思います。
NY原油:続伸、66ドル台 5月単月で29%値上がり(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/today/news/20090530k0000e020018000c.html
”【ワシントン斉藤信宏】29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原
油先物相場は、米国での経済指標改善や対ユーロでのドル安の進行などを受
けて続伸。指標である米国産標準油種(WTI)の7月渡しの終値は、前日
終値比1.23ドル高の1バレル=66.31ドルと、終値ベースで昨年11
月4日以来、約7カ月ぶりの高値をつけた。
原油先物価格は5月だけで29.7%値上がりし、99年3月以来、約10
年ぶりの上昇率を記録。2月12日につけた終値ベースでの今年の安値33
.98ドルから約3カ月半でほぼ2倍になった。
米景気の底打ち期待から原油需要が回復するとの見通しが高まった他、ドル
安の進行で、ドル建てで取引されている原油先物の割安感が強まった。”
→ 米ドルが94円のラインで跳ね返されています。
この線が心理的な壁となるならば、
ドルも原油も一時後退とならざるを得ません。
さて、どうなるか。
来週はちょっとした分岐点か。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
74円ほどでショートを増やしたのですが、
これはやや早かったかも知れません。
やや苦しい状況、撤退もありかも。。
珍しく米ドルロングも入れたのですがヘッジになりませんでした。
2009/05/29 76.38 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/05/26 74.42 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2009/05/21 73.08 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
現在 > 76.34 豪ドル/円(損益151%)
▼ ポジション解消済み
2009/05/07 74.34 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/14 73.02 AUD/JPY Lev ×2
2009/05/07 75.02 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/06 74.11 AUD/JPY Lev ×5
2009/04/30 72.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/30 70.71 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/28 67.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 68.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 69.17 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/16 71.80 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/02 69.66 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/03 71.04 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/03/27 67.39 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/03/20 65.80 AUD/JPY Lev ×5
2009/03/12 62.10 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/24 63.20 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルは上昇トレンドに入り始めました」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「77円から70円のレンジ圏を想定」
想定よりも豪ドルの勢いが強いので
短期的な見通しをやや上方修正しました。
今週も米ドル次第。外乱要因が多く、
更なる豪ドル急伸の可能性は低いと考えます。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
(当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
答えは「Yes」。しかし時間は必要です。
今の状況で突出してエネルギー価格が高騰すれば
回復しかけた経済が破壊されてしまします。
市場でも経済でも局所に力が集中して歪みが生じると
いずれその反動を覚悟しなければなりません。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 米ドルの反発を受けて急騰、
5月第一週の高値を更新して
一時は77円台にまで肉迫しました。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
心理好転が明確になってきた昨今ですが、
最も油断できないのはこうした時期です。
夏には各国の景気対策の効果が薄れてきます。
GM問題も山場を越えつつあり、材料出尽くしは近い。
第1四半期の米GDP改定値は上方修正、年内にプラスとの見方も(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-383000.html
”米商務省が29日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)の改定値は
年率換算で前期比マイナス5.7%と、速報値のマイナス6.1%から上方修
正された。
市場予想はマイナス5.5%だった。3四半期連続でのマイナスは1974
─75年以来。
市場では、減速ペースが鈍化するなか、年末までにプラス成長に転じる可能
性もあるとみられている。
FTNフィナンシャルの首席エコノミスト、クリストファー・ロー氏は「景
気後退は緩和してきている。第2・四半期は約3.0─3.5%の減少にとど
まり、マイナス成長を示す最後の四半期となる可能性がある」との見通しを
示した。
内訳では在庫変動が914億ドル減で、GDP全体を2.34%ポイント押
し下げた。第4・四半期は258億ドル減だった。
在庫変動を除くベースでは、GDPはマイナス3.4%だった。
輸出はマイナス28.7%で1971年第4・四半期以来の大幅な落ち込み
となり、GDP全体を3.86%ポイント押し下げた。前四半期はマイナス
23.6%だった。
民間設備投資はマイナス36.9%と、過去最大の落ち込み。
民間住宅投資もマイナス38.7%で、1980年第2・四半期以来の大幅
な減少。
個人消費支出はプラス1.5%になったものの、速報のプラス2.2%から
は下方修正された。うち耐久消費財はプラス9.6%と06年第1・四半期
以来の大幅な上昇となり、個人消費を押し上げた。”
→ この楽観は、既に株式市場が織り込んでいます。
問題は次のストーリーがないまま
危うい足元に市場参加者が突然気づく可能性です。
先月であれば好材料であっても、
来月にはもうそうではありません。
原油相場、3年以内に1バレル150ドル付近に高騰も=サウジ石油相(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-382015.html?C=S
”サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は25日、原油価格が向こう3年
以内に、2008年につけた記録的高値である1バレル150ドル近くまで
高騰する可能性があるとの見方を示した。
また、長期的に生産量を引き上げるために一段の投資が必要だと述べた。
主要8カ国(G8)エネルギー相会合はこの日、金融危機によって石油セク
ターへの投資に遅れが生じることがあってはならないとの認識で一致し、2
日間の協議を終えた。
ヌアイミ石油相は、会合の講演原稿で、現在の石油需要の落ち込みと相場下
落は景気後退を受けたもので、今後の動向を反映するものではないとし、原
油相場は再び高騰に向かっていると指摘。「われわれは短期的な状況に関連
したボラティリティに動かされるのではなく、長期的なフォーカスを維持し
ている」とした。
また、原油の価格低迷と需要落ち込み、コスト高、信用市場のひっ迫、代替
エネルギーに焦点を当てたエネルギー政策などあらゆる要因が相まって新規
プロジェクトに打撃を及ぼしているとし、「他国が同様に新たな拡張プロジ
ェクトに投資しなければ、2─3年以内に2008年と類似した、あるいは
それよりもひどい価格高騰に見舞われる可能性がある」と述べた。〔以下略〕”
→ 原油先物は再び高騰するでしょう。
新興国がリードする新経済の必然です。
世界経済が好況下の健全な資源高となるか、
世界経済が停滞する中での危険な資源高となるか。
問題はそこです。
いずれにせよエネルギー権益を持つ商社と
代替エネルギー関連は今年の最重要ポイントです。
東京外為市場・15時=ドル96円半ばで弱含み、豪ドルやNZドルの上昇目立つ(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200905290109.html
”午後3時現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から下落
し、96円半ばで取引されている。ドルは前日海外市場で一時97.24円
まで上昇し半月ぶり高値をつけたが、きょうの東京では利食いに押される展
開となった。月末にあたるこの日は、実需筋からもコンスタントなドル売り
が見られたという。米長期金利の低下を受けて、仕組み債がらみのドル売り
需要がみられたとの指摘もある。
ドルは午前の取引で、高値の97.00円から一時96.25円まで下落した。
ユーロは終盤にかけて1.40ドル台に乗せ、一時1.4015ドルをつけた。
また、米長期金利の低下と株高を受け、豪ドル、NZドルは堅調となり、豪
ドル/円は一時76.65円付近まで上昇し、8カ月ぶりの高値をつけた。
NZドル/円は一時6カ月ぶりの高値となる61.10円付近まで上昇した。
両通貨とも、新規の買い材料が見当たらないなか、「短期筋による豪ドル、
ニュージーランド・ドルの買いが活発だが、投信設定にからむ豪ドル買いな
どはきょうは見られない」(外銀)という。
この日は、午後5時に4月ユーロ圏マネーサプライ、6時に5月ユーロ圏C
PI速報値の発表が予定されている。「ユーロ圏CPIのゼロ近辺へのさら
なる低下やM3の伸び率低下が、ECBの追加緩和期待につながるようだと、
このところ上値が重くなってきているユーロに売りがみられ、これをきっか
けにドルと円の買い戻しとなる可能性がある」とロイヤルバンク・オブ・ス
コットランドのヘッドオブFXストラテジー山本雅文氏は予想する。
〔以下略〕”
→ 米ドルは94円台で売り切れずに反発を受けました。
今後、94円台が抵抗線となる可能性があります。
今回は97円台前半で力尽きましたが、
次も94円台で阻止されたらかなり大きな反騰がある筈。
豪ドルは強含みの展開ですが、
米ドルの外乱から解放されることはありません。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄、調整の気配を感じます。
先週より更にポジションを減らしました。
為替に資金を移動させる予定。
丸紅(東証一部 8002) 431円
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,348円
昭和シェル石油(東証一部 5002) 942円
石井表記(東証二部 6336) 1,380円
今週、クレディ・スイス証券が
住友金属鉱山の目標株価を1500円まで引き上げました。
ニッケル先物もレンジを突破しており、妥当な数値だと思います。
NY原油:続伸、66ドル台 5月単月で29%値上がり(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/today/news/20090530k0000e020018000c.html
”【ワシントン斉藤信宏】29日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原
油先物相場は、米国での経済指標改善や対ユーロでのドル安の進行などを受
けて続伸。指標である米国産標準油種(WTI)の7月渡しの終値は、前日
終値比1.23ドル高の1バレル=66.31ドルと、終値ベースで昨年11
月4日以来、約7カ月ぶりの高値をつけた。
原油先物価格は5月だけで29.7%値上がりし、99年3月以来、約10
年ぶりの上昇率を記録。2月12日につけた終値ベースでの今年の安値33
.98ドルから約3カ月半でほぼ2倍になった。
米景気の底打ち期待から原油需要が回復するとの見通しが高まった他、ドル
安の進行で、ドル建てで取引されている原油先物の割安感が強まった。”
→ 米ドルが94円のラインで跳ね返されています。
この線が心理的な壁となるならば、
ドルも原油も一時後退とならざるを得ません。
さて、どうなるか。
来週はちょっとした分岐点か。
『会社四季報』2009年 2集春号 |
『日経会社情報』2009年 04月号 |
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
74円ほどでショートを増やしたのですが、
これはやや早かったかも知れません。
やや苦しい状況、撤退もありかも。。
珍しく米ドルロングも入れたのですがヘッジになりませんでした。
2009/05/29 76.38 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/05/26 74.42 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2009/05/21 73.08 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
現在 > 76.34 豪ドル/円(損益151%)
▼ ポジション解消済み
2009/05/07 74.34 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/14 73.02 AUD/JPY Lev ×2
2009/05/07 75.02 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/06 74.11 AUD/JPY Lev ×5
2009/04/30 72.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/30 70.71 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/28 67.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 68.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 69.17 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/16 71.80 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/02 69.66 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/03 71.04 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/03/27 67.39 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/03/20 65.80 AUD/JPY Lev ×5
2009/03/12 62.10 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/24 63.20 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルは上昇トレンドに入り始めました」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「77円から70円のレンジ圏を想定」
想定よりも豪ドルの勢いが強いので
短期的な見通しをやや上方修正しました。
今週も米ドル次第。外乱要因が多く、
更なる豪ドル急伸の可能性は低いと考えます。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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