先週、「米経済の回復が鮮明になりつつあります」と書きましたが
世界的に金融市場が好循環に入りつつあります。
世界経済にまた夜明けが訪れました。
もうすぐ実体経済が大きく好転し始めるでしょう。
日本人は資源高を警戒しておいた方が賢いです。
「このような時期は、四季報や会社情報の業績見通し上方修正の前に
株価が先行して動くのが普通です」
↑ 私は先週にこう書いております。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 週初の急落で一時は72円に戻りましたが、
7日にレンジ圏を突破して74円台に突入、
現在は力強く75円台に浮上しています。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
ゴールデンウィーク中に、
欧州経済も黄金週間に入ったようです。
ユーロ圏の巨人、ドイツ経済が好転し始めた模様。
4月のドイツ製造業PMI改定値、前月から上昇=マークイット(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-378375.html
”マークイットがまとめた4月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI、
季節調整済み改定値)は35.4と、拡大・縮小の分岐点となる50を依然
としてかなり下回る水準にとどまったものの、3月の32.4から上昇した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は35.0、速報値も35.0だった。
指数が50を上回れば製造業が全体として成長していることを示し、50を
下回ると縮小していることを示す。”
→ こちらは月曜日の報道です。
ほぼ同時にユーロ圏の製造業PMIも回復傾向を見せ、
数日後に発表されたサービス部門PMIも
独・仏・ユーロ圏ともに好転していることが判明しています。
米ストレステスト後も海外投資家は強気、悪材料にも抵抗力(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-379025.html
”過去3営業日で日経平均株価は890円(約10%)の急騰。米金融機関1
9行を対象にしたストレステストの結果が発表された直後の8日の東京株式
市場は、前日の米市場に倣って利益確定売りが先行すると予想されていたが、
下値は前日比36円安の9349円止まり。後場には海外勢から銀行株にま
とまった買いも観測され小幅ながら4日続伸で引けた。
ストレステスト自体は「事前の観測報道が当局のリークではないかと勘ぐっ
てしまうほど大量に正確に出回ったため結果内容は予想範囲内」(準大手証
券ストラテジスト)と受け止められ反応は鈍かったが、GLOBEX(シカ
ゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物が堅調に推移するなど市場
センチメントの強さをみせる展開となった。
ある米系証券トレーディング部長によると海外投資家の買い越し基調は大型
連休前から続いているという。「景気底入れへの期待先行だが、大型連休前
からヘッジファンドの買い戻しが継続している。リスク選好姿勢の回復によ
る買いも一部入っているようだ。ストレステストの結果発表後も材料出尽く
しとして相場が崩れずGLOBEXの米株先物が堅調に推移しているところ
にセンチメントの強さを感じる」と話す。トヨタ自動車の2010年3月期
が市場予想を上回る大幅赤字予想となり週明けの市場への影響が懸念されて
いるが、「下がれば買いたいという投資家が増えてきている」という。
ロイターが日本、英国、欧州大陸、米国の機関投資家45社を対象に行った
4月の国際分散投資調査によると、投資家のリスク選好度合いがさらに高ま
り、全体の株式比率は55.7%と年初来で最高水準となった。
〔中略〕
国際通貨基金(IMF)は米国・欧州・日本の金融機関が保有する不良資産
の世界の評価損が4兆1000億ドルに達する可能性があるとの見方を示し
ている。うち米国で組成された資産の損失見通しを2兆7000億ドルとし
ている。
また、30日に連邦破産法11条の適用を申請した米自動車大手クライスラ
ーの債権者への対応が禍根を残すとの批判を浴びている。有担保のシニア債
権者よりも無担保のジュニア債権者の方が有利な条件になっているためだ。
「シニアの債権者はヘッジファンドや大手金融機関など。一方、ジュニアの
債権者は年金や組合などだ。政治的など配慮が働いたとしか考えられない」
(外資系投信ファンドマネージャー)という。「仮にGMが同じような結末
に至れば、投資資金が不合理に回収できなくなるかもしれないという恐怖心
が沸いてくるだろう」(同)というデレバレッジ再燃の懸念は小さくない。
〔以下略〕”
→ HF勢はさすがに素早いですね。
出遅れないように付いていかないと。
ストレステスト結果のリークが疑われていますが、
あれは誰がどう見ても意図的なリークでしょう。
(日本で言う「観測気球」とそっくり)
この機関投資家の強気ぶりを見れば、
トヨタの大赤字など大した問題ではないことが明白です。
日本の総合商社の大幅減益を悲観している報道がありますが、
何故、原油先物や商品指数を見ていないのでしょうか。。
東京外為市場・15時=ドル98円半ば、株高で豪ドルが7カ月ぶり高値(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200905070074.html
”アジア時間に目立ったのは豪ドルの動き。オーストラリア連邦統計局が7日
発表した4月雇用統計で、就業者数が前月比2万7300人増と事前予想の
2万5000人減から一転して増加に転じたうえ、失業率も5.4%と事前
予想の5.9%を大きく下回ったことを手掛かりに買いが先行した。豪ドル
/米ドルは5日の高値を上抜けて一時0.75ドル半ばと、昨年10月以来
の高値を更新。豪ドル/円も74円半ばと同じく昨年10月以来の高値をつ
けた。
この日の豪ドル買いのきっかけとなったのは予想を上回る指標だが、最近の
豪ドル高の一因として世界的な株価の再上昇があるとする声も多い。米ダウ
工業株平均が前日に1月以来の高値を回復、日経平均が年初来高値を更新す
るなど世界的に株価が再び上昇基調に入ったことで、投資家のリスク回避姿
勢が緩和すれば、豪ドルなどの高金利通貨には買いが入りやすくなるとの見
方だ。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が5日に政策金利を現行の3.
0%に据え置いたことに着目する向きもあった。同じく高金利通貨の代表格
だったニュージーランドで30日、NZ準備銀行(中央銀行)が政策金利を
0.5%引き下げて2.5%としたことで、豪ドルの金利水準はG10通貨で
最高となり、「株高基調が続けば、やはり豪ドルなど景気回復期待の強い高
金利通貨に買いが入りやすくなる」(外銀)という。
各国で発表される経済指標が、相次ぎ事前予想を上回る強さを示しているこ
とも、豪ドルなど高金利通貨買いを支える一方で、円やドルなどの低金利通
貨が弱含みやすくなっている一因だ。
特に、前週から各国で発表された4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)
は、1日の中国が53.5と前月の52.4を上回り昨年11月の過去最低か
ら5カ月連続の上昇となったほか、英国でも事前予想を上回る42.9と昨
年8月以来の高水準を記録。さらに4日のユーロ圏も36.8と事前予想を
小幅に上回り、昨年10月以来の高水準となった。
JPモルガン・チェース銀行が、世界の主要21カ国のPMIを加重平均し
て算出しているグローバル製造業PMIは、4月が41.8と前月から4.5
ポイント改善。1カ月での改善幅は同指数を算定をしている12年間で最大
となった。「新規受注が大幅に改善する一方で、在庫指数は3月に記録した
過去最低水準からほぼ横ばい。世界的に製造業部門が今後回復に向かう可能
性が高い」(チーフFXストラテジストの佐々木融氏)とことから、グロー
バルPMIは今後数カ月の間に昨年5月以来の50を回復する可能性が高い
という。〔以下略〕”
→ 実に素晴らしい解説です。
豪州の経済指標の意外な改善、
NZの政策金利引き下げの余波、
投資家の世界的なリスク許容姿勢への転換。
緻密かつ完璧な分析だと思います。
ストレステストへの懸念を記した箇所は省略しましたが
投資家は隅々まで熟読されると良いでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。
金曜に森精機がストップ高となりました。
ホルダーの皆さん、おめでとうございます。
丸紅(東証一部 8002) 402円
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,081円
日立建機(東証一部 6305) 1,552円
森精機製作所(大証一部 6141) 1,083円
竹内製作所(JASDAQ 6432) 826円
昭和シェル石油(東証一部 5002) 891円
石井表記(東証二部 6336) 1,443円
勘の良い方はお気づきと思いますが、今週は
株式のレバレッジを約2倍まで拡大させました。
NY原油:3営業日続伸、58ドル 半年ぶりの高値(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090509k0000e020020000c.html
”【ワシントン斉藤信宏】8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油
先物相場は、米金融システムへの不安や景気の先行きへの懸念が後退したこ
となどを受けて3営業日続伸。指標である米国産標準油種(WTI)の6月
渡しは、前日終値比1.92ドル高の1バレル=58.63ドルで取引を終え
た。終値ベースでは昨年11月11日以来、約半年ぶりの高値。米金融機関
を対象とした特別検査(ストレステスト)の結果が市場予想の範囲内にとど
まり安心感を与えたことに加えて、雇用情勢にも改善の兆しが見られたため、
米景気の下げ止まりへの期待感が高まった。”
→ ほぼ想定通りの展開ですが、
思ったよりもピッチが早いです。
米ガソリン在庫増の報道など消し飛ばされてしまいました。
これは実体経済の回復を示す指標の予兆でしょう。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
月曜火曜はショートで小幅に取っていましたが、
74円台に突入すると同時にロングポジションを大幅増加、
ショートポジションを数度に分けて全て決済しました。
2009/05/06 74.11 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/07 75.02 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/07 74.34 AUD/JPY Lev ×5
現在 > 75.63 豪ドル/円(損益292%)
※ 一時的な高レバレッジです。ハイリスクなので注意。
▼ ポジション解消済み
2009/04/30 72.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/30 70.71 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/28 67.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 68.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 69.17 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/16 71.80 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/02 69.66 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/03 71.04 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/03/27 67.39 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/03/20 65.80 AUD/JPY Lev ×5
2009/03/12 62.10 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/24 63.20 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルは上昇トレンドに入り始めました」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「80円台への上昇を想定」
短期的な見通しが誤っておりましたので修正しました。
数日前に書いた通り、80円台まで抵抗線がありません。
80~88円の間に突入してからレンジが見えてくるでしょう。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
(当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
世界的に金融市場が好循環に入りつつあります。
世界経済にまた夜明けが訪れました。
もうすぐ実体経済が大きく好転し始めるでしょう。
日本人は資源高を警戒しておいた方が賢いです。
「このような時期は、四季報や会社情報の業績見通し上方修正の前に
株価が先行して動くのが普通です」
↑ 私は先週にこう書いております。
直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m
→ 週初の急落で一時は72円に戻りましたが、
7日にレンジ圏を突破して74円台に突入、
現在は力強く75円台に浮上しています。
▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001
ゴールデンウィーク中に、
欧州経済も黄金週間に入ったようです。
ユーロ圏の巨人、ドイツ経済が好転し始めた模様。
4月のドイツ製造業PMI改定値、前月から上昇=マークイット(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-378375.html
”マークイットがまとめた4月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI、
季節調整済み改定値)は35.4と、拡大・縮小の分岐点となる50を依然
としてかなり下回る水準にとどまったものの、3月の32.4から上昇した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は35.0、速報値も35.0だった。
指数が50を上回れば製造業が全体として成長していることを示し、50を
下回ると縮小していることを示す。”
→ こちらは月曜日の報道です。
ほぼ同時にユーロ圏の製造業PMIも回復傾向を見せ、
数日後に発表されたサービス部門PMIも
独・仏・ユーロ圏ともに好転していることが判明しています。
米ストレステスト後も海外投資家は強気、悪材料にも抵抗力(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-379025.html
”過去3営業日で日経平均株価は890円(約10%)の急騰。米金融機関1
9行を対象にしたストレステストの結果が発表された直後の8日の東京株式
市場は、前日の米市場に倣って利益確定売りが先行すると予想されていたが、
下値は前日比36円安の9349円止まり。後場には海外勢から銀行株にま
とまった買いも観測され小幅ながら4日続伸で引けた。
ストレステスト自体は「事前の観測報道が当局のリークではないかと勘ぐっ
てしまうほど大量に正確に出回ったため結果内容は予想範囲内」(準大手証
券ストラテジスト)と受け止められ反応は鈍かったが、GLOBEX(シカ
ゴの24時間金融先物取引システム)の米株先物が堅調に推移するなど市場
センチメントの強さをみせる展開となった。
ある米系証券トレーディング部長によると海外投資家の買い越し基調は大型
連休前から続いているという。「景気底入れへの期待先行だが、大型連休前
からヘッジファンドの買い戻しが継続している。リスク選好姿勢の回復によ
る買いも一部入っているようだ。ストレステストの結果発表後も材料出尽く
しとして相場が崩れずGLOBEXの米株先物が堅調に推移しているところ
にセンチメントの強さを感じる」と話す。トヨタ自動車の2010年3月期
が市場予想を上回る大幅赤字予想となり週明けの市場への影響が懸念されて
いるが、「下がれば買いたいという投資家が増えてきている」という。
ロイターが日本、英国、欧州大陸、米国の機関投資家45社を対象に行った
4月の国際分散投資調査によると、投資家のリスク選好度合いがさらに高ま
り、全体の株式比率は55.7%と年初来で最高水準となった。
〔中略〕
国際通貨基金(IMF)は米国・欧州・日本の金融機関が保有する不良資産
の世界の評価損が4兆1000億ドルに達する可能性があるとの見方を示し
ている。うち米国で組成された資産の損失見通しを2兆7000億ドルとし
ている。
また、30日に連邦破産法11条の適用を申請した米自動車大手クライスラ
ーの債権者への対応が禍根を残すとの批判を浴びている。有担保のシニア債
権者よりも無担保のジュニア債権者の方が有利な条件になっているためだ。
「シニアの債権者はヘッジファンドや大手金融機関など。一方、ジュニアの
債権者は年金や組合などだ。政治的など配慮が働いたとしか考えられない」
(外資系投信ファンドマネージャー)という。「仮にGMが同じような結末
に至れば、投資資金が不合理に回収できなくなるかもしれないという恐怖心
が沸いてくるだろう」(同)というデレバレッジ再燃の懸念は小さくない。
〔以下略〕”
→ HF勢はさすがに素早いですね。
出遅れないように付いていかないと。
ストレステスト結果のリークが疑われていますが、
あれは誰がどう見ても意図的なリークでしょう。
(日本で言う「観測気球」とそっくり)
この機関投資家の強気ぶりを見れば、
トヨタの大赤字など大した問題ではないことが明白です。
日本の総合商社の大幅減益を悲観している報道がありますが、
何故、原油先物や商品指数を見ていないのでしょうか。。
東京外為市場・15時=ドル98円半ば、株高で豪ドルが7カ月ぶり高値(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200905070074.html
”アジア時間に目立ったのは豪ドルの動き。オーストラリア連邦統計局が7日
発表した4月雇用統計で、就業者数が前月比2万7300人増と事前予想の
2万5000人減から一転して増加に転じたうえ、失業率も5.4%と事前
予想の5.9%を大きく下回ったことを手掛かりに買いが先行した。豪ドル
/米ドルは5日の高値を上抜けて一時0.75ドル半ばと、昨年10月以来
の高値を更新。豪ドル/円も74円半ばと同じく昨年10月以来の高値をつ
けた。
この日の豪ドル買いのきっかけとなったのは予想を上回る指標だが、最近の
豪ドル高の一因として世界的な株価の再上昇があるとする声も多い。米ダウ
工業株平均が前日に1月以来の高値を回復、日経平均が年初来高値を更新す
るなど世界的に株価が再び上昇基調に入ったことで、投資家のリスク回避姿
勢が緩和すれば、豪ドルなどの高金利通貨には買いが入りやすくなるとの見
方だ。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が5日に政策金利を現行の3.
0%に据え置いたことに着目する向きもあった。同じく高金利通貨の代表格
だったニュージーランドで30日、NZ準備銀行(中央銀行)が政策金利を
0.5%引き下げて2.5%としたことで、豪ドルの金利水準はG10通貨で
最高となり、「株高基調が続けば、やはり豪ドルなど景気回復期待の強い高
金利通貨に買いが入りやすくなる」(外銀)という。
各国で発表される経済指標が、相次ぎ事前予想を上回る強さを示しているこ
とも、豪ドルなど高金利通貨買いを支える一方で、円やドルなどの低金利通
貨が弱含みやすくなっている一因だ。
特に、前週から各国で発表された4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)
は、1日の中国が53.5と前月の52.4を上回り昨年11月の過去最低か
ら5カ月連続の上昇となったほか、英国でも事前予想を上回る42.9と昨
年8月以来の高水準を記録。さらに4日のユーロ圏も36.8と事前予想を
小幅に上回り、昨年10月以来の高水準となった。
JPモルガン・チェース銀行が、世界の主要21カ国のPMIを加重平均し
て算出しているグローバル製造業PMIは、4月が41.8と前月から4.5
ポイント改善。1カ月での改善幅は同指数を算定をしている12年間で最大
となった。「新規受注が大幅に改善する一方で、在庫指数は3月に記録した
過去最低水準からほぼ横ばい。世界的に製造業部門が今後回復に向かう可能
性が高い」(チーフFXストラテジストの佐々木融氏)とことから、グロー
バルPMIは今後数カ月の間に昨年5月以来の50を回復する可能性が高い
という。〔以下略〕”
→ 実に素晴らしい解説です。
豪州の経済指標の意外な改善、
NZの政策金利引き下げの余波、
投資家の世界的なリスク許容姿勢への転換。
緻密かつ完璧な分析だと思います。
ストレステストへの懸念を記した箇所は省略しましたが
投資家は隅々まで熟読されると良いでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。
金曜に森精機がストップ高となりました。
ホルダーの皆さん、おめでとうございます。
丸紅(東証一部 8002) 402円
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,081円
日立建機(東証一部 6305) 1,552円
森精機製作所(大証一部 6141) 1,083円
竹内製作所(JASDAQ 6432) 826円
昭和シェル石油(東証一部 5002) 891円
石井表記(東証二部 6336) 1,443円
勘の良い方はお気づきと思いますが、今週は
株式のレバレッジを約2倍まで拡大させました。
NY原油:3営業日続伸、58ドル 半年ぶりの高値(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090509k0000e020020000c.html
”【ワシントン斉藤信宏】8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油
先物相場は、米金融システムへの不安や景気の先行きへの懸念が後退したこ
となどを受けて3営業日続伸。指標である米国産標準油種(WTI)の6月
渡しは、前日終値比1.92ドル高の1バレル=58.63ドルで取引を終え
た。終値ベースでは昨年11月11日以来、約半年ぶりの高値。米金融機関
を対象とした特別検査(ストレステスト)の結果が市場予想の範囲内にとど
まり安心感を与えたことに加えて、雇用情勢にも改善の兆しが見られたため、
米景気の下げ止まりへの期待感が高まった。”
→ ほぼ想定通りの展開ですが、
思ったよりもピッチが早いです。
米ガソリン在庫増の報道など消し飛ばされてしまいました。
これは実体経済の回復を示す指標の予兆でしょう。
『会社四季報』2009年 2集春号 |
『日経会社情報』2009年 04月号 |
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
月曜火曜はショートで小幅に取っていましたが、
74円台に突入すると同時にロングポジションを大幅増加、
ショートポジションを数度に分けて全て決済しました。
2009/05/06 74.11 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/07 75.02 AUD/JPY Lev ×5
2009/05/07 74.34 AUD/JPY Lev ×5
現在 > 75.63 豪ドル/円(損益292%)
※ 一時的な高レバレッジです。ハイリスクなので注意。
▼ ポジション解消済み
2009/04/30 72.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/30 70.71 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/04/28 67.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 68.61 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/21 69.17 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/04/16 71.80 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/02 69.66 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/04/03 71.04 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/03/27 67.39 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/03/20 65.80 AUD/JPY Lev ×5
2009/03/12 62.10 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/24 63.20 AUD/JPY Lev ×4
2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2
2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
豪ドルは上昇トレンドに入り始めました」
中長期的な見通しは先週と同じです。
「80円台への上昇を想定」
短期的な見通しが誤っておりましたので修正しました。
数日前に書いた通り、80円台まで抵抗線がありません。
80~88円の間に突入してからレンジが見えてくるでしょう。
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