みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

米ミシガン大消費者信頼感確報値が急上昇、回復基調が鮮明に - 調査対象の65%「景気対策が奏功する」

2009-05-03 | 注目投資対象・株価の推移
米経済の回復が鮮明になりつつあります。
先週のFDICのベアー総裁の発言はやはり的確でした。
今回もマーケットの先見性は極めて確かだったことになります。

米ドルと海外株式市場に振り回され続ける東証と日本経済、
残念ながら自律回復は望み薄です。


直近1年の豪ドルの推移
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=audjpy=x&d=c&k=c3&h=on&z=m

 → 月曜、火曜日と急落が続き、
   一時は67円を割り込みましたが、その後は
   米ドル・海外株式の反発を受けて72円台に急反発しています。


▽ infoseek にドル円20年チャートあり。
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1001


米経済が回復基調になれば、
中国からの輸出も回復します。
商品指数の再上昇は不可避なのではないでしょうか。


4月米ミシガン大消費者信頼感確報値は大幅上昇、リーマン破綻以降で最高(reuters)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT846112920090501

”ロイター/ミシガン大学の調査した4月米消費者信頼感指数の確報値は65
 .1と前月の57.3から大幅に改善した。リーマン・ブラザーズが破綻した
 2008年9月以降で最も高い水準
となった。
 前月からの改善幅は06年10月以来の大きさとなった。また、前年比で改
 善したのは07年7月以来。
 ロイターが集計したエコノミスト予想は61.9だった。
 景気現況指数は68.3と4カ月ぶり高水準となった。前月は63.3だっ
 た。消費者期待指数は63.1と前年9月以降で最も高い水準となった。前
 月53.5だった。 
 同調査のディレクター、リチャード・カーテン氏は「主に今後への期待感、
 とりわけ長期的な経済見通しが改善した」と述べた。オバマ米政権による景
 気浮揚策への評価が影響している可能性を指摘した。
 回答者の65%は景気対策が奏功するとの見方を示した
 1年先のインフレ期待を示す指数は前月の2.0から2.8に、5年先のイン
 フレ期待は前月の2.6から2.8に、それぞれ上昇した。
 雇用については回答者の約53%が失業率上昇を予想しており、前月の61
 %から小幅改善にとどまった。〔以下略〕”

 → 景気動向には心理的要因が大きく影響するので、
   今回の調査結果は非常に重要です。

   もはや米経済、そして世界経済は
   完全に底を打ったと判断せざるを得ません。
   既に「どのセクター、どの新興国が牽引役となるか」
   という局面に入りつつあります。


ドル96円前半、豚インフルの逃避先として円選好(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-377406.html?C=S

”正午現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から下落して
 96円前半で取引されている。世界保健機関(WHO)が日本時間の早朝に、
 豚インフルエンザのパンデミック警戒レベルを「フェーズ4」に引き上げた
 ことがきっかけ。
 メキシコペソや豪ドル等が売られ、逃避先通貨として円が選好された。また、
 米ダウ工業株先物が7952ドル付近と前日NY終値から下げ幅を拡大して
 いることで、リスク回避の連想から、クロス円での円買いが目立つ。
 豪ドル/円は67円後半で約1カ月ぶりの安値水準。豪州経済は食肉産業の
 比重が高く、豚インフルエンザの影響が懸念されるという。NZドルは53
 円半ばと5週間ぶりの安値水準で取引されている。
 〔中略〕
 WHOのフクダ事務局長補代理は27日、各国に豚インフルエンザへの対応
 準備を強化するよう促した。ただ、国境閉鎖や渡航制限は現時点では役に立
 たないと指摘した。メキシコで最大149人が豚インフルエンザで死亡した
 とみられているほか、米国、カナダ、欧州にも感染が広がっている。
 「ドル/円でみれば感染者の出ていない日本の円を買う動きになり、ゴール
 デンウィーク明けくらいまでの期間でみれば、ドルは93円もありうる」と
 ソシエテジェネラル銀行・外国為替本部長の斎藤裕司氏は言う。”

 → 月曜から火曜にかけての急落の背景です。
   豚インフルエンザが弱毒性であると周知されるまで、
   急激な下落となりました。

   現時点では、インフルエンザウィルスが突然変異でもしない限り、
   市場は完全に織り込んだと見て良いでしょう。

   尚、ユーロのポジションを持っている方は、
   詳しく記載されている元記事を御覧下さい。


東京外為市場・正午=ドル一時99.17円まで上昇、2週間ぶり高値(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-378129.html

”正午現在のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円安が進
 み98円後半で取引されている。午前の取引でドルは一時99.17円まで
 上昇。4月20日以来2週間ぶりの高値をつけた。世界的な株価の底堅さが、
 円を買い仕掛けた向きの売り戻しを誘発しているが、市場では方向感は相変
 わらず乏しいとする声が複数出ている。
 前日海外の流れを引き継ぐ形で、東京市場でも円には売り圧力がかかった。
 海外では米クライスラーの破綻や、米ストレステスト(健全性審査)の審査
 結果発表が当初予定からずれ込む見通しが明らかになったが、米国株が反落
 したものの底堅さを保ったことで、引き続き「積み上がった円買いポジショ
 ンを修正する動きが進んだ」(外銀)という。
 正午までにドルが2週間ぶり高値をつけたほか、ユーロ/円も一時131.
 52円、スイスフラン/円が87円前半と2週間ぶり、カナダドル/円は8
 3円前半と半年ぶり高値を更新した。
 ドルが28日につけた1カ月ぶり円高水準の95.39円からきょうまでの
 3日間で4円弱、ユーロは同7円超上昇するなど急ピッチの円安が進んだこ
 とで、市場では週前半にかけて積み上がった円買いポジションの修正がかな
 り進んだとする声が出ている。最近の円安は「明確な方向感が見出せないま
 ま売買が進み、ポジションが徐々に傾いた反動」(都銀)として、多くの参
 加者が方向感を模索する中での値動きが続いているとする見方が多い。
 〔中略〕
 前日海外でユーロや豪ドルなどが激しく上下した一因として、月末特有の売
 買が活発化した点を指摘する声が上がっている。月末は投資信託や機関投資
 家などグローバルなポジションを持つ投資家らが、MSCIなど有力インデ
 ックスの比率調整や世界の株式市場の時価総額変動などに伴い、保有ポート
 フォリオの調整に向けた売買に動くことが多く、前日アジア時間にもユーロ
 や英ポンド、豪ドルなどに買いが強まるとの観測が浮上していた。主要通貨
 は大幅な値動きには至らなかったものの、関連売買が活発化するとされるロ
 ンドン市場の仲値前には、向こう数時間という「超短期の値幅狙いで買いを
 入れた投機筋もいた」(外銀)という。仲値前に買い仕掛けが活発化したこ
 とで、その後は利益確定の売りに押されやすくなったという。〔以下略〕”

 → これは週末の市況。もうクロス円が急反発、
   円安トレンドに復帰してしまいました。

   クライスラー破綻の影響は限定的で、
   何もなかったかのように市場が動いています。

   まだまだ方向感は出ず、
   小さな材料に反応してレンジ圏を上下する
   膠着状態が予想されます。


    ◇     ◇     ◇     ◇

注目銘柄。
水曜日のダウの反発に驚いて
木曜朝にショートをすべて決済しました。
幸いにも5%ほどのプラス。

 丸紅(東証一部 8002) 389円

 住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,081円

 昭和シェル石油(東証一部 5002) 862円

 石井表記(東証二部 6336) 1,415円


昭和シェルが、日立との提携が報道された後に
下方修正を発表し、揉み合いになっています。

貸借倍率が悪化していますが、良い水準なので
昭和シェルを買い増ししました。
原油先物はいずれ上方トレンドに復帰するでしょうし。


NY原油:続伸し終値53ドル台 1カ月ぶりの高値(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/today/news/20090425k0000e020005000c.html

”1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は3日続伸、
 指標となる米国産標準油種(WTI)6月渡しは前日比2.08ドル高の
 1バレル=53.20ドルで取引を終えた。終値ベースで3月下旬以来の
 高値となった。
 米経済の先行きに対する懸念が後退、エネルギー消費が伸びるとの観測か
 ら買いが優勢に推移した。”

 → さて当面は55ドルのラインを突破できるか。
   狭いレンジで揉み合いになっていますが、
   もう景況回復がはっきりと見えてきています。
   問題は「いつ」レンジブレイクするか、です。





『会社四季報』2009年 2集春号

このような時期は、四季報や会社情報の業績見通し上方修正の前に
株価が先行して動くのが普通です。





『日経会社情報』2009年 04月号



    ◇      ◇     ◇     ◇

  【 いとすぎの為替ポジション 】

先週初めの急落により、68円台と67円台で
ロングポジションを増やすことが出来ました。

70円台後半への急反発を受けてロングをすべて決済、
少しずつショートへの反転を始めました。
レンジ圏を前提とした単純な戦略です。

 2009/04/30 72.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
 2009/04/30 70.71 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)

    現在 > 72.55 豪ドル/円(損益301%)


  ▼ ポジション解消済み
 2009/04/28 67.61 AUD/JPY Lev ×2.5
 2009/04/21 68.61 AUD/JPY Lev ×2.5
 2009/04/21 69.17 AUD/JPY Lev ×2.5
 2009/04/16 71.80 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/04/02 69.66 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/04/03 71.04 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/03/27 67.39 AUD/JPY Lev ×2.5
 2009/03/20 65.80 AUD/JPY Lev ×5
 2009/03/12 62.10 AUD/JPY Lev ×4
 2009/02/24 63.20 AUD/JPY Lev ×4
 2009/02/27 76.93 CAD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/28 62.84 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/25 62.15 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/24 60.78 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/06 61.89 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/05 58.56 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/02/04 58.01 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/01/30 57.18 AUD/JPY Lev ×2 
 2009/01/30 57.24 AUD/JPY Lev ×2 
 2009/01/19 62.01 AUD/JPY Lev ×2 
 2009/01/19 62.00 AUD/JPY Lev ×2 
 2009/01/16 60.88 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/01/16 60.79 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/01/08 64.46 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2009/01/07 66.23 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2008/12/16 60.94 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2008/12/13 60.29 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2008/12/23 61.83 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
 2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1
 2008/12/12 59.16 AUD/JPY Lev ×3
 2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×1.5
 2008/11/07 66.58 AUD/JPY Lev ×2.5
 2008/12/05 58.44 AUD/JPY Lev ×2
 2008/12/05 58.12 AUD/JPY Lev ×3
 2008/11/11 65.78 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
 2008/11/06 65.33 AUD/JPY Lev ×4
 2008/10/29 61.08 AUD/JPY Lev ×5
 2008/10/24 58.49 AUD/JPY Lev ×5 (ショート)
 2008/10/17 70.33 AUD/JPY Lev ×6 (ショート)
 2008/10/10 63.58 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/10/06 77.21 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/09/30 83.32 AUD/JPY Lev ×4
 2008/10/01 83.65 AUD/JPY Lev ×3
 2008/10/02 82.58 AUD/JPY Lev ×3
 2008/09/19 87.10 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
 2008/09/18 84.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/20 89.04 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/12 88.02 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/11 87.58 AUD/JPY Lev ×4 (ショート)
 2008/09/10 85.29 AUD/JPY Lev ×3 (ショート)
 2008/09/01 92.84 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/08/28 94.43 AUD/JPY Lev ×10
 2008/08/11 94.12 AUD/JPY Lev ×10 (ショート)
 2008/08/05 99.18 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
 2008/08/04 99.98 AUD/JPY Lev ×5.0 (ショート)
 2008/07/16 101.87 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
 2008/07/15 104.40 CAD/JPY Lev ×5.0 (ショート)

 …以下省略…


「資源国通貨は底打ちしました。
 豪中銀の利下げは最終局面に接近しており、
 豪ドルは上昇トレンドに入り始めました」

中長期的な見通しは先週と同じです。

「66~73円のボックス圏を想定」

短期的な見通しも先週と変わりません。
73円の壁を突破する力はまだ不足していると思います。

「金融市場が世界経済の回復を予告しています。
 水平線の彼方に夜明けが見えてきました」

これが現在の認識です。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
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