みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

「スティーブ・ジョブスよりビル・ゲイツの方が善人」との説

2006-01-29 | CSR(企業の社会的責任)関連
これは面白い話です。実証的な調査を行うと、通説と異なる事実が浮かび上がるものです。

アップル社のCEOであるスティーブ=ジョブス氏は、
クリエイターや文化人に絶大な影響力を持つ方です。崇拝者も少なくありません。
(いとすぎも、氏の哲学的なコメントにはいつも感心させられます)

ところが下の Hot Wired の記事によれば、ジョブス氏の意外な面が見えてきます。
http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20060126/20060126201.html

「世界一の富豪」で、資本主義の総本山と思われているビル=ゲイツ氏の方が
よほど社会貢献に熱心なのだそうです。記事から引用すると ……

「ゲイツ会長は、巨万の富を得るのにも熱心だが、
 寄付活動にも同じくらいの情熱を傾けている。
 世界の保健衛生上の問題を解決することを目指し、
 数十億ドルを投じているのだ。
 また、相続税の税率軽減をめざす計画に反対するなど、
 主要な政策についても自らの意見を公にしている。」


いとすぎは、相続税の話については初耳でした。
日本の富裕層は、ゲイツ氏の域に達することができるのでしょうか。
(逆に、税負担が重過ぎるという声が多いらしいですね)

環境問題について、主張はするがコスト負担は何かと渋る日本の経済界も、
ぜひゲイツ氏を見習って欲しいと思います。

以前、ビル=ゲイツ氏の慈善事業の話を聞いた際には、
インドの優秀なIT技術者を確保する戦略目標のためだと解釈していましたが、
氏はもっとスケールの大きな人物であることが分かりました。

今後は見る目が変わりそう。
プレジデント社のHPにはこのような素晴らしい記事もありました。
http://www.president.co.jp/pre/19990600/02.html

「効果的な慈善活動を実現するには多くの時間と創造力が必要だ。
 それは、一つのビジネスを興す場合に必要な
 目標とテクニックと同じ類のものだ」


これはビル=ゲイツ氏のコメントです。

いとすぎも全く同じことを考えていたのですが、
見事に先を越されてしまいました。(ちょっと悔しい)

ちょうど次のようなニュースリリースもあります。

ビル=ゲイツ会長が結核撲滅のために1,000億ドルを寄付(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060128k0000e030023000c.html

こうしたチャリティ(寄付)活動については
アメリカがやはり世界一で、日本はまだまだ足許にも及びません。

イラク攻撃や劣化ウラン弾を批判するのも重要ですが、
アメリカの「優れた面を学ぶ」姿勢は依然として欠けていると思いますよ。

ナショナリズムに知性が隷属している日本人が最近増えていませんか?
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