みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

『週刊ダイヤモンド』続き-新日本石油の環境技術、及び野口教授への疑問

2006-01-23 | 『週刊ダイヤモンド』より
昨日の『週刊ダイヤモンド』の紹介が長くなりましたので、分割しました。
『週刊ダイヤモンド』1月21日号の案内

P110の野口悠紀雄教授の「『超』整理日記」はいつもの鋭さがなく、残念。
駅前商店街の衰退は事実ですが、理由は改革への努力を怠っただけではないです。
クルマ社会の到来が距離的なアドバンテージを奪い去り、
巨大資本の大規模店の圧倒的な攻勢を受けたためです。

野口教授は、ウォルマートに食い潰されたアメリカの中小小売店を
「改革への努力を怠った」として批判なさるのでしょうか。
(ウォルマートは人的コストまで非道なほど削ることで有名です)

また、教授は「ネットで購入した商品の受渡を駅前で」と提言されていますが、
その程度では駅前商店街の活性化には結びつかない可能性大です。

いとすぎとしては寧ろ、
日本の経済学者が実社会で活躍することが少ない理由を御教示願いたいです。
(実際に新しい価値を生み出すよりも、舌先三寸で活躍なさる方が多過ぎる)

野口教授が好んで引き合いに出されるアメリカでは、
もっと重要なポストに就いて責任を持ち、意志決定に携わる方が多いのでは?

「日本の高物価」は以前から指摘されてきたことですが、
いとすぎは日本の消費者が高コストを選択したのではないかと疑っています。

マーケットの特性を決定するのは消費者の多数意見ですから。

例えば『第三の消費スタイル』(野村総研,2004)を読めば、
日本の消費マーケットがかなり諸外国と異なっていることが分かります。
「利便性消費」の概念と実態には新鮮な衝撃を受けるはず。

   ◇     ◇     ◇     ◇

最後にP7の「プリズム」、こちらは環境を考える上で欠かせません。
新日本石油の「サルファーフリー化」技術を取り上げています。

何と、二酸化炭素をクルマだけで120万トン削減可能だそうです!
欧米のメジャーに技術供与できる、というのは日本の誇りです。
皆さん、新日本石油を応援しましょう!

新日本石油 様、HPで環境への取組みをもっと大きく取り上げるべきだと思います。
消費者への訴求力も高く、そもそも環境技術は21世紀の成長産業ですから。
http://www.eneos.co.jp/company/environment/
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