いくつか意見を総合すると、この事態を冷静に見ることができます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20060117spn00m200011000c.html
若年層の「他にも悪いことをしている人がいる」という意見は、甘過ぎます。
『ウォール街 欺瞞の血筋』(東洋経済新報社)という本に興味深い例が載っており、
(あのメリルやモルガンが司法に追い詰められ、株価が急落した実例がある)
違法行為は社会的重要性もしくは注目度に比例して厳しく追求され、
往々にして雑魚は見逃されがちなのです。
(米軍の誤爆は大々的に報じられるが、アフリカの小国の大虐殺は無視されるように)
アジアの株式市場まで下げていますよ!
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2m1701k17&date=20060117
タイミングだと思うのですが、ライブドアの影響がここまで波及するのに驚かされました。
この企業が消滅したとしても特に大した影響はないかと思うのですが ……。
(事業に独創性が欠けている。旧名「エッジ」のわりには「強み」に欠ける)
ポータルも、金融も、その他の事業も、代わりになる企業がいくらもあります。
ネット企業でも、ヴェリサインや今話題のデジタル・アーツは社会的に必要な企業です。
でも、ライブドアは「利用者にとって便利ならいいや」程度ではないでしょうか。
よく言われることですが、本業以外のところで有名になる銘柄は
だいたい投資対象としては問題を抱えていることが多いです。
◇ ◇ ◇ ◇
堀江社長は表向きは強気ですが、何だか雲行きが怪しくなってきていますね。
投資事業組合は株式を高値で売り抜けるための隠れ蓑か?(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060117/20060117i101-yol.html?C=S
ライブドア、関連会社を粉飾決算の疑い(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060118k0000m040143000c.html
ライブドアの宮内取締役は、次のようにコメントされていますが、
もっと慎重に言葉を選んだ方が良いと思われます。地雷原に入るようなものです。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060117/K2006011703950.html?C=S
もし疑惑が事実無根であっても、ごくわずかな嘘でさえ発見されると致命傷になります。
「法を破る企図は全くなかったが、
意図せざる結果として法に触れた可能性はあるかもしれない、
捜査に全面的に協力して積極的に事実を明らかにしたい。
当社にとって法令遵守が第一であり、
強制捜査を受けた事実を真摯に受け止めている」
といったメッセージを発するべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
違法性を今の時点ではっきり否定してしまうのは、リスクが大き過ぎます。
◇ ◇ ◇ ◇
それにしても日経平均がここまで下がるのも壮観です。
いとすぎも1日で200万ほど含み益が消えてしまいました。(あらら)
最悪30%前後の下落を想定してレバレッジをかけているので、まだ大丈夫ですが。
今後の新興市場ですが、先の見通しがついたところで、
ジャスダック市場が中心となり少しずつ回復するでしょう。
新興市場の中小型株のなかにはすさまじい勢いで収益を伸ばしている企業があり、
「ライブドアショック」は寧ろ買いの好機となるでしょう。
ここ半年で個人投資家は大きな含み益を得ているはずです。
それは、この程度の下落で消し飛ぶものではありません。
いとすぎは、不動産関連が早い時期に反発し始めると考えています。
(日興シティ証券が目標株価を上方修正した銘柄がありますね)
ライブドア系の銘柄に資産の大部分をつぎ込んでいる方はお気の毒ですが、
そうした投資家は決して多数派ではありません。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20060117spn00m200011000c.html
若年層の「他にも悪いことをしている人がいる」という意見は、甘過ぎます。
『ウォール街 欺瞞の血筋』(東洋経済新報社)という本に興味深い例が載っており、
(あのメリルやモルガンが司法に追い詰められ、株価が急落した実例がある)
違法行為は社会的重要性もしくは注目度に比例して厳しく追求され、
往々にして雑魚は見逃されがちなのです。
(米軍の誤爆は大々的に報じられるが、アフリカの小国の大虐殺は無視されるように)
アジアの株式市場まで下げていますよ!
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2m1701k17&date=20060117
タイミングだと思うのですが、ライブドアの影響がここまで波及するのに驚かされました。
この企業が消滅したとしても特に大した影響はないかと思うのですが ……。
(事業に独創性が欠けている。旧名「エッジ」のわりには「強み」に欠ける)
ポータルも、金融も、その他の事業も、代わりになる企業がいくらもあります。
ネット企業でも、ヴェリサインや今話題のデジタル・アーツは社会的に必要な企業です。
でも、ライブドアは「利用者にとって便利ならいいや」程度ではないでしょうか。
よく言われることですが、本業以外のところで有名になる銘柄は
だいたい投資対象としては問題を抱えていることが多いです。
◇ ◇ ◇ ◇
堀江社長は表向きは強気ですが、何だか雲行きが怪しくなってきていますね。
投資事業組合は株式を高値で売り抜けるための隠れ蓑か?(読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060117/20060117i101-yol.html?C=S
ライブドア、関連会社を粉飾決算の疑い(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060118k0000m040143000c.html
ライブドアの宮内取締役は、次のようにコメントされていますが、
もっと慎重に言葉を選んだ方が良いと思われます。地雷原に入るようなものです。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060117/K2006011703950.html?C=S
もし疑惑が事実無根であっても、ごくわずかな嘘でさえ発見されると致命傷になります。
「法を破る企図は全くなかったが、
意図せざる結果として法に触れた可能性はあるかもしれない、
捜査に全面的に協力して積極的に事実を明らかにしたい。
当社にとって法令遵守が第一であり、
強制捜査を受けた事実を真摯に受け止めている」
といったメッセージを発するべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
違法性を今の時点ではっきり否定してしまうのは、リスクが大き過ぎます。
◇ ◇ ◇ ◇
それにしても日経平均がここまで下がるのも壮観です。
いとすぎも1日で200万ほど含み益が消えてしまいました。(あらら)
最悪30%前後の下落を想定してレバレッジをかけているので、まだ大丈夫ですが。
今後の新興市場ですが、先の見通しがついたところで、
ジャスダック市場が中心となり少しずつ回復するでしょう。
新興市場の中小型株のなかにはすさまじい勢いで収益を伸ばしている企業があり、
「ライブドアショック」は寧ろ買いの好機となるでしょう。
ここ半年で個人投資家は大きな含み益を得ているはずです。
それは、この程度の下落で消し飛ぶものではありません。
いとすぎは、不動産関連が早い時期に反発し始めると考えています。
(日興シティ証券が目標株価を上方修正した銘柄がありますね)
ライブドア系の銘柄に資産の大部分をつぎ込んでいる方はお気の毒ですが、
そうした投資家は決して多数派ではありません。