「いい天気ですね。僕もコーヒー買っていいですか」
「ああ、どうぞどうぞ。いい天気。写真撮りに来だの?」
「はい、のんびりした風景を」
「だったら良がったねえ。ここは田舎だもの
さっきあそこに、ヘビがいだのよ。こう、シューっとね立派なの」
「見ました。写真に撮りましたよ」
「ええ?撮っだの?あそごの橋のわだったとごよ」
「はい、そうでした。シマヘビでした。これでしょ?」
「いや、何蛇っていうんだが知らないけど。
はぁ、これこれ。あっら〜すごく綺麗に撮れでるねぇ」
「カメラがいいんです」
「いや、腕前よ、わざわざ来だんだもの、へぇーすごいねぇ…」
おばあさんは飲み物を3つぐらい買って
乳母車に乗せて帰って行く。
風景の中のどこにおばあさんと乳母車を置いてみても
フィットして絵になってしまう。
ここまで自転車で来て
バスに乗って学校(お勤め?)に行くのは分かる。
私たちが最寄りの駅まで行って
自転車置き場において出勤するのと同じこと。
もはや
待合室が自転車置き場になっている。
外に停めているのは
後から来て入れられないのか
いやいや元々屋根付きは遠慮して、だろうか。
待合室を利用する人もいないのか
大体ベンチは横向きじゃなくて
普通こっちむきに置いてあるよね。
自転車がお尻まで入るように
ベンチをどけちゃったのか?
別に問題視でも文句でもなくて
ここを通りすがり
アイスの缶コーヒー飲んで休んでるおじさんの
脳の思考をご披露しただけ。
GWに特に予定は無い。
やらなければならないことを探せば
事務的なことやら
断捨離やら
つまらないことは目白押しで出てくるが
ついヒマに任せてヤフオクなど見ると
うっかりまたフィルムカメラなど欲しくなる。
いかんいかん、となって
夜の散歩にデジタルカメラを
ぶら下げて出てみれば
ほら、なんて素晴らしいのでしょう。
フィルムではこうはいかない。
まあフィルムにはフィルムの良さも
可能性もあるのだけれどね
20分前に撮った写真をもうここに
ってわけにはいかないもんね。