-写真の部屋-

奥野和彦

書き割り

2023-05-07 12:20:57 | 写真


「いい天気ですね。僕もコーヒー買っていいですか」
「ああ、どうぞどうぞ。いい天気。写真撮りに来だの?」
「はい、のんびりした風景を」
「だったら良がったねえ。ここは田舎だもの
さっきあそこに、ヘビがいだのよ。こう、シューっとね立派なの」
「見ました。写真に撮りましたよ」
「ええ?撮っだの?あそごの橋のわだったとごよ」
「はい、そうでした。シマヘビでした。これでしょ?」
「いや、何蛇っていうんだが知らないけど。
はぁ、これこれ。あっら〜すごく綺麗に撮れでるねぇ」
「カメラがいいんです」
「いや、腕前よ、わざわざ来だんだもの、へぇーすごいねぇ…」
おばあさんは飲み物を3つぐらい買って
乳母車に乗せて帰って行く。

風景の中のどこにおばあさんと乳母車を置いてみても
フィットして絵になってしまう。



バス停で

2023-05-05 00:32:37 | 写真


ここまで自転車で来て
バスに乗って学校(お勤め?)に行くのは分かる。
私たちが最寄りの駅まで行って
自転車置き場において出勤するのと同じこと。

もはや
待合室が自転車置き場になっている。
外に停めているのは
後から来て入れられないのか
いやいや元々屋根付きは遠慮して、だろうか。
待合室を利用する人もいないのか
大体ベンチは横向きじゃなくて
普通こっちむきに置いてあるよね。
自転車がお尻まで入るように
ベンチをどけちゃったのか?
別に問題視でも文句でもなくて

ここを通りすがり
アイスの缶コーヒー飲んで休んでるおじさんの
脳の思考をご披露しただけ。

22:20

2023-05-01 22:52:50 | 写真


GWに特に予定は無い。
やらなければならないことを探せば
事務的なことやら
断捨離やら
つまらないことは目白押しで出てくるが
ついヒマに任せてヤフオクなど見ると
うっかりまたフィルムカメラなど欲しくなる。
いかんいかん、となって
夜の散歩にデジタルカメラを
ぶら下げて出てみれば
ほら、なんて素晴らしいのでしょう。
フィルムではこうはいかない。

まあフィルムにはフィルムの良さも
可能性もあるのだけれどね
20分前に撮った写真をもうここに
ってわけにはいかないもんね。