-凸凹帖-

写真 奥野和彦

市内用事

2015-08-07 21:40:32 | 写真


仕事が続いていた分、溜まっていた用事を片付ける。
市役所、通院、保健所、ホームセンター。
カメラを持って歩いても
なかなかシャッターを切る事はなし。



夕方、月が出る。
栃木の方に黒い大きな雲が出来て
中で稲光が光っている。雲に覆われているので
こもった光が時折見える。
何かみたいだが、はっきりと何のようだ、と思い出せない。

家の前を通る電車の栃木の方から来るやつは
ステンレスの車体を濡らしてやって来る。
マンションの北側のカーブの立ち上がる所で
近所の建物の照明を
一両ずつ、ギラン、ギランと反射させて光る。


クラクラカーペット

2015-08-04 23:13:46 | 写真


朝方は今日は少し涼しいかと勘違いの期待を
してみるがやはり勘違いで
こういう時に屋外の仕事は気を引き締めてやるしかない。
暑いとか、イヤだとか思ったら油断が出て
仕事にエラーを来す。

黒いポロシャツで行ったら
帰りは塩を吹いていて電車のクーラーで乾くと
昆布みたいだった。
ほぼ、自分と同様の格好をしてレッドカーペットで
ファンと握手をし続けたトム・クルーズも同じように
汗をかきそうなものだが、仕事になるとスターは
それさえも制御出来るようだ。



それが、自分の仕事なので
東京は歌舞伎町のレッドカーペットの上にカメラを
ぶら下げてトム・クルーズとガードマンの横で
ヒイヒイいっているが

こんな暑い夏の日の同じ時間に
東北の山の中のある町のバス停付近ではどんな人がバスを
待っているだろうか、とか
九州の国道沿いのドライブインで冷やし中華をすすりながら
このプレミアのニュースを見るとも無く眺めている人が
いるだろうかとか、
今、まさに死にそうな誰かを看取ろうと
手を握って名前を呼んでいる人もあるかもしれない、とか
また、そんなことを考えてみる。
では、まさに生まれようとしている命もあるに違いない。
いろんな事が同時にあって今が進行している。


きんしゃちくんからは仕事で加計呂麻島に来ていると
メールでフェリーの写真が届いた。