旧高橋是清邸(暗殺現場) 江戸東京たてもの園移築
昭和11年2月26日、軍事クーデターが勃発したと歴史書が伝えている。
東京の地図の上に2.26事件の舞台となったところをおいてみた。
戒厳令司令部が置かれた旧軍人会館「現九段会館」が3.11地震の被害から立ち直れないまま地上から姿を消そうとしている。
靖国神社の境内に近く、日本遺族会があることから旧軍関係、右翼活動家には馴染みの深い建物である。
また満州国 溥傑氏の結婚式が昭和11年に行われた。建築様式も当時の思想を反映したものであり、歴史の証人でもある。
現在は東京の目印となるような建築群で覆われているがすでに79年経過し、この事件も風化しつつあると言われている。
しかし現在、中近東をめぐる国際情勢は再び戦争参加への懸念が高まっている。
世相は多くの点で世界大恐慌後の昭和初期に似ていると指摘されている。
クーデターの実行にかかわった青年将校の履歴を拾ってみると、30歳前半の若さである。
主な関与者
真崎甚三郎 陸軍大将 軍事参事官 60歳
本庄繁 陸軍大将 侍従武官長 60歳
山下 奉文陸軍大将 51歳
北一輝 53歳
西田税 陸軍騎兵少尉 予備役 35歳
村中孝次陸軍中佐 33歳
磯部浅一陸軍一等主計 31歳
野中四郎陸軍大尉 歩兵第1聯隊 33歳
栗原安秀陸軍中尉 歩兵第1聯隊 28歳
所在地 「現国立新美術館」
安藤輝三陸軍大尉 歩兵第3聯隊 31歳
所在地 現「アークヒルズ」
中橋基明陸軍中尉 近衛歩兵第3聯隊 29歳
所在地 現「赤坂TBS」
叛乱軍司令部 山王ホテル
所在地 現「山王パークタワー」
階級も尉官止まりで現場の指揮官であっても政治に関与する立場ではない。
この事件はたびたび映画にも取り上げられているし、ときに美化して扱う場合も、戦争への糸口となったという否定的な見方もあるが
どちらも鵜呑みにするのは危険だ。
これを駆り立てた背景について様々な後知恵が囁かれるが単純にデータのみから理解できることを探ししてみたい。
先般、小金井の江戸東京たてもの園の「高橋是清邸」を訪ねた方のお話をうかがってそう思った。
昭和11年2月26日、軍事クーデターが勃発したと歴史書が伝えている。
東京の地図の上に2.26事件の舞台となったところをおいてみた。
戒厳令司令部が置かれた旧軍人会館「現九段会館」が3.11地震の被害から立ち直れないまま地上から姿を消そうとしている。
靖国神社の境内に近く、日本遺族会があることから旧軍関係、右翼活動家には馴染みの深い建物である。
また満州国 溥傑氏の結婚式が昭和11年に行われた。建築様式も当時の思想を反映したものであり、歴史の証人でもある。
現在は東京の目印となるような建築群で覆われているがすでに79年経過し、この事件も風化しつつあると言われている。
しかし現在、中近東をめぐる国際情勢は再び戦争参加への懸念が高まっている。
世相は多くの点で世界大恐慌後の昭和初期に似ていると指摘されている。
クーデターの実行にかかわった青年将校の履歴を拾ってみると、30歳前半の若さである。
主な関与者
真崎甚三郎 陸軍大将 軍事参事官 60歳
本庄繁 陸軍大将 侍従武官長 60歳
山下 奉文陸軍大将 51歳
北一輝 53歳
西田税 陸軍騎兵少尉 予備役 35歳
村中孝次陸軍中佐 33歳
磯部浅一陸軍一等主計 31歳
野中四郎陸軍大尉 歩兵第1聯隊 33歳
栗原安秀陸軍中尉 歩兵第1聯隊 28歳
所在地 「現国立新美術館」
安藤輝三陸軍大尉 歩兵第3聯隊 31歳
所在地 現「アークヒルズ」
中橋基明陸軍中尉 近衛歩兵第3聯隊 29歳
所在地 現「赤坂TBS」
叛乱軍司令部 山王ホテル
所在地 現「山王パークタワー」
階級も尉官止まりで現場の指揮官であっても政治に関与する立場ではない。
この事件はたびたび映画にも取り上げられているし、ときに美化して扱う場合も、戦争への糸口となったという否定的な見方もあるが
どちらも鵜呑みにするのは危険だ。
これを駆り立てた背景について様々な後知恵が囁かれるが単純にデータのみから理解できることを探ししてみたい。
先般、小金井の江戸東京たてもの園の「高橋是清邸」を訪ねた方のお話をうかがってそう思った。