2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

須賀の園の藤

2008年04月29日 | ひとりごと

2時間の予定で伊勢崎方面まで出掛ける。
途中、広瀬川河畔の「須賀の園」に差し掛かると名物の藤が満開。かつては郊外だったのにいつの間にか住宅に取り囲まれている。当時の雰囲気はもっと郊外に出ないと味わえないようだ。駒形のインターチェンジ附近で一時間経過し引き返す。黒い体調15㍉くらいの虫が多数飛びぱちぱちと言った具合にあたりはなはだ気持ち悪い。でも春がどんどん進んで夏に向かっているのだ。

途中、3月に竣工した「夏椿の家」による。皐月がきれいに咲いていたので自転車を止めて眺めていたら家人がでてこられたのであいさつし、お茶をご馳走になってしまった。今街路樹のハナミズキが満開。やや厚めの花弁は日差しが強いとくっきり白く見えなかなか派手なのだが、散り際まで粘っているものだから、少々汚くも見える。この辺が桜と違うところ。


坂東橋

2008年04月28日 | ひとりごと

今日は坂東橋まで。
2時間28km走る。
向かい風と上りこう配で行きは全くスピード出ず。
風力発電の風車を見上げながら自然の力にため息をつく。

事務所は春休み。しかし仕事はちょこちょことあるので間の時間は体力増強週間とさせていただいた。

群馬県近代美術館

2008年04月27日 | ひとりごと

今日から春休み
自転車で群馬県近代美術館をめざす。
途中で野草を撮影しながらたどり着く。片道18㎞ほど。
利根川自転車道は途中、南部大橋から昭和大橋の区間が豆砂利入りのコンクリート舗装で浮いた石で車輪はとられる、石が飛んで遊んでいる子供にあたりそうになるといった具合で快適でない。MTBな問題が無いのだろうが細幅のミニロードにはつらい。一考をお願いしたものだ。
磯崎新の展示もすばらしかったずっと見ることが出来なかった「南城一夫」の作品が見られてうれしかった。

染井吉野から欅

2008年04月22日 | ひとりごと

舞台の進行のようにお決まりの染井吉野の開花、そして欅の新芽、街ではハナミズキが咲き始めた。毎年毎年繰り返す。
若いころには目に留まらなかったものだが。
また自転車で乗り出すようになると徒歩とも自動車とも違う時間経過がある。ますます植物が身近なものになってきた。

前橋ではチューリップの首切りが多発。
でもこの花は沿道に植えるよりプライベートで一輪ずつ育てるほうが似合う花だ。
水栽培で小学校のころ育てた経験を持つ人も多いはず。
個人の生活に踏み込まれるとうっとうしいもの。沿道のチューリップは何かそんな気がする。花には気の毒だが、花を見て不快に思った人も花がきれいなだけに屈折した思いを持った人も居るのでは。おっと自分もその一人かもしれない。

上毛大橋

2008年04月22日 | ひとりごと

上毛大橋は東岸は川原町のほぼ利根川の河床の高さ+3mくらいから西岸は吉岡の河岸段丘で高低差はかなりある急勾配の橋で約1kmの新しい橋だ。
自動車でも吉岡方面から来ると相当加速してしまうから自転車で上り来るかしり込みをしてしまう。
桃の木川サイクリングロードを北上して上毛大橋の急勾配に初めて挑戦。何とか上りきる。日曜日の河原は思い思いの休日を楽しむ人たちでにぎやか。
こんな日曜日の楽しみ方もあったのだ。

八重桜

2008年04月17日 | ひとりごと

今年は念願の京都で花見、祇園白川の夜桜見物もすばらしかった。
また前橋公園の放水路の両岸の桜もいつに無く見事だった。もっともイベントがあって雰囲気を乱されはしたが。
花見も終わりいつもの日常生活が始まる。
朝少し早起きしたので出勤前に利根川縁を自転車で走る。群馬大橋の近くの八重桜は今が見ごろ。染井吉野や山桜に比べるとややはでな成熟した女性といった風情であるが少し冷たい川風に噴かれゆれていた。

桜の京都

2008年04月09日 | ひとりごと

桂離宮を参観のため京都に行く。3年ぶり。
3度目の参観となるが、どうせなら桜の季節と正月に申込み運良く桜の咲く時期に日取りが決まったが今年は春の訪れが早く、開花予報にやきもき。
あいにく参観の当日は雨天となったがしっとりとした情感あふれる桂離宮となった。最初に訪れたのは30年も前のこと、このときも雨だったのでかえってそのときの記憶がよみがえる。

公家社会の建築とはいえ別荘ということもあり、書院はきりっとした表情であるが庭に点在する茶室群はくだけた表情の建築である。土壁の色が意外と鮮やか。ここまでの色は住宅ではなかなか使えない。主屋の白い壁と黒い柱のストイックな表情とは異なり、自由自在な遊び心に溢れている。例の市松模様のふすま紙も大胆な柄が際立つ。

園路を進むたびに切り替わる風景は様々意図が隠されていることを見抜くのがたいへん。見せたり、隠したり、庭の作者の巧妙な手腕を感じる。
書院棟に上がれないのは残念なことだが参観者のお行儀を考えればやむ終えないことかもしれない。

前日には市内の「吉田家住宅」を訪ねる。大きな商家を住ながら保存をされている。京の座敷や庭の案内を御当主から受ける。
大きな家を維持していくのは大変なことだが、洗練された京文化をあちこち感じることが出来た。
昼食は「御料理光安」とする。こちらは庶民の住宅を手入れして若い店主が営む和食の店、料理がとてもやさしい。
「鶴屋吉信」で中村外二の施工である茶店で一休み。洗練された数奇屋普請の仕事だ。夕食まで円山公園から清水寺の方まで歩く。あまりの人手の多さで寺直前で引き返す。夕暮れの東山をくだり「祇園ランブル」で夕食。現在もお茶屋さんと同居の店だ。
食後、白川沿いの満開の桜の下を見上げながら鴨川まで歩き、木屋町三条の「Times」による。古びたとはいえ高瀬川の水面と絶妙な高さの間合いはいつ来ても楽しい。桜の花びらが高瀬川を下る。

当日朝は瓢亭別館で朝食をとり、蹴上の都ホテルに立ち寄りインクラインの桜並木で桜吹雪に遭遇。京の桜の季節が終わるのを感じる。
南禅寺の桜はすでに名残りの風情。それでも山門を取り囲む桜の古木との対比は見事。

桜の京都を満喫する。