2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

紫陽花

2018年05月31日 | ひとりごと

「とうとう」というか、「もう」というか、紫陽花が街角に見られるようになった。6月の代表的な花である。やはり今年の夏は早い。夕方、広瀬川畔を歩いていたらもう満開だ。
少し気持ちが騒ぐ。

午後、JIA住宅部会のセミナー講師との打ち合わせで講師の自邸を訪問する。広瀬川のサイクリングロードに面して上毛三山(赤城、榛名、妙義)、谷川岳を始めとする上越国境の山々、浅間山など信州の山々が一望できる好立地。なんとも羨ましい。比較的広い敷地に塔状の船舶をも連想させるキリッとした直方体の造形。周辺の商品住宅とは一線を画するものだ。インテリアも自邸らしくご自身の趣味、関心事を存分に表現しているもの。建築家の自邸らしい住宅と言えよう。今回のセミナーでは住宅の本来建てる意味まで掘り下げたいと思う。表面的なスペックを競う無意味さを問いたい。

2018年05月30日 | ひとりごと
2006年6月11日撮影

朝から弱い雨、梅雨とは違うのだろうが5月はやはり晴れている方が良い。冬の雨とは違い、冷たいと思うほどではない。もうじき梅雨。雨の日に訪れた栃木市の巴波川を思い出す。しっとりとした情景。情感。これはこれで良い。

日本の景色は湿気を伴ったほうが良い時がある。最新のデジタルカメラ、レンズはやたらと解像力が高く、絞り込むとやたらとくっきりしてしまう。開放にすればそれなりに柔らかくなるのだが、古いレンズの甘い表情も捨てがたい。ただ焦点をあわせるのがだんだん億劫になってきた。

久しぶりに三脚を新調した。現場に行くときついじゃまになるので横着を決め込んでいたが静物を撮るにはやはり三脚は有効だ。もっとも手ブレばかり機にしていて三脚を過信していたら風で被写体が動いてピントを外してしまった。欲張らずにシャッター速度は屋外ではある程度余裕を見て感度で調整したほうが良さそうだ。ピンぼけではどうにもならない。
絞りは作画に一番影響があるから最後に調整が良いかな。

国産のVelbon 三脚 ウルトラロック ULTREK UT-45という三脚は足が細くやや頼りないがたたむと非常にコンパクトでかつ6段の伸長ということもあり、地表面の草花の撮影には逆に便利。自重が軽いILCE-7M2+FE 24-105mm F4 G OSS程度の組合わせでは充分に実用になる。取り回しが良いのがアマチュアには便利だ。

GICCのセミナー

2018年05月30日 | ひとりごと

GICC(群馬インテリアコーディネーター協会)の5月セミナーが開かれた。今日は日頃お付き合いのある家具や建材メーカーとの意見交換会。
双方向の情報のやり取りである。意見交換以後は軽食での懇親会。軽食とはいえテーブルクロスを掛け、花をいけ、紙皿も一工夫とこの会ならではの決めの細かい演出となった。担当された方々のご苦労に感謝したい。

この会とのお付き合いは25年にわたる。事務所開業直後に勉強会に誘われたのがきっかけになった。建築設計の仕事にすでに20年以上携わっていたが公共工事の仕事は予算執行ありきでインテリアコーディネートまでなかなか思いが行かない。 勉強会でインテリアコーディネートについて必要性を学びその後資格を取得した。
ここでの様々なお付き合いが事務所の成長も助けていただいた。GICCがこれからも存続、成長していくことを願う。

初夏の花

2018年05月28日 | ひとりごと

初夏の赤城自然園で山野草と遊ぶ。今年は夏が早い。次々と花が入れ替わりながら咲いている。でも今年の花はこれだけ。確実に時間が過ぎていく。天候は曇り。時々雷鳴が聞こえる。鳥のさえずりと葉擦れの音しか聞こえない山の中。心が静まる。


ミヤコワスレ


オオヤマレンゲ


フジバカマとアサギマダラ




赤城高原

2018年05月27日 | ひとりごと

「カフェアウル」まで赤城高原を登る。距離は往復50km強だが利根川左岸の河岸段丘を登らなくてはならない。ここまで登れなくなったら自転車を降りる。そんな大げさな話ではないが一つの指標ではある。渋川市の大正橋まではいつものコース。木陰が多いので涼しくて走りやすい。今日はたくさんのロードバイクが走っていた。


古い大正橋の部材か



大正橋から敷島駅まで上越線と交差しながら移動。一休み。


やや味気ない211系上り新前橋行き電車


かつての主役115系上り高崎行電車(過去画像2016年)


北関東限定の107系上り高崎行電車(過去画像2013年)

今日は深山周りのコースを選ぶ。赤城インターまでの上り坂は自動車用に新しく作られたものだから線形が単調で急勾配。そして日陰が少ない。深山廻りは河岸段丘の急坂を回避しつつ沼尾川沿いに迂回するコース。標高差は同じでも迂回する分、平均勾配がゆるくなる。生活道路である。代掻きや田植えなど稲作の準備が進んでいる。田んぼの水面には山が逆さに写っている。深山の交差点で一休み。気合を入れて曲がりくねった道を赤城高原まで一気に登る。林の中だから涼しいのが助かる。平均時速をかなり落としながらなんとか「カフェアウル」に到着。



オーナーご夫妻が出迎えてくれた。昼食を済ませ一休みしてから渋川市街に下る。やや南風に邪魔された感じが残念だが法定制限速度を意識しながら丁寧に下る。まずは気持ちの良いツーリングだった。

静かな週末

2018年05月26日 | ひとりごと

あたり前のことだが仕事以外、まとまったことが出来ない、しない、平日。ふとブログを書こうと思うとネタがない。
多分これが日常というものなのだろう。日中の仕事のことはこのブログに書くことは出来ないから当然である。

仕事を終えて外に出ると風が気持ち良い。日没も遅いこの時期。夕方の寂しさもない。昨日は25日の金曜日。ひさしぶりに町には大勢の人たちが繰り出していた。
今日はどうだろうか。外は静か。土曜にはすっかり休日になったようだ。

慌ただしく木曜日

2018年05月24日 | ひとりごと

慌ただしく木曜日。何ということもなく1日終わり。これで良いの悪いのか。
ネタ切れである。時事問題については全て膠着状態の気持ち悪さ。触れる気にもならない。

最近ネット上で「マスゴミ」なる言葉を見かける。「マスコミ」とゴミを賭けてのことであろう。たしかに誤報や特定のイデオロギーに偏った記事を見かけることもある。
しかし、本来機能すべき「マスコミ」の必要性さえ否定する意見には同意できない。インターネット上の情報は正誤については誰も責任を問われないと考えるべきだ。
故意に嘘を流している可能性も咎められない。今求められているのは健全で毅然とした「マスコミ」なのだ。視聴率や、販売部数などにおもねること無く正確で必要な情報を流してほしい。

麦秋

2018年05月23日 | ひとりごと

天気予報通り、午後から小雨。今もわずかばかり降っている。雨だれの音も聞こえる。午後所用で外出したら刈り入れ間近い麦畑に出会う。麦秋である。
稲とは違いまっすぐキリッと立っているのが初夏らしい。

1951年の小津安二郎の名作「麦秋」のタイトルを過ぎに思い出す。自分の生まれる前年の映画だから当然映画館では見ていないがDVDで観ることは出来た。
戦前の暮らしぶりも引きずり、戦後の復興期の活気も新しい行き方も感じられる画像が好きだ。カメラアングルも少し低めの芝居を撮しているような静かなカット割りも好い。
中流以上の家庭であろう、立ち振舞や言葉もきれいだ。美しい日本がそこにある。

愛読書の「ビッグコミックオリジナル」に今注目されている作品がいくつかある。「昭和天皇」「赤狩り」そして自分的には「新黒沢」である。
天皇陛下の政治利用、単なる損得勘定、付和雷同の国民感情。ルール無視の競争。等々、どのように捉えられるかは読者の側の判断であるが現代の問題にこれほど符合している作品はない。こちらは最近の事象から感じるのだが。

また一歩夏へ

2018年05月22日 | ひとりごと

夏至まで1っヶ月を切った。明日はまた雨で気温が低いとか。但しまたしばらく晴れる見込み。
6月末に北海道への旅行を計画する。梅雨がない北海道と言われてきたが最近は様子が違うらしい。台風も来る。好天を祈るばかり。

夜、ケヤキウオークへ買い物に行く。時間調整で紀伊国屋書店で本を物色。見つからないので立ち読みだけで失礼する。商店街を疑似体験するようなアトリウムをいったり来たりすると何故か懐かしさがある。かつては桑町の通りもにぎやかだったな。テナント運営者に集められた店舗である。自然発生ではない構成。なにかもどかしさがある。

大学生が1人で記者会見をやっていた。すごい根性である。聞かれたくもないことを記者特有の無遠慮な質問に淡々と答えていた。彼自身大きく人生を狂わせてしまったのだろうが自分の信念に沿って筋を通したことは今後の人生にきっとプラスになるだろう。人生の失敗成功など概ね半々なのだから心配することはない。

高度プロフェッショナルに関わる裁量労働制について話題になっているがみんな経営者になるのが良い。受動的に仕事をするの辛いことだ。長時間に渡ればなおさらだ。これを脱するには主体的にできる仕事環境を作ること。つまり組織を離れて自分の能力を頼りに七転八倒することだ。勤め人を21年。経営者を26年やってみてわかったことではある。

のんびり休日

2018年05月21日 | ひとりごと

5月の空気を今日も愉しむ。緑が深くなったと言っても標高ごとに様々。そんな景色を今日は撮る。これから夏に向かっての変化はいかに。



世間ではそんな呑気な話題は出てこない。権力に取り憑かれた見苦しい話題ばかり。子供たちが勘違いしなければよいがと願うばかり。大人は良い手本を示さねば。

木漏れ日ポタリング

2018年05月20日 | ひとりごと

からっとして初夏らしい1日、児玉の「二松菴」にそばを食べに杉の峠を越える。この峠は登り3km程度の小さな峠だが左カーブではイン側にとんでもない勾配。それでものろのろ登りきり、児玉側は気持ちの良い下り勾配。法定速度程度で丁寧に下る。



途中には大好きな大きな民家が健在。美しい。





「二松菴」は山奥にもかかわらず昼時とあって大いに賑わい、少々待たされる。待つ甲斐のある蕎麦をいただく。



食事後南南東の風に後押しされながら川沿いに本庄市に下り、上里町三町の「パサリ村」のカフェで小休止、ノンアルのモヒートをいただく。ミントとライムが走ったあとの喉には心地よい。



玉村町まで戻ると「麦秋」の景色。実りとはいえ秋とは又違った爽やかさ。快適な1日だった。


カーディガンを羽織る

2018年05月20日 | ひとりごと

風が強い1日。気温がどんどん下がる。昼間は半袖のシャツだったが夜はカーディガンを羽織る。ちょうどよい。
ただまだ冬物が出しっぱなし。そろそろしまわねば。

仕事は切りが良いので明日、明後日はのんびりしたいところ。それにしても目まぐるしい天候の変化。予定が立てにくい。

イリューシン62M

2018年05月17日 | ひとりごと

1990年夏、スペインに旅行した。マドリッド、トレド、グラナダ、バルセロナを廻る。ついでにパリ、ジュネーブ、ベルン、ハイデルベルグ、フランクフルトにも立ち寄る。
友人のKさんの関係でフリーのカメラマンの旅行に便乗ということで旅行会社の主催旅行ではない。そのときにヨーロッパへの往復に旧ソ連のアエロフロートを利用、機材がイリューシン62Mだった。貧乏旅行には皆さんよく利用していた。

その前年の旅行がBAのB-747だったので成田での初見は小さいなというのが第一印象。機内に入るとエアコンの霜を盛大に白く吐き出している。ちょっと嫌な予感。それでも飛び立ってしまえば騒音値が高いといわれるエンジンも機体後部に取り付いているので然程にならない。CAさんは年配のやや体格の良い女性。操縦室のドアは鍵がかかっておらずトイレのドアと間違えて開てちょっとバツが悪い。トイレの紙はロールではなく硬い四角い紙が隅に置いてあり、ちょっと懐かしい感じ。モスクワ着陸の際は雲の上から急降下。パイロットの操縦桿の操作が伝わってくるような機体の姿勢の変化。少し怖い。モスクワ乗り継ぎだったので一旦空港建物に入る。暗い表情のビル。翌年1991年にはソ連崩壊。アフガニスタンでの失敗が響いたのであろう。西側とは経済格差が広がる一方であった時代を表していた。改めてパリ行に乗り換える。こちらは花形路線なのであろう。CAさんはスラブ美人のモデル級。機内の掲示板の額縁がブナのような白木。飛行機の機内で何という贅沢。

もう28年も前のことだが旅行、特に海外旅行ともなるとつまらなくディテールまで覚えているもの。最近忘れっぽくなる一方だが昨日あたりイリューシン62Mが話題になっていたので当時を思い出した。