2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

013メモ 盃・庶民の戦争

2021年12月04日 | ひとりごと
今日は太平洋上で連合国との戦争が始まった日。ハワイ、フィリピン、マレー半島から始まった戦争は大きな傷跡を残して終結した。
開戦に至る過程での意思決定が現代にも通じるものを感じ、一向に進歩していないとの思いを持つ。

台所を整理していたら古い酒器が出てきた。いずれも徴兵され任期が終わり除隊時のお祝いに配られたもののようで高台の中に苗字が記されている。
陸軍のものは京都にあった第16師団野砲第22連隊の所属で満州派遣 除隊記念とあるのでWikpediaによれば昭和14年8月1日に宇品(広島県)に上陸と記録にあるのでそれ以降のものと思われる。同師団は昭和20年7月にはフィリピンのレイテ島にて玉砕状態とあるのでどのような運命をたどったかは不明である。
海軍のものは満期除隊とあるので再招集がかかったかどうかは不明だが、これらの盃の出処そのものが今となってはわからない。
いずれにせよ80年前におきたことの事実の証拠であることには間違いない。どのような気持ちでこの盃を上げたことだろうか。

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