2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

地名と住居表示

2016年11月29日 | ひとりごと

建築は社会のストックを活用する時代に入ってきたと最近言われるようになった。
今残したい風景について報告する機会を与えられている。ある会報誌のための執筆である。
前橋もゆっくりながら姿を変えてきている。その中で何が残って欲しいのだろうか。
忙しさにかまけて足元を見ない生活が長すぎた。



前橋の中心部が「地名」から「住居表示」に変わってから久しい。
元は「連雀町」という地名の町内だった。
全国的にも点在する地名で隣の高崎市には現存する。

「連雀」はにぎやかな場所を指すことのようで前橋の連雀町は貞享元年(1683年徳川綱吉の時代)の「前橋風土記」にその町名が記されているとされている。
連雀町の中心であったえびす通りの南北に伸びる通りを北に向かうと旧利根川の右岸崖線を下り、旧河床に形成された桑町通り、さらに弁天通を抜けて小柳町から才川町に至り、旧利根川の左岸の鎌倉坂を登り赤城山に至る南北の軸線である。



子供の頃に記憶では桑町通りなどは日曜日など混雑で歩くのもままならなかった。赤城商会の角には反対側に麻屋デパートの威容を誇り、小さな店にも多くの客が出入りしていた。
これらの旧町名も廃止になってから50年以上立ったから自分の年代でも正確に記憶しているか怪しい。



旧町は表通りを挟んで左右の町屋で構成されていたのに対し、住居表示のための新町名は表通りに囲まれた区画を指すようになったようだ。連雀町も東側が本町二丁目、西側が本町一丁目と言った具合。本町は旧隣町の地名を引き継いだ。一方、千代田町、大手町、三河町、表町等突然できた町名もある。歴史的文脈とは一切関係無しで出来た町名である。すでにその町名のもとで生まれた人も50歳を越えようという現在、過去を懐かしがっても意味のないことかもしれないが、都市再生を論議することが多くなってきた現在、「温故知新」、前橋の歴史をもう一度見つめ直すことも再生への手がかりとなるのではないだろうか。



-2度を体験

2016年11月28日 | ひとりごと

寒い寒いと言っていながら二度上峠から鹿の子斑の浅間山が見たくなった。



まだまだ積雪は少なく今日は残念ながら山頂は雲に覆われてよく見えない。
葉を落とした唐松林越しに見える浅間山はもう少し冬まで猶予がある表情。
四季を通じていい山だ。



C6120に初めて遭遇 ・ TV番組「大改造・ビフォーアフター」が終了

2016年11月27日 | ひとりごと

午後から天候がくずれるというので今日も軽く敷島駅まで走る。意外と暖かく、かつ向かい風もない良い自転車日和だった。
上越線の渋川沼田間は撮り鉄のたくさん集まる区間。今日も蒸気機関車の牽引する列車が走るということで沿線にはカメラを抱えた人たちが思い思いに場所とりしている。



偶然上りの115系電車とC6120牽引の列車が敷島駅構内ですれ違う。D51のほうがこの線区では先輩だが旅客専用のC61形式のほうが貫禄があるようにみえる。
JRは引退したSLを再整備して走らせているが鉄道の持つ魅力を合理化一辺倒でなく保っている姿勢に好感が持てる。部品維持も大変だろうがぜひ続けてほしいものだ。



古いもののリフォームと言えば残念な話題も一つ。TV番組「ビフォーアフター」が終了するとのこと。



TV番組として視聴率確保、スポンサーへの配慮など制約が大きいもののリフォームという分野に陽を当てた功績は大変大きいのではと思う。
初期の恣意的な演出にあきれ殆ど見ていなかったのだが、2013年の今頃、制作会社から突然出演の打診を受けた。当然躊躇したのだが好奇心に負けて出演を決意し、2014年8月10日「白鳥が見えない家」の番組に出演した。

制作スタッフの異常な粘り強さが特に印象に残っている。あちらも大変な世界だ。
全面リフォームの仕事を通して新たな分野の可能性も少し見えた。

最近になって「空き家、空き地」に関する話題が急に多くなった。昨年から2件、リフォームの仕事を前橋の街なかで携わる。



住宅はすでに供給過剰の時代に入った。さらに地方においては首都圏への人口集中のあおりで限界集落の出現、単に大企業優先の労働政策によって生み出された非正規雇用の低賃金層の増加は新築住宅の可能性を低くしつつある。今後さらにリフォームの重要性が増すものと思われる。この番組も時代を先取りしてその役目を果たしたものと思われる。今度は我々の出番だ。




2016年11月24日 | ひとりごと

11月だというのに降雪あり。
気温も上がらず気が早い冬の到来。
冬用タイヤの準備が間に合わなかったので出張予定を一件キャンセルさせて頂く。
それにしても初夏の雨不足、夏から秋にかけての長雨、そして今日の雪。天候不順な年だ。

古い友人たちと飲む。
お店の人がなにか老人をいたわるような気遣いを見せる。こちら老人という自覚は無いのだが、話題はやはり老後のこと。
とにかく元気なうちは元気でありたい。自分の時間を大切にしなくてはとしみじみ思う。
「65歳以上徘徊禁止」などということにならないよう気をつけねば。

勤労感謝の日・新嘗祭

2016年11月23日 | ひとりごと

水曜日の祝日。
無理に日曜日に祝祭日をつなげる現在の制度はその祝祭日の起源の根拠を危うくする。
さらに、古来より農業主体の暮らしの中で秋の収穫を祝う「新嘗祭」は敗戦でGHQの指令で現在の「勤労感謝の日」と改称されたとある。出典wikipedia

農業に関わりがないとは言え一年の冬の前の一区切り。四季の一回りを大過なく過ごせたことに安堵する。

一週間が始まった。

2016年11月21日 | ひとりごと

一週間が7日でそのうち2日が休日。
社会に出た頃は土曜日は半日日ごと。
午後からは草野球や麻雀など職場の同僚と遊んだ。

やがて土日休日が広まり、しかし同僚との付き合いも薄くなってしまったように感じる。
今の職場は日月休みが基本。但し祝祭日があると月曜は仕事。今週がそうである。
住宅の仕事が多いため来訪者の対応を重視すると土曜日はとても大切な日となる。
もっとも働く人たちに抵抗がないわけではない。土日休みの友人たちとの付き合いに支障が出ることもあるだろう。

「連勤」という言葉を先日聞いた。いわく58連勤であると。
小さなお店を切り盛りしていると繁忙期には経営者は休んではいられないということだ。
それも朝4時から仕事とか。
こちらは経営者は365日24時間働く権利があると嘘ぶいて権利を行使しないでお休みをいただく次第。

私的な予定はいつも直近の仕事に振り回されがち。
いろいろ行きたいところが溜まっているがどうもうまくいかない。
のんびり海を見に行きたいのだが群馬からはいずれも遠い。春の海まで結局お預けか。


霧から快晴の日曜日

2016年11月20日 | ひとりごと

朝は街を霧が覆う。昨日はデライトの忘年会、今年第一号。朝は陽が差し込まないのと昨日の酔いで寝坊する。



少し遅くなったがいつものコース。但し利根川左岸を走り、そのまま敷島駅へ。SLの運行日とあって撮り鉄の姿、多数。
たぶんE233系では撮る気にならないだろうと思う。SLという過去の遺物のほうがなぜ惹かれるのだろう。
実際SLの石炭の煙が入り込む客車に乗った経験のある者にとっては複雑な思いだが機械のもつ魅力が電子機器で固められた現代の車両には感じられない。
途中115系4連の上越線上り736M列車とすれ違う。もはや古豪の域に達してしまったが全鋼製の重量感ある走りが見られるのもあと僅か。211系では中古車両の地方私鉄と同じといった感じが寂しい。

紅葉もいよいよ見頃。穏やかな一日だった。





JIA学生設計コンクールの打ち合わせ

2016年11月19日 | ひとりごと
2016年のコンクールの審査風景


「第11回 JIA北関東甲信越学生課題設計コンクール2017、第20回 JIA群馬クラブ学生卒業設計コンクール2017」の打ち合わせ会議が高崎であった。会議そのものには参加しなかったが、近県の旧知の会員がお見えになるのでご挨拶がてら懇親会から参加。

JIA北関東甲信越学生課題設計コンクールは自分が群馬地域会の代表幹事であったとき、各県でバラバラに開催しているコンクール等を統合してより北関東甲信越地域の学生への応援の一つにならないものかと石川純男会員に実行委員会設立をお願いして始めた。
それまでも近県の地位会へは相互にコンクールの審査員を派遣してきたので統合への下地はできていたと思う。
幸い「故青木榮会員」のお力添えで同氏の甥に当たる「青木淳」さんを審査委員長にお迎えしスタートを切ることができた。

試行錯誤で10年が経ち、各県とのネットワークも密なものになったきた。
今年もお手伝いをいただく学生も交え情報交換を行った。来年3月のコンクールが楽しみだ。

平穏

2016年11月17日 | ひとりごと

特に書くことがない。無いわけが無いのだが思い当たらない。
昨年の同日を振り返ってみる。

http://blog.goo.ne.jp/feb02041952/e/fbb28af2bb75172957419f0f66b921a1

ここのところ書くことに不自由だと思っていたら昨年も似たようなものだとわかってほっとする。

では10年前は
http://blog.goo.ne.jp/feb02041952/e/042e9dc2d0fd8dad51dfad7f06a99002

このころは一人で現場を飛び回っていた頃だ。状況は変わる。少し寂しくもある。

仕事、仕事

2016年11月16日 | ひとりごと
捻り鉢巻以外、記事には関係ありません。

水曜日は現場の定例会議の日。会議が延々と続く。
すぐ次の水曜日が来る。木曜日になっても気が休まらないどころか一週間の短さに辟易。

早く納めなくてはいけない家具の図面がなかなかはかどらない。アイデアはまとまっているのだがプレゼンの資料がもう少し。
週後半、さあ頑張ろう。

少し暖かくなった火曜日

2016年11月16日 | ひとりごと

月曜日は夜雨だったが火曜日は気温も上がり過ごしやすい一日だった。
概ね平穏に推移した一日だった。夜は片付けごとで気がついたら11時30分。

家具の入れ替えで余剰になった鋼製棚を譲っていただき早速組み立てる。
ちょっと要領をつかむのに手間取ったが仕口の工夫が面白い。

仕口に固定端となるよう部品が補剛の役目を受け持っていたり、支柱は鋼棒を交差させて溶接することで断面係数を稼いでいるようで全体に細身の印象を与えている。

それにしても20年近く前の製品が未だに現行品として販売されていることはさすが「無印良品」といえるだろう。
同社の製品は決して安価ではないが長く使われることを強く意識した商品作りは他社ではなかなか見られないものだ。
実際部材を補給しなくてはならないがこれがネット通販でポチッと買えるのだ。

組み立てはセルフビルド、だれでも同じ仕上がりが期待できる。但し力仕事であることには変わりない。
先日から書籍や荷物の移動で腱鞘炎気味の体にはきつい。