2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

JIA建築家大会2012横浜

2012年11月29日 | ひとりごと
JIA建築家大会2012横浜の「建築家の住宅模型展」に作品搬入のため、横浜へ行く。
05:57前橋発の列車に乗ろうとしたらJIA群馬の長井、曾田会員と駅頭で出会う。
横浜まで同行したがほぼ再睡眠で言葉も交わさず。

会場は古いビルを使用したBankARTStudioNYK
打ち放しコンクリートが剥きだしの荒々しい表情の会場。
住宅部会員の手で手際よく会場が組み立てられていた。

旧知の会員とひさしぶりに言葉を交わす。
住宅部会ならではのアットホームな雰囲気。
会員がいま何を考え、どんな作品を作っているかを知り得る貴重な機会でもある。

帰路関内駅までぶらぶら歩く。
海外航路の汽船が行き交っていた時代を彷彿させるビルが立ち並び、東京都も違った重厚な印象な街だ。
山下公園や中華街へは行くことがあったがこの地区に足を踏み入れるのは初めて。
あらためて散歩に期待と思わせる街路であった。

一年点検

2012年11月26日 | ひとりごと
工事が終わり引渡しが済んでから半年、一年、二年目と定期点検を行っている。自然素材を多用するので建材がなじむのに少々時間がかかるためだ。

今日はロードバイク3号機が就役後1年近く経つので点検を依頼した。
炭素繊維のフレームと金属製の可動部品はなじみが悪いところがあるようだ。

診てもらったらフロントの変速機が狂っていたらしい。
チェーンがはずれた時にこじってしまったようだ。
手でゆがみを直してもらったがも他変形する可能性がある。
カンパニョーロの低グレードのパーツはやややわなところがあるそうだ。

そもそもシマノのようなイージーな扱いを受け付けないようだ。
トルクをかけたままシフトダウンするとチェーンがはさまってそのまま外れてしまう。
一方シフトアップ時にレバーの引きが中途半端だとチェーンが外れてしまう。

まさに「使いづらい外車」を扱うようなものだそうだ。
被虐的な言い方をすればそこが可愛いのだ
「ふん、ど素人が」というような態度
カンパニョーロは猫族なのかもしれない。

そんな相棒とももう一年の付き合い。また新しいが始まる。
どこに轍を残そうか。





忙中閑あり

2012年11月25日 | ひとりごと
ここのところ日曜日も仕事になることが多い。気象情報が良好なのでちょこっとひさしぶりに赤城西麓へ走る。
そろそろあちこちから初雪の便り、赤城高原も今年の走り納めか。

昭和ICから深山、溝呂木廻りで帰着。
スピードは一向に向上しないが、今年も同じ道を走破出来て何より。
お気に入りのコースである。来年もまた走りに来よう。

石川橋

2012年11月18日 | ひとりごと
橋は結界。
幼いころ臨江閣から石川橋へ向かう坂は今と違い、
夜ともなると真っ暗で別世界に通じる入口のように見えたものだ。

臨江閣の松もすでに道路の拡幅のため土塁もろとも取り払われ、妙に空虚な空間となっている。
この石川橋も道路工事に伴い掛け替えられるという。

広瀬川は農業用水でもあるので一年中水量が多い。
水面には古くからある家々の古木の枝が水面近くまで垂れ下がっていて独特の景観である。
これからどんな景色に変わっていくのだろうか。

新月伐採

2012年11月15日 | ひとりごと
昨日(11月14日)、新月伐採に立ち会う。

■新月伐採
新月伐採とは新月に立木を伐採することを指し、特にこの時期の新月に伐採した木は丈夫で長持ちするという説がある。
新月とは月が満ち始める時を指し、ものごとをはじめるのに良い日ともいわれる。
古代の人たちは自然現象である月の満ち欠けに神秘的な力を感じ取り、敬愛してきた。

今回の伐採は現在設計中の診療所のために用いられる柱に用いられる木である。
建設地にほど近い秩父市旧吉田町地内に縁があり、木材を分けていただくことが出来た。
建築主を山林にご案内し、選んでいただいた樹齢80年の桧が山の持ち主の手によって伐採された。

診療所の建設地はは先進技術の研究が盛んな土地柄であり、周辺はスマートグリッドシティの構想が進んでいる。
このような背景ではあるが人間の知恵の限界は知れたものである。
月の満ち欠けのように有史以前からずっと続いていることに思いを寄せて、謙虚な気持ちを持ち続けることも一方で必要なことだ。

■伐採、葉枯らし乾燥
一般に樹木は夏には水分を摂り入れ、秋から春までは水分の摂り入れは休むようだ。
この時期の木材の含水率は低くなっているので伐採には好適な時期といえる。
伐採後はしばらく葉枯らし乾燥のため倒されたまま山林で留め置かれる。
葉から樹中の水分が蒸散されるのを待つのだ。

人工乾燥が主流の現在では一年中伐採が可能ではある。
しかし木材を100°c以上の高温で水分を抽出することには疑問もある。
木材の成分の変質はないだろうか、
大工からはのみの細かい加工がもろくてやりにくいという話も伝わってくる。

住宅性能表示制度のように、住宅の評価も数値化されるようになってきた。
木材の含水率も高気密住宅では重要な基準だ。完成後の木材の変形が気密性に影響するからだ。
ただプラスチックや鋼材のような均質な性能の材料ではないことを理解しておかないといけない。