九時までの 秋の夜長の 酒を飲み
中村 梅士 Baishi
随分と日暮れが早くなり、夜明けが遅くなった。
秋の夜長である。
といっても、9時過ぎには寝るので、秋の夜長の大半
は夢の中である。
今日は気温が10℃を切って、この秋一番の冷え込みだ
った。
朝歩にも昼ジョグにも出ないで、気の乗らない仕事を
引きずった。
一仕事終わると、次の仕事がタケノコのように伸びて
いる。
お客の少ないニッチな仕事でも、必要とされている高
度の仕事である。
創造的な仕事だから、気持ちが乗らないと進まないが、
肚を決めて集中力を高めることが肝心である。
ともかく、熱心に取り組むしかない。
これはいわば、職人的な仕事に近いかもしれない。
明日は休校の中、登城して、一人二人の指導をする。
商売としては少ない客だが、一人ひとりの人生に責
任のある手抜きのできない仕事である。
一つ一つ潰してゆくほかはない。
その後は少し暇になるというのは錯覚なのだ。
今日の収穫は、『ノストラダムス戦慄の啓示』を思い
出したことにある。
戦慄すべきことはまだ終わっていないと思う。
警報のならない毎日が続いているが、そろそろだろう。
海外で起こるかもしれない。
そういう地球的危機の時代である。
ふと株式相場を見ると、なんと、東京市場の日経平均
が久しぶりに23300円という高値を付けていた。
ドル円は109円を挟んだ展開で円安を好感したのかもし
れない。
まあ、相場で儲ける才能はマイナスだな。
大半は小さく儲けて、やがて大損をするというのが素
人相場の宿命ではある。
汗をかかずに儲けようとする賭博的手法にはビットコ
インなどの仮想通貨があるが、本質は賭博かマルチ商法
と同じ性質がある。
手を出すべきではない。
自由通貨、民間通貨だというが、流通を担保する資産
がなければ詐欺である。
その資産は投資資金では足りない。
国家的通貨を民間通貨に置き換えるなら意味がないし、
それ以上の価値を生むという根拠もない。
値上がり益を目的にする以上、それは博打なのである。
もっとも、現在の通貨は金本位ではなく、通貨発行権
を日銀に独占することによって、GDP+発展的投資を引
き当てにする通貨発行を可能にしている。
しかし、民間の仮想通貨は、発展的投資資金というよ
うな性質を持たない以上、通貨秩序を害するものであろ
う。
都市銀行に通貨発行権を認めるべきだという考えがあ
るが、これは銀行が投資的役割を果たしていてこそ成り
立つ理屈であって、バンカー精神を失った銀行には許さ
れないことであろう。
それよりも、株式を通過代替品として流通させられな
いか考える方が実益があるのではないか。
発行会社に支払い担保させれば通貨に近い信用がつく
であろうし、新株発行も新しい意味をもって容易になる
のではないか。
この辺りは思い付きだから現実的かどうかなんとも言
えないが、仮想通貨よりも価値があるのではないかと思
うのである。
問題は、銀行のバンカー精神が失われて、企業の資金
手当てが難しく、産業の発展にストップがかかっている
ことである。
ともかく、仮想通貨は詐欺的手法であると思う。
欲の皮を突っ張らせないことだ。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party