初柿を かりっと食いけり 新しき
梅士 Baishi
秋といえば落ち葉ばかりではない。
秋の新鮮というものがある。
新米、秋じゃけ、そして旬の柿である。
みずみずしい完熟の柿はおいしいが、初物の柿は
硬いところが新しい。
今朝の気温は10℃、好天の一日になりそうである。
久しぶりに山歩きをしたくなる。
明日の仕込みを終えたら出かけるとしようか。
「シュリーマンの旅行記・清国・日本」、「大川咲也加
の文学のすすめ」、「山崎豊子の白い巨塔」ほか数冊
を並行して読んでいる。
読書は教養ばかりではなくイマジネーションを豊か
にする。
シュリーマンは1822年北ドイツに生まれ、子どもの
頃に読んだホメーロスの叙事詩からトロイの実在を確
信し、実業家になって資金をためて、実際にその夢を
実現した人物として知られる。
実業家であり、語学の天才であり、初志貫徹の人と
して知られる。
しかし、旅行家としては認識がなかった。
旅行記は1865年に旅立った世界漫遊の旅の途中
に訪れた清国と日本の紀行文である。
当時、アメリカではリンカーンの南北戦争の頃であ
り、日本は黒船来航で大騒ぎしていたころである。
清国は、アヘンに侵され、上から下まで退廃の極
みだったようである。
しかし、シナ人の本質はあまり変わっていないよう
に思う。
偉大なシナ人の歴史は唐の昔に終わったのである。
安倍のミス苦という、金融緩和、福祉ばら撒き、消費
倹約令というわけのわからない経済音痴政策の効果とし
て、消費は低迷しているが、企業業績は上向いているとい
うのだろうか。
どの分野が牽引しているというのだろうか。
関東を中心とした不動産業か、東北の放射能景気か、
けちけち東京オリンピックなのか、通販業界なのか・・・。
自動車はトヨタを中心に強さを維持しているのだろうが、
それ以外に日本の経済をけん引しているという活力は話
題に上らない。
むしろ、三菱重工、川崎重工、石川島播磨重工などは
造船から撤退を検討するほどの苦境にあるという。
チャイナや韓国などのチープな造船に受注を減らし、付
加価値の高い豪華客船や調査船などでは事故が相次い
で巨大な損失を出し、事業継続は困難ということらしい。
海洋国家を代表する海運は活況かと言うと、これも海外
勢に太刀打ちできない状況に追い込まれているという。
商船三井、郵船、川崎汽船などが束になってやらないと
生き残れそうにないというのである。
融資はあっても仕事がないという状況である。
では新しい産業は育っているのかというと、軍需産業は
規制され、航空宇宙産業で民間企業を育てようという話に
はなっていない。
長期信用ローンでアジアのインフラ整備をしようなどとい
う公共投資の戦略もない。
既存の勢力図のままに選挙対策的クールジャパンとい
う補助金政策を出しても、所詮選挙票の買収だから公共
投資にはなるはずもない。
トランプ大統領が強いアメリカを立て直すと宣言している
が、日本には、強い日本を立て直すという政治家はいない。
エリート学生が目指すのは、官僚か、医師か、業界トッ
プ企業かなのだろう。
その業界は先行きもパッとしない。
医師は所詮、医療保険に群がるシロアリである。
高級官僚は、税金に群がる穀つぶしのトップにすぎない。
結局、毅然とした独立国家としての愛国心も成り立たず、
信仰心も弱く、正義なき競争社会になっているのである。
これでは、経済活力も生まれないであろう。
人間の強さは、正義感や信仰心に発揮されるものだか
らである。
日本は植民地優等生のようなものである。
アメリカの事情によって円が乱高下し、そのつじつま合
わせに株価が低水準で上下動する。
主体性がないのである。
高貴なる者の責任を掲げてチャレンジしているのは幸福
の科学に学ぶ者だけなのではないか。
それが政治や教育から忌避されているのだから、天変
地異も必然と言わざるを得ないのではないか。
次は・・・。
日本独立宣言・神聖九州やまとの国
幸福実現党応援隊・中村梅士党