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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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オール電化住宅と環境問題…博多~久留米市

2006年10月18日 20時20分39秒 | Weblog
今や電気無くして一日も生活できないような社会環境が出来上がってしまいました。
少子高齢化が進むにつれて、火炎の出さない電化住宅が急増しております。
当然、需要に足りる発電供給が求められますが、その発電方法に様々な意見が錯綜しております。原発事故は、普通の事故より大きな不安を住民に与えるものです。
私どもは以前より原子力発電に不安を感じながらも、同時に客観的な立場から、他の発電システムにおけるリスクについても、様々な調査を行ってきました。

火力発電はCO2を発生させない原発より短期的には確実に地球を汚します。水力発電も治水維持や自然環境破壊のリスクをお金で換算すると火力発電より大きいのです。
ゼロエネルギーの象徴的な太陽光発電も発電パネルを製造する際と寿命が来て廃棄する際に相当のエネルギーを使用してCO2を排出します。風力発電においても太陽光発電と同じようなリスクを抱えております。いずれにしてもどんな発電方法にも、短所、長所がある事を私達が充分に理解したうえで、冷静に発電手法の議論を行なうべきです。

オール電化住宅はCO2削減に逆行するすると言う意見が多くありますが、不作為な住宅をオール電化にすればその通りであると言えるでしょう。1Kwの電気をつくるのに、その三倍ものエネルギーを消費するからです。しかし、一定の条件を備えたオール電化住宅の普及は、発電設備を大幅に軽減出来る事をどれだけの人が知っているでしょうか。
高性能の住宅で燃焼方式の暖房機を使用しますと必然的に微小稼動を余儀なくされ、燃焼効率が極端に落ち込むだけなく、多くの燃焼ガスを大気に放出します。
一定以上の高性能住宅ではオール電化住宅の方がCO2削減に貢献します。

ファースの家は微小の電力でその使用量が一日一年を通じて平均的に使用できます。このような住宅がたくさん建つ事により、余分な電力設備を備える必要がなくなり、同時に炭酸ガス放出削減や省エネに大きく貢献することになります。

今日は福岡県久留米市で九州電力主催「電化住宅セミナー」で講演いたしました。
写真は、向かって右側から三協立山、福岡支店の辣腕部長、吉田宏明さん、私の隣が住まいコンサルタントの山本達雄さん、主催者の九州電力、福岡支店グループリーダーで九州電力のオピニオンリーダーの三根茂さん、同じく課長の清永信光さんです。

今日のセミナーではオール電化住宅の備えるべき諸条件とそのメリットについて勉強して戴きました。
明日は日本の最西端、五島列島に渡る予定ですが…
ファースの家
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