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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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雨漏りの無い家づくり…天童市~東京~函館~北斗市

2006年10月08日 18時15分21秒 | Weblog
竣工して引渡し、雨の時にその建主さんから電話がかかってくる時の要件…雨漏り!!!
雨漏りは電話をする建主さんの気持ちになれば、この上ないストレスになっています。
壁も床も天井も新しいのに汚される雨漏りトラブルは、最大の招かざる事象であり、虚しさすら込み上げてくるのです。新しい家が汚されて、心まで汚される思いでしょう。
その気持ちを押し図れば、施工した工務店側も最大のストレスに違いありません。

雨漏りはユーザーさんだけなく、施工工務店にも大きな負担となります。
また、多くの雨漏りトラブルの要因が中々特定出来ないものであり、ユーザーと工務店の心の負担を大きなものにします。特に風の伴った雨の場合は、その時の状況で雨漏りを起したり、全く起さなかったりの厄介な事態になる場合があります。
また、屋根の雨漏りより、壁や下がり壁、開口部周りからのものが多くあり、その箇所を特定するのが更に困難なものです。

我々も過去の多くに新築物件で雨漏りトラブルに遭遇して参りました。特に現場サイドで、流れ作用的に雨漏り対策施工をするのではなく、様々な雨漏りの事態を想定して作業を行なうと、かなりのトラブルを防ぐようになります。先ず、ハードより、意識(ソフト)して施工にあたらなければなりません。平成12年以降の新築住宅は雨漏りが起きた場合、瑕疵担保籍責任の対象となるため是が非でも雨漏りのしない家をつくらなければなりません。

ファース・グループでも12年以降、絶対に雨の漏らない施工法(面防水法)を開発して加盟工務店さんに指導しております。ファース本部のハウジング事業部が施工する家もこの面防水方式を採用してからの雨漏りトラブルは皆無になりました。これはコーキングなどで行なう「線」防水や「点」防水ではなく、全面の「面」で行なうもので、防水シートの端末の納め方法に工夫があります。
家づくりは、省エネ、快適性、耐震性、高耐久性などの性能は勿論ですが、この雨漏りの起さない工夫もとても大事な要素です。新築前のお施主さまは、よもや雨漏りなど、想定もしておらず、その事象が出てから大変な衝撃を受けるのです。

写真は今朝、滞在していた山形県上空で撮影しましたが、大雨を降らした不気味な雨雲が渦を巻いておりました。地上で雨に叩かれてその雲を上から見るのも奇妙なものです。
この雨雲の下では多くの雨漏りトラブルで不幸を招いているのではないでしょうか…
今日も天童市でご御飯、東京で昼ご飯、そしてこれから帰って自宅で晩ご飯を食べます。
明日は人並みに休養を…
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