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移植後の問題点①~10年経て

移植後、まずは感染症と拒絶反応に注意が注がれる。

移植後1年間は殆どそこに重点が置かれると言ってもいいと思う。


それは、この期間を凌ぐかどうかで生きるか死ぬかを左右する、患者によっても大事な期間。


自分としてはその期間をほぼ病院で過ごし、違う意味で苦労もした。




で、無事に1年をこなし、2年、3年、5年、10年と、年数を重ねることで、当時の苦労など過去のもの、と思うことも、

ないわけではない。

それは何故か、と考えてみると、それは一にも二にも、血液検査の結果が、一応は安定しているから。

差し当たって一番の問題はHBS抗体値の「減り方」ぐらいのもの。

運がいいのか、今だけと心配すべきなのか...



むしろ内科の、これも定期的に検診を受けているリウマトイドファクター、これの方が数値的には「悪い」。

いわゆるリウマチ因子。

手指の痛みの原因と思われるもの。




ただこれは内科での話し。

外科では、たぶん、血液検査の結果だけをみれば、かなり良い方の分類に入るのだと思う。

それでも、ここ何回かの検診で毎回言われるのは、

「10年過ぎた患者さんの中で、人工透析になっている方が2割いる。」

と。



歳と共に腎臓は衰えていくので気をつけて下さい、と。

このごに及んで、これから、もっと歳を取ってから人工透析、っていうのはさすがに辛い。


お金も時間も、迷惑もかけることになる。




移植で助けられた命、助かった直後から、問題はこれから、というのは漠然とあった。

根拠も何もない素人の感覚だけど、運良くある程度長く生きられたとしても、簡単にはいかないんじゃないかと。





その感覚、ここにきて、やっぱり細かく、多項目に渡って出てきたように思う。

多種多様の薬、特に免疫抑制剤の服用、筋力の低下、長期入院の弊害...


いろんな原因があるのだろうと思うけど、ここら辺で一度整理しておこうと思い、まとめてみることにしました。



せっかく移植で助かった命、どうせなら一日でも長く...

本当は助けられたことに感謝し、多少のことには我慢をしなきゃならない身分。

でも、いろんなことは実際ある。


そこは目を逸らさず、きちんと残しておこうと思うのです。





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