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インスリンと低血糖

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<・・・一年前>

・・・2006.1月


1月になり、思うことはただ一つ、退院のこと。
順調に回復に向かっているようだったが、決定的に数値は良くならない。

ただ、悪くもならない。
相変わらず検査検査の毎日の中で、困ったことが血糖値が不安定だったこと。

薬の副作用もあり血糖値が高くなってしまった。
時には測定器の限界を超え、600以上になってしまうこともあった。

インスリンの注射で調整するしかないのだが、これが1日、3回~4回、毎日
繰り返さねばならず、しかも、いつからか外泊に備え、自分で測定、注射を
するようになっていたので、薬の服用と同じくらい、1日の比重を占めるよう
になっていた。

肝機能と薬の副作用の為、とは説明されていたが、もしこのままずっと続くの
ではという不安は強かった。


検査の為には、左手の中指・薬指どちらかから採血し、インスリン注射は腹に
注射針を刺す。
指も腹も段々と刺す場所が無くなっていくのだ。


そしてもっと恐ろしいのが低血糖。
逆に血糖値が下がり過ぎると、意識を失ってしまうこともあり、血糖値が60
位を下回った場合などは、糖分を補給しなければならない。


血糖値が上がった時は必ずと言っていいほど、看護士さんに、「直前に何か
食べました?」と聞かれるのだが、けっしてすべてそんな事ばかりではない。
自分としても、血糖値はかなり意識していたので、当然食べる物・飲む物も一
応気を使っていたつもり。

むしろ、差し入れの甘いお菓子を食べて、「まずいかな」 と思った時のほう
が、それほど高くなかった。
「やっぱり、食べる物はそんなに関係ないよね」と妻と良く話していた。


(→ちなみに現在はすっかり安定し、測定自体、たまにする程度で、インスリ
ンはもう何ヶ月も使っていません。)


まさかこの病気で、糖尿病のような状態になるとは考えもしなかった。
詳しい知識はまったく無かったので不思議でしょうがなかった。
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