坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

頭は人に下げるものではありません。

2006年04月15日 | 坊主の家計簿
 4月15日

 雑費    缶コーヒー     120円
 外食    ラーメン焼き飯   388円
 食類    もやし        45円
       えのき        39円
       エバラ焼き肉タレ  158円
       納豆3パック     69円
       豚肉        276円
       ポンジュース    148円
       発泡酒       175円

 合計      1418円
 4月累計   55210円

 ドド疲れ。。。昨日は日程的に無理があったかな。。。昨日の書き込みはいつもにまして「わけがわからん」。会議だけで結構しんどかったのだが、珍しく定期参加している学習会の日だったので、そのまま流れ込んだのだが。まあ、終わった後にいつも一緒に飲みに行く先輩が発表の日やったし、その先輩に新興仏青の本を返さんとあかんし。
 発表はいつもの歎異抄の後序。首が飛ぶ念仏。まあ、あらたな社会福祉法人設立の為に走り回っているらしいが、福祉の現場でも、会社の現場でも、坊主の現場でも似た様なものやし。

 一昨日が、我が母校大谷専修学院の入学式だったのうな。学習会に来る恩師から聞いたのだが。ああ、またあの先生は今年も「ぜんどうですか?でんどうですか?」と云うわけが解らん質問を受けて黒板に『善導』と書くのだろう(笑)

 我が母校の入学式は恐ろしい講義がある。いや、厳密には講義ではないのだが、入学式の説明なんだが、教頭(?)が『元全共闘の闘士』であり、故に恐ろしい。。。
 入学式には御本尊に対して「真宗精神を体得する為に努力精進をする事を誓います」と宣誓をするのだが、ちょうどその真ん前に院長が居る。
 教頭(?)曰く、「頭は人に下げるものではありません。」

泥の蓮

2006年04月14日 | 坊主の家計簿
 4月14日  

 雑費    缶ミルクティー    120円
       缶コーヒー      120円
       ソバ茶        140円
       回数券       3700円
       ココア        100円
 外食    かき揚げ&ソバ    326円
 学習?   某学習会年会費   2000円
 飲み代   手鞠        3500円ぐらい

 合計         10006円ぐらい
 4月累計  とりあえず53792円

 今日は仕事→会議→学習会→手鞠(居酒屋)。割り勘の飲み代なんぞ憶えてられるけ!

 学習会後に先輩と飲みに行く。いつもの手鞠。

 そうか、あの二人は別に会いたくなかったのかも知れない。10年振りぐらいらしい。多分、今は政治的に対立しているはず。でも帰りがけに話してた顔は嘘ではない。『懐かしい』『どないしてるねん』
 それは見てて、単純に嬉しかった。でも、私が嬉しくなくっても良かったのかも知れない。
 あの二人が全く会わないまま、政治的にも対立したままで、それぞれが死んで行っても『共に生きている』。が故に、たまたま同じ飲み屋であったから挨拶をしただけか。
 いや、挨拶なんぞしなくっても良かったのかも解らない。挨拶などしなくても『共に生きている』。
 でも、あの懐かしそうな嬉しそうな顔が忘れられない。

 立場が違う、政治方法が違うのかも知れない。でも互いに『真宗』を真剣に追い求めている二人の先輩達。

 まあ、私は明日5時半起きの一緒に店に入った方の先輩を見送った後に、もう一人の先輩を含むグループに入ってトドメのビールを一杯だけ飲んだ。閉店間際、終電間際だったし。
 セクトはキライ。と云う所に私の弱さがあるんだと感じる。個のエゴで満足しようとしている。
 と云うのは逃げである。やはりセクトはセクトである。
 私は両方の先輩達が好きであって、「あいつ等と付き合ったらあかん」等と両先輩達から聞いた事がない。
 
 世自在。
 「誰とでも友達に成れる」
 のなら、中途半端でも構わない。

 「24時間の間のやな、23時間59分は娑婆にどっぷり浸かって生きてても、1日に1分ぐらいでもエエから仏さんの事を思い出したいわ」(某先輩)

嫌韓流

2006年04月13日 | 坊主の家計簿
 4月13日

 雑費    漫画喫茶1時間       210円
 外食    担々麺銀シャリセット    760円
 食類    シャンタンDX       1100円
       茎わかめ          100円
       ところてん         128円
       タケノコ御飯        158円
       ししゃも          100円
       牛肉たたき         222円

 合計      2778円
 4月累計   43786円

 ド二日酔い。。。ほぼ寝て、昨日買った漫画を読んで過ごす。

 『嫌韓流』と云う漫画が大手出版社から出版を拒否された理由がよく解った。単純に漫画が下手(笑)もう、カルト教団が出している漫画のレベル。しかも悪意に満ちた表現方法で自分達と反する意見の人達を画いており、あの漫画を読んで影響を受ける人が居るとしたら、かなり単純な意識構造の持ち主であろう。余りにも馬鹿馬鹿しい。
 まあ、嫌韓流と云う漫画を一言で云うならば、漫画の中に出て来る

 【彼らにとって都合の悪い史実は一切無視される。自分達にとって有利な史実は採り上げるがそれに矛盾するような史実は一切無視されるんだ。韓国人は自分達の望むように歴史を改変してしまうんだ。これが彼らの言うところの・・・・・・「歴史の建て直し」なんだ!!】(第四話より)

 が、すべてを表しているだろう。漫画のコメント中に出て来る『韓国人』を『日本人』にして、いや、日本人と云うと私も入るし、『韓国人』『日本人』と云う性格を持った人間等『幻覚』であり、そういう頭の悪さを真似る必要がないので、コメント中の『韓国人』を『嫌韓流の作者』とか『新しい歴史教科書をつくる会』と置き換えると非常に解りやすい。

 だいたい、征韓論は日本の政策ではなかったのか?
 で、「日本の植民地化のお陰で朝鮮が近代化出来た」と云うのなら、アメリカがイラクに侵攻したお陰でイラクが解放されただとか、阪神大震災のお陰で街が綺麗に成ったとかと云うのと同じではないのか?

 かなり根性無しの人用の漫画。日本男子としてみっともないったらありゃしない。

ソウル

2006年04月12日 | 坊主の家計簿
 4月12日

 雑費   缶コーヒー     120円
      タバコ2箱     600円
      ミネラル水     130円
      のど飴       100円
      お茶        105円
      缶コーヒー小     60円
      地下鉄回数券   2980円
      カプセルホテル  2300円
 食類   白身フライ2    160円
      コロッケ       60円
 薬系   ビオフェルミン  1800円
      エビオス     1596円
      クロレラ     1480円
 古本   嫌韓流       500円
      人間交差点4冊   420円
      遠藤周作 沈黙   250円
 外食   生醤油うどん    189円
 飲み代  プカプカ     5700円
      ドグラマグラ   1100円

 合計     19650円
 4月累計   41008円

 
 それぞれの人生の中の喪失体験。他人からみたら下らないかもしれない、ニュースにも本にもならない様な喪失体験。そんな事でも、それぞれの人生の中で得た貴重な体験。そんな体験を『比較』で押し殺すのは違うと思う。

 と云う事でビハーラ終了後、プカプカへ。
 ベロンベロンに酔う。何故かこんなメモ書きを書いてたらしい。
 【僕は、憂歌団を聞かなかったら、三線を捨ててギターを弾いていたと思います】(BEGIN)

 ほぼ、酔い潰れてドグラマグラへ。ビール一口飲んでダウン。。。カプセルのトイレで吐く。

毛より具

2006年04月11日 | 坊主の家計簿
 4月11日

 雑費    缶コーヒー     120円
 食類    カニめし      200円
       おにぎり      100円
       クルミパン     300円
       おぼろ豆腐     105円
       石鹸3個      207円
       スライスチーズ   198円
       漂白剤詰め替え   102円
       きゅうり3本     98円

 合計     1430円
 4月累計  21358円

 『カニめし』と『おにぎり』は昨日の書き忘れ。

 しんどーい!!!
 もう、朝起きて、今日は一発目から車に乗っての仕事だったので、いつもの同じく車の暖気運転中に飲もうと缶コーヒーを買ったのだが、いつものブラックコーヒーでなく、隣のカフェオレを間違って押してやんの。しかも声も出難いし。明後日休みやから、あと一日頑張れエロ坊主!しかも明日はビハーラで外出なので『帰りに必ず飲む酒』もいつもより多く飲めるではないか?二日酔いを気にする事なく飲めるではないか。

 と云う事で、今日は倒れて何もせず。っちゅうか、仕事はしてまんねんで。しかもうちは忙しいし。。。ヘロヘロ。。。

 倒れてみるのも悪くはない。倒れてみると、自分が踏みにじっていた存在に気づく事が出来る。普段、気づこうとしなかった存在に気づく事が出来る。草や、蟻の大きさに気づく事が出来る。触覚をちょこまか動かしながら、踏みにじっていた蟻の姿を見る事が出来る。
 人なら、「この役立たず!」と呼ばれて居た人達と出会う事が出来る。

 ♪ああいう風になっちゃいけない、あんな事やってると
  将来ロクなもんに 成らないからって
  (アナーキー)

 に、成る事が出来る。
 そこでも人は生きている。
 ダウンする前には見えなかった、出会えなかった人達と出会える事が出来る。

 都のエリートには一度ダウンする事をお勧めする。


 追記
 いつものネット巡回してたらトラックバックがやって来た。
 「気になる陰毛もばっちりみえる」
 いや、陰毛よりもその奥の具が見たいのだが。。。しかも私はMacユーザーなのでWMPは『解凍ソフトで金がかかる』と云うわけが解らん方式なので見れないのだ。。。
 しかし、言葉的には気に入ったので、記念にタイトルも変更しとこ。

『人間を包む』(安田理深)

2006年04月10日 | 坊主の家計簿
 4月10日
 
 雑費   缶コーヒー     120円
      タバコ       300円
 食類   ミネラル水     118円
      中華そば麺      18円
      発泡酒       149円
      麺つゆ       168円
 
 合計     873円
 4月累計 19928円

 腹が痛い。。。これはやはり『平仮名の行書』とかいうわけの解らんもんを書いてたからか。。。平仮名は平仮名やろ!ボケが!と言いたいのだが、まあ地味に練習。
 の、せいにしたいのだが、カレーかな?まあ、明日も喰ってみて腹が痛かったらカレーだろう。冷凍庫に保管して「金本を見習え!」と気合いを入れ直して貰おう。っちゅうか、辛く作り過ぎたか。。。ハバネロのバカ。

 の、ダルダルモード。
 夕方に、eブックオフで『人間交差点』という漫画を探していたんだが、無かった。しゃーない、ブックオフを廻りまくって105円で売ってる限りゲットしよ。

 『人間を包む』(安田理深)と云う言葉を最近大切にしている。
 まあ、本を引用すると
 【人間を超えて人間を包むこの南無阿弥陀仏を通して、生の方向をはっきりしたのである。これは流転・苦悩が方向を見出した、その意味を見出したことである。】(安田理深『教法社会』より)

 『包む』のと、『選別』するのは全く違う。

 腹が痛い。。。

人の価値

2006年04月09日 | 坊主の家計簿
 4月9日
 
 雑費   缶コーヒー     120円
      タバコ       300円

 合計       420円
 4月累計   19055円

 朝、支度をしていると小沢がテレビに出ていた。何やら「靖国神社は戦死した人を祀るべき場であり、戦犯を祀るべき場所ではない」とか云っていたが、頭がイイと云うか、何というか。。。
 大谷派・東本願寺は徳川家で出来た様な部分もあって、仮に徳川時代に東本願寺に対して「あいつらは徳川家に反したヤツだから浄土に行かせるな」と云われたら、どう対処したのだろうか?と、ふと疑問。。。
 分祀は無理だろう。靖国が分祀を認める事になったら、それこそ大変だ。きらいな宗教団体ではあるが、ここは靖国神社に頑張って貰いたい。

 小沢の国連軍構想はどないなったんだろうか?政権を取る為に捨てたのかな?
 これは小沢の国連軍構想ではないんだろうが、ある国連軍構想を持った人によると、国連軍構想は『各国独自の軍隊の放棄』が狙いらしい。つまり、日本も、アメリカも、北朝鮮も、イラクも、イランも、ロシアも、中国も、世界中の国々の軍隊はすべて国連の指揮下にある『国連軍』にすると。世界平和を守る為の『地球防衛軍』みたいなものか?

 となると、国連神社が居る。世界平和の為に戦死していった人を英霊として祀る為の国連神社が居る。。。わけがない(笑)
 もっと素朴な『祀る』以前の『かっこよい』と云うので十分なんだろう。「世界平和の為に死んだ○○さんって、カッチョエエよな。」みたいなもんか。

 ボランティアの強制も真っ平御免だな。
 「あの人って、ボランティア活動もせずに酒バッカリ飲んでみっともないったらありゃしない。」
 「ほんとね。共に生きるって云う事をどう考えて居るのかしら。」

 起きたら22時30分過ぎだった。慌てて、今日返却しなければならないコースト・ガードを観る。
 映画の主人公はバリバリの兵士。気合い十分。
 でも、警備中に間違って民間人を殺した事から、精神のバランスを崩して行く。

 非常にうる覚えなんだが、戦時中の日本兵に『精神障害者』と呼ばれて入院していた人の中で「人を殺した」と云う理由の人は非常に少なかったらしい。確か、どこかの病院の例で説明を受けたのだが。。。

 しかし、コースト・ガードの主人公は精神のバランスを崩してしまう。
 あれは殺した相手が『人』だったからだ。

 そして『人』でない『人』など、いやしない。
 『人』に条件を出して行く善人は、『人』に帰れ。


 ♪夕焼小焼で 日が暮れて
  山のお寺の 鐘がなる
  お手々つないで 皆かえろ
  カラスと一緒に かえりましょう

♪山のお寺の鐘が鳴る

2006年04月08日 | 坊主の家計簿
 4月8日

 雑費    缶コーヒー      120円
 食類    ミネラル水×2    190円
       発泡酒        175円
       豚ミンチ       231円
 レンタル  恋するベトナム    290円
       コースト・ガード   290円

 合計      1296円
 4月累計   18635円

 昨日作った『小芋カレー』が塩辛く薄めたら具が貧弱になったので豚ミンチ投入。ああ、これでしばらくカレーの日々が続く。。。
 レンタル屋に返却に行ったついでに2本借りる。『コースト・ガード』と云う民族分断と、『恋するベトナム』。で、今日は『恋するベトナム』を観る。

 おかんの実家は能登半島の七尾と穴水の間。家の前に国道が走ってて、記憶にないお婆ちゃんはその国道で交通事故で死んだらしい。私にとっての唯一の田舎。
 おかんに連れられてお婆ちゃんの葬式とか、夏休みとかにたまに田舎に行く。向かいの国道を超したら海があって、田舎道の国道を走る車の音と、海の音が朝起きたら聞こえてる。
 いつも田舎のお姉ちゃんが起こしに来て呉れた。少し年上のお姉ちゃん。裏山を探検に行ったり、前の海で一緒に遊んだりした。
 何日ぐらい居たんだろう?一週間ぐらいかな?がきの頃の時間感覚はあてにならない。なんか、もの凄く長かった印象がある。それだけ楽しかった想い出。お姉ちゃんはいつも一緒に遊んで呉れて、一緒にお風呂に入ったりして、居てる間中ずっと一緒に居た。帰りも駅まで送って呉れて、手を振って泣いてた。私も泣いてた。
 がきの頃の宝箱の様な想い出。

 『恋するベトナム』は西田尚美が出てるので借りた。先輩に成った、ある姉ちゃん坊さんに似てる。
 ある時、寺に遊びに行くと、おにぎりがあった。中に何も入っていない、海苔も巻いていない白むすび。
 美味しかった。私が「美味しい!」って云うと、お姉ちゃんは次に行った時に「こんなに喰えまへんで。。。」というくらいの白むすびを作って呉れていた。
 「今日は沢山作ったから、食べてね」とお姉ちゃん。
 「こんなに食べれまへんで」と私。
 ちょっとすねるお姉ちゃん。
 そんなお姉ちゃんが大好きだった。


 ベトナムは世界で唯一米軍に勝った国。
 ベトコンはジャングルに隠れながら『生活』を守りたかったんだと思う。

 他人からみたら下らないかも知れない。でも、それぞれにとって掛け買いのない想い出がいっぱい詰まった『生活』。
 そんな『生活』を大義名分で奪って斬り裁く事を許せる程、私は人間が出来て居ない。


 【佐久間ちゃん、あんた自分のことを書いたデビュー作思い出してごらん、ありゃ、名作よ、文句なし。あったかくて涙が止まらなかった。どうしようもない家庭に育った少年が夕方になると、丘の上に立って町を見下ろすってやつ。町のそこら中の家のエントツから、夕飯を炊く幸福そうな煙が何本も上がってさ・・・・・・俺も大人になったら、あんな家庭を作るんだっていう小さな夢を支えに頑張っちゃう少年の話。】(弘兼憲史『人間交差点』第九巻『煙』より)

 
 「帰って来なさい。ずっと待ってるから」(恩師)

雑草鬼畜悉皆成仏

2006年04月07日 | 坊主の家計簿
 4月7日

 雑費    缶コーヒー    120円
       タバコ      300円
 食類    発泡酒      149円
       ヨーグルト    148円
       タマネギ     148円
       まいたけ      78円
       しめじ       38円
       寄せ豆腐     108円
       豚ミンチ     321円
       小芋       100円

 合計      1510円
 4月累計   17339円

 葬儀があったので昼飯抜きで稼働。留守だったお婆ちゃんの所にもう一度行こうとして、家の前に車を停めて急いでピンポン鳴らそうとしたら、うわ!バチャ!と片足を溝に突っ込んだ。。。鉄板はちゃんとすべての溝を覆いましょう。
 ああ、お婆ちゃん留守で良かった。。。片足がベチャベチャに泥で汚れた状態でお参りなんて出来ひんしなぁ。。。まあ、葬儀の後だったので衣装カバンに新品の足袋は入れてあったが、パッチまで汚れたしなぁ。。。

 前から気に成っていたのだが、赤十字に入る事にした。まあ、組織なんぞどこでも限界があり利権があり、赤十字は銃後の守りでもあり、「赤十字があるから安心して戦争が出来る」と云う事もあるが、それでも入る。
 小沢民主党代表の今日の演説の中で小沢はやたらと『共生』と云っていた。その言葉がみょうに引っかかる。小沢の『共生』とは国連軍なんだろうが、国連軍として国際貢献をする道もあるだろう。世界情勢は不安定であり、その中で『国連軍』としての道もあるのかもしれない。

 日本は敗戦国だ。アジア諸国で大量の人達を殺害したが、同時にこの国でも多くの人達が死んでいる。沖縄しかり、広島・長崎しかし、各地の空襲しかり。敗戦国の日本は『元日本国民』の人達も含めて戦犯で裁かれた。しかし、連合国の人達が戦犯で裁かれたと云う話は聞いた事がない。で、それに対するパッシングも多々ある。私もおかしいと感じる。
 それが『連合国軍』と云うものだ。国連軍と連合国軍とは違うかも知れないが、私は国連の成り立ちを含めて『似た様なものだ』と判断する。
 そこには『罪』はない。連合国軍は『解放』であり、解放に罪はない。日本各地の無差別民衆虐殺をした人達に『罪』はない。そういう愚かさ、戦争の愚劣さが現れている。そういう敗戦国として戦犯として裁かれた愚かさを知る国『日本』が何故『国連軍』に参加しようとするのかが解らない。
 赤十字的関わりがあってもいいのではないのか?国連軍として国際貢献するのでなく、赤十字として国際貢献してもいいではないか?日本は『赤十字の国だ!』でもイイのではないのか?まあ、日米同盟がネックなんだろうが。。。日米同盟をしながら『非武装中立』もクソもないわな。

 日本赤十字社に関する批判文章としては
 『日本赤十字の素顔?あなたはご存じですか?』
 『謀略・日本赤十字?北朝鮮「帰国事業」の深層』
 の両冊辺りがおもしろそうだ。加入手続きと同時に購入しよ。

 ちなみに私は『人道支援』の『人道』と云う言葉が大キライである。それはここでもよく批判しているが。
 人は生きているだけで支え合っているのだ。それをブチ壊すのが『人道』と云う言葉である。まるで何もしない、『共生』しようとしない、社会に貢献出来ない人は『人の道から外れている』みたいじゃないか。そんな事はあり得ない。幻覚である。妄想である。しかし、その幻覚、妄想が一人歩きする。
 『新しい優生思想』と名付けてもいい。いや、何ら新しくないか。法然が徹底批判した思考方法だ。
 しかし、変わらず「何もしないヤツ等」等と云う。「出来なくても、やろうとする意欲が大切だ」等と云う。やかましいわ、ボケ!『人』に定義を付けるな。どんなに状態になっても『人』は『人』なのだ。それを下らん人間の価値判断基準でもって『人道』などとぬかす。『人道』とぬかして、人道に反する人を作り上げ差別する。
 真宗坊主にも居るが、私には全く何の道を歩いておられるのかが全く解らない。どんな学び方をしているのかが全く解らない。

 繰り返しになるが、人は生きているだけで支え合っている。無価値な『人道に反する人』など誰一人いやしない。『人道』なんぞ幻覚の妄想である。
 故に、その幻覚、妄想に従って、「あいつは無価値な人だ」等と云う価値観でもっての差別思想には真っ向から反対する。他人を無価値呼ばわりして隔離したりする政策にも真っ向から反対する。

キチジロー

2006年04月06日 | 坊主の家計簿
 4月6日

 雑費     タバコ       300円
        缶コーヒー     120円
 食類     からあげ弁当    473円
        イチゴ       270円
        ポンジュース    178円
        発泡酒       175円
        中華そば麺      18円
        じゃこ       100円
        寄せ豆腐      108円
        バナナ       128円
 薬局     エスカップ12本  648円
 レンタル屋  黒水仙       250円
        鬼が来た      250円

 合計      3018円
 4月累計   15829円

 弁当屋で名物の唐揚げ弁当を買ってたら、「兄ちゃん、ここに来る時にいつも栄養ドリンク買ってるなぁ~。疲れてるんか?」って、薬局はオバはん所の眼の前やんけ。しかも、栄養ドリンクは朝食や。
 と、言い垂れつつ唐揚げ弁当を喰らう。相変わらずボリューム満点なので、白メシは晩飯にも回せるし。
 レンタル屋に返却に行ったついでに、気になって居たビデオを探す。なかったので、別のレンタル屋へ。『黒水仙』と云う南北分断の映画と『鬼が来た』を借りる。んで、『鬼が来た』だけを観る。

 民主党の代表選挙はどうやら小沢が有利らしい。って、小沢は国連軍の人ではないのか?国連軍と云う大義名分の上で他国を侵略出来る軍隊支持派ではないのか?

 私はあまり平和主義者ではない。故に日本が専守防衛に勤めるならば、『違憲』としての自衛隊の存続は認める。合憲にする必要はない。違憲で十分だ。違憲が歯止めを利かす。故に、他国を侵略出来ない程度の軍事力は認める。ミサイル防衛構想なんぞ『専守防衛』だからこそ必要であると考える。出来れば自衛隊員は日本刀を持って武士道として『侍』として、差別されつつ煙たがられつつも生き抜いて貰いたい。武士の時代の侍ではなく、平和な時代の侍として生き抜いて貰いたい。『武士』として誇りを持つのでなく、哀しみを持った『さぶらい』として恥を知り生きて貰いたい。

 自衛隊は幹部を除けば低学歴だ。HONDAの期間工員時代に寮の風呂に入っているとオッさん等が自衛隊に行っていた話をしていた。知人がそうだったので「結構多いのでは?」と考えるのだが、釜ヶ崎に集まるオヤジどもも『元自衛隊員』なども沢山いるのでは?

 『鬼が来た』と云う映画では、香川が扮する日本兵は農民だった。まあ、『どん百姓の小せがれ』と云った感じか。情けなく非常にイイ演技をしていた。
 弱い者はいつでも強い者に振り回される。そんな中で兵隊に捕られてわざわざ中国まで連れて行かされる。

 戦時中の反戦坊主としては、竹中彰元が好きだ。この『超保守的な坊主』、法事の読経を3時間もして、雑談が聴こえると怒鳴る様な頑固ジジイが好きだ。頑固ジジイだったからこそ、村の若者が戦争に連行される事がイヤだったのだろう。

 『鬼が来た』の映画のラストシーンで日本軍の隊長が「花屋」と香川が扮する部下に対して命令するシーンがある。その時の「花屋」と云う声のトーンが好きだ。『侍』と云う哀しみを持った職業をよく表している。

 2大政党制は『国策』である。小沢が民主党と云う野党第一党の代表になり、ついでに『小沢ブーム』に乗り政権を取ったりしたら国連軍が出来るだけの話である。んが、平和ボケのお遍路野郎が総理大臣になったりしたら『侍』は犬畜生同然にされて行くだけだ。お遍路野郎に外交なんぞ出来るわけがない。しかし、自民党がこのままでも、民主党がこのままでも、『侍』は出兵している。

 国の兵隊として戦死しても、私が葬儀をあげるのは個人である。仮に私が戦死した人の葬儀をあげるのなら、他の葬儀と同じく『御苦労様』だ。決して「よく闘って来て呉れた」等とは言わない。他の多くの人達、私が転がる人生を歩んで死んで行くのと同じく『御苦労様』だ。

 遠藤周作の『沈黙』が読みたくなった。
 強者なんぞクソ喰らえ!

2006年04月05日 | 坊主の家計簿
 4月5日

 雑費    タバコ      300円
       缶コーヒー    120円
 外食    らーめんライス  650円

 合計     1070円
 4月累計  12811円

 なんか、最近外食が多いなぁ~。しかも結構リッチに喰ってるなぁ~。500円以内に収めんとあかんのに。。。
 しかもラーメンばっかりやな。血圧に気を付けよ。竜助も死んだし。

 しゃて、民主党代表選挙は小沢が有利らしい。まあ、お遍路に行く様なヤツに政治なんぞ出来んわな。さっさと細川元総理と一緒に焼き物でも作って隠居するこった。
 しかし、『小沢民主党代表』っちゅうのは、すんごいなぁ~。仮に次の自民党総裁が安倍とか福田に成るのなら、外見だけなら民主党の方が悪そうやで。しかも、小沢が民主党代表に成ると前原は自民党に行くのでは?と云う噂もあるし。そうなったらワケが解らん様になるので整理。
 ここは『つるつる民主党』と、『どろどろ民主党』にしてみよう。
 以前なら『つるつる民主党』別名『白河民主党』は民主党の方だったのだが、前原が自民に行くのなら話は別だ。しかも小泉もつるつるだし。「改革の為には痛みも必要である」なんぞつるつるの典型的発言だし。
 なので、『どろどろ民主党』別名『田沼民主党』は民主党の方に決定。『つるつる民主党』は自民党の方に決定。どうせ政治思想なんぞ似た様なものなんだし、ここは方法論で分かれればイイ。
 つまり『つるつる民主党』の方は、「改革の為には痛みも必要である」と云う様に急進的な青年将校みたいなものである。自分達の改革理念を全く疑う事なく「日本の未来の為にはこれが必要なんだ!」と押し進める。よって『つるつる民主党』の代表には前原が相応しい。
 『どろどろ民主党』の方は、「いや、そうは云うが昔からの伝統に生きてこられた方々も居られて、そういう人達を見捨てる事は出来ない」と、急進改革派に対して異議を唱える村の長老のイメージ。伝統的な、私(達)が『保守』と呼んで来た政治方法。どうせなら野中の復帰を求む。『どろどろ民主党』の代表には叩き上げの野中がふさわしい。綿貫でも可。二人とも村の長老タイプだし。
 古き良き日本の伝統生活を守ろうとする『どろどろ民主党』と、インテリ階層を中心とした勢力をバックボーンにあくまでも『改革の為』と云う大義名分の政治理念を貫こうとする『つるつる民主党』。
 まあ、どちらにも票は入れんが(笑)。早く社共で合併するなり選挙協力してくれ。。。


 多分、掲示板も引っ括めると何度も書いたと思うが、大谷派で10年ぐらい前だろうか?大谷派の沖縄の坊主が「沖縄には独特の宗教事情がありますからねぇ。。。」と某雑誌に書いてあった事が非常に引っかかる。確かに伝統仏教教団大谷派では近代教学と云うのがあり西洋哲学の影響も受けての非常に優れた教学が発達している。しかも、戦後民主主義教育にピッタリの教学としても存在しえる。しかも無霊魂でもある。
 沖縄には土着のシャーマニズムがいまだに色濃く残っている。私が『土着』と書いたのが明確な様に、基本的には『土人』扱いなのだ。『遅れた宗教』。大谷派は世界に通じる近代教学。
 それは差別である。解りやすく展開したが、基本はそんなものだろう。
 近代教学の名の元に『門徒一人もおらず』と。

 非常に好きな淡々とした学者先生が居る。大谷派の教学研究所と云う機関の所長も務めた人でもある。その先生の講義を聞いてた時に先生は「私は昔、田舎の人達が称える念仏など意味がないと感じていました。今は当然違いますが。。。」と懺悔して居られた。これが現代でないのか?と私は感じる。

 私は村社会がキライである。閉鎖的な村社会はヨソ者を排除する。同じ村落の中でも異者を排除する。女性を差別する。それが『村社会』と云う記号で表されるものだと感じる。寺社会なんぞ村社会の典型だ。
 しかし、だからと云って、私の正義・解放理念でもって「これは間違って居る!」と突っ走る事は違うと感じる。そこには『人』が居ない。
 例えば、これは掲示板の方に書いたのだろうか?例えば『聖地』等と云うのがある。聖地はそれを信仰している人達、その聖地が村社会において必要不可欠な存在として機能している、遺物でなく実際に生き生きとしている中で生きて居られる人が居る。そういう人達を無視して、ようするにそういう人達を『人』として観ずに、例えば『ヨソ者は入るな』と書かれている所に、『祭以外は立ち入るべからず』という事を書かれて居なくても村の掟に成って居る所に立ち入る事は避ける。
 しかし、それが私の生活範疇に思いっきり引っかかる事なら徹底批判するが、批判する相手も『人』である。
 その『人』と云う事を無視して、仮に人権を無視する様な掟であったとしても、その掟でもって生きて居られる方々の人権を無視する事はあっては成らない事だと考える。それが『人権を大事にする』と云う事だと考える。立場が、思想が違うだけなのだ、所詮は。その立場や思想が違う事を、ある一つの社会正義と云う大義名分の名の下で斬り裁くのは如何なものかと。

 「朝鮮半島に近代化をもたらしたのは日本人だ!」と何が違うのか解らない。

 そういう近代の誤りを通じて批判した上での現代がある。

 と云う事で、現代の名文を紹介する。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 長い間虐められて来た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々によってなされた吾等の為めの運動が、何等の有難い効果を斎らさなかつた事実は、夫等のすべてが吾々によつて、又他の人々によつて毎に人間を冒涜されてゐた罰であつたのだ。そしてこれ等の人間をいたはるかの如き運動は、かえつて多くの兄弟を堕落させた事を想へば、此際吾等の中より人間を尊敬することによつて自らを解放せんとする者の集団運動を起こせるは、寧ろ必然である。
 兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇仰者であり、実行者であつた。陋劣なる階級政策の犠牲者であり男らしき産業の殉教者であつたのだ。ケモノの皮剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代価として、温かい人間の心臓を引き裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの世の悪夢のうちにも、なほ誇りうる人間の血は涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわらうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が来たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が来たのだ。
 吾々がエタであることを誇りうる時が来たのだ。
 吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行為によつて、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間をいたはる事が何であるかをよく知つてゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。
 はかくして生まれた。
 人の世に熱あれ人間に光あれ

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 説明不要だと思うが、上記宣言を書いた西光万吉は真宗の先人である。
 『解放』と云う義に酔い、『反差別』と云う義に酔わざる得ない私(達)には永遠に語りつがれ読み継がれないといけない『御経』である。

もったいない

2006年04月04日 | 坊主の家計簿
 4月4日

 雑費   缶コーヒー      120円
 外食   刀削麺焼き飯セット  790円

 合計       910円
 4月累計   11741円

 昼飯に前から気になって居た中華料理屋で『刀削麺』と云うものを生まれて初めて食する。
 『すいとん』やんけ。。。
 確かに麺を切るパフォーマンスは良かったが、いまいちメジャーに成れない理由がよく解った。麺を啜る唇の快感がない。まあ、麺類はタバコと同じ幼児性の現れなのかも知れない。
 で、昼飯を食った中華料理屋の焼き飯が無茶苦茶多かった。セットだから『半チャン』もしくは、あのチャーハンを炒める時に使う、なんじゃ、あの中華料理で使うオタマみたいなヤツで「カポッ!」とするだけだろうと考えていたのだが、甘かった。。。焼き飯が大盛りで出て来た。。。
 「こんなもん、焼き飯だけでも腹一杯になるやんけ!」
 なのだが、両方とも美味かったし、残すともったいないので全部喰ったので、今日は終了。。。すべての機能を消化に使う。

 さっきまで『二重スパイ』と云う韓国映画を観ていた。
 『民族分断』と云う、遠因が日本にもある事に私はどうもリアリティーがない。会えなくなった昔の恋人なんぞは『個人的問題』であり、決して絶対的なものではない。決して民族分断などと云うものではない。

 韓国映画のテーマでは『民族分断』が非常に大きなテーマだ。っちゅうか、韓国・北朝鮮と云う国家自体がそのテーマを抜きにして語られないのかも知れない。
 で、その『民族分断』をテーマにした映画を韓国映画は大作として作る。大作であるが故に日本人である私にも観る事が出来る。レンタルビデオ屋に置いてあるし、話題作なので興味もある。関心を持てる、持つ事が出来る。

 日本の朝鮮植民地に関しては、最近色々と云われている。
 「お陰で近代化出来た」だの
 「あれは向こうが承諾した」だの。
 そこまでして『神国日本』で居たいのか?
 武士道として『恥』を知る事がどれだけ大事な事か解っているのか?
 仏教徒なら、『懺悔』を知る事がどれだけ大事な事か解っているのか?

 「私は悪くない」
 と私は常に思って居る。そういう在り方しか出来やしない。そういう風に基本インストールされている。それを『エゴ』と呼ぶ。
 そのエゴは中国人でも韓国・北朝鮮の人でも誰もが持って居る。

 中国にも、韓国・北朝鮮にも悪いところは当然ある。特に国家間なんぞは政治の問題である。靖国問題なんぞ非常にイイカードである。
 に、逃げる。つまり靖国問題は外交的問題であって、故に靖国は「問題ではない」に成る。
 そうではなく、中国、韓国・北朝鮮から問題にされるが故に日本の植民地政策が問題になるのでなく、靖国が問題になるのでなく、あくまでも基本は日本人の問題である。日本人が植民地をしたという『罪』があり、中国で虐殺したという『罪』があり、強制連行をしたと云う『罪』があり、従軍慰安婦と云う『罪』がある。

 沖縄と云う土地が好きだ。
 大阪には沖縄から来た人達が集まって住む街があり、よく行ってたし、今でもたまに行く。料理も好きだし、沖縄民謡も好きだ。
 「踊らされるな!」のパンクスの私でも沖縄民謡では踊るくらいだ。

 実際に行く。たまたま当時付き合っていた恋人がやはり同じ沖縄好きで、一緒に行った。
 酒飲みの二人は夜の街を飲み歩く。
 向かいから酔っぱらったネーちゃんが歩いて来てからまれた。なんか、恋人にでも振られたのか辛そうな酔い方。でも、私達二人が観光客だと解ると
 「あら、ヤマトの人?メンソーレ」と云って、綺麗な舞の様な手の動きで挨拶をして立ち去った。
 私はヤマトンチューである。ウチナーでも、シマンチュウでもない。

 沖縄は綺麗な海だった。海底を覗ける船に乗って、船長さんに「綺麗ですね!」と云ったら、
 「何が綺麗なものか。あのリゾートホテルが出来て、人工の白砂の浜辺を作ってから海は死んだ。」

 コザの街でメシ喰ってたら、米軍が発砲してキャッキャキャッキャ騒ぎながら食堂の外を走り去った。食堂の人達は無関心だった。何時もの事なのかも知れない。

 沖縄には沖縄の事情がある。中国には中国の事情がある。韓国・北朝鮮にもそれぞれの事情がある。
 そして、日本には日本の事情がある。私達の事情がある。
 その『私達の事情』とは、『どんな事情』なんだろうか?
 自己肯定をして、自己満足の中に引き蘢るのか?それともひたすら、我が身と、我が世を問い続けて行くのだろうか。

 知人の沖縄運動家は云う。「沖縄を好きに成ってくれ」と。「観光でもなんでもいいから沖縄に行ってくれ」と。
 那覇空港は自衛隊も使っている。自衛隊の軍事訓練が名物だったりする。
 特に大阪に帰る時の飛行機は気を付けた方が良い。高度を抑制されている。米軍が使うので、沖縄から離れるまで高度をあげられない。それはとても危険な飛行方法らしい。つまり観光客である私(達)にとっても他人事ではあり得ない。
 「沖縄を好きに成ってくれ」と云う。
 私(達)は自分の国が好きなのだろうか?自分自身が好きなのだろうか?
 すべてを兼ね備えての国であり、自分自身である。綺麗な部分しか観れない事等あり得ない。そんな事は人と(もしくは自分自身と)まともに付き合った事のない人の云う戯言である。
 自分の国を、自分を批判出来ない様な生き方は『もったいない』。

 それは『どんな立場』においても同じである。
 『解放』『反差別』においても当然同じである。それらを『義』にしてしまうだけなら親鸞なんぞ要らん。
 親鸞は生涯『問い続けた』のではないのか?
 私は親鸞が戦後民主主義時代に生まれ育ち、戦後民主主義教育を受けた『よゐこ』の全学連・全共闘に参加して居たとしても常に『問い続けた』と想像する。
 決して「戦後民主主義教育万歳!」などと、戦時中なら『教育』が変わっていたなら間違いなく日の丸を振っていた人達、「非国民め!」と云っていた人達と同じであったとは思われない。「ボランティアをしないヤツ等」などと云って居たとは思えない。「共に生きようとしないヤツ等」などと、「この非国民め!」と時代社会が違うだけで、内容的、精神的には同じ様な事を云って居たとは思えない。そんな親鸞だったら、私には全く必要ない。それが『真宗仏教』等と云うのなら、いつでも辞めてやる。

 人は必ず固定化する。保守化する。唯一それを『救ってくれる』のは、『問い』である。
 念仏とは、問われ続け問い続けられる事によって『生き切る』事が出来るものではないのか?

太閤検地

2006年04月03日 | 坊主の家計簿
 4月3日

 外食    ラーメン焼き飯セット   580円
 雑費    タバコ          300円
       缶コーヒー        120円
 ダイソー  サプリメント5点     525円
 生活雑品  電動替歯ブラシ     1130円
 食類    レタス          139円
       豪州牛タン        350円
       シンコ          100円
       ソバ焼酎一升      1848円

 合計      5092円
 4月累計   10831円

      3月〆
 一般会計    97683円
 医療保険     4740円
 ネット代     5279円
 eブックオフ   2363円
 アマゾン     4237円
 奨学金返済   10000円
 電気代(2)   3833円
 ガス代      3095円
 電気代(3)   3262円
 国民健康保険  26800円
 家賃      32430円

 合計     193722円

 とりあえず20万以下でセーフ。んが、確か来月からの年金は一括払いにしているので、『20万以下は当たり前』にしなければ。。。
 んで、関西電力の都合なのか、3月分の電気料金も31日に引き落とされている。まあ、どっちでもエエのだが。。。

 今日は、仕事の合間、っちゅうか、時間指定のお参り先までに時間が余ったので電気屋で時間つぶし。電動歯ブラシの替えを買う。
 ついでにデジカメコーナーへ。そういえば去年も春頃にデジカメ熱が起っていた気がするのだが。。。私はMacユーザーなのでデジカメ選びも大変なのだ。ソフトの対応なんぞは無視してもエエのだが、USBが対応してなかったり、動画が対応してなかったりする機種が多くあってだな、困りものなのだ。


 西原理恵子の名作『はれた日は学校をやすんで 』が文庫で再版される様だ。今本棚をみたら見当たらない。「なんでや?通算で2冊は買ったはずやんけ。。。」なのだが、名作なので誰かにあげたのだろう。
 『はれた日は学校をやすんで 』は、恐らく奈良県では発禁になるであろう。警察に捕まる行為を勧める様な本は漫画と云えども、いや、漫画だからこそ発禁にするだろう。ファッキン奈良県は。学校の事を思いっきり『こんなとこだいきらい」とかって書いてあったし。うる覚えだが。。。
 西原理恵子も『元ヤンキー』だが、決して更生なんかしていない。更生するどころか、変わらず『学校』に対して批判的である。決して高校当時の先生達に感謝などしていない。その逆に自分を退学させた(裁判事件に成った)学校&教師に対して漫画を通じても徹底批判している。決して更生なんぞしていないし、西原自身が生きて来た『ヤンキー』と云う人種にたいする偏見に闘っている。この辺が『元ヤンキー先生』とは偉い違いだ。

 西原理恵子は初期の漫画『ゆんぼくん』で、お母さんから「畑の雑草を取って来て」と云われた主人公の子ども『ゆんぼ』に
 「かーちゃん。どれが雑草なの?おれ全然わからないや。みんな一生けんめい生きてるよ。とっちゃうの、かわいそうじゃない?」
 と云わせている。
 ちなみに西原理恵子は現在上座部の僧侶でもある。

 ホームレスは穢れなんだろうか?
 不登校は穢れなんだろうか?
 その穢れをやっきになって祓おうとしている大乗真宗門徒が居る。
 
 様々な生き方があってイイのではないだろうか?もの凄く当たり前の事として。
 例えば大阪には『釜ヶ崎』と云う街があって、そこに集まる仕事の構造を責める事も当然必要ではある。使い捨ての労働者と云う事は問題にすべきである。しかし、だからと云ってすべての人がちゃんとした会社に定職を持つ在り方も違うと思う。『日雇い』と云う生活スタイルがあってもイイ。
 ホームレスと云う生活スタイルがあってもイイ。すべての人が決まった住所を持ち『国家から管理される』必要もないと思う。公園や河川で寝てる事を非難する人も居るが、その前に『なぜすべての土地に誰かの所有権があるのか?』と云う事も問題ではないのだろうか?誰のものでもない『公』、当然『国家のもの』でもない『公』が無くなっている事も問題にすべきではないのか?昔だったら河川などは『誰のものでもない=天子様のもの』としての『公』があった。そこに流民が居た。山にはサンカが居た。
 現在は、そういう生き方を認めようとしない。ホームレスなら、ホームレス生活がイヤな人に対してだけ支援をすればいいのであって、すべての人に強制する必要はない。当然、憐れむのは論外である。

 不登校でも、義務教育なら『学校に行かない自由』もあって良いはずだ。
 大谷派では『いのち』と云う本に引用しているヒストリーズランの編集長の高野兄弟なんぞは、たしか義務教育を受けていないはずだ。まあ、端的に云えば不良の落ちこぼれの人間のクズである。PTAがヒステリックに成りそうな『付き合ってはいけない人達』であろう。あの雑誌が続いていたならば、『元ヤンキー先生』なんぞの敵だな。

 穢れを祓うが為の運動。ホームレス支援や、不登校問題。
 問題なのは『学校に強制的に行かなくてはならない』と云うヒステリックな社会であって、学校に行かないガキではない。妙な脅迫観念でガキを追い込む方である。
 穢れが祓い清められて、この国からホームレスや、不登校のガキや、不良や、ヤクザなどが居なくなったら、この国はカルト国家だな。まあ、そういう国家になったら、私がホームレスのヤクザに成ればイイだけなのだが。

 世の中が人間のエゴでどんどん掃き清められて行く。人間のエゴも『社会』と云う名目の上では『エゴ』と気づかない、気づこうとしない。
 路地がなくなり、ウジ虫がなくなり、ダニがなくなり、雑草が無くなる。神経強迫症かなんか知らんが、庭から、道から、公園から雑草を見つけ次第抜きまくる気持ちが解らん。仕事で金貰って居るのならよく解るが。

 寺は日本では統治機関でもあった。自由人の溜まり場であった真宗も一向一揆で負けてからは国家の犬に成り下がった。それは今も余り変わっては居ない。神経質に穢れを刈り取ろうとする人達で一杯である。しかもそれを『進歩的』『開放的』『反差別』だと信じ込んでいる。単なる国家の犬じゃないか。『支援』と云う名で刈り取ろうとしているだけじゃないか。

 美しき穢れを嫌う一部の御坊様達は、オメコを舐めた口で、チンコを銜えた口で喋ろうとはしない。
 http://www2.odn.ne.jp/~aat67780/page033.html


 忘れてた。。。要するにデジカメを買って、雑草とか、ゴミとか、人間のクズとか、ウジ虫とか、ゴキブリとかを撮りたいのだ。世のEM野郎や、PTA野郎や、御上人様の反感を買う写真を撮りたいのだ。

 最近行きだした、お参り先のあるお婆ちゃんは、「膝が痛い、痛い」と云いながら、『御坊様』である私が行くと正座しようとする。痛そうに辛そうに正座をしようとする。「お婆ちゃん、椅子に座って下さい」と云うのだが聞いて呉れない。たまに少しキツく言っても聞いて呉れない。「仏教と正座なんぞ関係ない」と言っても聞いて呉れない。色んな事を言っても聞いて呉れない。
 殺意を抱く。御坊様である私と、膝が悪く正座なんて出来っこないのに無理矢理正座をしようとするお婆ちゃんに「御坊様が来たら正座をしなさい」と云うものに。

阪神初勝利

2006年04月02日 | 坊主の家計簿
 4月2日

 雑費    缶コーヒー    120円

 合計     120円
 4月累計  5739円


 朝起きたら声がガラガラ。。。昨日喋り過ぎたか?
 
 今日はサボリモード。よって仕事が終わって、寝て起きてゲームしてまったり過ごす。要するに『お休みモード』でんな。
 
 私は大谷専修学院と云う学校の卒業生である。ちなみに定期巡回掲示板で『成績の良い人は専修学院の別科に残れる』みたいな事が書いてあったけど、あれは違いまっせ。掲示板の流れが変わってるのでここで突っ込み(笑)。専修学院の別科は、『本科の時に料理を作るのが上手い人だけが残れる』のです。。。
 すいません。。。また嘘を付いてしまいました。本当は金と時間があれば誰でも行けます。特に行く必要(卒業しても何の資格も得られない)がないので人気がなく、しかも『食事作り』と云う日課があるので、私の様なフラフラ出来る道楽者ぐらいしか行かない。ちなみに『本科から別科に行くのに成績優秀な人しか行けない』のは中央声明講習でんな。

 話がそれた。。。
 その専修学院の本科に行ってた時に、『宗教学』として神父さんが来てた。リノ・ベリーニという無茶苦茶真面目な先生で、熱心に授業を聞かせる先生だった。自腹を切って学院生全員に聖書を呉れたし。
 なんか、そのリノ先生から『求道』っちゅうもんを教わった気がする。自分の宗教的課題をひたすら追い求める。

 ある先生と一泊研修の機会があった。その先生は云う。「私達に出来る事は耳をすまして懸命に聞き、『その時』が来るのを待つだけである。」

 でも、休みたい気分の時もある。プレステして遊んでいたい気分の時もある。
 それを転換する。
 『努力出来る事は才能だ』
 そういう才能、ひたすらに自己を見つめて課題に取り込む事が出来る事はひとつの才能である。ならば、当然出来る人と出来ない人が出て来る。
 出来る人はイイ。毎日の生活の中で起った出来事を自分の宗教的課題に出来るだけの『力』才能がある。そういう人は、たまたま幸いである。しかし、出来ない人も居る。ゲームがしたい時もある。
 リノ先生や、一泊研修で教えて貰った先生から聞いた様に『真剣に問い聞く事』が出来ない事もある。

 「いつでも、どんな時でも念仏だけは申してイイ」と、色んな先生達から云われた。
 「いつでも、どんな時でも念仏申せ!」と。

 今日は、ゲームをして遊びました。98年版の実況パワフルプロ野球は弱かった時代の阪神なので、サードを補強すべく『今岡7』と云う選手を作りました。これで阪神のサードはバッチシです。
 そういう、『今の私の現場』から、「みんなと一緒に生きたい!」と願うならば、今の私には「何もしないやつら」等とは云える資格などありません。

 とりあえず、今後の阪神のテーマとしては、ショート藤本と、セカンド鳥谷を育てあげ、藤本ファンの私は『最強ショートの藤本』を育てあげ、そして外野手の林、ファーストはバースしか居ない。
 JFKも育てなならんし、井川も育てなならんし、忙しいのだ。

Macユーザーの会

2006年04月01日 | 坊主の家計簿
 4月1日

 外食      らーめん     399円
 Macの会    飲み代     4800円
 雑費      タバコ      300円
         缶コーヒー    120円

 合計    5619円
 4月累計  5619円

 仕事が終わって銀行&郵便局へ。
 「はぁ~?銀行っちゅうもんは預金するのにも土曜日は金取るのか?こら、UFJ。きさま、三菱と合併したらしいが、梅川を忘れとらんか?」
 と云う怒り爆発なので、誰が入金するか、ボケが。
 と云う事で、3月〆は明日以降に。
 しかし、自分の金を降ろすのに、しかも銀行に金を貸してやっているにも関わらず、その金を降ろすのに金がかかる、っちゅうのは全くわけが解らん。ボッタクリやんけ。。。どんな甘い商売しとるねん。

 後、飲み会。何時ものMacユーザーの会。ん?そんな名前だったっけ(笑)
 何時もの待ち合わせ場所のリンゴ館でiPod Hi-Fiと云うもの凄いものを発見。リンゴ館の店頭に置いてあったのだが、「なんじゃい、この音は!」ちゅうくらいに音が良い。近くにイベント用に使うのだろうデカイスピーカーが置いてあったのだが、そこからの音と間違えるくらいの音の迫力&音質。多分、あれはかなりお買い得である。っちゅうか、無茶苦茶欲しいのだが、年末に平面プラットスピーカーを買ったばかりだし、iPod Hi-Fiはうちの1DKでは飼い殺しか。。。飲み屋とか、寺の本堂とかには最適かつ、十分だな。

 で、飲み会。何時もの『和民』へ。朝方に腹の調子が悪く、トイレに籠って仕事を10分近く遅刻した事もあって、さっさと冷たいビールから激安和民焼酎のホットウーロン割に変更。お陰で二日酔いもなし。
 ちなみに腹の調子が悪かったのは
 1 激辛ハバネロソース入りパスタのせい
 2 賞味期限がとっくに過ぎたドレッシングのせい
 3 賞味期限が過ぎたおかきのせい
 の内のどれかだと思うのだが、よって4月1日と云う春気分満喫の日にいきなり仕事中もトイレ、トイレ。

 飲み会は何時もの如く楽しく、何時ものブラウンシュガーのマスターも、なんとなく機嫌が良かった気がする。とりあえずポールマッカートニーは聞かされへんかったし。