坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

タイトルが入力されていません

2006年06月30日 | 坊主の家計簿
 6月30日
 
 雑費     缶コーヒー         120円
        タバコ           300円
        マッチ            10円
        ペットコーヒー       120円
        交流会費         1000円
 交通費    JR×2          1080円
        昼得キップ         370円
        タクシー割り勘       250円
 食類     ビザパン          135円
 外食     たぬき蕎麦         280円
 法衣類    夏用輪袈裟        4400円
        夏用ワンタッチ腹帯    1250円
        四季用色衣       26880円
        夏用白衣        11550円
        雨用草履         1680円
 本系     大谷派勤行集        250円
        曽我量深『願』      1325円
        御伝鈔CD         2000円
 振込     足袋3足         1662円

 合計         54662円
 6月累計      158597円

 JRの昼得キップは夕方5時までしか使用出来ないらしい。チケット屋で買った時は「大丈夫だろう」と甘い考えだったのだが、大阪駅に着いたら断念。。。
 まあ、でも法衣店の閉店時間じは間に合って、必要なモノを購入&注文して、ついでに修理も頼む。
 お参り中に退屈だったので寝てる犬にちょっかい出したら法衣を噛まれて破れてしまったのだ。まあ、2年ぐらい前なんだが、当然他のも持ってるし全然困らなかったのだが、まあ、放って置くともったいないし。
 もう一着修理(?)に出したのは、『(?)』と記入したように修理とは呼ばないのだろうが、まあ、プリーツと云うのだろうか?最初に坊主儀式の時に買った黒衣のヒダヒダが、その後のスーパーハード使用によって無茶苦茶になってしまって、これまた別の新しく買った方ばっかり使っていたのだが、まあ、眠らせておくのは勿体ないし、まあ、想い出が沢山詰まった思い入れの品だし。
 まあ、法衣系はサラリーマンにとってのスーツであったりネクタイであったり、必要不可欠なもの。以外と安いっしょ。当然高いのは幾らでもありまっせ。着物ですから。
 
 で、買い物を済ませて『東西デモ』。まあ、なんか違った名前がついてたけど、まあ、デモだろうあれは。結構伝統的なデモのやり方だったし。
 まあ、エエのだが、腹が減って、腹が減って。。。お参り中にピザパン喰って、大阪駅でたぬき蕎麦を喰ったのだが、圧倒的に炭水化物が足りないし、ついでに暑くって、

 ♪じめ、じめ、じめじめ~。黄色い豚をぶっ殺せ!

 って、あ、平和行動だったな。
 京都駅前辺りから、京阪三条辺りまでは交通の便が非常に悪く、夕方には渋滞に巻き込まれる事必須のバスしかない。
 ので、歩いて行ったのだが、

 ♪じめ、じめ、じめじめ~。黄色い豚をぶっ殺せ!

 で、思わずタバコを買ってしまったのだが、ライターが鞄の中に入ってなくって

 ♪じめ、じめ、じめじめ~。黄色い豚をぶっ殺せ!
 
 で、ここでコンビニでライターを買ってしまうのは勝ち負けでいうなら負けなので、タバコ屋で「マッチ売ってません?」って聞いたら10円で売って呉れた。これで、タバコを買った事は負けだが、ライターを買わずにマッチを買った事は勝ちなので一勝一敗のイーブンである。

 って、なんか問題が違うなぁ。。。目先に囚われて、目的が見えなくなってるなぁ。。。

 まあ、そんな事は多々ある。っちゅうか、「それしかない」と言いたいのだが、そんな事を云えるほど悟ってはいない。

 (アルゼンチン、ご~~~~る!!!)

 あ、気がそれた。。。

 っちゅうか、クローゼが。。。
 と云う事で、眼が離せません。

 と云う事で、延長らしい。

生臭い

2006年06月29日 | 坊主の家計簿
 6月29日

 雑費    缶コーヒー          120円
       銭湯&貸しタオル       410円
       アイスの実          103円
       クエン酸飲料          78円
       梅酒             880円
 食類    ちらし寿司          200円
 外食    焼き肉ビビンバビール    2373円
 記入忘れ  公文学費          4200円

 合計         8364円
 6月累計     103935円

 「あっち~」って、大阪は33℃まで上がったのね。暑かったはずや。しかもまだ真夏ルックじゃないし。法衣も間いもんやし。あっつい、あっつい。
 ので、銭湯。っちゅうか、昨日の休みに行こうと思ててんけど、水曜日は面白いテレビが多くてやな。。。よって、今日に変更。で、銭湯の前に焼き肉屋。昨日、宗教がかったベジタリアン(?)の文章読んでてマジギレンジャーなのだ。別に肉類を食わないのは勝手だ。勝手にすればイイ。でも、それをイチイチグチャグチャ抜かすな。要するに単なる偏食だろう。偏食なら私にもあるから別に構わない。でも、偏食に理屈をつけてなにが『霊性の低さ』じゃ。偏食に屁理屈つけて『霊性の低さ』等とぬかす『霊性の低さ』はどっから出てるねん。
 んで、焼き肉ビールは普通に喰えたな。

 
 【梵天の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鶏肉とともに米飯を味わって食べながら、しかも<わたしはなまぐさものを許さない>と称している。カッサパよ、わたしはあなたにこの意味を尋ねます。あなたの言う<なまぐさ>とはどんなものなのですか。】(スッタニパータ『なまぐさ』より。以下面倒なのでこちらを参照あれ。)

 別に釈尊が肉食を禁じはじめたわけではない。それは上記のリンク先の原始仏典でも読めば良い。また、『浄肉・不浄肉』であっても喰ってたわけだし。
 まあ、私はそれ以外にも
 
 【怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬、ほらを吹くこと、極端の高慢、不良の徒と交わること、ーーーこれがなまぐさである。肉食をすることが<なまぐさい>のではない。】(スッタニパータ『なまぐさ』より)

 のマンマなので当然なまぐさい。
 まあ、『怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬』の心を観ようとせずに仏気分を味わいたい上人様に興味はない。

2006年06月28日 | 坊主の家計簿
 6月28日

 外食     回転寿司            525円
 食類     発泡酒             175円
        ロールイカ            90円
        焼そば麺             18円
 レンタル   イン・アメリカ         180円
        ドラゴンストーム        180円
        名もなきアフリカの地で     180円
        クジラの島の少女        180円

 合計         1528円
 6月累計      95571円

 休日。京都に法衣等を買い出しに行かないといけないのだが、6月30日に京都に行くので、まあ、その時に用事を済まそう。っちゅうか、時間的にギリギリなんだが。。。まあ、なんとかなるやろ。買うもん決めてるし。
 かつ、日曜日&月曜日と外出してたので、外出する気分も特にない。ついでに金もない。
 ので、御近所。
 久しぶりにレンタル屋へ。特に観たい映画はなかったのだが、っちゅうか、途中で思い出したのだが、タイトルが思い出せなかった。なんせ昼飯喰いに回転寿司屋に行った帰りに急に思い立ったわけやし。今日の予定はなんもしてなかったので。まあ、「本でも読んどこ」と思って、少しは読んだが。
 ん?日本酒が脳髄に。。。どうも体に合わんなぁ。体、っちゅうか、「酔い方」やけど。
 あ、思い出した『永遠のモータウン』や。メモメモ。

 と云う事で、今日は上記の4作品を借りる。
 1 『ドラゴンストーム』 あまりにもしょうむないので40分程で辞める。40分間観れた自分を褒めてやりたい。っちゅうか、借りたのが不幸な出会いだった。レンタル屋に怪獣映画が結構多くてやな、まあ、『ドラゴンストーム』はドラゴンやねんけど、あれって怪獣も含めて想像の産物でんがな。多分、古今東西どこでも『怪獣』みたいなもんは居てるんやろな。鬼とかを含めて。
 それと、仏教で云う『悪魔』とかに諸々想像は働いていたのだが、日本酒はあかんな。
 まあ、「悪魔」の事をインドでは「マーラ」と云うらしい。「殺すもの」と云う意味らしい。
 
 2 『イン・アメリカ』 結構面白かったのだが、30分過ぎでDVDの読み取り不可。傷がついてやがった。返却時にクレームやな。

 3 『クジラの島の少女』 天皇家愛子様御出産記念映画。多分、寺で産まれた女性なら涙が止まらないだろう映画。でも、血統の優位性を説いてて私には非常に差別的な映画に観れた。確かに女性解放の映画だろう、その部分は認めるし評価する。でも、『家』制度バリバリ、血統バリバリの差別映画やな。
 それを除いた映画としてはまあまあ。結構泣ける。特に主人公の少女のお爺ちゃん、権威主義で女性差別バリバリのお爺ちゃんが、「私が愚かだった。。。主導者よ」みたいな事を差別してた『女』である少女に告白するシーンとかは涙が止まらない。でも、血統と家の優位性を拡大する差別増長映画である。

 あ~あ、こんな事書くからきらわれるんだ。女性解放映画だけで止めてりゃ女人にモテるんだ。
 「まあ、エロ坊主さんって女性差別に理解があるのね」とかって(笑)

 別に女性差別に理解があるわけでもない。ついでに云うと反戦運動に理解があるわけでもない。仏教徒でありたいだけだし。偏見や思い込みを『義』にして生きてたら自分がしんどいだけだ。

マンモス西は、キチジロー

2006年06月27日 | 坊主の家計簿
 6月27日

 雑費    缶コーヒー         120円
 外食    回転寿司          420円
 食類    カップ麺2         166円
       緑野菜ジュース2      338円
       人参ジュース2       320円
       ノンフライ麺10      376円
       発泡酒2          240円
       カレイ一夜干し半額      50円
       弁当半額          199円

 合計         2290円
 6月累計      94043円

 ああ、ええボディーやったで。マンモス西になりそうやったで。
 最近、ウエスト維持計画で腹筋を結構やってる。なんせ仕事が終わったら雑用している以外はほぼ寝転んだマンマなので、腹筋をやれる時間&セッティングはバッチシである。寝転んでテレビを観ながらそのまま起き上がろうとすればええだけの話やし。毎日100回以上はやっている。そのせいか、ウエストは確実にワンサイズ(1インチ)ぐらいは減ったようである。
 のはエエのだが、「どれだけ鍛えられたか腹を殴ってみよう」というのは余計やったな。まあ、自分で自分の腹を殴るのだから当然力は入らんが、でも、ちょっと痛い、っちゅうねん。。。

 どうも『脂』がダメになって来た。昨日作った豚汁が腹にもたれて仕方がなかったのだ。腸に脂がべっとり張り付いた感じでイヤでイヤでしゃーない。ので、今日食べる時は冷蔵庫保存していたので冷えて固まった脂を丁寧に取りながら「脂が、脂が、僕の大好物だった豚の脂が。。。」と。
 もう、哺乳類は苦手になってきたのかも解らんなぁ。これを機縁に20年振りに自然保護団体にでも入って
 「高等生物である哺乳類を食べるなんて、なんて野蛮な人達なんだ」
 「全く、世界の食料事情や、自然環境の事を考えない人達だ」
 と、変わらず哺乳類を食べている人を見下して馬鹿にしようかな。あれは楽しい。
 まあ、立場が変わって
 「哺乳類を食べないから、「自分達は善人でござい」と綺麗な面してやがれるんだ」
 「自分達だけが正義の味方のつもりのカルト野郎が」
 と。
 まあ、似た様なもんやろ。

 とは云え、これで私は新潟3大ラーメンの一つである燕三条背脂系極太ラーメンを食べれないままに死んで行くのか。。。
 「うらめしや~」
 いや、ラーメン屋やねんけどな。

 と云う事で、やはり饂飩である。ああ、『饂飩』。漢字で書くと増々マンモス西を思い出す。
 饂飩は、大阪なら立ち食いでも150円からするのだが、香川県では70円ぐらいから喰えるらしい。蕎麦みたいに禅かぶれの勘違い野郎が『蕎麦道』みたいな感じで「一生涯勘違いします」で打つのでなく、田舎のお婆ちゃんや、その辺のオバちゃん、オッちゃんが気取らずに饂飩を踏んでいるらしい。まあ、それだけ土着化しているのだろう。きっと大阪の下町に腐る程ある5個100円のタコ焼き屋みたいなもんなんだろう。ガキの頃は10個で100円やったが。。。まあ、「タコが入ってるのは当り」みたいな感じの。

 と云う事で、このクソじめじめした梅雨から気分だけでも逃れるべく夏休みの計画。
 8月の16から20までが夏休みなんだが、19、20が京都で勉強会があるのでそれに参加。で、京都やし、青春18キップで東京ラーメン&ホルモン三昧→新潟ラーメン三昧→京都というのを考えていたのだが、変更。やっぱし、四国やな。『坊ちゃん』も読んだし。
 コース的には、HONDAスーパー孫一でフェリーに乗って徳島か。で、徳島名物『王将のとろみがないマーボ豆腐』を喰う。まあ、『とろみ』つまり『あん』の問題やから中華丼でもエエやろ。で、香川に入って饂飩三昧。マンモス西に成るまで食べよう。その辺りで一泊やな。
 二日目はゆったりして今治まで。今治名物焼き鳥。鶏は哺乳類じゃないので、つまり高等生物では無く、下等生物の鳥類なので喰っても良いのだ。と云う事で焼き鳥焼酎三昧。
 三日目は松山市内で「にやにや」した兄ちゃんを見学して、のち伊予灘(?)へ。電車で四国へ行くと、大洲→松山間の予讃線から見える海が穏やかで綺麗だった。それは瀬戸内海とも違った印象で、なんともいえないたおやかな感じ。でも、だいたい通過してしまうし、確か一度だけ電車一本飛ばした記憶もあるのだが、しっかりしたものではない。ので、非常に行きたい。時間があったら大洲にも久しぶりに行くか。で、松山にやにや港、もしくは今治からフェリーやな。

いちいちの花の中より

2006年06月26日 | 坊主の家計簿
 6月26日

 食類     牛           206円
        キャベツ        138円
        ミックスジュース    105円
        ヨーグルト       138円
        ピーマン2袋       80円
        ミニちくわ        39円
        豚           198円
        モヤシ          49円
        山芋          197円
        玉子          198円
        おにぎり        140円
 交通費    JR           290円
        タクシー       1360円
 飲み代    坊主バー       1250円
 雑費     古本振込        760円
        クエン酸飲料      120円
 
 合計        5268円
 6月累計     91753円

 坊主バーに来たお客さん達と話してたら、「あら私鉄の終電が。。。」と云う事で、途中からタクシー。まあ、面白かったからエエ。

 帰りの電車の中で小山広明さんの事を思い出す。公人なので思いっきり実名。
 小山さんが坊主バーで出会った人に対して
 「御名前はなんといわれるのですか?」
 と聞いて、手帳にメモする。
 で、かえりがけに
 「ああ、今日は○人の人と新しく出会う事が出来た。」
 と。
 
 まあ、それだけの話なんだが。
 小山さんは、念仏者だ。市会議員でもあり、市民運動家でもあるけど、真宗の先生。

26日(月)坊主バーへ

2006年06月25日 | 坊主の家計簿
 6月25日

 雑費   缶コーヒー2本      240円
      タバコ          300円
 交通費  JR            160円
      南海           320円
      回数券         3700円
 弁当   ノリ弁白身フライ乗せ   390円

 合計        5110円
 6月累計     86485円

 仕事後、学習会へ。
 眠い。。。ひたすら眠い。。。
 ので、タバコに手を出す。結構プカプカ吸ってしまった。
 けど、眠い。。。

 そういや、明日は坊主バー担当日やんけ。。。残ったタバコの処理を明日しよ。
 っちゅうか、忘れんようにタイトルにしとこ。


 帰り道に先輩と話してて感じたんだけど、いや、勝手に感じたんだけど『現場』っちゅう事。
 人って面白い。って、「また他人事にして」って怒られそうな気もするのだが。。。結構流される。
 「いや、解る。理屈では間違って居るんだ。でも。。。」
 って、その「でも。。。」をなんか大切にしたい。
 心のトゲ。
 肯定ではない。「でも。。。」

 「俺もよ、こんな生活続けてちゃダメなくらい解ってるんだ。でもよ。。。」
 「何度もやり直そうとしたんだよ。でもよ。。。」
 「解ってるんだよ。ホント、解ってる。でもよ、兄ちゃん、そんな風にはならないんだよ」

 沢山聞いて来た言葉。言って来た言葉。
 生活の現場。生きている。

 「人が、そこに生きておられる」(by中川先生)

義なきを義とす

2006年06月24日 | 坊主の家計簿
 6月24日

 雑費    缶コーヒー         120円
 食類    鳥ささみ          288円
 酒     白雪純米1カップ3     315円
       干芋焼酎『典々』1.8L   2100円

 合計         2823円
 6月累計      81375円

 ああ、昨日15時間近く寝たので、今日は修行僧のような生活だったぜ。仕事、家事は当然のごとく、筆ペン練習&読書もたっぷしと。
 っちゅうか、修行僧が、お参り先の酒屋に焼酎買いに行かんわな。んが、干芋焼酎『典々』美味し。「なんか、芋でくっさいのないですか?」と探してたらたまたま見つけて、オッちゃんに聞いた所、「まあ、独特のクセも臭いもありまっせ」との事なのでゲットしたのだが、これはヒットやな。ついでに、『夏は冷や酒もエエもんでっせ』と、万代で豪州純米酒『白雪』をゲット。今日は一本だけ飲む。
 しかーし!『鳥のささみ』は結構修行僧ポクないか?っちゅうか、キックボクサーみたいか?あいつら肉喰えへんから煩悩が足らんねん。
 と、言いつつ『浄肉』『不浄肉』時代の文献。

【796  世間では、人は諸々の見解のうちで勝れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて。それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。それ故にかれは諸々の論争を超えることがない。
 797  かれ(=世間の思想家)は、見たこと・学んだこと・戒律や道徳・思索したことについて、自分の奉じていることのうちにのみすぐれた実りを見、そこで、それだけに執著して、それ以外の他のものをすべてつまらぬものであると見なす。
 798  ひとが何か或るものに依拠して「その他のものはつまらぬものである」と見なすならば、それは実にこだわりである、と<真理に達した人々>は語る。それ故に修行者は、見たこと・学んだこと・思索したこと、または戒律や道徳にこだわってはならない。
 799  智慧に関しても、戒律や道徳に関しても、世間において偏見をかまえてはならない。自分と他人と「等しい」と示すことなく、他人よりも「劣っている」とか、或いは「勝れている」とか考えてはならない。
 800  かれは、すでに得た(見解)〔先入観〕を捨て去って執著することなく、学識に関しても特に依拠することをしない。人々は(種々異なった見解に)分かれているが、かれは実に党派に盲従せず、いかなる見解をもそのまま信じることがない。
 801  かれはここで、両極端に対し、種々の生存に対し、この世についても、来世についても、願うことがない。諸々の事物に関して断定を下して得た固執の住居は、かれには何も存在しない。
 802  かれはこの世において、見たこと・学んだこと・あるいは思索したことに関して、微塵ほどの妄想を構えていない。いかなる偏見をも執することのないそのバラモンを、この世においてどうして妄想分別させることができるであろうか?
 803  かれらは妄想分別をなすことがなく、(いづれか一つの偏見を)特に重んじるということもない。かれらは、諸々の教義のいずれかをも受け入れることもない。バラモンは戒律や道徳によって導かれることもない。このような人は、彼岸に達して、もはや還ってこない。】(岩波『ブッタのことば』最上について八つの詩句)

 え~、ささみを喰って修行僧ぽくっても、干芋焼酎&純米酒を飲んだくれている私は、当然『執着バリバリ』である。妄想分別バリバリだし、その事に対して全く無自覚なぐらいには妄想分別している。よって、当然『私が正しい』のである。私が絶対正義なのである。まあ、それぐらいは確認しとかな、自分が何ものか解らんようになるし。

 ちなみに、上記は先日『聖カミソリ新聞』で書いた続きなり。当然、以下も。
 
 『義』が、対立と差別を生み出す。
 例えばインテリにとってはおかしな土人の風習もあるだろう。インテリにとってはとても耐えきれない差別的な風習も土人の中にはあるだろう。よって、わざわざ土人の住む地域に出向き、土人のおかしな風習を「差別的だ」とあざ笑うのだろう。しまいには土人の聖地に「こんな差別は許せない!」と足を踏み入れるのだろう。その後、現地の土人の中にどんな動揺が生まれようとも「無知な土人達」と一笑にふすのだろう。なんせ『インテリ』なんだし。
 まあ、私なら、そんな差別的な所には『行きたくない』。別に生活範囲じゃないんだし。誰かが殺されているわけでもない。ただ、現代人インテリから『観て』、時代遅れの土人の差別的な風習なだけだ。
 
 で、当然、あえて『土人』と使ってます。まあ、解りやすく言ったらそういう事なんだろう?『他者』じゃなく『土人』なんだろう。
 イスラム『土人』
 ヒンズー『土人』
 神道『土人』
 大峰『土人』
 等々。

爆睡

2006年06月23日 | 坊主の家計簿
 6月23日

 食類   巻き寿司        200円
 雑貨   エスカップ12     628円
      クレラップ巾大      98円
      クレラップ巾中      98円

 合計        1024円
 6月累計     78552円

 
 ♪毎週火曜はSATYへ行って
  得々市でお買い物
  99円 99円 99円
  99円 99円 99円

 金曜日だった。ので、火曜日まで寝る事にした。
 んが、現実はそう甘くなく、朝には目覚ましで叩き起こされる。
 まあ、よく寝た。

煩悩が泣いている

2006年06月22日 | 坊主の家計簿
 6月22日

 食類  かに飯         200円
     野菜ジュース4     196円
     発泡酒         175円
     うどん玉         18円
     厚揚げ豆腐        99円

 合計          688円
 6月累計      77528円

 どうも、食欲が肉に向かない。特に好物だった豚バラに向かない。この間買ったのも鶏肉だったし。やっぱし四つ足のもんを喰わんとあきまへんなぁ。

 ので、元気がない。

 
 「将来の夢は、医者になること」
 ガキが放火殺人をしたらしい。
 

 ♪すずめの兄妹が 電線で
  大きくなったら なんになる
  大きくなったら タカになる
  大きくなったら ペンギンに
  チュンチュン チュンチュン チュンチュン
  チュンチュン チュンチュン チュンチュン
  チュンチュン チュンチュン
  だけど大きくなっても
  すずめはすずめ チュンチュン

  子猫の兄妹が 陽だまりで
  大きくなったら なんになる
  大きくなったら トラになる
  大きくなったら ライオンに
  ニャンニャン ニャンニャン ニャンニャン
  ニャンニャン ニャンニャン ニャンニャン
  ニャンニャン ニャンニャン
  だけど大きくなっても
  ニャンコはニャンコ ニャンニャン

  めだかの兄妹が 川の中
  大きくなったら なんになる
  大きくなったら コイになる
  大きくなったら くじらに
  スイスイ スイスイ スイスイ
  スイスイ スイスイ スイスイ
  スイスイ スイスイ
  だけど大きくなっても
  めだかはめだか スイスイ
  (わらべ『めだかの兄妹』)

本村洋氏

2006年06月20日 | 坊主の家計簿
 6月20日

 雑費   缶コーヒー      120円
      フルーツオーレ    100円
      味ポン        168円
      発泡酒        152円
      手羽先        175円
 
 合計           715円
 6月累計       72228円

 急に北村年子著『大阪・道頓堀川「ホームレス」襲撃事件?“弱者いじめ”の連鎖を断つ』を読みたくなったので、ネット古本で購入。ちなみに現在『日本の古本屋』では500円から手に入ります。
 好きな本の一つ。好きな本なので、客で来てた、戎橋辺りで歌ってるヤツ&そのグループの高校生(行ってないヤツもいたが。。。)連中にあげた。っちゅうか、強制的に押し付けたのかも解らんが。。。
 この本は非常にイイ本だ。多分、『大阪・道頓堀川』の話でなくても買ってたと思う。
 みんなが『育って行く』本。それを記録した本。

 殺されたのは野宿生活をしていた藤本さん。当然私は面識ないが、でも、多分『見てる』。ミナミで私も生活してたわけだし。ごく日常の風景として藤本さんを見てただろうし、殺した『ゼロ』も見てただろう。

 殺された藤本さんにも仲間が居る。
 殺した『ゼロ』にも仲間が居る。
 この本は、この二つの立場の『仲間』の出会いも描かれている。

 『ゼロ』の仲間は、こどもの里を通じて夜回りに行く。『夜回り』とは、キリスト教団体の人達を中心に路上生活者が冬場に路上で死なないように夜中に見回る。
 藤本さんの仲間は、立場はそれぞれだろうが、その彼らを受け入れた人達も多く居る。

 本のサブタイトルは『“弱者いじめ”の連鎖を断つ』である。

 サンフランシスコ講和条約において、スリランカのジュニアス・リチャード・ジャヤワルデスと云う大統領(首相?)は、ダンマパタの言葉も引用しながら、こんな事を語ったらしい。

【人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる
 人は憎しみによっては憎しみを越えられない
 「実にこの世においては怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの恩むことがない。怨みをすててこそ恩む、これは永遠の真理である。」】(http://www.asahi-net.or.jp/~un3k-mn/0815-sf.htmより)

 煩悩って、転じる事が出来ると感じる。『恨みが深い』とは、それだけ人間の事が好きなのではないのか?
 でも、それを『自分の家族』或いは『仲間』だけに収める事なく、『敵』にまで広げればイイのではないのか。

 今日、報道ステーションに出てた本村洋氏を見てて、「この兄ちゃんはやるな」と思えた。結構クールである。クールとは感情量が豊富でないと出来ない事だと勝手に信じる。釈尊なんて無茶苦茶感情量が豊富しゃないか。あったり前だが。。。
 本村洋氏のコメントを今日聞いてて、感じたのだが、多分、本村洋氏は徹底的に死刑判決を求めて行くだろう。でも、いざ死刑判決が出た時に転じる気がする。
 「自分が永年求めて来た結果が、これなのか。。。」みたいな感じ。
 最愛の妻と子が殺された事に本村洋氏は当然熱くなる。殺したくなる気分になって当たり前だ。
 本村洋氏は、一審判決後の自分のコメントについて反省していた。でも、「私は正直に自分を表現したかった」みたいな事も云っていた。
 それは、私は『正しい』と感じる。泣きたい時には泣くしかない。怒りに振り回される時も大事だ。でも、彼は反省した。そして「私は正直に自分を表現したかった」みたいな事を云ってのけた。
 今日のコメントを聞いてて、私は彼の誠実さを感じた。正直さでもイイ。いや、やはり誠実さか。
 彼のあの誠実さは、死刑判決が確定した後に「犯人を私の妻や子どものように殺さないで下さい。」と言い出す気がする。
 それは安田弁護士のような死刑廃止論ではない。正義の死刑廃止ではない。正義の為なら何でもするような事ではない。絶望体験したが故の叫びだと感じる。

 釈尊の親族のデーヴァダッタの謀略によって、息子に夫を殺される体験をした韋提希だって

 【尊き師よ、わたくしは、昔なんの罪があってこのような悪しき子を生んだのでありましょう。尊き師よ、また、あなたはどのような因縁からデーヴァダッタのような者の親族になられたのでありましょう。】(仏説観無量寿経より。ただし現代語略は岩波文庫『浄土三部経下巻』より)

 が出て来なければ

 【願わくは尊き師よ、わたくしのために、苦悩や憂いのない世界を説いて下さいますように。わたくしはそこに生まれるでありましょう。汚辱と悪に満ちたこの世に居ることをわたくしは願いませぬ。この汚辱と悪の世界には地獄・餓鬼・畜生が満ち満ち、悪人たちが多いのです。わたくしは、未来には悪しき声を聞きたくありませぬ。悪人には会いたくありませぬ。今わたくしは五体を地に投じて礼をし、師のいとおしみを求めて懺悔いたします。願わくは太陽であるブッタよ、わたくしに清らかな行いのある世界を観せて下さいますように。】(仏説観無量寿経より。ただし現代語略は岩波文庫『浄土三部経下巻』より)
 
 には成りえない。

 ちなみに仏教は(だけではないのだが。。。)輪廻からの解脱を基本精神にしている。よって、極楽・浄土が(実体化された)死後の世界であるのなら、それは単なる輪廻してるだけの話である。

五劫の絶望

2006年06月19日 | 坊主の家計簿
 6月19日

 雑費   タバコ         300円
      足袋3足代      3245円
      携帯電話       4347円
 本代   図書カード      4850円
      で、足りない分     300円ぐらいだった
 食    おにぎり        100円
      フライドポテト     189円
      ラーメン        399円
 飲み代  坊主バー       1200円
 
 合計          14930円
 6月累計        71513円

 久しぶりの坊主バーでの坊主スタッフ。え~、ノーコメントと云う事で。まあ、現実から始めよう。

 よって、タバコを買う。まあ、しゃーないな。これは。で、今回は残りを冷凍室に保存。まあ、メンソールやし。冷たい方が気分やん。
 
 郵便物を受けとる。え~、住所変更してなかったっけ?まあ、エエねんけど。
 今年の東西『非戦平和共同行動』は6月30日18時かららしい。まあ、30日、1日はクソ忙しいけど、夕方からやしなんとかなったら行こ。
 会報の中で山内小夜子さんが、和田先生の事を書かれていた。
 【印象に残ったのは、亡くなられるまで戦争中に暁鳥敏が編集した「大日本教典」(勅語などを集めたもの)を、書斎の手元に置かれていたという話だ。】(東西非戦NO15。山内小夜子氏の追悼文より)
 まあ、似た様な事は、和田先生の所にしばらく居てた先輩からも聞いた事がある。「和田先生にとっての生涯の課題は暁鳥敏だったんだろう」という事を。それが故の反靖国であり、東西非戦だったんだろう。

 転輪聖王獅子吼経が載ってる本を買う。
 春秋社の中村元監修の原始仏典第三巻。転輪聖王獅子吼経はパーリー長部の第26経で、本では『転輪王と人間の寿命 転輪聖王修行経』らしい。最初に知った『バウッダ』では『転輪聖王獅子吼経』だったので、それでしか検索してなかったのだが、春秋社の原始仏典シリーズでは『転輪聖王修行経』らしい。ちなみに、中部教典にも興味ありそうなタイトルの御経が諸々あり、やはり全部揃えるか。。。金が。。。
 あ、売り切れると困るので『山口益 空の世界』もゲット。これは多分、数年は本棚で寝る事になると思う。まあ「売ってるうちに買っとけ!」やな。

 無量寿経を書かれた人達は、どういう人達で、どういう人達と交流があったのだろうか?
 【たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して、我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ。唯五逆と正法を誹謗せんをば除く。】
 というのは、無茶苦茶ではないか。バラモンが、或いは、苦行はなんやってんや?
 無量寿経を書いたのは当然釈尊ではない。しかし『仏』である。それ故の『仏説』だろう。
 そんな『仏』を『転輪聖王獅子吼経』に描き出される人達に観る。
 が、多分、無量寿経を書かれた人達の方が、もっと絶望してたはずだ。

ロベルト・カルロスは、地獄の黙示録

2006年06月18日 | 坊主の家計簿
 6月18日
 
 雑費    缶コーヒー      120円
 食類    とろけるカレー     98円
       メタル印度カレー   118円
       イカ刺身       280円
       レタス         80円
       ピーマン        55円
       納豆3P        68円
       うどん玉        18円
       イカ天         49円
       タイ天         49円

 合計         935円 
 6月累計     56583円

 あ、キックオフが。
 イヤ別に、非国民の私には日本なんてどうでもええのです。せっかくのワールドカップなのでエエ試合がみたいのです。ブラジルなのです。

 ハーフタイム。
 ロナウド大丈夫か?
 と云う事で、地上波でしか観てないけど、優勝はアルゼンチンか?あの18歳(19歳になったのか?)のホモ顔の兄ちゃんも居てるし。
 
 どうでもエエけど、川口って、サッカーも上手いけど(凄いセーブやった)、男前やなぁ。サッカー辞めた後はホストに成ったらエエのに。
 クロアチアの顔の恐い髪の毛後ろでくくったフォワードは、ミルコとクロアチア最強決定戦をやってもらいたい。K-1は何をしてるんや。

人権は神聖にして犯すべからず

2006年06月17日 | 坊主の家計簿
 6月17日

 食類    たまご           198円
       チキン南蛮弁当(半額)   199円
       豆腐小3パック        78円
 
 合計          475円
 6月累計      55648円

 ああ、タバコって、あったら吸ってまうなぁ~。外出する時は持って行けへんから吸わんけど、こうやって部屋でブログなんぞを書きながら「ビールでも。。。」と思って冷蔵庫を開けるとタバコが入っているのは危険やなぁ。まあ、ええねんけど。

 そういや今日もヘンリーライヴがあって、っちゅうか、『ハーベスト』っちゅうやつで、そういや働いてた作業所の兄ちゃんが、「ハーベストタイム!」とか、よく仕事中に云ってたなぁ。で、「○○君、ハーベストタイム観た?」とかって聞いてくるねんけど、「どんな番組?」と聞いても、「しらん」としか答えへんし。まあ、基本給が4万ぐらい高い『健常者仲間』で話し合った結果、「そういう名前のキリスト教の番組がある」事が判明して、話題の為に一度みたんだが。。。って、話がそれた。
 
 ヘンリーの歌の中で
 ♪そのピストルを埋めてくれないか?
  深く、深く
  もっと深く
  二度と取り出せないように

 っちゅうのがあった。但しうる憶えだが。
 まあ、取り出せないなら使えないわけだし。

 と、非常にボンヤリしてます。

 
 昨日のニュースが変わらず気になる。(http://www.asahi.com/politics/update/0616/003.html。『北朝鮮人権侵害対処法』なんだが、なんか、「人権ってなんやねん」の気分。

 『人権』って、当然、無茶苦茶大切な事だ。でも、その『人権』が戦争の道具になるって、「なんじゃそら?」だ。もう、ワケ解らん。
 同時に『人権=絶対善』であり、人権に対する批判が許されないムードも感じる。っちゅうか、『人権無視』はひとまず置いとく。
 なんか、『人権は神聖にして犯すべからず』と揶揄したくなる。
 似た様なものでは『ヒューマニズム』っちゅうのもある。『ヒューマニズム』は当然大事だが、限界もある。
 まして、人間がやる事だし。故に批判が大事だと感じるのだが、人権に対する批判、あるいはヒューマニズムに対する批判が許されない風潮もある。そういう風潮は怖い。

 解放同盟に関する事件がボロボロ出だして来た。非常に良い事だと思う。解放同盟だって人間がする事だ。人間の組織だ。故に解放同盟が犯したミスに対して批判する、あるいは組織に対する批判も良い事だと感じる。
 だからといって、『批判されるような事柄』があった事=解放同盟全てが悪いわけではない。当たり前の話だが。なんだが、なんかそういう風潮を感じてしまうのは気のせいか?
 そういうのが一番怖い。

 人間がやる事じゃないか。
 間違える事があって当たり前だし、でも、『間違いは間違い』だ。間違いを正統化してしまうなら、間違いは間違いでなくなってしまう。
 だから、『他者』と云う批判が大事なのであって、例えば『浄土は批判原理である』と云うのもそれならばOKだ。

 坊さんも人間である。
 でも、宗教は危ない。
 『宗教』と云う名のもとの戦争なんてゴロゴロあるし、真宗教団だって殺しあいをしてたわけだし。一向一揆はそれ程きれいなものでもない。

 『アジアの解放』
 ああ、なんて素晴らしい言葉なんだろう。

 イラクの人権無視に対する制裁の人権無視。わけわからん。



【比丘達よ、人間の寿命が十歳のとき、七日の間激しい戦乱が生じた。彼らはお互いに鹿の想を受けた。そして、彼らは各々鋭い刀を手に持って現れた、その鋭い刀によって、『これは鹿だ。これは鹿だ』と、各々がお互い生命を奪い合うのである。しかし、比丘達よ、これらの衆生のある者に、次のような念が生じたのである。『我々はだれをも害することはできないし、まただれもが我々を害することはできないのだ。それでは、我々は叢林や樹木の間の穴に寄り掛かり、河の洞穴や岩窟に隠れ、木の根や果実を食して身を保つことにしよう。』

そこで、彼らは叢林や樹木の間の穴に寄り掛かり、河の洞穴や岩窟に隠れ、木の根や果実を食して身を保ったのである。そして、その七日が経過した後、彼らは叢林や樹木の間の穴や、河の洞穴や岩窟から出てきて、お互いに抱き合い相集まって、喜び祝って、こう言った。
『喜ばしいことだ。あなたも生きているのか。あなたも生きているのか。』

そのとき、比丘達よ、彼ら衆生には次のような念が生じたのである。

『我々は不善法を行じたことにより、長いこと近親を滅ぼすことをしてきたのだ。それならば、我々は善法を行じようではないか。では、どのような善を行じたらよいのだろうか。そう、我々は殺生を禁じよう。我々はこの善法を受持することにしよう。』

そこで、彼らは殺生を禁じて、この善法を受持した。そして、彼らは善法を受持することによって、寿命は延び、顔色は美しさを増していったのである。彼らの寿命は延び、顔色は美しさを増していき、人間の寿命が十歳のとき、その子の寿命は二十歳となったのである。 】(転輪聖王獅子吼経より)



 昨日も引用したが、引用の中の
 【そう、我々は殺生を禁じよう。】
 って、なんて美しい言葉なんだろうか。

 【吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなぬ。】(宣言より)
 を思い出させる。絶望の内からの光。

 でも、それをやっていくのは『人間』である。
 だから

【比丘達よ、自らを島としなさい。自らを帰依処としなさい。法を帰依処としなさい。他を帰依処としてはならないのである。比丘達よ、それでは、どのようにしたら、比丘は、自らを島とし、自らを帰依処とし、他を帰依処としないで、法を島とし、法を帰依処とし、他を帰依処としないで、とどまるのであろうか。 】(転輪聖王獅子吼経より)

 なんだと感じる。
 決して
 【しかし、彼は父である王の所に行って、聖なる転輪宝について問うことをしなかったのである。】(転輪聖王獅子吼経より)ではない。


 人権って、無茶苦茶大事な事だ。だからといって、実際にその『人権』を扱うのは人間だ。限界のある人間だ。
 人権を『扱う側に立つ』、あるいは宗教を扱う側に立つ。
 学生時代にある老僧から、「あなた達は卒業して法話をする事もあるでしょう。でも、その法話を一番最初に聞くのは自分自身です。」と教えてくれた。

 『人権』と云うが、『人権思想』である。
 坊主に対する批判でよく聞くのが、「お前等、云ってる事とやってる事が違うやんけ」と云う批判がある。その通りである。坊主と云っても『その教えに生きようとする者』でしかなく、決して『その教えを体得している者』ではない。あ、他宗は知らん。けど、教えを体得したら『仏』だし、『菩薩』ではなくなってしまうはずなのだが。。。
 人権思想でも同じではないのか?
 人権思想を体得した『人権仏』なのか、それとも人権思想に生きようとする『人権菩薩』なのか。

 人間がやる事だから、間違いは当然ある。でも、間違いはいつでも、何度でもやり直せばエエだけの話だ。頑なになって「私がやっている事には間違いはない」と云うのは、愚かだ。また、愚かだからこそ、正義を立てる。批判を許さない。
 「こんなに熱心に人権活動する私達に対して批判するなんて、何様のつもりなんでしょうか?」
 「少しは人権の事について考えて貰いたいもんだね。」
 と、穢れを作り出す。
 人間は間違える事がある。

テポドン

2006年06月16日 | 坊主の家計簿
 6月16日

 外食   かきあげ茶粥ポパイ   400円
 食類   もずく          99円
      きよひめシシトウ    138円
 
 合計         637円
 6月累計     55173円

 沖縄の太もずくが安く売っていたのでゲット。パックに成ったやつは最初っから味が付いててイヤなのだ。みょうに人工甘味料とかブチ込んだり、酢自体も美味しくないし。
 と云う事で、玄米黒酢ブームが終わって、薬局で安く売ってた玄米黒酢を大量にブチ込み、ダシは面倒なので麺つゆをブチ込む。ショウガがなかったので、この間買って来たミョウガを細く切って入れたら美味かった。
 ミョウガでパスタを作ろうと思っているのだが、しばらくカレー三昧やし。っちゅうか、あと二つあるので細めのパスタとで試してみるか。

 法要が終わってボンヤリする。っちゅうか、よく寝た。思いっきり夕寝した。
 で、飛ばし飛ばしだがサッカーを観る。アルゼンチン戦。あ、不公平はいかん。アルゼンチン対セルビア・モンテネグロ戦。
 アルゼンチン強えー!圧勝やんけ。しかも別にサッカーファンでもない私が観てても単純にカッチョええ!

 日本に産まれた日本人で、しかも『アイヌ民族』でも、『うちなんちゅう』でも『しまんちゅう』でもない私は、どうも『○○人』と云う自覚がない。戦争に負けた事によって『日米安保同盟』とか云う占領政策みたいなものがあるんだろうし、黒船と一緒に西洋文化も入って来たが、まあ、特に個人的害はない。
 言葉を奪われる事も、宗教を強制される事もない。かえって、これから強制されようとする宗教は『日本古来』と云うレッテルのある『因習』『風習』みたいなものであって、例えばキリスト教を強制された事はない。まあ、選べる自由がある。
 まあ、かなり平和である。平和ボケして「のほほん」と暮らしているわけだ。

 「のほほん」と平和ボケしながら、少し気に成ってた事を調べてた。

 
【比丘達よ、人々はこのように聞いた。
『もし、人から与えられないものを盗心によって取ったとしたら、大王は懲らしめ、根絶やしにし、首を刎ねるであろう。』

それを聞いて、彼らはこう思った。
『それでは、我々は各々が鋭い刃を持つことにしよう。鋭い刃を持って、それらの人々から与えられないものを盗心によって取り、その上、それらの人々を懲らしめ、根絶やしにし、首を絶ってしまおうではないか。』

そこで、彼らは鋭い刃を持った。そして、鋭い刃を持って、村落の劫奪を、町村の劫奪を、市街の劫奪を、路上の劫奪をなすに至った。

こうして、それらの人々から与えられないものを盗心によって取り、その上、それらの人々を懲らしめ、根絶やしにし。首を断つに至ったのである。
 
このようのして、比丘達よ、貧困なものに財宝が与えられないことによって、貧困なものはますます増長し、貧困な者が多くなるにしたがって、偸盗はますます増ええるようになり、偸盗が増えるにしたがって、武器が増えるようになり、武器が増えると殺害が頻発するようになり、殺害が多くなると妄語がしきりに行われ、妄語があまねく行われるようになると、彼ら衆生の寿命は縮み、その顔色は衰えるのであった。そして、彼らの寿命は縮み、顔色は衰えて、八万歳であった人間の寿命も、その子に至ると四万歳となったのである。

   (中略)
 
比丘達よ、人間の寿命が十歳のとき、七日の間激しい戦乱が生じた。彼らはお互いに鹿の想を受けた。そして、彼らは各々鋭い刀を手に持って現れた、その鋭い刀によって、『これは鹿だ。これは鹿だ』と、各々がお互い生命を奪い合うのである。しかし、比丘達よ、これらの衆生のある者に、次のような念が生じたのである。『我々はだれをも害することはできないし、まただれもが我々を害することはできないのだ。それでは、我々は叢林や樹木の間の穴に寄り掛かり、河の洞穴や岩窟に隠れ、木の根や果実を食して身を保つことにしよう。』

そこで、彼らは叢林や樹木の間の穴に寄り掛かり、河の洞穴や岩窟に隠れ、木の根や果実を食して身を保ったのである。そして、その七日が経過した後、彼らは叢林や樹木の間の穴や、河の洞穴や岩窟から出てきて、お互いに抱き合い相集まって、喜び祝って、こう言った。
『喜ばしいことだ。あなたも生きているのか。あなたも生きているのか。』

そのとき、比丘達よ、彼ら衆生には次のような念が生じたのである。

『我々は不善法を行じたことにより、長いこと近親を滅ぼすことをしてきたのだ。それならば、我々は善法を行じようではないか。では、どのような善を行じたらよいのだろうか。そう、我々は殺生を禁じよう。我々はこの善法を受持することにしよう。』

そこで、彼らは殺生を禁じて、この善法を受持した。そして、彼らは善法を受持することによって、寿命は延び、顔色は美しさを増していったのである。彼らの寿命は延び、顔色は美しさを増していき、人間の寿命が十歳のとき、その子の寿命は二十歳となったのである。】(転輪聖王獅子吼経より)


【日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。】(日本国憲法前文より)


 で、なんじゃい、この法律は(http://www.asahi.com/politics/update/0616/003.html

岡星良三

2006年06月15日 | 坊主の家計簿
 6月15日
 
 雑費   コーヒー      140円
      タバコ       300円
 外食   牛皿味噌汁飯    431円
 
 合計         871円
 6月累計     54536円

 き、

 ♪きんきんきんちょうリキッドは

 ちゃう!ちゃう!
 き、きんちょうするのでタバコに手を出す。
 「えーい!タバコを吸うヤツに料理人の資格はない!出て行け!」(by海原雄山)
 なのだが、私は美食倶楽部所属ではないし、それ以前に料理人でもないのだが、気が小さいやっちゃ。

 んで、タバコを吸って気合いを入れて法要昼の部。

 くぅらあっ~!

 いや、クーラーの風がですね。。。御経を読みながら拍子木みたいなやつ(音木といいます)を叩きながらリズムを取るので、当然両手は音木で塞がってしまうわけなんだが、その合間をぬって折り本の御経を捲っていくわけなんだが、

 くぅらあっ~!

 の風がですね、折り本をペラペラ捲っていくわけなんですよ。
 んで、音木を使う事なんて一年に一回だけなので、当然不慣れなわけであって、それプラス

 くぅらあっ~!

 なので、パニくる、パニくる。
 
 と、よゐこ日記。よゐこは言い訳が好きである。何故なら言い訳する事によってしか『よゐこ』に成れないし。反省でもエエか。反省する事によってしか、ミスを『善』に転化出来ない。だから言い訳をして、反省をする。で、「私ってこんなによゐこなんだよ!」と。
 まあ、言い訳したり、反省してるヒマがあるなら練習すればエエのだが、なんせよゐこなので言い訳とか反省をしないとヤケクソになってしまう可能性大なのだ。「どうでもええやんけ」とかって。この辺がややこしい。自分で自分の事をなんとかしようとする限界、っちゅう感じか。まあ、当然『思うよう(理想)に生きたい』に決まってるし。
 ああ、私に良三ぐらいの才能があれば。。。

 あ、タバコはサランラップにグルグル巻きにして冷蔵庫保存。