坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん

2006年04月19日 | 坊主の家計簿
 4月19日

 雑費   缶ミルクティー     120円
      タバコ         300円
 食類   発泡酒         175円
      豚肉          230円
      白ネギ          48円
      焼き肉丼        200円
      餃子          100円
 酒屋   黒糖焼酎       1875円     

 合計       3048円
 4月累計    68591円

 眠い。。。結局、昨夜も夜中、っちゅうか、朝方?の4時半ぐらいまで東京情報調べ。今日も昼飯喰いながら、夕方までのお参りの間にも、情報探し。東京までのツアーバスの多さに圧倒されつつも「当日まで予約出来ひん、っちゅうねん。。。」。まあ、葬儀入ったら終わりやし、仕事を休むのイヤやし。
 宿泊施設も何とかなりそうだ。新宿を拠点にしようと思って居るのだが、まあ、中野坊主バーが中野だし、新宿と云う、大阪で云うと京橋をでかくしたみたいな雑多な街が好きだし、宿泊施設も多そうやし。
 ちなみに、大阪の京橋と云う街は「口内発射4500円」と、思いっきりの看板が並んでいる街だ。新宿と同じく闇市の名残りが残る街。

 『猥雑』と云う言葉が好きだ。
 法然が比叡山を降りて開いた吉水道場。親鸞が通った吉水道場。その道場の事を今年の正月に亡くなった長老が「猥雑な吉水教団」と語っておられた。まあ、遊女も来てたらしい。今の寺に売春婦が通っている所もあるんだろうが、まあ、珍しい。カトリックの教会ではフィリピンからやって来た不法入国の売春婦を庇ったりしていたはずだが、寺には余りそういうムードはない。

 恩師は「最近の若い人達を見ていると『煩悩具足』でなく、『煩悩不足』だと感じます。」と云ってた。
 それは非常に的確な指摘だと感じる。というか、煩悩の質が違う。

 『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん、共にあい殺害せん。』と云う仏教の言葉がある。そこにはナマナマしい人間の『生』がある。猥雑な『生』がある。
 
 そういう生々しさを穢れとする煩悩。
 生理中の女性を『赤不浄』等と馬鹿げた事をのたまう。
 それは形を変えてトイレの消臭剤になり、朝シャンになる。健康ブームになる。
 綺麗な理想の新興宗教ブームに成る。穢れをきらうよゐこになる。自殺者が増える。

 今回は東京だが、一番行きたいのはガンダーラである。血塗られた大地ガンダーラ。ガンダーラの人達は梵天勧請の仏像を造り、インドの神々に自分達の姿を託した。まあ、私見だが。「どうか、この戦乱が何時か終わって呉れますように。。。」と、それこそ『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん、共にあい殺害せん。』の現場の中で祈らざるを得なかった。

 『生』のナマナマしい猥雑さから逃れようとする『煩悩不足』。欲。死からは誰も逃れられない。
 典型的な現代っ子の私。『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん』と云う言葉は、私に『生』と云う事を思い出させてくれる言葉だ。

 そや、ハルコのお婆ちゃんの息子の店で焼き肉を喰ってくるか。せっかく東京に行くんだし。
 っちゅうか、大阪でも石投げたらハルコみたいなお婆ちゃんは幾らでも居てるか。。。知らんだけやな。

 そや、新宿で「旅の恥はかき捨てじゃ!」と『口内発射4500円』に行って来るか。っちゅうか、風俗キライやし、それ以前にケチや、っちゅうねん。。。