坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

わたしが、わたしになれるところ

2006年04月30日 | 坊主の家計簿
 4月30日

 雑費   タバコ       300円
 食類   焼そば麺       38円
      豚肉        234円
      高菜漬け      128円
      トマトジュース    48円
      バナナ       125円 
 外食   回転寿司      420円

 合計      1293円
 4月累計  106925円

 プラス、ネット古本ショッピング。定期巡回ブログで紹介しておられて、かなり気に成ったので購入。
 『北条民雄全集〈上〉』¥1020(送料込み)
 『火花~北条民雄の生涯』¥511(送料込み)


 東京便のバスを検索していたのだが、アウト。。。新幹線は予約状況が深夜には見れない。。。んが、なにやら大阪・東京間の飛行機は『シャトル便割引』と云うのがあるらしく、これなら片道あたり15000円らしい。往復で3万か。。。悩むなぁ。。。
 悩むのは、もう一つ『疲れて居る』と云う単純明快な理由もあってやな、休まんとよう働いてるは、ほんま。
 と、もう一つ、「新緑がみたい!」いや、新緑が綺麗でんな。暖かく成って来たし、我が愛車のHONDAスーパー孫一に乗ってどっかに出掛けたい気分満喫。東京にGWに行きたい理由は在日一世の写真展を観に行きたいのだが、交通費だけで3万はキツいなぁ。。。

 昨日は『みどりの日』だった。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  自然に、自然に、こころの底に眠っていた、
  ほんとうのわたしがいました。鳥取・大砂丘。
  わたしが、
  わたしに
  なれるところ
  それは、西にある。

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 とか云うJRの車内広告を昨夜観る。んが、写真の写りが悪いので、若干怪しいが。。。
 まあ、癒しブームだし、遁世は自然に行くもんだ。なので気分はよく解るし、非常にイイコピーだと思う。私も新緑の森の中を走りたいし。

 【雑草という名前の草は無い】 (昭和天皇)
 こういうのを『天賦人権説』と云うらしい。まあ、別に天皇から『人権』を与えられなくても、人は生きて存在しているわけだし、雑草だって別に天皇や人間から認めて貰わなくても存在している。

 先に引用した【わたしが、わたしになれるところ、それは西にある】のなら、それは西に向かわなければならない。
 鳥取砂丘は大好きな場所だ。特に雪の鳥取砂丘の美しさは格別なものだ。しかし、それは私にとっての『西』ではない。決してあり得ない。天地自然に恵まれた環境はとても好きだ。でも、それは私にとって『西』ではない。
 そこには個人が居ない。つまり『私』が居ない。個人を、私を忘却する為の天地自然の環境。疲れた身と心を『癒してくれる』環境。個人を、私を問う事など出来やしない。

 『バラバラでいっしょ~差異を認める世界の発見』
 等と云うが、それは同時に『差異』を『平等』として認められていない世界を発見しないと。それが現実世界だろう。ここは浄土でなく、穢土である。穢土を生きているにも関わらず、往ったきりはおかしい。それは個人を粗末にする事だ。私を粗末にする事だ。
 
 【わたしが、わたしになれるところ】は、慚愧である。罪の自覚である。
 『殺』と『差別』の上に生きている事実存在としての私である。この世にたった一人のかけがえのない私である。

 やっぱり在日一世の写真展の様子を観に行こ。んで、東京のラーメンで癒して貰お。
 どうせ死んだら天地自然に行けるわけやし。。。
 っちゅうか、別にGWじゃなくてもやな、暖かく成って来てんし、孫一に乗って出掛けたらエエ話しやんけ。。。けど、往復3万は痛いなぁ。。。
 っちゅうか、GWに葬式入ったら終わりやねんけどなぁ。。。まあ、それも仕事やし、写真展の様子を観に行くのも仕事。

永代経

2006年04月29日 | 坊主の家計簿
 4月29日(旧天皇誕生日。現みどりの日)

 雑費   缶コーヒー     120円
      タバコ       300円
 交通費  JR行き       160円
      JR帰り       380円
 外食   肉ソバ       370円
 食類   カレーヌードル大  176円

 合計      1506円
 4月累計  105632円     

 祟りじゃ~、宮崎あおいの祟りじゃ~。。。
 いや、宮崎あおいなら、いくら祟ってくれてもかまわんのだが。。。
 要するに起きたらしんどかった。体が重い。。。
 「はぁはぁ、ぜぃぜぃ。頑張れ、あと少しで休みだ」。。。
 なのだが、体が重い、っちゅうねん。

 仕事が終わって、少しだけ仮眠して所属寺の永代経という法要。あきらかに体が拒否してたのだが、気合いで行く。
 去年までの講師は和田爺と云う大谷派の長老。要するに昭和天皇の誕生日に反天皇制集会。まあ、永代経法要やし。うちらは真宗門徒やし。
 今年の講師は元大谷派の推進本部と云う所に居た人。もう、個人的ダルかったのでちゃんと話しを聞いて居ないが、まあ、『南無阿弥陀仏の歴史』と云う事で話しておられた。

 ん?『天皇』は梵天か?そういう部分で親鸞の聖徳太子像を読み取れないかな?と今思ったのでメモしとこ。

それだけで

2006年04月28日 | 坊主の家計簿
 4月28日
 
 雑費    タバコ         300円
       缶アイスコーヒー    120円
 レンタル  EUREKA        180円
       富江~最終章      180円
 外食    ちゃんぽんセット    880円

 合計       1660円
 4月累計   104126円

 お葬式。っちゅうか、葬儀には出席しなかったが、還骨・初七日担当。
 今の寺に来て初めて御参りした家のお婆ちゃん。要するに毎月1日の朝一番に行く家のお婆ちゃん。
 今の寺に来る時に住職が「この辺の人等は口が悪いけど、別に悪意はないからな」との注意。っちゅうか、私も『河内の中では一番品の良い北河内出身』やし、ミナミで商売してたから泉州弁には慣れてるし。。。んが、何やら今までの役僧の中には『言葉でビビってしまう』人も居たらしい。
 その典型のお婆ちゃん。典型的なこの辺のお婆ちゃん。
 足が悪かった。小さい家なので仏壇のすぐ脇にお婆ちゃんのベッドが置いてある。たまにはお婆ちゃんが『おまる?』でトイレしているすぐ近くでお参りしたりする。好きなお婆ちゃん。大好きだったお婆ちゃん。
 車椅子を押すのはお爺ちゃんの仕事。晴れた暖かい日には二人で墓参りに行って、墓場の入り口にある大きな木の木陰で過ごすらしい。
 仲が良かった老夫婦。車椅子に乗ったお婆ちゃんを押すお爺ちゃん。その姿を見るのが好きだった。その姿から、もの凄く大事な事を教わった気がする。
 「決して見放さない」

 お疲れモードなので、レンタル屋に出掛けて宮崎あおいが出ている映画を借りる。今日は『富江~最終章』を観る。映画に関してはノーコメント。宮崎あおいが素晴らしい。
 宮崎あおいはまだ会ったばっかり(っちゅうか、知ったばっかり)なのに、なんかもうすぐ会えなくなる(だから、厳密に云うと観れない)感じがもの凄くする。恐らく若手の女優の中では人気実力とも一番らしいのだが。。。このままずっと彼女の演技を観て行く事が出来ない気がもの凄くする。

好きだ、

2006年04月27日 | 坊主の家計簿
 4月27日

 雑費    缶コーヒー      120円
       タバコ2箱      300円
 食類    チーズバーガー    100円
       野菜ジュース     105円
 映画    好きだ、      1800円 
 飲み代   坊主バー      2500円
       プカプカ      2100円
 交通費   タクシー      5700円

 合計      12725円
 4月累計   102466円

 仕事が終わって映画に行くまでに貯まっている郵便物をチェックする。緊急モノは来たらすぐにチェックするのだが、会報等は放ったまんま。
 気に成ったある会報の記事があって、大谷派宗議会選挙の立会演説会を録音したやつを聞き直す。え~、あれはちゃんと説明責任を果たさないとヤバいっすよ。○○さん。。。
 「在野の精神で、あえて無所属の立場で立候補する事を決意致しました。」
 って、はっきり言ってますやん。。。運動員に親しい人が複数居てるので指摘しとこ。
 と云うわけで忘れない様にメモ、と。

 久しぶりの映画。『パッチギ!』以来か。宮崎あおい観たさの純愛映画。入場口で
 「俺はロリコンではない。俺はロリコンではない。。。」
 と、心の中で呟く。
 「この変態ロリコン野郎!」と、周囲の眼が冷たい気がするのは、圧倒的に被害妄想なんだが、なんか照れくさい(笑)

 『好きだ、』は、ラストシーンで永作某が一杯一杯の気持ちで言った「好きだ」と云う言葉がとても綺麗だった。
 
 恋愛って、一杯一杯。気持ちが溢れ出て、おかしくなる。冷静で居れる程、私は人格者でもない。
 ちょうど遠藤周作の『沈黙』を電車で読みながら行ったので、なんかキチジローがだぶる。弱いキチジロー。殉教者にはなれないキチジロー。
 【「この世にはなぁ、弱か者と強か者のござります。強か者はどげんな責苦にもめげず、ハライソに参れましょうが、俺のように生れつき弱か者は踏絵ば踏めよと役人の責苦を受ければ・・・・・」
  その踏絵に私も足をかけた。あの時、この足は凹んだあの人の顔の上にあった。私が幾百回となく思い出した顔の上に。山中で、放浪の時、牢獄でそれを考えださぬことのなかった顔の上に。人間が生きている限り、善く美しきものの顔の上に。そして生涯愛そうと思った者の顔の上に。その顔は今、踏絵の木のなかで摩擦して凹み、哀しそうな眼をしてこちらを向いている。(踏むがいい)と哀しそうな眼差しは私に言った。
  (踏むがいい。お前の足は今、痛いだろう。今日まで私の顔を踏んだ人間たちと同じように痛むだろう。だがその足の痛さだけでもう充分だ。私はお前たちのその痛さと苦しみをわかちあう。そのために私はいるのだから)】(遠藤周作『沈黙』より)


 映画を観終わって、飲み屋へ。坊主バーに所用を済ませに行って、ヒマだったのでウイスキー4杯。
 のち、いつものプカプカへ。大ファンのブルースパンクが。。。終わった。。。
 とは云え、ビール3缶だけなんだが、喋ってて気が付いたら2時30分近く。タクシーと交渉して5700円(うち高速代700円)で送ってもらう。

植物人間

2006年04月26日 | 坊主の家計簿
 4月26日

 雑費   缶コーヒー     120円
 通信   携帯電話     4305円
 食類   おにぎり2個    100円
      イカゲソ      100円
      白ワイン      268円
      かいわれ       28円
      発泡酒       175円
      ウーロン茶       1円
      サラミ        98円
      納豆2パック     39円
      チャルメラ       1円
      刺身(サンノジ)  250円
      新子         68円
      イカナゴくぎ煮   188円
      さわら味噌漬3切れ 150円
      ひるげ3袋      69円
      レトルトカレー    59円

 合計      6019円
 4月累計   89741円

 睡眠時間調整で、今日は夕寝抜き。なので『さっさと酒飲んで寝よ』気分。
 焼酎のアテに刺身を購入。新潟産の天然ハマチが398円で売ってて無茶苦茶美味そうだったのだが、量が多い。。。どう考えても一人では喰えない。。。ので、お初の『サンノジ』と云う魚を頂く。白身で結構美味い。間違いなく養殖の鯛よりは美味い。身もしっかりしてて脂も乗ってるし、結構好み。今度売ってたらまた買お。

 夕方のワイドショーを観てたら、最近の青少年犯罪の事で、また例の『なんで人を殺しちゃいけないんですか?』をやってた。そういや『女王の教室』やったっけ?あれの特番でも教師が生徒に対して「それは、あなたも殺されるのがイヤでしょ!」と首を絞めていたが。。。まあ、年寄りには解るまい。
 
 『なんで人を殺しちゃいけないんですか?』
 と云う言葉は、厳密に云うと『なんで人だけを殺しちゃいけないんですか?』であると私は感じる。
 百姓にとっては『人間以外の生き物を殺す事は当たり前』なんだろうが、都市生活者を始め、現代の私みたいな『若者』はそれから遠ざかっている。が故に、一方で『人は殺しちゃいけません』なのだが、平気で『害虫』は殺す。そういう矛盾を突いた言葉なのだが、いかんせん学校教育に関わる人達を始め多くの人達はその声を押し殺そうとする。
 それは単純な話だ。「私は悪くない」である。単なるヘタレの『罪を感じたくない』と云う理屈である。

 仏教は『十方衆生』と仏から呼びかけられる。『衆生』とは人間だけではない。その辺が仏教の素晴らしい所でもある。例えば最近評判の悪い『一切衆生悉有仏性』であったり、『山川草木悉皆成仏』、『草木国土悉皆成仏』にしても、自己不在の
 ♪往ったきりなら幸せになるがイイ~(ジュリー)
 と云う、梵我一如的な発想の危険性はあるが、根本は『そこからも問われる』という事ではないのか?問われるのは人間だけではない、と。
 故に、私達仏教徒は生き物を殺して食べる時に「いただきます」と合掌するのではないのか?
 また、輪廻思想が残った事の一つに私は「生まれ変わる前には虫であったかも知れない、畜生であったかも知れない」と云う『あらゆるいのちあるもの達と、共に生きよう』と云う思想を観る。
 アートマン(霊)否定の仏教では当然輪廻などあり得ない。輪廻する主体がないのだから。が、輪廻思想が残った中の一つに私はそういう発想方法を感じる。
 また、夏(雨期)の安吾は『生き物を殺して歩く事はダメだ』みたいな思想もあったはずである。

 しかし、それは同時に雨期であっても出歩いて虫を踏んずけて出歩かないといけない人達を斬り裁く事にもなる。しかし、その辺を一番突っ込んで考えたであろう親鸞ですら
 【この如来、微塵世界にみちみちてまします、すなわち一切郡生海の心にみちたまえるなり、草木国土ことごとくみな成仏すととけり。】(唯信鈔文意の異本より)
 と書かれている。
 私は、この思想を決して「往ったきり」の思想とは思えない。むしろ『いし・かわら・つぶてのごとくなるわれら』の思想の徹底したやつだと感じる。

 『成仏』と云うが、草木国土に霊はない。っちゅうか、仏教は無霊魂である。無霊魂の教説の上で『成仏』が成り立つのは、「私がどう観るのか?」という問題である。
 例えば大谷派(っちゅうか、一部か?我が母校)では『ダイバダッタを救ったのは親鸞である』と云われる。それは地獄に堕ちたダイバを親鸞は『提婆尊者』と云われている。この辺が非常に親鸞らしい。徹底した『悪人の自覚』である。
 
 んが、西洋思想との交流か、あるいは自己を問う事なく『梵我一如』的な発想方法に対する批判なのか解らないが、私にとっての仏教の非常に素晴らしいと感じる点である「あらゆるいのちあるもの達と共に生きたい!」「みんなと一緒に生きたい!」と云う思想を否定する仏教徒も居る。
 だったらクリスチャンになって『人間以外の生物は神から与えられたものである』に成ればイイのだと感じるのだが。。。まあ、これは『砂漠の宗教』であるキリスト教と、虫を踏みつぶして歩く事に罪意識を感じる仏教『森の宗教』との違いなんだろうが。

 多分、年寄りには全く理解出来ないんだろうが、私みたいな『若者』(まあ、私は中年に足を突っ込んでいるが。。。)には、そういう『大人の欺瞞』が目に付く。
 故に、同じ『若者』として言いたい。
 「なんで人を殺しちゃいけないんですか?」
 それは、いのちあるもの全てを殺してはいけないからだ。そして、その『いのち』の中に当然あなたも含まれている。だから大人が云う『人間らしく』生きなくてもイイ。事実あなたは人間なのだ。多くのいのちと共に関係性を生きて居るのだ。

 ♪ドブネズミみたいに美しくなりたい
  写真には写らない美しさがあるから
  もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
  そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
  ドブネズミみたいに誰よりもやさしい
  ドブネズミみたいに何よりもあたたかく
  もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
  そんな時はどうか愛の意味を知って下さい
  愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
  決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
  (甲本ヒロト)

  南無阿弥陀仏

バーミヤン

2006年04月25日 | 坊主の家計簿
 4月25日

 雑費    缶コーヒー     120円
       散髪       2000円
 外食    ラーメンおこわ   609円
 学費    公文筆ペン    4200円

 合計      6929円
 4月累計   83722円

 今日は眠かったので、あえて缶コーヒー。
 しかし、今月は使い過ぎやなぁ。。。今日もネット注文で
 【中村元『仏典をよむ 4冊揃』岩波書店  4500円】
 を買ってもうたし。。。
 だいたい、今月から国民年金を年度一括払いにしたので、年金が入って居ないのだ。
 ん?そういや医療保険も一括払いが出来たっけ?調べて見よ。どうせ払わんとあかんもので一括で払った方が安いねんやったら、そっちの方が徳やしなぁ。

 今日の外食はバーミヤン。セットで『ラーメンとチャーシューおこわセット』があったので、それを食す。外食は500円以内と違うかったんか?なんだが、最近は気が緩んでいる。

 で、メシを喰いながら考えていたのだが、『バーミヤン』っちゅうたら仏教遺跡がある所である。んが、イスラム、タリバンによって多くが破壊された。まあ、イスラム教の人達にとっては偶像崇拝なんぞ全くありえず、むしろ偶像崇拝自体を敵視しているのかも解らない。よって、仏像なんぞは彼らにとっては『異教徒の像』以上の意味を持っていたのかも解らない。
 当然、真宗仏教の歴史においても

 【しかれば、前々住上人の御時、あまた、御流にそむき候う本尊以下、御風呂のたびごとに、やかせられ候う。】(蓮如上人御一代記聞書223より】

 等と云う言葉がある。ただ、『立場の違い』だけである。

 行動する仏教(エンゲイジド・ブッディズム)でも有名(?)なハワイ在住の藤森さんと云う人が居る。この人は、決して『侵略者』ではない。開教をしているが侵略者でなく、むしろハワイの原住民の人達との交流を深めている。決して「ハワイの人達には独特の宗教観がありますからねぇ。。。」等とふざけた事は言わなかった。むしろ、ハワイの原住民の人達が持つ世界観・宗教観を尊敬しておられた。
 その上で歎異抄第七章の
 【念仏者は、無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、信心の行者には、天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。罪悪も業報も感ずることあたわず、諸善もおよぶことなきゆえに、無碍の一道なりと云々】
 を読まれて居た。
 「真宗って、本当に魅力あるんじゃないんですか?」
 やったっけ?そんな言葉が印象的だ。

 なんか、そんな言葉を証明するがごとく、金城実と云う沖縄の反戦彫刻家も、なんでか知らんが大谷派の僧侶養成学校の我が母校に講演しに来た時に、自分達沖縄の宗教観と真宗の宗教観を比べた時に、「真宗は凄いなぁ~」話されていた。まあ、当然のごとく、金城実なら「沖縄には独特の宗教観がありますからねぇ。。。」なら、「大谷派は侵略に来たのか?」だろうが(笑)
 で、私も金城実の言っていた事は解る。私も『坊主』では無かったんだし。

 そういや、確か藤森さん所からやって来た白人の兄ちゃんが、法名を貰っただけなのか、坊主に成ったのか、そこまで知らないが、法名は『釈自在』というらしい。
 で、話を聞いた人からの情報によると、「その名前の意味はなんですか?」と聞いたら、
 「どんな人とでも友達に成れると云う意味です」と答えられたそうな。

 
 【神祇の習俗を逆に包み返していくような信心を確立せよ】(藤元正樹)
 
 ちなみに、最近よく引用する(要するに最近読んだ本でんな)藤元正樹氏は、玉光順正氏の先生にあたる人だったはず。
 
 「寺から出て現場に行け!」と云うが、『現場』に出てまで『寺』のルールを押し付けるな、っちゅうねん。。。それは『寺』の拡大やろ、たんに。

 自分の思想・立場に居座り、『社会正義』『反差別』『仏教』『真宗』等の名目で持って他を斬り裁く事が『過激』と云うのならば、それは『過激な保守思想』である。

キャバクラ嬢

2006年04月24日 | 坊主の家計簿
 4月24日

 雑費   缶コーヒー      120円
      タバコ        300円
 食類   レタス         99円
      豚肉         296円
      発泡酒        145円
      豆腐         120円
 外食   ラーメンおにぎり   650円

 合計     1730円
 4月累計  76793円

 せっかくお茶を買っても、持って行けへんかったらどうしようもないなぁ。。。と、缶コーヒー。
 本もせっかく買っても読めへんかったらどうしようもないなぁ。。。と言いつつ、ネットで注文。本屋で買うなら現金で財布と相談なんだが、ネットは危ない。
 んが、貴重な本が流通しなくなる可能性もあるので、買えるうちに買って置かないと。。。
 今日は、学習会のサブテキストで使う本と、お勧めで紹介してもらった本などを購入。控えとかな。。。

 本多弘之『新講 教行信証 -総序の巻』      1100円+送料
 上田義文『大乗仏教の思想』           1000円+送料
 藤元正樹『現代の主題 靖国・同和問題の基底』   700円+送料
 城福雅伸『明解 仏教入門』            585円+送料
 雲井昭善『万人に語りかけるブッダ』       1019円
 本多弘之『新講 教行信証 教巻』         2100円
 本多弘之『新講 教行信証 行巻〈1〉』       2310円

 合計   8814円+送料

 やっべーなぁ。。。他に在日関連で2冊買ってあれが合計4500円ぐらいやろうし。。。
 よって、安藤裕子のDVDと小西真奈美写真集を断念。トホホ。。。

 
 午前中、11時ぐらいか?お参りしてたら、午前中から紫のスーツを来た姉ちゃんがチャリンコのサイドスタンドを下げたままで眼の前をチャリンコで走り去った。
 「まだ午前中やのに。。。」
 と、思ってしまった。
 いかん、もうすっかり『お水』が抜けている。現役時代ならきっと「お疲れさん!」と心の中でエールを送って居ただろう。んが、衣を着て坊主に成って朝から働いて居る間にすっかり夜中に働く人の事を忘れている。
 
 千葉の補欠選で当選した娘さんは『元キャバクラ嬢』だったらしい。で、それに対して怪文書が流れた時に素直に認めたらしい。まあ、当たり前だ。あの娘さんの人生だったんだし。これから国会議員に成って、キャバクラ嬢を始め風俗嬢や、私みたいな元バーテンに対する偏見をなくして貰いたい。
 んが、なんかあの娘さんは『苦労人』みたいな感じで、落選した自民党候補が『エリート』みたいな感じで語られていたが、あれはおかしいのではないのか?25歳で市会議員に成った、っちゅうのは無茶苦茶エリートでないのか?高卒でも。
 別にハーバードやったっけ?そんな所に留学してなくても、エリート官僚でなくても、25歳で市会議員に成った、っちゅうのは落選した自民党候補よりもエリートではないのか?
 『元キャバクラ嬢』等と云う事も当然もてはやされるが、作家志望の姉ちゃんが風俗に行く時代でっせ。そんな気の狂った時代でっせ。単なる『勘違い野郎』ではないのか?
 今回の選挙でもう一つ感じた事は、あの娘さんが『女性候補』と云うレッテルでは余り語られなかったと云う事。これは素晴らしい。なんか『女性候補』でもって「女性の声を国会に!」と云うのはやはりある意味おかしい。そのおかしさは、今までどれだけ国会議員が男性中心だったか?と云う事だったんだろうけど、もはやそれが『売り』に成らないくらいには日本が開けて来たのではないのか?と、私は感じる。と、同時に『個人が埋没してしまう様な政党政治の在り方』は怖いが。。。
 でも、別に男性だろうが、女性だろうが、中間性だろうが関係なく、国会議員としての仕事をして呉れればそれでいいわけであってやな、その中で例えば今回の娘さんなら『女性に対する偏見を持った国家で本当にいいのか?』であるとか、『元キャバクラ嬢である事に対する怪文書が流れる様な職業差別をする人達が居る国家とは如何なものか?』を問うて呉れればいいわけであってやな。
 まあ、あの『ニート兄ちゃん』よりは期待する。
 立派に選挙で選ばれたエリートの道を、責任を感じつつ歩んで行って将来は総理大臣を目指して貰いたい。で、総理大臣に成ったらキャミソールを着てアメリカ大統領とかを接待してやな、水割りを作りながら「お客さん、どちらから来られたの?」と云う森前総理大臣ばりのナイスボケをかまして貰いたい。

無条件

2006年04月23日 | 坊主の家計簿
 4月23日

 雑費   缶コーヒー        120円
      缶コーヒー        105円
 交通費  JR×2          320円
 外食   こんぶ饂飩        260円
 弁当   唐揚げ弁当        473円
 食類   発泡酒          175円
      徳島ラーメン2食入り×2 170円
 薬屋   トイレットペーパー12  298円
      エスカップ12本     648円

 合計      2569円
 4月累計   75063円

 学習会。今日はウパニシャッドの『解脱』と『倫理観』。
 テキストを輪読、後座談。
 で、多分ウパニシャッドの『解脱』と『倫理観』とは直接関係ないのだが。。。


  罪障功徳の体となる
  こほりとみづのごとくにて
  こほりおほきにみづおほし
  さはりおほきに徳おほし
  (親鸞)

 【(煩悩のこおりがとけて菩提のみずとなる)が、それは罪をけしうしなわずして善になされるから、功徳がふえることは同時につみの(自覚の)深くなることである。罪の自覚が深くなって、自分の存在のすべてが罪と化してしまった状態、言わば罪なき人間(倫理や戒律を立派に守れる人間)として生きる余地がなくなった状態、行うことすべてが罪であることを免れないことが自覚される状態が「罪業」の自覚である。それが「卯の毛羊の毛のさきにいるちりばかりもつくるつみの宿業にあらずといふことなしとしるべし」ということである。存在のすべてが罪となっている「自覚」は、すなわちそこに絶対の大悲・仏智がはたらいていることを意味している。】(上田義文『親鸞の思想構造』141ページより)

 【まったく、悪は往生のさわりたるべしとにはあらず。「持戒持律にてのみ本願を信ずべくは、われらいかでか生死をはなるべきや」と。かかるあさましき身も、本願にあいたてまつりてこそ、げにほこられそうらえ。】(歎異抄第十三章より)

 【吾々がエタであることを誇りうる時が来たのだ。
  吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行為によつて、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならぬ。】(宣言より)


 んで、学習会終了。上記は個人的復習。
 今日は18時始まりの22時過ぎ終了で、かつ、遠方から来てた人(私もだが。。。)が居てたので、いつものファミレスに行かず。。。そうなのだ、この学習会最大の欠点は、校長も教授も酒が好きでなく、しかも車で来てはるのでファミレスなのだ。
 んで、今日は『初!22時過ぎ解散!』でもって、帰りにスーパーに立ち寄る。昼飯を結構喰ったし、夕方に立ち食い饂飩を喰ったし、地元に付いたら23時半やし、脳味噌は「バナナ、バナナ」である。夜食にバナナを食いたい気分&腹である。
 んが、スーパーの果物コーナーに行ったら売り切れてやがんの。
 そんなバナナ。。。

 寝よ。。。

ら~めん

2006年04月22日 | 坊主の家計簿
 4月22日

 雑費  タバコ      300円
 食類  豚肉       303円
     ししとう     138円
     発泡酒      175円
     豆腐       120円
 外食  らーめん     500円

 合計       1536円
 4月累計    72494円

 け!阪神連敗。。。
 っちゅうか、昨日の判定は何やねん?そこまでして優勝したいか巨人は。
 と、云う事で、疑惑のボール判定の記事を観たくてラーメン屋へ。スポーツ新聞買うのはケチなのでイヤなのだ。
 んが、ラーメン屋に行ったらスポーツ新聞がない。先にラーメン喰ってたオッさんが観てやがった。ついでに『報知新聞』だった。。。あんな大本営発表の新聞が読めるか!っちゅう事で読んでないし、ついでにラーメンもイマイチやったなぁ。。。っちゅうか、化学調味料使い過ぎ。。。

 東京はラーメンが美味い、店が多い。これは大阪ではだいたいの店でウドンを喰っても美味いのと同じなんだろうか?競争が激しいとか。
 ちなみに大阪のウドンは『腰抜けウドン』と云いまして、はんなりした関西の薄味が染み込む様に作られた雅なウドンでして、『コシ抜け恐怖症』には決して解らんお味でございます、へえ。そんな人は関西を通り超して、さっさと讃岐にでも行っておくれやっしゃ。
 ん?ラーメンや。
 で、東京のラーメン屋で不味かった記憶がない。終夜営業の確か300円台のラーメン屋でも、たまたま入った中華料理屋のラーメンでも、ほぼ大阪では『絶品』に近い味だ。すんばらしい!


 近所の桜も散ったので、ブログのデザイン変更。

餓死

2006年04月21日 | 坊主の家計簿
 4月21日

 雑費    缶ミルクティー     120円
       タバコ         300円
 食類    ソバ茶(500)10本 1000円
       ムキ海老        105円
       お好み焼き半額     173円
       おむすび弁当半額    149円

 合計     1847円
 4月累計  70958円

 朝、車の暖気中に缶ミルクティーを飲んだら
 「あま~い!」
 と、井戸田潤が出て来た。そうか、こいつは『元恋人』とホテルに入る所がフライデーされたらしいが、やっぱし安達祐実とは『話題作り』だったのか。そうやろ~な。安達祐実なんぞの魅力が解らん。だいたいガキの頃からチヤホヤされて金に困った事もなさそうなガキがロクなもんであるわけがない。と、勝手な偏見なんだが、安達祐実なんぞの傲慢極まりない謙虚さのかけらもなさそうな人間の魅力が私には解らない。単なる『かんちがい野郎』ではないのか?まあ、井戸田潤の気持ちは解るが、「なら最初っから結婚したるなよな!」とも云いたく成るが、まあ、男女間は解らん。他人がとやかく云う問題でもない。
 
 話がえらくそれた。。。缶ミルクティーは甘い。最近また黒糖焼酎に変えたせいかなんなのかが解らんが、あの甘さが耐えきれなく成って来た。かと云っていつものブラック缶コーヒーも胃の弱い私にはキツいので、やっぱしお茶に変更。
 と、云う事で伊藤園のペットボトルのソバ茶を購入しにスーパーへ。
 閉店間際で、色んなものが『半額』の札を付けられていたので、今日はサボって『お好み焼き』と小さな『おにぎり弁当』で夕食を済ます。っちゅうか、むきエビとタマネギの中華スープだけは作ったが。。。
 で、スーパーをウロチョロしながな考えたのだが、あれは半額以下には下がらんのか?
 今日なら、閉店10分前までは居たわけだし、残った食品の数を考えると『8割引』とかにしてもエエのではないのか?8割引なら完璧に原価割れだろうが、それでも捨てるよりはマシだろう。半額ならまだ儲けも出るんだろうが、捨てるよりも「8割、9割、もってけ泥棒!」に成らんのか?
 「Izumiyaは、もったいないキャンペーンに賛同します。」とか云ってだな、閉店2時間前からは『半額』で、30分前からは『8割引』もしくは『9割引』とかにしてだな、食品を捨てない事を企業理念にしてだな、同時にそれを広告の材料に使う事は出来ないのか?放って置いてもマスコミは来るわけだし、その広告価値はかなりなものになるのではないのか?
 松下電器が、不良品のヒーターを徹底回収する事によって松下の企業理念をあきらかにし、徹底したキャンペーンを打っているわけだし、同様にクボタもアスベストに対して数十億の出費を持って企業理念をあきらかにしている。それは同様に両社の『広告』にもなっているわけだし。
 Izumiyaもなんとかならんか。。。お前の所のお惣菜系は結構美味いねんしやな。。。


 報道ステーションを観てたら、「生活保護を受けない。。。」やったっけ?北九州市で餓死した家族の話が出てた。当然、詳しい事情は私には解らない。
 が、「気安く生活保護の相談に行けなかった」と云うムードには腹が立つと同時に責任みたいなのも感じる。憤りを感じる。
 なんでやねん。金がないねんやったら、さっさと行政に相談すれば良かったではないのか?
 「みっともない」
 はあ?気取って餓死するよりもみっともない事がはたしてあるのか?何故、そこまでして、いのちを粗末にしようとするのか。気取ってないで、もしくは「働かざるもの喰うべからず」等と云う優生思想に染まってないで、さっさと行政に相談に行けばよかったんだ。そしたら死なずに済んだのだ。

 「何かの役に立てる」の「何か」とは何なんだろうか?『御国』か?それとも『宗教』か?
 その「何かの役に立てる」の「何か」に条件が入るのなら、そんな宗教は捨ててしまえばイイ。さっさと捨ててしまえばイイ。
 餓死のニュースを観て、正直うすら寒かった。あれは宗教問題なのだ。宗教が、生活が困窮しているにも関わらず、助かった人ですら2ヶ月間も何も食べていない様な状況を作り出したのだ。
 で、私はその『宗教』でメシを喰っている。それだけの話だ。

 【存在と、ただあるのではない、何かをなすものとしてある。それは逆にいえば、何もせんでも生きているかぎり、生きているというあり方は行為的だということです。】(藤元正樹)

無料

2006年04月20日 | 坊主の家計簿
 4月20日

 雑費   缶コーヒー      120円
 食類   海鮮ちらし寿司    200円
      餃子2パック     200円

 合計       520円
 4月累計   69111円

 仕事帰りに遅めの昼飯を喰らうべくいつもの店へ。『店』違うな。食品会社の前の屋台やな。
 好きな海鮮ちらしが残って居たのでゲット。今日はカニ・海老・甘エビ・サーモン・鯖・小鯛(?)・イクラ。いつもと変わらず美味美味。
 昨日喰って気に入った新メニューの餃子も買う。10個入りで100円。当然焼いてある。そのまま喰っても美味いし、匂い控えめの『ハーブニンニク』とか云うわけの解らんものを使用しているらしく2パック購入。
 オマケで秋刀魚の蒲焼きを貰う。これも100円なのだが、かなりな量で3分の1はチラシと一緒に昼間に喰って、夜は昨日作った『豚バラと白ネギの味噌汁』をパスタソースにしたのと餃子を喰ったので、秋刀魚の残りは明日。蒲焼きと云っても味が薄めやし、丼にして喰うか。いや、軽く溶き卵と合わしてパスタにからめるか。まあ、明日考えよ。

 今日は『藤元正樹を囲みて どくろを執り血をその拳に塗らん 下巻』(四国教区教導連絡協議会)を読む。かなり前に『買った』のだが、今みたら『非売品』ってなんやねん。。。どこでなんぼで買ったか知らんが、確かに現金を出して買ったぞ、こら。っちゅうか、まあ『非売品』が鉛筆で値段書いてよく売られている事も確かだが。。。んが、この本には値段が書いてない。。。やったらタダやろ!金返せ!!!

 うちの師匠の馬鹿ハニーが授業中に黒板に『無料念仏』と書いた事があった。
 「タダやねん、タダ。」
 っちゅうか、お前は確か金沢生まれで、現北海道の寺の跡取りやろ。「やねん」は何やねん。。。すっかり関西に染まりやがって。。。は、どうでもエエのだが。。。
 念仏っちゅうのは『無料』つまり誰でも買えるからこそ素晴らしい。(エゴ的存在の人間にとって)価値が無いからこそ素晴らしい。

 上記の本の中には
 【この間、広島大学の先生がここの仏教会で臓器移植の話をされたそうですが、そのとき坊さんの方から質問して、臓器移植の問題を取り上げたそうです。そしたら臓器移植に反対というような意見を言われたのでしょうや。するといきなりあんたそれでも人間かと一喝食らって、黙ってしまったというふうに聞いております。なんかヒューマニズムとか人道主義という言葉が絶対的な真理として君臨しているのが今日の実情でしょう。】

 「お前はそれでも人間か!」
 それでも人間や、っちゅうねん。。。別にお前等の価値判断で勝手に決めるな、っちゅうねん。。。

 たんまにお参り先で、突き刺した線香が灰に成ると『南無阿弥陀仏』と出て来るのがある。
 価値がある線香から、線香としての役目を終えた『灰』から出て来る『南無阿弥陀仏』と云う言葉が、一番『南無阿弥陀仏』と云うものを示している感じがする。
 んが、線香は『煙控えめ』でお願いします。毎日平均20件近くお参りしてると煙が喉にしんどい、っちゅうねん。。。

 誰かにとって価値がない。「何もしない」等々。
 正義の座、『聖なる座』、或いは『被差別という特権階級』に居座っていて、勝手に価値判断されたらたまったもんやない。
 人権団体内の差別なんぞも、散々聞いたし。


 「価値あるものに成りたい!」と当然私も思う。
 ああ。。。今日も筆ペンの練習してないのだが。。。
 字が上手になって居場所を得たい。
 でも、字が下手でも居場所はある。
 「こんな私」
 でも
 「かけがえのない私」



 ♪役立たずと罵られて 最低と人に言われて
  要領良く演技出来ず 愛想笑いも作れない
  
  死んじまえと罵られて このバカと人に言われて
  うまい具合に世の中と やって行くことも出来ない
  
  全てのボクのようなロクデナシのために
  この星はグルグルと回る
  劣等生でじゅうぶんだ はみだし者でかまわない
 
  お前なんかどっちにしろ いてもいなくても同じ
  そんな事言う世界なら 僕はケリを入れてやるよ
  (真島)

手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん

2006年04月19日 | 坊主の家計簿
 4月19日

 雑費   缶ミルクティー     120円
      タバコ         300円
 食類   発泡酒         175円
      豚肉          230円
      白ネギ          48円
      焼き肉丼        200円
      餃子          100円
 酒屋   黒糖焼酎       1875円     

 合計       3048円
 4月累計    68591円

 眠い。。。結局、昨夜も夜中、っちゅうか、朝方?の4時半ぐらいまで東京情報調べ。今日も昼飯喰いながら、夕方までのお参りの間にも、情報探し。東京までのツアーバスの多さに圧倒されつつも「当日まで予約出来ひん、っちゅうねん。。。」。まあ、葬儀入ったら終わりやし、仕事を休むのイヤやし。
 宿泊施設も何とかなりそうだ。新宿を拠点にしようと思って居るのだが、まあ、中野坊主バーが中野だし、新宿と云う、大阪で云うと京橋をでかくしたみたいな雑多な街が好きだし、宿泊施設も多そうやし。
 ちなみに、大阪の京橋と云う街は「口内発射4500円」と、思いっきりの看板が並んでいる街だ。新宿と同じく闇市の名残りが残る街。

 『猥雑』と云う言葉が好きだ。
 法然が比叡山を降りて開いた吉水道場。親鸞が通った吉水道場。その道場の事を今年の正月に亡くなった長老が「猥雑な吉水教団」と語っておられた。まあ、遊女も来てたらしい。今の寺に売春婦が通っている所もあるんだろうが、まあ、珍しい。カトリックの教会ではフィリピンからやって来た不法入国の売春婦を庇ったりしていたはずだが、寺には余りそういうムードはない。

 恩師は「最近の若い人達を見ていると『煩悩具足』でなく、『煩悩不足』だと感じます。」と云ってた。
 それは非常に的確な指摘だと感じる。というか、煩悩の質が違う。

 『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん、共にあい殺害せん。』と云う仏教の言葉がある。そこにはナマナマしい人間の『生』がある。猥雑な『生』がある。
 
 そういう生々しさを穢れとする煩悩。
 生理中の女性を『赤不浄』等と馬鹿げた事をのたまう。
 それは形を変えてトイレの消臭剤になり、朝シャンになる。健康ブームになる。
 綺麗な理想の新興宗教ブームに成る。穢れをきらうよゐこになる。自殺者が増える。

 今回は東京だが、一番行きたいのはガンダーラである。血塗られた大地ガンダーラ。ガンダーラの人達は梵天勧請の仏像を造り、インドの神々に自分達の姿を託した。まあ、私見だが。「どうか、この戦乱が何時か終わって呉れますように。。。」と、それこそ『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん、共にあい殺害せん。』の現場の中で祈らざるを得なかった。

 『生』のナマナマしい猥雑さから逃れようとする『煩悩不足』。欲。死からは誰も逃れられない。
 典型的な現代っ子の私。『手に髑髏を執り、血をその掌に塗らん』と云う言葉は、私に『生』と云う事を思い出させてくれる言葉だ。

 そや、ハルコのお婆ちゃんの息子の店で焼き肉を喰ってくるか。せっかく東京に行くんだし。
 っちゅうか、大阪でも石投げたらハルコみたいなお婆ちゃんは幾らでも居てるか。。。知らんだけやな。

 そや、新宿で「旅の恥はかき捨てじゃ!」と『口内発射4500円』に行って来るか。っちゅうか、風俗キライやし、それ以前にケチや、っちゅうねん。。。

在日一世

2006年04月18日 | 坊主の家計簿
 4月18日

 雑費    缶コーヒー    120円
       タバコ      300円
 食類    焼き鳥3本    150円
       鶏肉       200円

 合計       770円
 4月累計   65543円

 東京に行きたい。。。
 いや、うち等の地方ではGWにデッカイ『講』があって、その間は休みなのだ。で、今回の講師は『中村薫』と云う華厳の大家(?)やし、ハンセン病にもうるさい人やし、聞きに行きたいのではあるが、せっかくの休みやしなぁ。。。

 今日、注文してた『在日一世』という写真集が届いた。ちらほら読んでみて、やっぱしおもろい。
 基本は写真集なんだろうけど、半分は文章で、写真に撮られた在日一世のお爺ちゃん、お婆ちゃん達の人生が書かれている。しかも決して『お涙頂戴物語』ではない。たんたんと、一人の『在日一世』と云うある種特異な生涯を生きてこられた一人一人の名前を書いた物語が書き綴られている。それが非常にイイ。

 そういや『Henry's Blues』と云う歌がある。最近は歌に出て来るお姉ちゃんが阪神大震災で死んだので辛くって歌ってくれないが。



 ♪生野区猪飼野 一条通りを真っ直ぐ歩けば 
  お婆ちゃんの住んでいた家があります
  小さい頃僕は叱られると よくそこの逃げ込んだもんです 
  「なんか食べるか?お腹減ってへんか?」
  たどたどしい日本語と いっぱいの笑顔でいつも僕に聞いて呉れます
  胡麻油で焼いた卵焼き 自分で浸けたキムチ 茶碗山盛りの御飯
  いつもいつもいつも同じメニューでした
  でもそれが僕にとって一番の御馳走だったんです

  一度お婆ちゃんに手紙を書いた事があります
  「お婆ちゃん読んで呉れた?」
  元気いっぱい聞く僕に 
  お婆ちゃんはただ寂しそうに笑ってるだけでした
  後で知ったんですが 
  後で知ったんですが
  お婆ちゃんは日本語が読めなかったんです

  そんなお婆ちゃんも去年 春を待たずに逝ってしまいました
  いいことなんて何一つなかったんじゃないかって思える人だったけど
  いつも静かに笑っていました
  いつも静かに笑っていました
  石の様に静かに静かに笑っていました

  「人生ドンウォーリー! オケー ノープロブレム」
  そう云いたかったんじゃないでしょうか?
  その言葉さえ知っていたなら
  (ヘンリー松山『Henry'Blues』より)



 ちょうどGWに東京・青山ブックセンターで『在日一世』の写真展がある(http://www.jkcf.or.jp/calendar/modules/piCal1/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000000759&caldate=2006-4-14)。
 中野坊主バーも顔出ししてないし、行きたいので格安で行く方法をネットで探していたんだが、GWなのでバスは予約で一杯やし、ツアーも高い。。。悩むなぁ。。。

普通

2006年04月17日 | 坊主の家計簿
 4月17日

 雑費    缶コーヒー       120円
       タバコ(昨日)     300円
 外食    回転寿司        420円
 健康    ウコン×2      2360円
 食類    発泡酒         175円
       タマゴ         198円
 
 合計       3573円
 4月累計    64773円

 常備薬(?)のウコンが切れたので薬局へ。ただいまセール中らしく安いので2つ購入する。
 夕方の仕事も終えて、昨日も遊びに出掛けて疲れたので今日はお休み。ぼんやり過ごす。
 そういう私の大切な一日。

 「こういう人生を送りたい」
 とか云うこだわりを持った生き方は傲慢ではないのか?
 「今の私は本当の私ではない」
 「今日の私は私らしくなかった」
 等々。
 傲慢だし、自分自身が可愛そうだ。

 『逆ではないのか?』と感じる事が多々ある。
 どんな生き方だって、どんな人だって、それぞれの大切な一日、人生を生きている。
 それを否定する人が居る。それを否定する私も居る。

 先日飲みに行った先輩は現在福祉畑の人。新しい施設を作る為に走り回っている。「何もしないヤツなんて居らんやろ」
 最近たまに飲みに行ったりする先輩も住職兼作業所職員。「それぞれの在り方違うん?」


 【「差別の問題を考えるということは、より強く人間というものを感じていくことなのだ」】(訓覇浩)

阪神

2006年04月16日 | 坊主の家計簿
 4月16日

 雑費   缶ミルクティー   120円
 交通費  JR行き帰り     240円
 飲み代  居酒屋      4000円(ぐらいか?)
      ロック食堂    1100円
 外食   ソバ        210円
      半麺&丼      320円

 合計     5990円
 4月累計  61200円

 居酒屋に魚喰い&飲みに行ったのだが、阪神の店だった。。。4時前には入店したのだが、まだ阪神戦がやってて「能見のボケ!」。

 阪神戦は銭湯で観るのが好きだ。風呂上がり、番台の上辺りにあるテレビをボンヤリ観ながらオッさん等がぼやいて居るのが好きだ。
 宿敵巨人は上司である。大卒の同僚である。商売敵の大手スーパーである。
 「いつか見てろよ、俺だって。」
 が、阪神だと思う。
 そういう意味でのミスター阪神は藤本である。鳥谷なんぞクソ喰らえ!