坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

悪人雛

2008年02月29日 | 坊主の家計簿
 2月29日

 食類  焼きイカ       100円
     サンマ野菜あんかけ  200円

 合計             300円
 2月合計        121015円

 ふぉ~っと。公文筆ペン練習テキストが段々と難しくなって来て大変。エラい神経使うわ。なのでボンヤリしてます。

 ひな人形って、7段飾りぐらいなんだろうけど、あれが100段ぐらいあったら面白いのになぁ。100段あったら大変でっせ。あれは7段ぐらいやから雅な世界しか表現出来ひんのやろうけど、100段あったら100段目で牛の皮を剥いでる人が出てきまっせ。
 「これは非常に人権教育的に宜しいので、是非作りましょう。」
 っちゅうて作るから行政から赤字が無くならんのや。まあ、作る業者が儲かるのやろうけどな(笑)
 
 っちゅう事で格差雛。
 最上段にビルゲイツ夫妻(結婚してるのか?)が居て、1000段ぐらいに。下の方は餓え苦しんで居る人達の雛壇。
 う~ん。。。国連に作って貰いたいのぉ。。。って、そんな金があるねんやったら、作る業者を儲からせんと、その分の金を餓え苦しんで居る人に廻せよな。

 ちなみに内裏雛も格差雛もテッペンから一番下までみんな苦しんで居るわけでんな。

 差別というのは当たり前の話だが、差別する人が迷っているだけの話である。
 だからと云って、差別される側が迷っていないわけがない。ただ、『する側』『される側』の相互関係においての現象でだけ。
 差別する人が差別をしなくなくなったからと云って、つまり雛壇上部に居ている人が、雛壇下部に居ている人に対して差別をしなくなっても、当然『苦』はなくなるわけがない。
 「ああ、良かったわ。。。ようやく差別されへんようになったわ。これで安心、安心と。ん?なんか腹が痛いぞ。何でや?何があってんや。差別が無くなったら苦しみがなくなるのと違うんけ。あれ、段々と体の力が抜けて来よるぞ。なんでや?ひょっとして死ぬのかオレは?」
 みたいなもんでっせ。

 悪人雛っちゅうのはどうだろうか?より多くの苦を感じれる状態にある人から上部へ。
 つまり、内裏雛、格差雛の上下を逆転させたら、ほぼエエやろ。
 思い通りに生きれない人の方がより多く『思い』を問うチャンスが豊かにある。
 人が作り出した『思い』の幻想を世間に問うチャンスが豊かにある。迷いは共にある。だが、その迷いを告発するチャンスが豊かにある。苦を告発するチャンスが豊かにある。
 
 『思い通り』に生きれる事が幸福とは世間的な意味合いでの幸福かも知らんが、それで本当の幸福が得られるのなら釈尊が出家なんぞするわけがない。
 思い通りに生きる事を推奨する仏教は仏教でもなんでもないと思うのだが。
 そういう『思い通り』に生きようとしている人達を見捨てずに告発して、共に学び生きて行く事が仏教だと思うのだが。
 経済生活が豊かになって、社会差別がなくなった『だけ』で本当の幸福なんぞあり得るわけがない。

 と、明日から3月なので、ボンヤリ思う。

シビリアンコントロール

2008年02月28日 | 坊主の家計簿
 2月28日

 諸々  玄米ブラン2       396円
     カルシウム錠       554円
     マルチビタミン     1080円
     ブレスケア        522円
     地鶏屋         6800円
     担々麺          680円

 合計             10032円
 2月累計          120715円

 所用で外出。ついでに薬局でお買い物。
 なんだが、どうも体調がイマイチなのでさっさと帰宅。まあ、この前の連ちゃん遊びが体に来てるのぉ。。。

 石破防衛相の辞任が騒がれている。っちゅうか、石破氏自身が事件のカタが付いたら辞める意向なんだろうけど。
 で、フト思うのだが、自衛隊のシビリアンコントロール。
 日本では防衛省の官僚はシビリアンコントロールではない。唯一防衛大臣のみがシビリアンコントロールである。
 もの凄く単純な話なのだが、防衛大臣が気に入らなければ、部下が大きなミスすればシビリアンコントロールを飛ばす事が出来るわけやね。防衛大臣が防衛省の組織を変革しようとし、その変革内容が気に入らなければ防衛官僚や自衛隊の人達が大きなミスを犯せば防衛大臣の首を飛ばす事が出来るわけだ。まあ、便利(笑)何時でも大臣の首を飛ばす事が出来るのね(笑)

 仮に民主&社民連合政権が出来たとする。防衛大臣に誰がなるのか解らないが、その大臣が防衛省&自衛隊の組織改革をしようとしても、部下(官僚&自衛隊員)が大きなミスをすれば大臣を素っ飛ばす事が出来るのだ。
 これって怖くない?これのどこがシビリアンコントロールなの?
 政治家といっても大臣といっても、全てが防衛に詳しいわけではないだろう。だから大臣になって色々な勉強をする。まあ、時間がかかる。時間がかかって防衛省に詳しくなるが故に大きな変更も出来るのであろう。次から次へと大臣が変わるのなら、結局官僚の力が強くなると思うのだが。
 仮に民主&社民連合が政権を取ったとする。社民・辻元氏が防衛大臣になったりする。社民・福島氏でもイイ。まあ、速攻で大きなミスをしてくれたりして(笑)大きなミスを犯す目的は当然「あの大臣は使い難い」である。
 特に軍隊ですし。逆に云うとそういう事が出来ない軍隊なんぞ軍隊として役に立たないわけだし。そういう事が出来るのが優秀な軍隊なのだろうし。自分の首と引き換えに気に入らない大臣の首を飛ばせれば、そりゃ満足だろう。ヤクザでも軍隊でも。あるいはテロ組織でも、過激派でも。昔の侍なら、殺される事を覚悟、切腹覚悟でやってたわけだし。忠臣蔵なんぞも。それが闘う人達なんだろうし。

 まあ、民主も社民も石破防衛相の辞任を要求するのも結構だが、もう少し『シビリアンコントロール』っちゅうのを考えた方がエエと思うのだが。当然、民主・社民連合が出来た時に、自分達が云って来た事を逆に攻められたら辞めざる得ないわけだし。それでは自衛隊の組織改革なんぞ出来やしまへんで。
 軍人を舐めたらあきまへんで。軍人とはそういう事が出来るが故に軍人であり、侍であり、武士であるのだから。

フルハム三浦

2008年02月27日 | 坊主の家計簿
 2月27日

 食類  天ぷら2       98円
     ポン酢       198円
     うどん玉       18円
     オニオンサラダ   100円
     ハラミ       459円
 外食  回転寿司      486円

 合計           1359円
 2月累計       110683円

 一昨日、昨日とよく遊んだので今日はヘロヘロ。

 しゃて、フルハム三浦である。懐かしい。。。っちゅうか、この『フルハム三浦』って今時の若者には解らんやろ。おっちゃんぐらいの年齢でないと解らんやろ。お前等『オレたちひょうきん 族』とか、『景山民夫』って知らんやろ。
 と、オヤジ自慢。

 しかし、久しぶりの『ロス疑惑』報道。
 これも、最近の若者には解らんやろ。
 「なんやねん。単なる殺人事件と違うんけ?」やろ。そうなのだ。実は単なる殺人事件なのだ。
 殺人事件は毎年1200~1300件ぐらいあるらしい。当然、結構多くの殺人事件報道がある。それはロス疑惑当時も同じである。件数は知らんが。
 また、殺された方は1人である。当然、殺された方にとってはたった一度の人生だし、殺された方の遺族にとっても同じである。犯人が何人殺したか、あるいはその事によって社会的制裁を受ける罪の軽重など関係ない。
 ただ、『社会』に与える影響力が少し変わって来る。死刑と無期は違う。
 ロス疑惑の犯人が日本で有罪になったとしても、日本国家が与える罪は無期が最高だろうし。事実三浦元容疑者も無期懲役の判決だった(後に無罪判決)。
 だから、若者にとっては「何を騒いでいるの?」なのだろう。
 その視点は重大である。

 三浦氏は非常にマスコミにとって使い易かった。そのキャラクターが立派に成り立っていた。だから、『フルハム三浦』等という景山民夫のキャラが成り立った。つまり、三浦氏のキャラが使い易かった、つまり視聴率が取れる人であった。
 テレビはNHKを除いて全て広告収入で成り立って居る。他の殆どのマスコミもしかり。
 つまり視聴者、読者に注目される記事を書く事によって数字が取れるわけである。それが殆どのマスコミの実態である。
 三浦氏はその辺で非常に好都合だった。
 事件と全く関係のない三浦氏がスワッピングパーティーなんかに出ている写真が掲載されたりした。三浦氏がどういう性生活をしているかという事と事件とは全く関係ないにも関わらずそういう写真まで出回った。
 つまり、言葉は悪いが三浦氏は『おもちゃ』だったのだ。
 確かに三浦氏は他の事件で有罪になった。が、しかし、それもそれ程騒ぐ事件ではなかった。ただ、三浦氏というキャラクターが数字を呼んだだけなのだ。

 最近では、2ちゃんねるで『画伯』と呼ばれていたらしい人の殺人事件がある。
 これは『画伯』と呼ばれて居た人は被害者遺族にも関わらずそのキャラクターが成り立っていた為にマスコミに偏見を持たれ注目され、2ちゃんねるでは名前から『画伯』と呼ばれた。あの方がもしキャラクターとして成り立っていない方なら、あの事件はそこまで注目されたのだろうか?殺人事件は年間に1200~1300件ぐらいあるのだ。容疑者が捕まった報道も多くある。だが、その中で注目され、ロス疑惑のように未だに騒がれる事件は少ない。はず。

 この辺がマスコミなのだ。
 マスコミは数字を取れる注目されやすい題材を探す。

 しかし、その事は決して他人事ではない。
 え~。。。正直な話、注目されたくないっすか?
 多くの群れの中に居る。その群れの中で注目されたいが故に目立つ行動を取る。
 しかし、それは決して『最初からは違っていない』安心感。
 最初からの異物ではない。最初からの異物とはマイノリティ。
 多数派の群れの中から目指す変わった事。変わった表現。それで注目されたい。目立ちたい、個性的でありたい。
 「オレはアイツ等と違う」

 別に無理から個性的にならなくてもエエと思うのだが。
 平々凡々でも、っちゅうか、平々凡々って凄くない?
 平々凡々と云っても、一人一人は必ず違う。個体差がある。
 別に無理から『個性的』という作られた存在にならなくとも、元々個性的だし。

 注目される。例えば英霊になんぞならなくてもエエやん。世間の注目を浴びる生き方を目指さなくとも別にエエやん。
 それがフラワーカンパニーズの名曲『東京タワー』の精神でっせ。
 http://listen.jp/store/artword_1000753_31841.htm

 注目される生き方。目立つ生き方は、しんどい生き方。
 当然、商業主義のマスコミは煽りまんな。それが仕事やし。
 マスコミに煽られて、いや、煩悩に煽られているのが実態やけど、煩悩は煩悩でっせ。欲は欲でっせ。無欲に成れんでも、欲は欲でっせ。

愚禿悲嘆述懐

2008年02月26日 | 坊主の家計簿
 2月26日

 諸々  レトルトカレー2      276円
     いちご           368円
     居酒屋          4000円
     ドグラマグラ        900円
     かき揚げ蕎麦        230円

 合計               5774円
 2月累計           109324円
 
 休み。帰宅したら朝の9時。え~と、6時ぐらいの電車に乗ったわけやから3時間か。。。途中までは起きててんけどなぁ。。。やっぱり無理やったか。。。
 起きると軽い二日酔い。「頭と胃が。。。」なんだが、学習会の準備会儀なので気合を入れて外出。
 会議。え~と、ちっとは予習していけば良かった。。。と、今日(27日)になってちょっと勉強。
 この論文が面白そうなのでチェック
 http://www.inbuds.net/search/ib.cgi?0153-198
 
 愚禿悲嘆述懐。
 【主上臣下、法に背き義に違し、忿を成し怨を結ぶ。】
  とは凡夫性である。煩悩具足の凡夫であるが故に『忿を成し怨を結ぶ。』。誰にでもある話。その事によって
 【これに因って、真宗興隆の大祖源空法師、ならびに門徒数輩、罪科を考えず、猥りがわしく死罪に坐す。あるいは僧儀を改めて姓名を賜うて、遠流に処す。】
 という事が起った。煩悩具足の凡夫が、仏との関係を忘れて、つまり『衆生』である事、執着する存在である衆生である事を忘却している。
 法然門下を裁いた主上臣下には

  浄土真宗に帰すれども
  真実の心はありがたし
  虚仮不実のわが身にて
  清浄の心もさらになし

 は書けなかった。
 草稿本での流れでいうと上記の和讃は『仏智うたがふつみとがの、ふかきことをあらはせり。これをへんぢけまんたいしやうなんどといふなり』の言葉の後に『愚禿親鸞作』と『愚禿悲嘆述懐』と記した後に続いている。
 この辺がキーポイントやな。
 流罪された側である親鸞は決して流罪した側を他人事にはしなかった。出来なかった。同じ煩悩具足の凡夫であるが故に。
 世間の論理でもって、あるいは菩薩である事を忘却して『仏』になってしまった状態であった『主上臣下』。
 親鸞はダイバを『尊者』と呼んだ人である。

朝まで

2008年02月25日 | 坊主の家計簿
 2月25日

 諸々  JR          160円
     プカプカ      4000円
     カムズ       3100円
     らーめん       630円
     回数券       3700円

 合計           11590円
 2月累計        103550円

 所属寺での学習会。
 使ってる資料がかなりよくメモメモと。
 http://homepage2.nifty.com/dhammapada/how%20to%20get.htm
 終わったのが23時30分過ぎ。当然、一滴の酒もなく。。。
 次の日が休みなのでミナミへ。教授(?)も次の日が休みだという事で一緒にミナミへ。そのまま朝までコースでんな。

過激

2008年02月24日 | 坊主の家計簿
 2月24日

 雑費  綿じゃけ      2990円 
     タバコ10     3000円
 食類  ヨーグルト      148円
     めかぶ        178円

 合計            6316円
 2月累計         91960円

 宇都宮まきちゃんファーストイベントである「はじめまして。宇都宮まきです」は、3月18日である。
 3月18日。。。彼岸法要の前日やんけ。。。準備もあるし、微妙やのぉ。。。
 調べてみると会場である『ワッハ上方 7階レッスンルーム』っちゅうのは、かなり小さな会場である。要するにかなり近い距離でまきちゃんが見れるのである。あの『ほんわか』した喋りが聞けるのである。行きたいのぉ。。。けど、仕事人やしのぉ。。。微妙やのぉ。。。
 けど、何をしはるねんやろ。まきちゃんは『R-1グランプリ』で確か初戦敗退だったはず。あまりお笑いとしては面白くないと思うのだが。。。けど、まあ、まきちゃんやし、別にエエか。

 まきちゃんファーストイベントが行われる『ワッハ上方』の正式名称は『大阪府立上方演芸資料館』という。大阪府立、つまり破産管財人知事・橋下氏のコストカット対象である。
 ここはNGK(なんばグランド花月)の真ん前にある。つまりお笑いの聖地の真ん前にある。よって、私は数年前までてっきり吉本興業のもんだと思ってた。けど、まあ、吉本が演芸資料館を作るはずがないか。ドケチで有名やし。ただ、ワッハ上方が入っているビルは吉本興業所有のビル。年間賃料は約2億8400万円。さすがは吉本やのぉ。。。恐るべし。自分所のビルを大阪府に貸して、自分所の芸人のイベントをさせる。自分所の資料を展示させる。さすがは吉本。恐るべし。
 当然、破産管財人・橋下知事は資料をどこか他の施設に移すなりして、ここを廃止するなり、吉本にやって貰うなり、他の民間に任せるなりするだろう。年間賃料が約2億8400万円なんだし。

 しゃて、ドーンセンター(府立女性総合センター)も整理・廃止の対象である。当然反対する動きがある(http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya021604.htm)。
 この会、『好きやねんドーンセンターの会』のオバちゃんがテレビで云ってたのだが、「廃止・売却したらすぐにマンションメーカーがやって来る」と。それぐらいに立地条件がイイし、建物もバブルである。売却するならかなり高額で売却出来るであろう。
 ドーンセンターの『機能』は大事である。だが、その機能がはたしてあのバブリーな建物でないと出来ないか?というのとは別問題。ドーンセンターの機能が他の施設内に移るなり、あるいは逆にドーンセンターが名称を変更して『ルーム』になり、現在のドーンセンター内で他の施設と同居する方法もある。現在やり玉に上げられているのは、機能と箱ものが一致しないからであって、そんなものは何度かドーンセンターに足を運べば解る。あの『箱もの』の多めに見積もっても3分の1のスペースがあれば充分だろう。

 当然、現在利用している人達、例えば『好きやねんドーンセンターの会』の人達が廃止・売却に反対するのはよく解る。それは他の施設利用者も同じ事だろうし。その施設に対して愛着があるのだろうし。
 ただ、これはもの凄く当たり前の事なのだが、橋下知事が女性解放運動を弾圧しようとしている事とは別問題である。橋下知事の思想とは別問題である。橋下知事は吉本興業とも関係があるだろうし、当然『お笑い』が好きであろう。だが、ワッハ上方も廃止対象である。冷静に破産管財人知事としての仕事をしているだけである。そして、まあ、その機能にあった『箱』でドーンセンターの機能は残るのだろうし。当然、現在のバブリーな建物と違って経費も大幅削減出来るだろうし。
 
 ただ、この事に関して「ドーンセンターを廃止する事は男女同権に対するバックラッシュだ!」みたいな人もいるのだろう。まあ、聖域を犯されたくないのだろう。っちゅうか、殆どカルトなんだが(笑)

 とはいえ、それは「そういう見方」でしか過ぎない。別にカルトでもなんでもなく。カルトが偏見に満ちあふれているのなら、誰だってそうだ。洗脳される、マインドコントロールされる、といっても、私たちには『常識』がある。『普通』がある。それ等、『常識』『普通』自体が、最早時代社会によって洗脳された事、マインドコントロールされた事である。
 他人は色々な生活文化を持っている。決して統一される事のない自由がある。モノの見方だってそれぞれ違う。同じものを見ても感じ方はそれぞれ違う。
 カルト教団に属している人達が決して『狂ってなんかいなかった』。そういう仕事をしているのが、森達也氏の『A』『A2』なんだろうし。単にこちらの常識と向こうの常識が違っていただけの話。

 違いを排除する事が、まあ、カルトの悪い所だろう。それが『悪い』のか『当たり前』なのかが大事だと考えるのだが。
 カルトは選民思想でもある。だから排除を当たり前にするのだろうし。相手を同じ人間として発見するのなら自分達の理屈でもって排除する事を『正しい』とは思えないだろうし。
 相手を発見するが故に、自分(達)のエゴを慚愧する。色眼鏡で見ていたと。この色眼鏡が色眼鏡を思わないかどうかが問題だと思うのだが。

文書伝道

2008年02月23日 | 坊主の家計簿
 2月23日

 食類  ちくわ       78円
     うどん玉      18円
     牛肉       354円

 合計           450円
 2月累計       85644円

 大阪『も』と書いた方がエエのやろ。大阪もえらい風。雪は降れへんかったけど、雲の動きが早く雨になったり晴れたりと。
 23日はそれ程忙しくなく、早めに帰宅してネットでユニクロ情報「狙ってるジャケットがバーゲンしてないかな?」と。まあ、ユニクロだし、定価で買ってもエエのやけど、今買っても、今着れるわけでもないし。
 ついでにブログのコメント書いて、テレビ見てたら速攻寝る。
 2日振りの夕寝。やっぱり夕寝はエエのぉ。。。深夜に酒を飲みながらブログを書くには夕寝やで。深夜の娯楽でっせ。

 さっきパソコンを立ち上げてメールチェック。アマゾンより橋爪大三郎監修『家庭でできる法事法要』っちゅう本の宣伝メール。面白そうなのでチェックする。まあ、『仏事は大事やけど、坊さん呼んだら金がかかるし、だからといって法事法要をしないままっちゅうのもよくない。だからこういうプランはどうですか?』っちゅう本なんだろう。

 しゃて、破産管財人・橋下新知事の下、大阪では府立の様々な施設の見直しが始まっている。とりあえず「図書館以外は全て0から考え直す」との事。昨日も書いたが、ドーンセンター(府立女性総合センター)なんぞはあんなにデカクなくてもエエわけやし。
 単に「女性のため」という大義名分でもって金を使いたかったのだろうし。反対したら、「あなたは女性問題についてどう考えて居るのですか!」と(笑)冷静に『施設』として考えりゃエエのだが、『女性』『子ども』『障害者』に関してはどうも思考停止に陥る事は、逆に箱ものを作りたい人にとっては絶好の理由になるし。こういう形でも『弱者』は利用されるわけやね。
 ドーンセンターは箱ものがデカイから施設として利用出来て居ない部分がある。プールは物置になっているらしい(笑)なんでドーンセンターにプールが必要なのか解らないのだが。プールなら他にもありまんがな。ホールだって、大阪には他にも沢山ある。別にドーンセンター専用のホールなどなくても構わない。専用ホール等を作ってしまうから余計に経費がかかる。

 お寺には『本堂』というものがある。真宗寺院の本堂は集会所みたいなもの。御本尊がある集会所。
 調べた事等全くないのだが、全国の真宗寺院の本堂の稼働率はどれくらいなのだろうか?葬儀等も最近は葬儀会館等でやる事の方が多くなった。地域差があるのだろうが、最近は交通の便もよくなったし、本堂は各地の本山直轄の大きな寺だけで済んだりして(笑)「○○寺の報恩講は何月何日の何時から○○別院で」とかでんな(笑)

 本堂というのは高い。作った事がないけど、作った人の話によるとやっぱり億単位。何億とかの話。何億の経費と、メンテナンス費用。ロウソク、線香、花代等の経費。諸々の金がかかる。
 うちの実家も大谷派の門徒である。そこの住職、ちゃうわ、ややこしい理由で住職ではないのだが、まあ、住職さんとは個人的に親しいので、「その寺が修復するから金を出せ」と云うのなら、個人的には出してもエエかな?とも思うが、○○家として出すのは「何でやねん」になる。「なんで出さなあかんねん。出さんと地獄に堕ちるのなら勝手に落とせ」っちゅう話でっせ。

 大阪の葬儀の御布施の平均はだいたい15万から20万。法事で3万から5万ぐらいか。まあ、高い。葬儀や、法事の拘束時間から考えると高い。だが、『寺』という金のかかるものがある。
 寺が寺として機能している、それは当然個人的なもの。個人的に大切な寺に対してなら、その金は大切な寺に廻るのだから、まあ、構わない。自分にとっての大切な『場』であるのなら。
 
 都市部の中途半端な新興住宅街で生まれ育った私にとっては、実家に御参りに来ている坊主の寺はほぼ関係がない。関係のない寺に対して高額な『御布施』という金を払う気がやはり持てない。
 だから、橋爪大三郎監修『家庭でできる法事法要』っちゅう動きは注目に値する。きっと私と同じ世代がそろそろ喪主になる頃だし。
 「喪主になりました。葬儀がありました。法事しないといけません。」その度にこの不景気な世の中で高額な金を坊主に払うのは、そりゃイヤだろう。
 坊主には坊主側の理屈がある。だが、それは『門徒』には関係ない話。門徒が『客』みたいな感じでは。
 この辺が、チャンスだと思うのだが。ビックチャンスだと思うのだが。
 『門徒』は『客』ではない。同じサンガの構成員である。同じ仏弟子である。
 この同じ仏弟子である、同じ仏弟子になる、っちゅう事だけが将来に渡ってサンガの存続に関して、具体的なら『寺』の存続に必要不可欠だと思う。金銭面でも。
 大切な場であれば、やはり守りたいし、その場にかかる金銭の負担は大切な場だから出す。そんなもんやろ。『新興宗教』と呼ばれてる教団をみてみい。
 
 私が子どもの頃に実家に御参りに来てた坊主は藤谷大圓さんと云う。もう亡くなられたが。
 藤谷大圓さんが、文栄堂という所から『文書伝道3』という本を出している。本の冒頭に『中外日報主幹 高橋良和先生』の講演の主旨が『文責 藤谷』として載っている。これが無茶苦茶刺激的であって、当然、今でも、いや、今だから通じる話も沢山ある。ほんの少しだけ紹介。具体例も書いてあるが省く。
 
【仏立、天理、金光は何れも開宗百年であるが、夫々三百万内外の信者をもっている。今迄は寺からの伝書文章は読まなかった者も、一度創価学会に入るや折伏聖典をもって近隣へ乗り込むのが実状であることを考えてみたい。
 世間には、既成仏教々団の奮起を渇望している人々が多いことも忘れてはならないであろう。
 次代の信者を養育するためにも「迎える」のみでなく「出かける」教化をせねばならない。】

 これは昭和40年の話。大谷派では教学研究所から『釈尊読本』が刊行された年。

【最後に、各宗派の祖師方は何れも身を伝道に捧げ、血みどろの布教に一生を尽くされたことを改めて偲ばなければならない。それは決して「守り」の態度ではなかったことは云うまでもない。】

 本のタイトルは『文書伝道』。

 橋爪大三郎氏は社会学者。
【どんなに世の中が変化しても、変わらない真実があります。たとえば、人間の生き死には、個々人の自由になりません。そうした真実をみつめることが、自分の生き方を反省し、家族のきずなを確かめる基礎になると思います。】(http://www.amazon.co.jp/gp/product/4770501986/ref=pe_snp_986より)

 『家族』で限定されるのは「ちょっとなぁ。。。」とも思うが、まあ、最小単位の共同体。
 ブッタ釈尊も
【「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。ーーーこのことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。 】(ダンマパダより)
 と云う。
 橋爪大三郎氏、エエ仕事してまんな。
 ワテも適当に頑張ろ。

 そして、そして、上記と全然関係がないのだが、なんと、なんと、先程ミクシィを開いたらコミュニティ情報で宇都宮まきちゃんがブログを開設したらしい!!!
 http://utsunomiyamaki.laff.jp/
 これでますます宇都宮まきちゃん情報が手に入りやすくなり、まきちゃんファン度が上がるであろう。まきちゃんファンも増えるであろう。
 
 坊さんのブログも『文書伝道』として、結構エエもんでっせ。

天使の羽

2008年02月22日 | 坊主の家計簿
 2月22日

 外食  中華そば      304円

 合計            304円
 2月累計        85194円

 『ネプチューン』は、まあまあ面白かった。

 今日は少し暖かい一日。なので仕事が終わってから部屋掃除。全ての窓を開け放ってもへっちゃらの暖かさ。普段あまり掃除しない部分もやってたら、何じゃかんじゃで3時間近く。プチ大掃除でんな。
 っちゅう事で、今日も夕寝せずに一気寝しよ。
 『一気寝』って、まあ、単に朝まで寝るだけなんだが。。。

 ニュースの特番(?)で、値上げの事をやってた。味噌も上がるらしいのね。大豆だし。
 意外な所ではランドセルも値上げするらしい。何やら6000円ぐらい。6000円は便乗値上げもエエ所やと思うのだが。。。材料分のクラリーノがそんなに値上げするのか?
 しかし、ランドセルは高い。3万円なんぞ平気にするらしい。
 まあ、「6年間使うものだから」とかなんだろうが、私が行ってた小学校でランドセルを6年間使ったやつは居たのだろうか?だいたい3年ぐらいになるとランドセルから卒業して行ったと記憶しているのだが。。。
 校則でも決められてなかったのだろう。好き勝手な鞄を持って行けたはずだし。でも、
 ♪ピカピカの1年生
 には、ピカピカのランドセルなんだろう。
 こういう所は儲かる。多くの人が葬儀の値段をケチらないのと同じく儲かる。「最後の親孝行ですから」の営業トークが、「ピカピカの1年生ですから」に変わるぐらいなんだろう。
 そして、6000円ぐらいの値上げ。ボロ儲けしやがって。天使の羽は万札か(笑)

 大阪では橋下知事が記者会見。なにやら「借金を残さない事が一番子どもの為」やったかな?掃除しながらだったのでちゃんとみてないけど、そんな事を云ってはった。そりゃそうだろう。
 子どもの為に必要な施設、とかいって子どもが遊べる所を百数十億かけてつくったらしいが、結局誰がそのツケを払うねん。
 「だって、あなた達の事を思って作ったのよ」と、膨大な借金を残されたままなら、溜まったもんやおまへんやろ。あの百数十億もきっと天使の羽だ(笑)
 
 しかし、段々と橋下知事が『破産会社に乗り込んで来た破産管財人の弁護士』に見えてきた。そういう意味では結構やるねんやろな。ついでに増税もせえ。次の選挙は4年で借金返済を公約にしろ。「増税します。」と、ハッキリと増税の数字を出して「4年間だけ我慢して下さい」と言い切れ。それやったら投票したるぞ。
 それが成功してみい。阪神の名誉監督になれるかも知らんぞ。

 しかし、ドーンセンターといい、子どもなんとか館といい、女子どもを利用してボロ儲けしたやつは誰や?

士気

2008年02月21日 | 坊主の家計簿
 2月21日

 雑費  レンタル3        315円
     もち巾着2        100円
     豆腐            88円
     大豆もやし         55円
     粉唐辛子         198円
     豚肉           313円
     めんスープ        228円
     キムチ           88円
     壬生菜          128円
     タバコ2         600円

 合計              2113円
 2月累計           84890円

 レンタル3は
 『サイレント・ワールド セカンド・アイスエイジ』
 『ネプチューン』
 『モンスター』

 『サイレント・ワールド セカンド・アイスエイジ』だけを観る。イマイチ。

 昨日は睡眠不足だったし、夕寝するよりも一気寝したいので珍しく日付が変わる前にブログ、と。
 
 しかし、どのテレビニュースでもイージス艦の事故の事が取り上げられている。
 ちなみに私もビックリした。「イージス艦ってぶつかるのか?」
 報道ステーションを見てたら、行方不明の方々の親族が出てた。周囲の仲間達も。不謹慎な言い方になるが、相手がイージス艦でなくても同じ。自衛隊でなくとも同じ。親族にとっては事故を起こした相手が自衛隊だろうが、イージス艦だろうが関係ない。それが親族や仲間達にとっての気持ちなのではないだろうか?
 親族の方が「この事を政争の道具にしないでもらいたい」みたいな事を語っておられたが、それは当たり前だろう。
 ついでだが、多分、こういう自衛隊がらみの事件が起こると、事件を利用して「だから自衛隊をなくさないとダメなのだ」と叫ぶ人がいると想像出来るのだが、これは基本的に船舶同士の事故である。だから直接関係のない話である。廃止を叫ぶのなら別機会に叫ぶべきだ。今回の事故を利用すべきではない。

 だが、この事故はやはり自衛隊絡みの話である。特にイージス艦の話である。
 イージス艦は最新ハイテク兵器である。日米同盟でも重大な位置を占めている。
 石破防衛相は軍事オタクで有名である。当然、事故を起こして被害をあわせてしまった組織のトップとしての責任もあるのだろうが、『防衛相』としての立場もある。防衛相としての立場では、今回の事故はやはり致命的である。自衛隊の艦船、特にイージス艦はぶつかってはならない艦船である。それは他の艦船と同じ意味も持ち合わせるのだが、やはり戦闘をする為の兵器だし。
 多くの人が感じた事だろうし、多くの人がテレビでも喋っていたが、「もし相手の舟に爆弾を積んでいたらどうするのだ?」と。今回は漁船で灯をつけていたみたいだが、灯のつけた漁船にぶつかったのである。そういう意味でも致命的である。防衛相としての立場ならそちらの方がデカイ。単なる事故では済まない。

 当然、イージス艦の乗組員もそれを感じただろう。単なる事故ではなく、自衛隊の艦船としての責任。詳しく知らないが、最新鋭のイージス艦の乗組員ってエリートっぽいし。自衛隊員としての責任感が強ければ強い程、単なる事故を起こしただけのショックにプラスして『自衛隊員』としての責任感が出て来て、ますますパニックになってしまったのではないだろうか?
 船舶の交通ルールは当然守られるべきなんだろうが、相手側がイージス艦を目指して突っ込んで来てもそれを回避する事を求められるのが『自衛隊のイージス艦』なんだろうし。

 石破防衛相が勝浦の漁協へ訪問途中で交通事故をおこしたらしい。
 これが『故意』であれば、それはそれで凄いのだが、まあ、仮に『故意』であったとしても、これまた日本の防衛省の能力を問われる出来事だ。
 防衛大臣が乗った車が交通事故って、多分、軍事オタクの石破防衛相は腑煮えくりかえっているのではないのか?石破防衛相だけでなく、自衛隊を自衛軍にしようとしている人達には。
 石破防衛相は防衛省のトップである。トップが乗った車が交通事故って、これまた相手が爆弾積んでいたらどないしまんねん。この事故も兼ね合わせて「だから自衛隊を自衛軍に」とは私はならないが、そういう世論作りには役立つであろう。故に『故意ではないか?』と先程書いたわけだが。

 今後、きっと議論されるのであろう事の一つは、「何故、イージス艦の乗組員の士気が下がっているのか?」だろう。何やらテレビ報道によると自動運転してたらしいし。
 士気が下がって当然である。自衛隊は自衛隊として存在している事に意味があるのであって、戦闘してはいけないのが自衛隊だから。
 
 少し前に元防衛省・守屋氏と同期らしい元防衛庁幹部がテレビで云ってたが、自衛隊自体が目的外支出。守屋氏の事件の時に確か「そこから議論しないと意味がない」と云ってはった。使わない事を目的とした人を殺す兵器。『?』の話である。
 何かの本で読んだのだが、何処かの国の拷問方法で砂山を移動させる、というのがあった。
 大きな砂山がある。その砂山を少し離れた所に移動させる。この『移動させる』と云う事に意味があればこの拷問方法は成り立たない。砂山を移動させたら、「では元の位置に戻せ」と命令するらしい。それを何度も繰り返すらしい。自分が砂山を移動している事に全く意味がない。到達感がない。この拷問方法はかなり効くらしい。
 自衛隊も災害救助なので頑張って下さっているが、エリートになれば成る程、こういう『拷問』的な感情を持たれる方も居られるのではないか?つまり士気が下がる。自分達の存在理由に意味を持てなくなる。戦闘してはいけない軍隊なんだから。

 私は自衛隊廃止論者だが、自衛隊に意味が災害救助以外に意味があるとするならば、つまり人を殺す兵器を、軍隊を抱えながらも決して闘わない軍隊がある事が意味にはならないだろうか?
 軍隊のない国も平和的だが、戦闘能力がありながらそれを決して使わない事もやはり平和的だと思うのだが。
 強くても絶対に闘わない。って、結構カッコよくない?

 今回の事故はイージス艦がイージス艦として機能していれば絶対に起こりえなかった事故である。一般艦船よりも遥かに注意しなければいけない、一番『ぶつからない』はずの艦船なんだから。自衛隊の艦船は。
 混雑する海域でも、向こうからやってくる大型艦船が自衛隊の艦船であれば安心して他の船舶が航海出来るようにして頂きたい。
 混雑する海域を自動操舵で進むというのは自衛隊としても大問題である。

精神風土

2008年02月20日 | 坊主の家計簿
 2月20日

 諸々  居酒屋      4100円ぐらい
     映画       1200円
     紅茶        430円

 合計           5730円
 2月累計        82777円

 帰りに飲んだ紅茶が効いて来た。。。いや、最近カフェイン断ちしてまんねん。お茶も殆ど飲まないくらいに。
 帰りの電車内では「寝るな。寝ると9000円のタクシー代やぞ」と頑張って携帯でミクシィとか見て睡魔と闘っていたのだが、帰宅したらカフェイン効いて来て眠気が飛んでもうたやんけ。。。

 デスノートの『L change the WorLd』を観に行く。なんとなくでっかい画面で観たかったし。
 最後まで面白く観れたのだが、もう一工夫欲しかった。
 すっかり大人になった工藤夕貴が出てくるのだが、工藤夕貴の役柄をもう少しいじってやな、もっと複雑にWスパイ的な役柄にした方が『映画』としては面白かったと思うのだが。
 まあ、映画のテーマはデスノートからのテーマである「人は正義の為に人を殺していいのか」をもっと解り易くした感じ。

 鳥インフルエンザが鳥から人への感染になっている。つまりウイルスが変化しつつある。これはかなりヤバイはず。昔に文化人類学なんぞが流行った時に、少しだけ勉強したのだが、インフルエンザウイルスはレトロウイルスっちゅう種類で、DNAじゃなくRNAなので変異が早い、不安定っちゅうたら不安定なので変化が早い。なので、まあ、人から人への感染するウイルスに変異する可能性は大であり、結構早いかも知れない。
 確か日本でも新型インフルエンザの流行での予想死者数が60数万人とか出てたはずだが、多分、パニックになる。全世界での予想死者数が何千万なのか知らないが、世界規模でかなり混乱に陥ると思う。
 何かの映画で観たのだが、ウイルスが発祥した村や、地域全体を封鎖する。極端な物語なら、そこを焼き尽くす。ウイルスを死滅させる。=その地域の人を死滅させる。

 オウムの麻原氏が語っていた事でこんな物語がある。何かの仏典らしい。
 「ある舟の上で人を殺しまくる人が出た。放っておくと船上の人は全て殺される。この人を殺す事は善か悪か」と。

 確かオウムでは善であった。ついでにこの話を紹介した宮台も紹介しただけでこの問題に関してはスルーしている。
 私は悪であると思うし、ついでにいうと、「殺さずに取り押さえろや。」と思う。

 科学と情報が発達したので、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザの情報が入って来やすい。人から人への感染はどこで起るか解らない。鳥から人へ感染した人がどこに居てるか解らないし。

 この辺りで人から人への感染が始まったとする。当然「治してくれや」だ。
 だが、放って置くとどんどん広がって行く。感染源がこの辺りなら、この辺りごと焼き尽くせば世界で多くの人の命が助かるかも知れない。
 「頼むから放っとかんといて。医者も看護士もやって来て治療して」
 だが、やって来た人も感染するかもしれない。
 政府は判断する。この辺りを隔離して私たち住人が死滅するのを待つ。
 世界は騒ぐ。「私たちの命を守る為に、早く彼らを焼き殺せ!」と。

 この辺りじゃなく、他所の国のある地域でもエエ。同じ事。

 別に新型インフルエンザが流行しても全ての人が死ぬわけでもない。
 映画『L change the WorLd』ではウイルス兵器だったが、ウイルス兵器でも全ての人が死ぬわけでもない。人の体もしたたかだし、DNAは人それぞれ違う。噂、っちゅうか、文化人類学、っちゅうか、経済人類学やったっけ?20頃にハマった栗本慎一郎によると欧米人が酒に強いのは酒に弱いDNAを持った人は死に絶えたかららしい。当然、本当かどうかは知らん。

 命。と、いのち。漢字と平仮名。
 命は人の生命。いのちは意識。ん?ちょっと違うかな?

 総体としての人の命を守る為なら、この辺りでも何処でも新型インフルエンザが流行した場合に『自己犠牲』の精神や、外からの排除の精神の方が人類の死者数は少なくて済むかも知れない。
 「私たちが我慢すれば多くのの命を助けられる」
 「あの人達に犠牲になって貰えば多くの命を助けられる」
 そういう精神風土を残して行くのか、それとも。。。

 難しい。
 難しい時は簡単な話に戻す。
 迷惑な存在。
 「私さえいなければ」
 「あいつさえいなければ」
 世の中にとって、娑婆世間を生きて行く上で様々なハンディキャップを抱えた人。
 その人達と一緒に生きていこうとするのか、それとも排除するのか。
 一緒に生きて行こうとする精神風土を作って行こうととするのか、それとも排除していく精神風土を作っていくのか。

 迷惑な存在が他人事なら「排除しろ!」とやはり言ってしまう。「うっとうしいの、ボケ!」である。
 だが、それが自分の事になると「ちょっと待てや。何で俺が排除されなあかんねん」になる。それもエゴではあるが、そのエゴは排除する側にはどうなのだろうか?排除する事の問題を告発している事にはならないだろうか?

 自己犠牲。「私さえ大人しくしておけば、多くの人が助かるのよね」
 という精神風土。は、ちょっと怖い。決して美しくない。美に酔う事ではあっても。

 具体的にどうなるか解らない新型インフルエンザ。あくまでも『予測』の話なんだろうし。全く解らない。
 ただ、やっぱりどういう精神風土を残して行きたいのかが問われるのだと思う。
 まあ、別に新型インフルエンザだけでなく、現在も色々な問題があるのだが。

 除菌。清潔。健康。等々。
 の、排除。
 排除という精神風土と、共にという精神風土。

 掃き清められた庭園と、『土』。
 『人工』と『土』
 『コンクリート』と『土』

父よ、あなたは偉かった

2008年02月19日 | 坊主の家計簿
 2月19日

 雑費  エスカップ12     648円
 食類  アクティブダイエット8 760円
     チキンラーメン5    258円
     もやし          29円
     ペット水12      708円
     味噌煮込みうどん3   234円
     冷凍黒ごまうどん2   210円
     相良仲右衛門     2380円
     冷凍プルコギ2     100円
     うなぎ弁当       200円
     まぐろカツ       100円
     イカさし        100円

 合計             5727円
 2月累計          77047円

 ペットボトルの水が少なくなって来たので購入。ついでに諸々お買い物。
 は、別にエエのやけど、なんと、なんと、ヤンキーを見た!
 この『ヤンキー』は通じるのか?標準語でいうと『ツッパリ』とでもいうのだろうか?
 まあ、ヤンキーは別に珍しくもないのだが、なんと、なんと、学生服がヤンキー服なのだ。
 ああ、久々にボンタンとか、土管とかを見たぞ。まあ、変な学生服ですわ。一番感動したのはハイウエ。あの腹巻きみたいにズボンの上、ベルトの上が伸びたやつ。20センチクラスやったな。見事な腹巻きやったな。
 ああいうファッションは、もう絶滅したと思って居たのだが、まだあってんな。天然記念物もんやで。どっかに保存しとかなまた無くなるで。
 っちゅうか、多分、あいつらは中学生。すると親は私と同世代ぐらいのはず。そうか。。。オヤジの昔の写真とかを見て、
 子「オヤジ、なんやねんこの格好は。ダッサ~。。。」
 父「アホかこらボケ。お前も不良やねんやったらこういう格好せんかい!」
 子「オヤジ、辞めてくれ。カッコ悪いから辞めてくれ」
 父「うるさい。お前、誰の御陰でメシ喰えてると思てるねん。親の云う事を聞かんと家から放り出すぞ!」
 子「母ちゃんも黙ってんとオヤジを止めてくれや」
 母「そうや。あんたも不良やねんやったらチャラチャラした格好せんとビシ!っと決めたらんかい!」
 という家庭事情があるのかも知らんのぉ。。。この辺のオヤジ=だんじりの先輩でもあるし、気合の入り方は違うしなぁ。まあ、殆ど『亀田父』みたいなもんやし。いや、亀田父よりも危ない人多いしなぁ。。。あの子ら、不幸な環境に育ったもんや。まさか21世紀になってあんな格好させられるとは思ってみいひんかったやろ。

 しかし、学校の先生も大変である。いきなりヤンキーファッションで登校して来る生徒を見掛けたら、まあ、爆笑と感激やろ。
 先「お前、この土管どこで買ってん。三信か?三信って潰れたんと違うんけ?繊維シティーか?あそこはまだあるのか?」
 と、感動もひとしおやろ。しかし、やはり教師としての立場があり、教師として云わなければならない事もある。
 先「腐ったミカンは学校に来るな!ああ、ようやく言えた。。。僕は教師になってからこの言葉を言いたくて仕方がなかったんだよ。○○君、ありがとう」
 素晴らしい、青春の一場面ではないか。
 しかも、あいつ等はきっと家に帰ると
 父「お前、これを吸え」
 子「オヤジ、これなんやねん?」
 父「アホか、シンナーに決まってるやんけ」
 子「オヤジ。。。シンナーなんてダッセーものを吸わせるなよな。最近はもっとエエもんがあるねんで」
 父「息子がこんな子に育つとは。。。ああ、お前がまだ小さかった頃、お前はよく熱を出してなぁ。。。父ちゃんはお前を車に乗せて夜中に開いてる病院を探してまわったのに。残業で疲れて早く寝たいにも関わらず、お前が熱を出してビービーなくから父ちゃんはお前の為に一睡もせずに次の日の仕事に行ったのに。。。そんな事が何回もあったにも関わらず、お前は父ちゃんの云う事を聞かないのか?寂しいのぉ。。。お前なんかあの時に死んでりゃよかったんだ。」
 子「。。。オヤジ。。。ゴメンよ。」
 父「解ってくれたか?父ちゃんはお前が立派な不良に育ってくれた事を感謝している。不良にはシンナーだ。さあ、吸え。」
 子どもは大変やのぉ。。。

 ん?

 

ダブルボケ

2008年02月18日 | 坊主の家計簿
 2月18日

 食類  無添加ワイン      438円
     ぶり塩焼き       150円
     焼き鰯          60円
     じゃこ         148円

 合計              796円
 2月累計          71320円

 さっき、『クイズ!紳助くん』を観てた。関西ローカルかな?
 今日は奄美の離島。島の売りは「何も無い事」。
 島のおっちゃんは云う。「波の音と風の音を聴きながら木陰で昼寝したら最高」と。
 リポーターは云う。「アホになりません?」
 おっちゃんは云う。「うん。アホになる」
 
 ええ感じやのぉ。。。みんなでアホになろう。
 でも、なれない。なれないから『お笑い』が流行る。息抜き。
 リゾート、癒し。等々も。

 今日の離島のおっちゃんも、島で仕事があったから。なければ今頃都会であっぷあっぷ。
 借金抱えて萬田はんに追い回されているかも知れん。

 『世間虚仮、唯仏是真』と、史実はどうか知らんが聖徳太子が云ったとされている言葉。
 『ニート』と呼ばれる人が問題なのでなく、ニートを問題にする人が問題。
 害のないアル中が問題なのでなく、害のないアル中を問題にする方が問題。
 『障害者』と呼ばれる人が問題なのでなく、人を『障害者』と呼ぶ方が問題。
 『ホームレス』が問題なのでなく、人を『ホームレス』と呼ぶ方が問題。
 後は、ゆいまあるでっせ。

 運命共同体。ゆいまある。
 自他分別という煩悩。
 自分と他人とを分ける煩悩は修行すれば自分と他人とを分けるエゴが無くなるらしい。
 まあ、無理だろうが、一応予定ではそうなっている。
 無理でも、『目指すもの』なら話は別。
 自分と他人を分け隔てるものが所詮エゴであり、ワガママであると『思う』のはかなり大事な事やと思う。
 自分の壁を越える→煩悩具足の凡夫。
 煩悩塗れで他人の事なんぞ全くどうでもいい存在が煩悩具足の凡夫。
 当然それは、仏との関係で『のみ』の言葉。

【そむいたものが、そむいたという懺悔を通して、本来の命を回復する。それを歎異精神といいます。】(訓覇信雄)

 エゴは、平等になるらしい。専門用語では末那識が平等性智になるらしい。
 なったらしい仏陀の言葉は
【すべての者は暴力におびえ、 すべての者は死をおそれる。 己が身をひきくらべて、 殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ】(ダンマパダより)

 でも、言う。
 「だって、あんなヤツ」
 と。
 「何もしないヤツ」
 等と。
 「仕方がないやん。あいつが悪かったねんから」
 等と。
 だから、アホになろう。
 ブッタと比べたら、みんなアホじゃ(笑)
 アホがアホを裁いてどないしまんねん。アホがアホを裁く方がアホじゃ。そうやって、アホのくせに人をアホ扱いするヤツの方がアホじゃ。以下エンドレス。

 「このドアホ!」が、煩悩具足の凡夫。
 ♪ゆゆゆい、ゆゆゆい、ゆいまある
 でっせ。
 革命的ドアホ同盟ボケ派でっせ。
 互いにボケや。

 

H-1グランプリ

2008年02月17日 | 坊主の家計簿
 2月17日

 雑費  シャツ         1990円
 食類  じゃこ天          78円
     餃子            88円

 合計              2156円
 2月累計           70524円

 シャツを買いにユニクロへ。狙ってたシャツを買って、「他にもなんかないなか」と見てたら、いきなり手を掴まれる。
 「ん?」と下を見てみたら見知らぬ子ども。3歳ぐらいの娘さん。どうやらパパと間違われたようだ。「泣き出されるかな?」と思たら、向こうも「ありゃ?」みたいな顔。まあ、3歳児。私の身長の半分以下。きっと私が4メーター級の巨人を見上げるような感じだろうし、まあ、間違えてもしゃーないわな。

 3歳児だとする。成人する時は2025年!元号はどないなっているのだろうか。。。っちゅうか、伝統教団は「あと20年」と云われて久しい。

 帰宅して仮眠しようと思ったらR-1グランプリ。ついつい観てしまう。芋洗坂係長が優勝だと思ったんやけどなぁ。。。なだぎの2連覇か。っちゅうか、一度優勝してんし、もおエエやん。

 しゃて、伝統教団大谷派でも『H-1グランプリ』開催の噂がある。『H』は『法話』の『H』である。
 何やら芸歴10年以下の若手僧侶育成の為に開催されるという噂らしい。芸歴10年っちゅうと、私は芸歴11年なので参加資格はないのだが、これは注目に値する。
 『儀式・声明ブーム』と云われているが、我がお笑い帝国・大阪では中堅住職を中心に法話ブームである。中心メンバーの1人によると、「これからは法話やで」との事。そりゃそうだ。儀式・声明も大事だが、法話も大事。法事では儀式・声明だけではないし。
 また、仕事にも繋がる。儀式・声明がキチンと出来れば、いや、ホンマ、達人の声明は聴いてて惚れ惚れするし、故に仕事に結びつく。でも、真宗の法要では法話が必要だし、『お説教師』っちゅう、まあ、法話の先生がやってくる。人気のある先生には当然ファンがついている。追っかけが居る。
 ちなみに落語の原点も法話らしい。お説教師さんらしい。仏教の話だけではなく『お笑い』で人を掴んで、グイグイ引っ張って行ったのだろう。まあ、うち等、喋ってナンボやし。

 と云う事で『H-1グランプリ』である。。。
 って、当然嘘やねんけどな。
 っちゅうか、お遊びであってもエエと思うねんけど。気が向いたらやろ。

 そういや、今日は東京マラソンだったらしい。御参り先のテレビでやたらと観てはったし。
 夜のニュース番組では東京マラソンの裏特番。何やらお爺ちゃんが走ったらしい。けど10数キロでリタイヤしたらしい。雑用しながらだったのでちゃんと観てないし。一緒に走ってた(?)おネエちゃんが、「全力を尽くす姿に感動した」とかなんとか。全力を尽くす、自分の限界にチャレンジする、なんか、そういうのに感動したらしい。
 解り易い。。。『努力』が好きやもんな。
 努力する、努力して自分の限界を超える。→何処に行きはるん?

 プロ野球は只今キャンプ中。各選手が努力の真っ最中。今年は楽天の調子がエエらしい。3位も夢ではないらしい。楽天が努力して3位までに入ってプレイオフで勝って、日本シリーズに出て阪神に勝って日本一になるかも知らん。楽天が優勝したら感動ものでっせ。仙台、大変でっせ。私もなんとなく嬉しいもんでっせ。
 でも、それだけだったりもするのだが。。。

 努力も才能である。努力出来るのは才能である。
 「そんなもん根性出さんかい!」って、根性も気力でんがな。気力がなかったらあきまへんがな。

 R-1グランプリではなだぎが連覇。優勝発表した瞬間から泣くじゃくりのなだぎ。思わず貰い泣きしてもうたやんけ。これで完全に『友近の彼氏』から脱却したわけやし。伊達や酔狂でR-1グランプリは連覇出来まへんで。
 芋洗坂係長はかなりの苦労人のようだ。今回、決勝に残ってなだぎと2点差で負けたもののこれから注目される芸人さんであろう。個人的には一番のツボだったし。

 ユニクロで私の手をパパと間違って掴んだ娘さん。当然、こういうムードの世の中で生きて行かなければならない。
 「努力しなさい」「頑張りなさい」「周囲と比べなくてもイイから自分の壁を越えなさい」等々。

【悲しい事やが今の世の中気が優しいだけでは生きていけん、強うなかったら…激しさがなかったら生きていけんのや!】(by萬田銀次郎)

 そうなのである。うかうかしてると借金を抱えてミナミの帝王がやって来るのだ。鬼がやって来るのだ。
 それが娑婆。
 しかし、『鬼』でも、「悲しい事やが」と云う。
 悲しい事を『当たり前』として伝えるのと、『悲しい事』として伝えるのでは全然違う。

投機

2008年02月16日 | 坊主の家計簿
 2月16日

 食類  豚バラ         300円
     うどん玉         18円
     天ぷら2         97円
     法蓮草          98円
     にんにく         68円

 合計              581円
 2月累計          68368円

 御参り中の某御宅。部屋が暖かい。しかし石油ストーブは見つからずエアコンのみ。エアコンを指差して「これって200Vのやつですか?」と聞く。「いや、普通のやつですよ」とオバちゃん。よく見るとエアコンの所に『26℃』と出てた。
 そうか。。。我が家のエアコンの効きが甘く「寒いのぉ。。。」だったのは設定温度が低かったからやな。設定温度なんぞ気にした事なかったし。設定温度は22℃だった。ちょい贅沢に2℃アップの24℃にする。暖かい。。。エアコンでも暖かいのね。部屋で着膨れせんでも良かったのね。
 とはいえ、小心者なので1℃下げよ。

 御近所スーパーでチキンラーメン5袋入りが値上げしてた。258円になってた。少し前までは238円だったはずなのに。
 小麦も値上げ、油も値上がり。純粋に「取れないから値上げ」とかでなく、投機とかもあるらしい。投機で値上がりって、なんか納得いかんのぉ。。。
 小麦は今年の春から30%も値上がりするらしい。小麦といえばうどんである。うどんは小麦と水と塩で作る。いまだに手打ちにこだわって、足で踏んだりしている店もある。
 小麦の仕入れ価格が30%上がった=うどんの原価率が30%上がる事とは直結しないのだが、足でふみふみしている婆ちゃんなんぞが小麦の値上げに『投機』が絡んでいる事をどう思っているのだろうか?まあ、気合の入った婆ちゃんなんぞは、「そんなに儲けてどないしはるねんやろね」なんだろうが、ついつい足で踏んでるうどんに力が入ったりして。「アホか、ボケ!」って。「お前等のせいでうどんを値上げせんとアカンようになったやんけ!」って。
 うどんが値上がりしても、客の収入も同時に上がっていれば問題ないのだろうが、そうはいかん。「え?婆ちゃん、値上がりしたん」と。婆ちゃんも客も悲しい。
 「いや、今年は小麦が不作でねぇ。。。仕方がないのよ」
 だけじゃなく、
 「投機で儲ける人が居てねぇ。。。」

 うちの暖房はエアコンとコタツのみ。石油は苦手なのだ。臭いが。頭が痛くなる。
 今日の大阪は少し雪がチラついた。けど、まあ、「雪が降りそうやし」と自転車から車に乗り換える程度。雪がチラつかなければ充分に自転車で移動出来る。
 北海道で月6万で年金生活をしている婆ちゃんの事をニュース特番で取り上げていた。6万の内の暖房代、つまり石油代が2万らしい。この辺りでは信じれないのだが、まあ、北海道やし。
 以前に買ってた当時の石油価格が確か18リッターで680円ぐらいだった。今はそれに1000円プラス。石油価格の上昇は純粋に投機。
 原油で投機している人がどういう人か知らないが、原油価格の上昇の為に月6万の生活費から2万円も石油代に支払わざるを得ない人がいる事を知っているのだろうか?

 経済学っちゅうのは全く解らんのだが、まあ、金は使えば廻る。私にとって贅沢であるタクシーでも、乗るとタクシー運転手の生活に廻る。
 飲みに行くと、飲み屋のマスターの生活資金にもなる。
 本を買うと、本屋と出版社、作者の生活資金になる。
 でも、『投機』ってなんやねん。バクチならパチンコとか競馬とかでせえや。野球賭博とかでも別にエエ。野球賭博で球場の入場料は上がらんやろうし。

 「『投機』であってるのかなぁ。。。」
 と、ちょい検索して初めて知ったのだが、日本語での『投機』とは元々禅宗の言葉だったらしい。何やら『機に投ず』と読むらしく、悟りとか、師弟の心機が投合する事らしい。
 当然、今、主に使われている『投機』とは関係ない。
 事もないのかな?人の心の動きが、市場の動きになった。市場を動かすのも人であり、市場に参加する人の心の動きを読み、金を儲ける。
 人。人が居なくなれば投機も出来ない。
 なんだが、全ての人が大事である、とは言い切れないのだろう。きっと。

 生活。何の為に生活しているのだろう。
 私は人はただ生きているだけでもイイ、と思う。それは一直線に「ただ生きているだけの人間を差別するな」に繋がる。
 投機で生活して居られる方々は、何の為に生きて居られるのだろうか?

 ユニクロは土日になると毎週バーゲンをする。
 私もオッちゃん服を揃えるのにチェックする。特に今週はオッちゃん服がバーゲン対象。
 欲が膨らむ。。。
 きっと、数点の買い物をするのだろう。シャツとか、ジャケットとか。まあ、春もののジャケットはまだエエか。シャツを数点買うのだろう。着れるシャツがあるにも関わらず。

 投機をして沢山御金儲けをする人達。きっとユニクロではなく、ユニクロシャツの何倍もするシャツを買ったり、沢山のシャツを買っているのだろう。
 そのミニチュアが私。欲に変わりはない。
 でも、何を目的に生きているのだろうか?

 世界に、世の中に、何を伝えたくて、何を残したくて、何を存在理由として生きているのだろうか?
 無欲は私には無理である。でも、欲は欲である。

 キリスト教ではアガペーという言葉がある。『無償の愛』。
 何かをして貰ったから返すのではなく、何の利益がなくとも人を愛する。仏教では無縁の大悲みたいなものか。
 そんなものに包まれている。
 存在しているわけだし。

 御陰様。
 自信があれば『当たり前』。

 

マナー

2008年02月15日 | 坊主の家計簿
 2月15日
 
 1円も使ってません。

 2月累計           67787円

 まったりゆっくり過ごす。
 久しぶりに探偵ナイトスクープを観る。何やらABC(朝日放送)の新人アナウンサーで『啜れない』人がいるらしい。麺類を啜れない。麺類を音を立てて食べれない。麺類なんぞを音も立てずに食べてて美味しいとは思えないのだが、まあ、食べ方が下手だったようだ。番組内で見事問題を解決して音を立てて麺を啜る事に成功。
 当然の如く『ラーメン屋の孫』を思い出す。
 どうでもエエのだが、あのニュース(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/071227/tnr0712270940000-n1.htm)って、ラーメン屋の孫が「そばを音も立てずに食べようとしていた」から怒ってたのが真相だったりして。いや、ニュース内容自体よく知らんわけだが。「なんじゃい、その麺を啜る音は!もっと音を立てて食べるもんやろ麺類なんて。爺ちゃんに謝れ、そんな音で食べてる事を爺ちゃんに謝れ!」だったりして。どうでもエエのだが。
 
 食事のマナーって、どうでもエエ事とどうでもよくない事がある。
 乾杯する時にグラスを合わせる。あれはマナー違反である。クソ高いグラスが割れたらどないしまんねん。クソ高くなくても少しエエグラスは薄い。薄いから割れやすい。行った事もないし、生涯行くつもりもないが、エエBARではグラス担当の人がいるらしい。そりゃそうだ。開店前にグラスを磨いて、使ったら洗って磨く。専門家が居てもおかしくない。なんだが、これも多くの店には関係なく、まあ、『ASAHI』とかデカデカ書いたビールジョッキーなんぞはぶつけようがなにしようがどうでもエエわけであって。マナーを守ってビールジョッキーでの乾杯の時にジョッキーを合わせなければマナー違反だろうし。まあ、どっちでもエエのだろうが。
 
 ウイスキーの水割りに氷を入れない。これはそっちの方が美味しいし。元々製品にする時に水で割っているのだが、40度ぐらいが強ければ好みの量で水を割って飲めばエエ。あまり勧めないが味が解り難くてもエエのなら氷を入れてもエエ。冷たいのが美味しければ氷を入れてもエエ。
 ワインだって、日本酒だって、好みで水を入れようが氷を入れようが、ソーダで割ろうが、味は好みやし、飲んで「美味しい」と感じるのが作った人に対するマナーなんだろうし。

 食事ちゃうやんけ。。。酒のマナーになっとるのぉ。。。

 音を立てて食べる事が『はしたない』。お上品ではない。
 食べる事と排泄する事と生殖行為にお上品もクソもないと思うのだが。。。動物でんがな。所詮偉そうぶってても人間なんぞ。
 とは云え、今日の探偵ナイトスクープの新人アナウンサーが女性であったり、また、ラーメン屋の孫も女性である事から想いは飛ぶのだが、そういう事を気にする女性が多くいるのだろう。それで苦しんだりしているのだろう。

 我が街・大阪では橋下知事の下で大幅な財政カットが行われようとしている。
 ドーンセンターもその中のひとつ。
 行った事がある人は解ると思うのだが、もう一見して「バブルや!」っちゅう建物。一度彦摩呂を連れて行ってなんと表現するのか見てみたい。とにかく無駄。意味の無いゴージャスさ。空間の無駄。
 何度か利用した事もあるのだが、会議室もヒマ。稼働率がどれくらいなのか知らないが、まあ、民間ホテルなら間違いなく潰れている。ワンフロアーで会議室を利用しているのは行った先の団体だけだった事もある。ようするにあんなにデカくゴージャスな建物を作ってしまったのが間違いだったのだ。機能だけを果たすのならもっと小さくても良かったと思うのだが。
 あるいは、これは『大阪市』の管轄になるのかな?リバティ大阪とピース大阪との複合施設にするとか。立地条件はドーンセンターが一番なんだし。ドーンセンターぐらいデカければ両方とも入りまっせ。
 まあ、それが出来なければ建物を売り払う事には賛成だが、機能をなくす事には反対だな。小さな建物に引っ越すとかすれば経費も今程かからんでもエエわけやし。

 で、女性の為の食事マナー講座を開くのだ。あ、これは『ドーンセンター主催』でホテルの宴会場を借りてやるのがエエだろう。
 まずは『パスタの食べ方』。
 先生「箸で食え!っちゅうか、好きに喰え!」
 生徒「え?好きな食べ方をしてもイイのですか?」
 先生「食事でっせ。所詮。獣、獣。ハッハッハッハ!」

 続いて『女性としての排泄行為講座』
 先生「ブリブリ!でっせ、ブリブリ!」
 生徒「そんな、はしたない。。。」
 先生「獣でっせ、獣。ガハッハッハ!!!」

 続いて『女性としての生殖行為講座』
 先生「今日は特別講師として間寛平さんに来て頂きました。では、間先生、宜しくお願い致します」

 女性は女性になるのではなく、元々女性だ。
 『なる』女性は、造られた人工的な女性であり、それが『女らしさ』っちゅうやつなんだろう。
 男もしかり。
 そんな人工的な造られた幻想、妄想に縛られ、「女らしくない」「男らしくない」等と云う事は、人間としてのマナー違反だ。
 そんなマナー違反を『品格』だの『品位』だのと云う方が、品位も品格もない。

 急に話はオウムに飛ぶ。オウム真理教。
 オウムの最大の失敗はやはりサリン事件であろう。
 ポア。金剛乗。それはオウムにとっての真理だったのかも知れないが、所詮『オウムにとっての真理』でしかない。オウムにとっての真理が他の人達の真理と一致しているはずがない。ブッダは『目覚めた人』の意味だが、オウムは自分達の価値観に埋没してしまった。

 これまた話は飛ぶが、細木某氏。よく知らんのだが、テレビで色んな事を云っているらしい。先日も門徒さんから相談を受けたし。受け答えした後に諸々考えるのだが、まあ、あれは極端な例で表現するのなら、「ラマダーンの時期に断食しないと御浄土にいけない」みたいなもんだ。色々な宗教が混じり合っている。その上での細木教。まあ、新興宗教みたいなものであって、それ以上でもそれ以下でもない。細木氏の教えが他宗教に当てはまるわけがない。

 またまた話は飛ぶが、真宗坊主の幽霊話。
 結構、バカにする人が多い。のだが、ちゃんと大谷派の真宗聖典にも

【(虚空よりの声)「大王、一逆を作れば、すなわち具にかくのごとき一罪を受く。もし二逆罪を造らば、すなわち二倍ならん。五逆具ならば、罪もまた五倍ならん、と。大王、今定んで知りぬ。王の悪業、必ず勉るることを得じ。やや願わくは、大王、速やかに仏の所に往ずべし。仏世尊を除きて余は、よく救くることなけん。我今汝を愍れむがゆえに、あい勧めて導くなり」と。その時に大王、この語を聞き已りて、心に怖懼を懐けり。身を挙げて戦慄す、五体掉動して芭蕉樹のごとし。仰ぎて答えて曰わく、「天にこれ誰とかせん、色像を現ぜずしてただ声のみあることは。」「大王、我これ汝が父頻婆娑羅なり。汝今当に耆婆の所説に随うべし。邪見六臣の言に随うことなかれ。」】(258ページより)

 と、幽霊が出てくるのだが(笑)
 幽霊、っちゅうのは私も見た事がある。っちゅうか、幽霊に首を絞められました(笑)首を絞めてた幽霊が死んだ人だったので「お前死んだんと違うんけ!」と叫んだ(つもり)ら消えたけど。
 幽霊、っちゅうのは、『いる』「いない』よりも、『みる』『みない』で話すべきだと思うのだが。まあ、『共感覚』みたいなもんであって、そういう人が居てるだけの話。みる人もいれば、みない人もいる。『いる』『いない』の論ではなく、『違い』の話。
 その違いを認められん真宗坊主は修行が足らんぞ(笑)

 あ、マナー。
 世の中には多くの違う人が居る。
 当然、認められる違いと、認められない違いがある。
 でも、『違い』には違いない。
 私は『私』としての価値判断だけで生きているし、それは他の人もあまり変わりないのではないかと思う。
 ブッダは

【一方的に決定した立場に立ってみずから考え量りつつ、さらにかれは世の中で論争をなすに至る。一切の(哲学的)断定を捨てたならば、人は世の中で確執を起こすことがない。】(『並ぶ応答・小篇』より)

 と云う。私は偏見を捨てる事が出来ないが、偏見は偏見でしかない。偏見を偏見と気づかしてくれるのは他者、異者である。
 そういう私にとってのマナー違反とは、違いを認めない事である。
 当然、押し付ける気はない。
 ただ、ラーメン喰ってる時にズルズルと啜って音を立てている事を批判されたら、「お前。ラーメンを音も立てずに食べててしんどくないか?」と言うぐらいだろう。
 すんません。。。嘘つきました。きっと「アホかボケ。お前はラーメンで首吊って死ね!」と言うかもしれません。。。そんな上品な人間ちゃいますし。