坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

こころ

2013年01月15日 | 坊主の家計簿
 受験生の皆様。先程、受験の秘策を教えて頂きました。先生曰く何やら

【中学1年生から3年生の教科書を20回音読する。】

 らしいです。あ、高校受験の話ですが。これでメキメキと成績が上がるみたいです。
 そんな勉強方法を知らない私の勉強方法は、「深夜ラジオを聴いていた」としか記憶に残っていない。まあ、それ程受験勉強をせずに入れる高校だったし、それ程進学に熱心だったわけではない。高校入学早々、「高校を辞めて働く」と言い出したし、それが親から却下されると、2年間、勉強をせずに「なんとなく」高校に行っていたわけだし。まあ、2年の半ば辺りに「このままではダメになる」、意識してテストを白紙で出したりして2年の最後まで行って勝手に退学したわけだが。

 私が行っていた高校はラクビーの名門校だったらしく、つか、高校の名前は変わったけど、今年の優勝校らしい。在学中も興味ない所か、ラクビー部の連中は態度がデカく、「鬱陶しい連中」という印象しかない。
 高校に入ってのクラブ活動はテニスサークルというのを選んだ。単に友達が入ったから一緒に入っただけ。テニス部は気合いが入っていそうでイヤだったのでテニスサークル。あくまでもサークルなので、テニスコートに勝手に行って遊ぶだけ。担当の先生がいたとは思うのだが、多分、最初に挨拶したぐらい。テニスコートに行って、勝手に遊ぶ。あ、ネットは張ったかな?このテニスコートが遠い、遠い。高校は河川敷にあったのだが、河川敷を自転車で20分ぐらい走ったと思う。
 うちの高校は工業高校で、かつ、私が行っていたのは自動車学科という所。担任が「お前ら16になったら速攻で免許取ってバイクを買えよ」と、そういう所。自分でバイクいじらないと勉強にならないし。元々私が入ったのも、高校自体行きたくなかったんだが、「まあ、車をいじれるし」と、そういう理由だったし、クラスメートも皆バイク好き。そういう連中が放課後に20分も自転車に乗っていると、テニスサークルは河川敷自転車部になってしまって、河川敷の坂道コーナーリングを攻めるクラブ活動になってしまった(笑)

 テニスコートに近くに体育系高校があって、体育系がキライな私にとっては、その学校の存在自体が「マジか?お前ら」というものだった。
 その高校で最近、体罰が原因とされる高校生の自死があったらしく、ネットでも、ワイドショーでも、かなり盛り上がっている。

 体罰に関しては、私も諸々経験したが、私は体育会系ではない。中学の時も担当の先生が酒飲みながら引率するというワンダーフォーゲル部だったし、私らが3年の時に「一応、部活らしきものをしよう」と、放課後に階段の上り下りを「練習」という名目でやろうとしたわけなんだが、それが追っかけっこになったり、ジャンケンしながら「ちよこれいと」になったりと、全く意味のないものでして。なので、部活の厳しさは全くしらない。知らない所か、かなり偏見を持っている。え…「体育会系、きらい」っちゅう、やつです。
 なので、体育会系での体罰というのが、ほぼ解らない。想像の範疇でしかない。
 
 今回の『事件』で体育会系での体罰云々の話で、元巨人の桑田、というか、個人的には元PLの桑田と言いたいのだが、現在野球解説者の桑田真澄氏が御自分の経験を踏まえて

 体罰では強くならない

 と語っておられる。
 お前、高校1年からPLのエースと違うかったか?高校時代に何回甲子園に出て、何回優勝した?打者としても評価が高かったよなぁ…。確か、日本代表として韓国の高校とやった時に韓国側から「清原より(打者としての)桑田が怖い」と言われてたよなぁ…。そんな大天才、残念ながらプロでは怪我で泣かされたが、そんな大天才なら体罰云々という話ではないやろ。多くの学生と比較にならんぞ。
 また、体罰という定義が解らん。当然、現場の教師の中ではハッキリしているのかも知れないが、していて貰いたいが、「廊下に立っとれ!」も体罰だろうし、「トイレ掃除」も体罰に入るだろう。大声で怒鳴るも体罰に入るだろう。鉄拳やピンタ、竹刀やバットでケツだけでなく、言葉の暴力だって体罰の範疇でないかと思うが。

 まあ、何にしろ、部活での体罰を辞めさせるのは方法論としては簡単だと思う。体罰を含めて指導している監督&コーチを学校が雇わなければ良い。どれだけ成果をあげても、指導方法が間違っているのなら、その指導者を使わなければ良い。今回の体罰をした指導者がどれだけの成績を残したのか知らないが、使わなければいい。ただ、今いる高校を辞めても、どこか私学から引き合いがあるかも知れないが、そういう問題だと思う。「指導方法なんか関係ないから、とにかく強くして下さい」というのが、問題の根本だと思うが。「強くなりたい」という事の発想の裏に、「どんな手段を使っても」「何をやっても」と。それが問題の根本だと思う。
 この事は原発問題とも関係する。が、まあ、体罰。

 部活以外の体罰。え…。鬱陶しかったのぉ…。とは云え、それ程怨みはない。まあ、昔の話というのもあるが、体罰を受けた経験も含めての今の私である事は間違いない。鬱陶しい体罰がなければ「人生って何?」「なんで学校に行かなければならないの?」とかいう疑問もなかったかも知れない。
 私が高校を辞めて家出旅行後に通っていたフリースクールは保坂展人の影響を受けた人たちが大阪で作った所。同じ年のヤツは神戸で丸刈り云々で戦ってたし。反管理教育バリバリのフリースクールであって、ついでにいうと、未成年がタバコを吸っていても全く怒らない場所、故に、『落ちこぼれの居場所』になり得たのだが、そこに通った事は今の私の人生に直接的に大きな影響を与えているので、私に体罰をした人たちも私の人生の中で大切な人であった事だけは間違いない。まあ、キライだが(笑)

 そんな中でも好きな先生がいた。小学校1年2年担当してくれた向井先生。女の先生で母親と同じ年齢ぐらいだったのかな?そういう事もあって、向井先生から頻繁に叩かれた事だけは、なんか嬉しかった。
 私は、恐らくどこの学校にも一人ぐらい居ている「キレたら止まらないヤツ」だった。しかも、殆ど毎日、キレていた。キレる原因は簡単な事であっても、当時の私には真剣そのものだったのだろう。数時間暴れ回って、疲れて、落ちついて机の上でずっと泣く、という生活。まあ、1年2年の時は向井先生のお陰でマシだったが。でも、叩かれる。かがみ込んで私の目を見てずっと話かけてくれている向井先生の顔は今でも覚えている。故に、私はいわゆる愛の鞭を認める。そういう場合もある。が、教師が使ってはならない言葉である。教師が使うと「前の戦争は侵略戦争ではない。アジア解放の聖戦だった」みたいな話になる。受けた人間が「あれは愛の鞭だった」と思えばエエだけの話。暴力を振るう側が使うべき言葉ではない。

 体罰で有名どころでは元ボクシングの赤井である。赤井は高校時代もヤンチャだったので、よく生活指導室に呼び出されてボコボコにされていたらしい。本人が懐かしそうに、今も交流のあるボコボコにした側の先生を前に話していた。時代錯誤かも知れないが、そういう出会いもある。

 昨晩、体罰容認論を完璧に論破できる12のQ&Aというサイトを発見して大笑いしていたのだが、何が一番大笑いかというと、このサイトは

【仮に体罰が正当化される場面があるとしたら、モヒカンの子供が火炎放射器を持って「汚物は消毒だぁぁ~~」と乗り込んで炎をまき散らしたときくらいで、火炎放射器を持ち込む子供がいない以上、普通の教師が体罰をふるうことは正当化されません。】

 と体罰を肯定している事。若い方なのかな?どんな非暴力の学生生活を過ごして来たのか知らないが、刃物を持ったブチキレ状態のガキを体罰なくしてどうやって取り押さえるねん(笑)「待て、話し合ったら解る」と、いうのは、話を聞ける冷静な状態になってからであって、取り押さえて、一発殴って冷静にささないとどうする。クラスメイトを刺すぞ。椅子で頭をぶん殴るぞ。そこに正義云々は関係ないやろ。他の生徒を守る為に暴力をふるう事までも懲罰の対象になったら、現場の教師はやってられんぞ。

 どうして体罰は禁止されたのですか?

 という、ここのベストアンサーに選ばれた現役教師の言葉が好きで

【荒れた中学校とかにいくとそうも言ってられないので、今でも生徒ととっくみあいをすることもあったりします。・・・内心、びくびくですが。】

 と。この「びくびく」は処罰に対するびくびくが基本なのかも知れないけど、取っ組み合いをする相手にもびくびくなんだろうと思う。中学3年、高校生ともなると、身体的に危ない場合も多いだろうし。でも、そういう人間関係って大切だと思う。

 当然、それ以外の体罰は論外。教師が使う「愛の鞭」は、「日本は侵略戦争なんかしていない」と同じ。
 ただ、体罰というのは手っ取り早いのだ。話し合いは時間がかかる。現場教師にも当然色んな人が居ているわけなんだから、優秀な先生はともかく、そうでない人の事も考えて、そういう教師が現在居ているという事も考えて、教師が体罰を使わなくても構わない様な環境、話し合いの時間を持てる環境整備が必要だと思う。

 学校というのは、ほんま、大嫌いだったわけで、「学校は勉強だけ教えてたらエエねん」と、学校の塾化を考えていたのだが、娘が出来て、今は保育園だが、そのうちに小学校に行くわけだ。当然、基本は勉強だけを教えて貰えばエエわけなんだが、他者との交わりや、「教師だって生身の人間なんだ」という事も、教える云々ではなく、経験して貰いたい。私の小学校3年の時の担任は結婚詐欺に引っかかってしまって、その事が噂になって転校したし(笑)
 学校の教師だって生身の人間なんだから不機嫌な時もあるだろうし、面倒な時もあるだろう。その時に、つい手が出てしまう場合もあるだろう。そんな時は「これは愛の鞭だ」なんぞと自己肯定する事なく、謝れば良い。「ゴメン、先生、不機嫌やった。叩いてゴメンね」と謝れば良い。娘が学校で体罰を受けたら、パパはヒマなので学校に行くだろう。その時に担任の先生が娘の非ばかりを言うならば、パパが教師に体罰を…、あ!(笑)まあ、怒鳴るのも脅迫だと思うので広義での体罰で怒鳴るだろう。気が短いし、元々かなり暴力的だし。でも、それは良くないわけであって、謝るしかない。教師も「すいません…。最近、彼女に振られて、つい…」と言ったりしたら、「よっしゃ、今晩は付き合え」と一緒に酒を飲んだりするかも知れん。

 心のノートが復活するらしい。

 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013011290065621.html

 国家の綺麗ごとに娘を育てられるよりも、不完全で構わない、たまには暴力をふるってしまうかも解らないが生身の人間に、現場の教師に、娘の昼間を任せたい。

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2 コメント

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ごめんなさい (C.C ライダー)
2013-01-17 21:42:48
上記のコメント削除してください
まるで便所のラクガキ

お坊さま本当にごめんなさい
ちょっとココロ荒れ気味
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Unknown (エロ坊主)
2013-01-23 02:06:40
 お疲れみたいですね。え~と、コメント削除って、どうやるんやったっけ?(笑)努力してみます。
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