坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

在日一世

2006年04月18日 | 坊主の家計簿
 4月18日

 雑費    缶コーヒー    120円
       タバコ      300円
 食類    焼き鳥3本    150円
       鶏肉       200円

 合計       770円
 4月累計   65543円

 東京に行きたい。。。
 いや、うち等の地方ではGWにデッカイ『講』があって、その間は休みなのだ。で、今回の講師は『中村薫』と云う華厳の大家(?)やし、ハンセン病にもうるさい人やし、聞きに行きたいのではあるが、せっかくの休みやしなぁ。。。

 今日、注文してた『在日一世』という写真集が届いた。ちらほら読んでみて、やっぱしおもろい。
 基本は写真集なんだろうけど、半分は文章で、写真に撮られた在日一世のお爺ちゃん、お婆ちゃん達の人生が書かれている。しかも決して『お涙頂戴物語』ではない。たんたんと、一人の『在日一世』と云うある種特異な生涯を生きてこられた一人一人の名前を書いた物語が書き綴られている。それが非常にイイ。

 そういや『Henry's Blues』と云う歌がある。最近は歌に出て来るお姉ちゃんが阪神大震災で死んだので辛くって歌ってくれないが。



 ♪生野区猪飼野 一条通りを真っ直ぐ歩けば 
  お婆ちゃんの住んでいた家があります
  小さい頃僕は叱られると よくそこの逃げ込んだもんです 
  「なんか食べるか?お腹減ってへんか?」
  たどたどしい日本語と いっぱいの笑顔でいつも僕に聞いて呉れます
  胡麻油で焼いた卵焼き 自分で浸けたキムチ 茶碗山盛りの御飯
  いつもいつもいつも同じメニューでした
  でもそれが僕にとって一番の御馳走だったんです

  一度お婆ちゃんに手紙を書いた事があります
  「お婆ちゃん読んで呉れた?」
  元気いっぱい聞く僕に 
  お婆ちゃんはただ寂しそうに笑ってるだけでした
  後で知ったんですが 
  後で知ったんですが
  お婆ちゃんは日本語が読めなかったんです

  そんなお婆ちゃんも去年 春を待たずに逝ってしまいました
  いいことなんて何一つなかったんじゃないかって思える人だったけど
  いつも静かに笑っていました
  いつも静かに笑っていました
  石の様に静かに静かに笑っていました

  「人生ドンウォーリー! オケー ノープロブレム」
  そう云いたかったんじゃないでしょうか?
  その言葉さえ知っていたなら
  (ヘンリー松山『Henry'Blues』より)



 ちょうどGWに東京・青山ブックセンターで『在日一世』の写真展がある(http://www.jkcf.or.jp/calendar/modules/piCal1/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000000759&caldate=2006-4-14)。
 中野坊主バーも顔出ししてないし、行きたいので格安で行く方法をネットで探していたんだが、GWなのでバスは予約で一杯やし、ツアーも高い。。。悩むなぁ。。。