坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

バーミヤン

2006年04月25日 | 坊主の家計簿
 4月25日

 雑費    缶コーヒー     120円
       散髪       2000円
 外食    ラーメンおこわ   609円
 学費    公文筆ペン    4200円

 合計      6929円
 4月累計   83722円

 今日は眠かったので、あえて缶コーヒー。
 しかし、今月は使い過ぎやなぁ。。。今日もネット注文で
 【中村元『仏典をよむ 4冊揃』岩波書店  4500円】
 を買ってもうたし。。。
 だいたい、今月から国民年金を年度一括払いにしたので、年金が入って居ないのだ。
 ん?そういや医療保険も一括払いが出来たっけ?調べて見よ。どうせ払わんとあかんもので一括で払った方が安いねんやったら、そっちの方が徳やしなぁ。

 今日の外食はバーミヤン。セットで『ラーメンとチャーシューおこわセット』があったので、それを食す。外食は500円以内と違うかったんか?なんだが、最近は気が緩んでいる。

 で、メシを喰いながら考えていたのだが、『バーミヤン』っちゅうたら仏教遺跡がある所である。んが、イスラム、タリバンによって多くが破壊された。まあ、イスラム教の人達にとっては偶像崇拝なんぞ全くありえず、むしろ偶像崇拝自体を敵視しているのかも解らない。よって、仏像なんぞは彼らにとっては『異教徒の像』以上の意味を持っていたのかも解らない。
 当然、真宗仏教の歴史においても

 【しかれば、前々住上人の御時、あまた、御流にそむき候う本尊以下、御風呂のたびごとに、やかせられ候う。】(蓮如上人御一代記聞書223より】

 等と云う言葉がある。ただ、『立場の違い』だけである。

 行動する仏教(エンゲイジド・ブッディズム)でも有名(?)なハワイ在住の藤森さんと云う人が居る。この人は、決して『侵略者』ではない。開教をしているが侵略者でなく、むしろハワイの原住民の人達との交流を深めている。決して「ハワイの人達には独特の宗教観がありますからねぇ。。。」等とふざけた事は言わなかった。むしろ、ハワイの原住民の人達が持つ世界観・宗教観を尊敬しておられた。
 その上で歎異抄第七章の
 【念仏者は、無碍の一道なり。そのいわれいかんとならば、信心の行者には、天神地祇も敬伏し、魔界外道も障碍することなし。罪悪も業報も感ずることあたわず、諸善もおよぶことなきゆえに、無碍の一道なりと云々】
 を読まれて居た。
 「真宗って、本当に魅力あるんじゃないんですか?」
 やったっけ?そんな言葉が印象的だ。

 なんか、そんな言葉を証明するがごとく、金城実と云う沖縄の反戦彫刻家も、なんでか知らんが大谷派の僧侶養成学校の我が母校に講演しに来た時に、自分達沖縄の宗教観と真宗の宗教観を比べた時に、「真宗は凄いなぁ~」話されていた。まあ、当然のごとく、金城実なら「沖縄には独特の宗教観がありますからねぇ。。。」なら、「大谷派は侵略に来たのか?」だろうが(笑)
 で、私も金城実の言っていた事は解る。私も『坊主』では無かったんだし。

 そういや、確か藤森さん所からやって来た白人の兄ちゃんが、法名を貰っただけなのか、坊主に成ったのか、そこまで知らないが、法名は『釈自在』というらしい。
 で、話を聞いた人からの情報によると、「その名前の意味はなんですか?」と聞いたら、
 「どんな人とでも友達に成れると云う意味です」と答えられたそうな。

 
 【神祇の習俗を逆に包み返していくような信心を確立せよ】(藤元正樹)
 
 ちなみに、最近よく引用する(要するに最近読んだ本でんな)藤元正樹氏は、玉光順正氏の先生にあたる人だったはず。
 
 「寺から出て現場に行け!」と云うが、『現場』に出てまで『寺』のルールを押し付けるな、っちゅうねん。。。それは『寺』の拡大やろ、たんに。

 自分の思想・立場に居座り、『社会正義』『反差別』『仏教』『真宗』等の名目で持って他を斬り裁く事が『過激』と云うのならば、それは『過激な保守思想』である。