英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

リリィ嬢

2016-01-21 20:59:37 | イラスト
 リリィ嬢です。5年近く前に描いた絵です。

 「もうちょっと、美人に描いてよ」なんて声が聞こえてきそうです。
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相棒 season14 第12話「陣川という名の犬」

2016-01-21 20:30:31 | ドラマ・映画
陣川の悲しみ・怒りの行方は何通りか考えられ、脚本(制作サイド)も迷ったのではないだろうか?
1.怒りを制御し、逮捕し法の捌きに委ねる
2.怒りに任せ、復讐する
 2-1 殺意あるいはそれに近い衝動に駆られ、暴力に及ぶが、途中で自制し踏みとどまる
 2-2 殺意あるいはそれに近い衝動に駆られ、暴力に及ぶが、右京たちに説得され踏みとどまる(自主的)
 2-3 殺意あるいはそれに近い衝動に駆られ、暴力に及ぶが、右京たちに制止される(強制的)
 2-4 殺意あるいはそれに近い衝動に駆られ、殺害する


 その他のケース(自暴自棄で無気力になる、自力では操作できないので右京に協力を求める)も考えられるが、大きく分類すると、上記のようになる。
 そして、「先行する陣川に右京たちが追い付くタイミング」「陣川が暴行に及んだ際の殺意の有無」が絡んでくる。


 今回の場合、殴り続けているところを右京と冠城が制止する「2-3」で、「殺意あり」であった。しかも、制止を何度も振り払うという状況。
 しかし、「正義に燃える熱血漢、思い込みが激しく、単純で、直情型」というのが、これまでの陣川像で、「2-3」に帰結したことに、違和感を感じる。

 大河内の事情聴取の際でも
「殺したい奴を殺すことが、なんで問題なんですか?……なぜ止めたんですか?……僕はあいつを殺したい。もう一回あいつを殺してやるっ!」(机を叩いて、激高)
 右京、陣川を押さえつけ、顔を間近に突き合わせ、
「目を覚ましなさぁいっ!…………元のキミに戻るんです」
「戻ってどうなるんですか……僕は彼女を守れなかった………」
………………………沈黙………………

 陣川らしくない言葉……陣川の悲しみの深さが感じられたが。


 愛した女性が顔を殴られたうえ、切り裂かれるという無惨な姿を見た陣川が、激高し殺意を抱くというのはあり得る。しかし、そこで踏みとどまるというのが陣川ではないのだろうか?私はそうであって欲しかった。
 よくあるシーンだが、……≪犯人をねじ伏せ、拳を振り上げ、振り下ろす。振り下ろした拳は、犯人の頬をかすめ床に撃砕。何度も何度も悲しみ怒りをぶつけ、拳を痛めつける≫……


 
ドラマ冒頭、陣川が連行されるシーンの後
右京「“叶わなかった恋を想うと、コーヒー豆を噛み潰した時のような苦み広がる”…冠城君はそう表現していました」


 このような時系列逆転は、効果的である……しかし………
 確かに、時系列順だと、≪優秀な右京たちが、暴走し先行する陣川に追いつき、陣川を説得するか、制止するだろう≫、≪陣川の拳が犯人の頬をかすめる≫(私が先に挙げたシーン)など予想する視聴者が多いと思われる。
 冒頭の陣川連行や右京の言葉を見聞すると、≪陣川が暴走してしまった≫と思い、視聴者の緊張感が高まるのは間違いない。その意味で、効果的な演出であったと言える。バックミュージックや情景描写も巧みで、ラストシーンにもうまく繋げていた。

 “時系列逆転”の演出は、それによって、ある程度ストーリーが予見できるのが欠点で、私は好きではない。今回の場合、脚本かが意図した「陣川が殺人」の筋書きと、「それがフェイクで陣川と犯人が大格闘しただけで殺人には至らなかった」という筋書きが見えてくる。
 そんな小細工より、正攻法な時系列で、陣川の恋、慟哭、怒り、暴走を真正面から描いてほしかった。そうしたら、今回のような陣川の殺意を伴う暴行シーンに帰結しなかったのではないだろうか?
 ミステリー性を持たせたいなら、陣川行方不明(暴走)から初めて、事の起こりを冠城に語らせてもよかった。
 それに、ヒロインを演じた黒川智花さん。清純な役も似合うが、割と裏(陰)の顔も持つ悪女の雰囲気もあるので、正順の時系列でも、彼女の裏を深読みしてしまうような気もする。


 陣川君に「殺したい奴を殺すことが、なんで問題なんですか?」言わせててほしくはなかった。
 言わせるとしても、もっと陣川君の心情を描いてからにしてほしかった。

 そもそも、フェイクの連続女性殺人犯のフェイクなどいらない。………≪5年ぶりに殺人行為を開始って、5年前、右京は何してたんだよ!≫って突っ込みを入れたくなった。
 それに、“女性にもてなかった”点で犯人と陣川をダブらせ、「あんた(陣川)の気持ちはよく分かるよ」と犯人が言ったが、全然違う!
 陣川は、正面から好きな女性にぶつかってふられた。こそこそ陰から動いているだけ、それに、自分の犯した罪から逃げ回っている犯人とは、まったく違う。

 余分なフェイクの犯人を挿入したため、陣川と犯人の描写が不十分であったし、被害者のさゆみが“足が臭い”とわざわざクレームを入れるというのも、彼女の人格と違和感がある。
 また、犯人に行きつくのが特殊能力というのも、尺が足りず端折った感が強い。
 陣川は「指名手配の特徴を完璧に暗記」。しかも、たまたま、事件の直前に陣川が破り捨てようとした写真の手配犯が犯人であったという偶然。
 また、冠城も「コーヒーの香りと一緒に、その場の画像が記憶に残ってしまうという身体になっている」という胡散臭い能力を駆使していた。
 
 ドラマにつきものの“偶然”もかなりの難易度。
 先述した指名手配の写真の他、「真犯人とさゆみの再会したところを、陣川と冠城が目撃」、「連続殺人犯の標的と真犯人の復讐相手が一致」、「真犯人がさゆみの顔をグーで殴る行為が、連続殺人犯の手口と一致」


 ラストシーンはよかった
 さゆみの陣川に対する気持ちを、右京と冠城が推測し、
 彼女の店で、彼女の用意したコーヒーを、琥珀色の中で飲む陣川。陣川の顔から、やるせない感情が少しだけ融けていくのを、右京と冠城が見守る……



【ストーリー】番組サイトより
逃亡中の連続殺人犯が5年の沈黙を破って再始動
恐ろしい事件が恋に落ちた陣川を復讐の鬼に変える!?

 監察官の大河内(神保悟志)から聴取を受ける右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。捜査一課の経理担当で、特命係に在籍したこともある陣川(原田龍二)が、また何らかの事件に巻き込まれたらしい。事の発端は2週間前だった…。

 都内のマンションで女性が殺害された。捜査一課では、殺害の手口から、5年前に4人を殺して逃亡中の連続殺人犯が、沈黙を破って活動を再開したのではないかと見ていた。
 一方、相変わらず惚れっぽい陣川は、事件のことなど眼中にない様子で、今度はコーヒーショップの女性店主・さゆみ(黒川智花)に熱烈な片思いをしていた。思い込みの激しい陣川は、まだ交際もしていない内からプロポーズを決行するが…!?


連続殺人犯vs獲物を追う猟犬と化した陣川公平
陣川の恋が、かつてない衝撃の事態を巻き起こす!

ゲスト:原田龍二 黒川智花

脚本:真野勝成
監督:橋本一
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今回の寒気

2016-01-20 21:14:36 | 気象
北海道遠軽町の白滝では1日で90㎝も積もり、128㎝と観測史上最深の積雪となりました。北日本や山間地対では、まだまだ大変な状況で、まとめのような記事を書くのは無神経かもしれません。

 まず、関東地方の降雪・積雪は読めませんでした。
 寒気はまだ西日本北部で、関東には到達していないので雪にはならないと思ったのですが、南岸低気圧が発達し、北関東・東北付近の低空の寒気を引き込んだと思われます。

 福井の雪は、昨日夕方までは福井市以北のみでした。日本海に低気圧があり、等圧線が横縞になると西(西南西)から雪雲が流れ込むようになると、起こる状況です。しかし、等圧線が南西から北東に伸びるくらいにならないと起きない現象です。

(基本的に、等圧線が縦じまでも、多少傾いても、その間隔が狭く寒気があれば、北陸にはどんどん雪雲が流れてきます)

 私のところも夕方から降り始めました。雲の流れ(気流)は西から東へと変わらないのですが、寒気の芯が南下してきたため、それに伴われて雪雲も南下してしまいました。


 夕方から午前3時あたりまで、かなり降雪があり積雪は20㎝になりました。ただ、午前3時過ぎには寒気が通り過ぎたため、雪は小降りとなり積雪は増えませんでした。(福井市の気温は昨日の午後5時から零時まで氷点下、午後1時、2時は1℃台で、3時には3℃になり、以後徐々に上がっていきました)
 今回は、寒気の芯が小規模だったので、助かりました。


 上図は、寒気の芯が通過した様子。
 衛星画像は、寒気を伴う低気圧がまだ日本海にある段階ですが、寒冷禍がはっきり表れています。


 寒気が通過して(日本海の低気圧が解消して)、西高東低の冬型の気圧配置(縦縞の等圧線)になっても、(先ほども書きましたが)北陸の雪雲の量は変わりません(ただ、向きが変わると、地形的な差は出てきます)。
 大きな違いは、縦縞になると、雪雲が北西(北北西)から南東(南南東)に流れるので、若狭湾→琵琶湖→関ヶ原~名古屋へと雪雲が低い所を抜けて、太平洋側に流れ込みやすくなります。
 そのため、名古屋で9㎝、京都でも4㎝の積雪になりました。

 今回の寒気はピークを越え

 木曜日には、かなり北上します。

 しかし、日曜日から月曜日に掛けて、強い寒気が襲来します。

 今回より大規模で強いようです(東京も土曜日に雪マークが出ています)。
 やや動きが早いのがありがたいです。
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今年一番の寒波

2016-01-19 21:48:29 | 気象
首都圏の雪は大変でした。

福井県は昨夜から暴風。
今日も吹き荒れ、非常に寒かったです。

雪はほとんど降らず、まったく積もりませんでした。
ところが、20km北に位置する福井市では朝の段階で10cmの積雪で雪景色でした。


 今日正午のレーダーアメダスの画像です

 雪雲が西から東へ流れています。
 真西からではなくやや南西からなので、嶺南地方(若狭)や嶺北南部は雲の通り道になっていません。この気流だと、気流の上流は陸地で水蒸気が供給されないので雲が発生しないのです。
 福井市はぎりぎり雲の通り道になっているので、雪が降ったわけです。

 この気流の原因は、日本海にある低気圧にあります。


 この低気圧によって、北陸、山陰は等圧線が東西に寝ています。
 それで、西よりの風となるわけです。

 今後、この低気圧はやや南下しながら東北南部から新潟付近を通過し太平洋に抜ける模様。そうなると等圧線が縦じまの典型的な冬型となり、北寄りの風となります。(今夜半辺りから、雪雲が関ヶ原に抜ける風向きとなるので、明日は東海道新幹線に影響が出そうです)

 嶺北南部は真西からの気流となっても雪が降るので、雪が降るのは時間の問題です。

 午後1時20分時点でも、粘っています。

 6時過ぎ、とうとう雪が降り出しました。

 気流が変化したというより、寒気が南下したため、雪雲の帯自体が南下してしまったという感じです。
 午後9時現在、福井市19cm、越前市8cm、普段雪が多い南越前町今庄0cm、敦賀市0cm、金沢市6cm、富山市22cm。
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長野県軽井沢町のバス転落事故に思う

2016-01-19 19:16:04 | 時事
非常に悲しい事故で、あってはならない事故である。
バス運行会社の杜撰な管理、運営状況は責められて当然である。

 しかし、今回、観光バスツアーの実態を知ると、現在のシステムや観光市場の是正が必要に思えた。
 (今回の記事は、事故を起こしたバス運営会社を擁護する主旨ではありません)


 観光ツアーのバス事故で思い出されるのは、2012年に群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したバスツアー事故。この事故以降、国土交通省は「夜間運行する運転士の乗務距離を400キロ以内に制限し、それを超える場合は交代要員の配置」を義務付けている。しかし、この規制によって、運転手不足が顕著になってしまった。(この他、運転手不足の要因として、外国人観光客の増加によるバス需要の増大がある)
 2000年の規制緩和によって新規参入者が増えたと言われている(もともと、採算が合わない業界なので、それほど新規参入があったわけではないという見方もあるが、この規制緩和(免許制から認可制)は運営会社を増やそうとした意図があったと考えられている)。
 ともかく、過当競争となり、旅行会社がバス運行会社に対して料金を買い叩くという状況が蔓延した。
 それに加え、長距離ツアーの場合、運転手を二人配置しなければならなくなり、ますます採算が合わなくなった。バスは維持費(保険代、整備費など)も掛かりるので、質の高い運転手を雇う余裕もなく、さらに、ぎりぎりの人員でまかなうことになる。バスの整備点検も杜撰になる可能性も高い。


 今回事故を起こしたバス運行会社には、行政指導も為されていたようだ。≪その指導がきちんと効果を発していたら≫という思いもあるが、根本は上述したバスツアー業界の構造にあるように思える。
 『クローズアップ現代』の取材で、ある運行会社社長が計算機のキーを叩いて、「適正価格は13万円程度だが、旅行会社から提示される料金は5万円程度。それでも請け負う。バスを遊ばせておくよりはいいから」と。
 おそらく、このような運行会社が非常に多くあると思われ、巷のバスツアーは、実は“危険がいっぱい”なのかもしれない。行政指導を受けた運行会社の情報は、国交省のサイトの「自動車総合安全情報」である程度は知ることができるが、旅行会社から利用するバス運行会社を明示されない(もしかしたら、明示しているかもしれないが)ので、あまり意味はない。

 バス運行会社への行政指導や安全規制は大切だと思うが、それと並行して、適正価格の厳守、その他バス運行会社に無理を強いないように旅行会社への指導や規制を強化しないと、根本的な対策にはならない。


 さて、今回の記事を書く動機ですが、実は、この後にあります。(記事の主旨は上記です)

『クローズアップ現代』のコメンテーターの関西大学教授・安部誠治氏の解説
 激しい受注競争によりバス会社が経営悪化に陥る(主に小規模なバス会社)⇒低賃金しか払えずに人手不足に陥るか技能未熟な運転手しか確保できない。同時に、整備面も疎かになる。
 国交省は、「法令順守の指導を徹底し、監査を厳しくする」と回答しているが、阿部氏は「法令無視の事業者を市場から出て行ってもらう必要があるが、トラック、タクシー、バスに携わる会社が多すぎて、監査には限界がある
 そこで
「監査に限界があるならば、新規参入の段階で認可のハードル(バスの台数、古さ)を高くして、体力のない(資金力のない)バス会社を弾いていき、体力のある会社だけが残れる仕組みにしていかなければならない」

 過当競争の状態が根本の問題で、それを解消するのに、体力のない会社の排除というのは、あまりにも乱暴なのではないか?
 また、阿部氏は説明する中で、「関越自動車のバス事故の際、基準価格が定められ、それを守っていけばバス会社の収益が回復し、安全性が保たれるはずである」と述べていたが、それが守られていない状況がバス事故が発生した根底にあると番組がここまで述べてきたというのに……

 体力のない会社の排除というのも傲慢な考え方であるし、参入の入り口でハードルを高くしても、今の現状が改善されるのは相当時間が掛かる。
 体力のない会社が、さっさと撤退できるはずがなく、もがき苦しむ中、更に事故が発生するという危険性は考えられないのだろうか?
 ………○鹿じゃないのだろうか?
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積雪で首都圏、鉄道混乱について思う

2016-01-19 15:23:26 | 時事
 17日夜から18日朝にかけて、南岸低気圧が発達しながら太平洋沿岸を通過したため、関東では雪が降り、積雪に及んだ地点も多かった。
 間引き運転により、駅構内は大混雑。そのうえ、安全の為、構内への入場制限をしたため、駅周辺で寒さの中、傘をさして復旧を待つ人であふれていた。
 
 ≪2年前の首都圏大雪に比べると、それほど雪でないのに、間引き運転、さらに、“安全の為”と称して、乗客を駅外に締め出すとは、怠慢もいいところだ≫

 “乗客を閉じ込めたまま、線路で立ち往生”という状況を避けるための、消極的措置かと思ったが(実際、その要素が大きいが)、いろいろ止むを得ない事情があるようだ。

 2年前の首都圏大雪の際、東急東横線の列車追突事故で70人が負傷したほか、列車の中に乗客が長時間留められる事態が多数発生してしまった。
 そこで、国土交通省が全国の鉄道会社に「大雪の際は速度を落とすことや、運行本数を減らす間引き運転も検討するよう」に通達を出していた。
 “通達”と言っても、これは“指令”に等しく、そう言う通達が出ている中、通常ダイヤを強行した結果、事故が発生したら、目も当てられないことになる。

 そもそも、重量が非常に大きい列車は静止が困難。積雪によって、追突事故や、オーバーラン、脱線の危険性は増大する。
 それなら、≪多少遅れても徐行運転すればいいのではないか≫と思われるが、5分に1本発着する首都圏と、1時間に1、2本しか発着しない北陸線と、まったく事情が異なる。首都圏の通勤時においては、鉄道網のキャパシティを超える通勤客を捌いている状況だそうだ。列車1本の遅れが、ダイヤ全体に及ぼす影響は計り知れない。駅の手前で停止している列車に、後続の列車が追突する可能性は高くなる。
 また、列車が停車するとトラブルが発生するエアセクションを避けて停止しなければならないし、踏切近くで停車すると道路の渋滞を引き起こしてしまう。


 それらを考慮すると、“間引き運転”を単純に非難することもできないなあと。
 ただ、雪によるトラブルで車両基地から列車が出発できない事態の防止、間引き運転の情報を発信する工夫、降雪時の事前シミュレーションなど、改善点は多いと思われる。

 また、降雪の可能性の情報は日曜日だったため、企業や学校が「始業時間を遅らす」などの対策や情報が遅れてしまったという不運もある。

 混雑の一部で、怒号が聞こえたそうだが、
 ≪秩序正しくじっと待つ首都圏の方々は、辛抱強いなあ≫と、本当に感心した。
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女流王位・予選 伊奈川女流初段-千葉女流四段戦 (『将棋世界』の1月号記事)

2016-01-18 17:25:27 | 将棋
『将棋世界』の1月号、「公式棋戦の動き」(編集部)より

(記事をそのまま引用します)
 伊奈川-千葉線を題材にして、あなたの攻撃センスをチェックしましょう。
 第1図。後手が△5四歩と突いた局面だ。ここで後手陣の不備を突く機敏な仕掛けがあるが、お分かりだろうか?
 ▲1四歩で後手が困っている。△同歩は▲3三角成△同桂▲1二歩△同香▲5六角で飛車香取りがかかる。

 といって▲3三角成を△同飛と取るわけにはいかない(2四の銀を取られてしまう)。
 実戦で(▲1四歩に)千葉は△5五歩と角道を止めたが、この歩を取れないようではつらい。▲1三歩成で先手よし。そもそも後手は2四銀-3四飛の形がよくなかった。
 
 いかがだろうか。攻め筋の引き出しを多く持つことは上達には欠かせない。間違えた方はご記憶を。
(引用ここまで)


 何か“上から目線”で、素直に肯定する気になれない文章だ。
 部分的(この歩を取れないようではつらい。▲1三歩成で先手よし。そもそも後手は2四銀-3四飛の形がよくなかった)には合っていると思うが、手順や形勢判断に疑問点がいくつかある。
 まず、▲1四歩△同歩▲3三角成△同桂▲1二歩(参考図1)の時、△4四角(変化図1)と王手飛車を掛ける手があるが、どうなのか?


 王手飛車には▲6六飛(変化図2)と回る手があり、これはこれで難しい。

 図から△3五銀や△2八歩や△2七歩があるが、▲4一角と打たれると後手の左翼の金銀が負担となりそうで、意外と難しい。
 また、変化図2で△6四歩と突き飛車の生け捕りを狙う手も見えるが、▲7七銀と受けられると結局飛車角交換になってしまう。


 先手がこの変化が嫌ならば、▲1四歩△同歩▲3三角成△同桂▲1二歩ではなく、▲3三角成と角交換する前に▲1二歩△同歩を利かせておくべきだろう。
 さらに、先手の思惑通り参考図2に進んだとしても


 △4五角(参考図3)と角を合わせる手があり、先手の攻めが決まるとまでは言えなそうだ。
 また、参考図2で△4四角(参考図4)と王手飛車に打ち返し、▲6六歩△2六角▲3四角(参考図5)と進める手もありそうだが、これは後手の左翼に遊び駒や浮き駒が多く、先手が良さそうだ。



 とにかく、講釈振る割には、検証が甘いような気がする。
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天皇杯・皇后杯 平成27年度全日本卓球選手権大会 ~女子シングルス~

2016-01-17 22:07:03 | スポーツ
 平成27年度全日本卓球選手権大会(年度単位なので27年度です)、女子シングルスは石川佳純が優勝、3年連続4度目の栄冠を勝ち取った。

 今年は男女シングルス、男女ダブルスの準決勝からの中継だったが、以前は準々決勝(6回戦の注目試合も?)中継してくれていたので、中継縮小は残念。
 バドミントンやバスケットも同様な傾向があるようだ。これはスポーツ中継に限らず、将棋の竜王戦も昨年から中継もなくなり、ここ数年は百人一首の名人戦・クイーン戦の中継もなくなっている。


福原愛(優勝2度)、6回戦で敗れる
 4回戦から登場した福原だが、6回戦で加藤杏華に3-4で敗れた。
 3ゲーム連取(失点も3点、7点、4点)と圧勝ムードだったが、加藤が福原の球筋に慣れてきた上、福原の攻撃が単調になったのが、逆転の要因となったらしい。(中継の実況アナウンサーと解説者との会話で聞いただけ、映像ハイライトもなかった)

5度優勝の平野早矢香も、6回戦で平野美宇に敗れる
 スコアは4-2だったが、『卓レポ』の渋谷浩氏の記事によると、フォアバック共に回転をしっかり掛けた平野美宇がゲームを支配していたようだ。
 平野美宇は中学三年生。伊藤美誠と組むダブルスは世界トップレベルだが、今大会は初戦で敗退していた。

準決勝、平野美宇vs伊藤美誠は、平野の気迫の勝利
 2ゲーム連取された伊藤だが、2ゲーム終盤から腹を決めたのか、積極的に打ち込むようになった。
 第3ゲームは、それが功を奏し、伊藤のペースに。しかし、ここで平野は踏み止まり、一歩も引かない気迫を見せた。
 ダブルスのパートナーで、ライバルの伊藤は一番負けたくない相手であろう。小学時代、一歩リードしていた平野だが、昨年は伊藤に追い抜かれた感がある。伊藤は五輪代表に内定している。
 「何をしても、打ち返されてしまった」という試合後の伊藤の言葉。
 デュースとなった第1ゲームを落としたことが大きかった。第2ゲーム途中からしか、中継(録画)がなかった。第1ゲームも見たかった。

石川佳純、王者の強さ
 準決勝まで、危なげなく勝利してきた石川佳純。準決勝も福原を破った加藤杏華を圧倒していた。
 決勝でも、立ち上がりからゲームを支配。3ゲーム連取、第4ゲームも8-4とリードし、このまま圧勝するかと思われた。
 しかし、ここで、平野が奮起、スイングに腰が入り、打球の強さ、回転、コースが一段階レベルが上がったように思えた。
 平野の気迫や打球に押され、石川は2連続オーバーミス。勝負所と見た石川はタイムアウト。
 タイムアウト後、石川のサーブ。速いラリーとなったが、石川が降られ気味。そして、鋭いドライブに、石川空振り。
 続く石川のサーブに、平野が強く返球し、石川が5球目をオーバーミス。平野、4連続ポイントで8-8に追いつく。
 平野のサーブ。3球目から平野強く打つが、これを石川がブロックで応戦し、ラリーを支配し、石川の強打を平野がミスし、石川9-8とあと2点に迫る。石川、大きくガッツポーズ。
 平野のサーブ。平野、怯まず強打のラリーに持ち込み、これを制し、9-9の同点。
 石川のサーブに、平野チキータレシーブ。この後、平野のボールがネットに擦れたこともあり、平野ペースに。最後は、石川の遠いフォアサイドをストレートで打ち抜き、ポイント。10-9、平野のゲームポイント。
 石川のサーブ、4球目をブロックして、強めのラリーに持ち込む平野。押された石川が、オーバーミス。
 平野が逆転で、このゲームを奪取。石川は、勝利が見えてからの逆転を喫し、ショックかもしれない。5ゲームに備えて、コーチと話し合う表情も、やや不安げだった。

 第5ゲームは、完全に平野のペース。石川の攻撃を跳ね返し、ラリーも支配。3ゲームまでと逆の様相。
 平野6-1から8-3、更に9-4とリード。
 1点返した石川、レシーブの態勢を整える時、掌でおでこを二度軽く叩く。
 4球目、バックのレシーブを平野のフォアにワイドに返球し、これを平野がミス。平野9-6。

 平野のサーブ。ラリーになり、平野が空振り。
 このラリー、石川の返球が深く、バウンドも高低に変化したように見えた。平野9-7。
 石川のサーブ。5球目、石川がバックで平野のフォア側に深く返した返球を、平野がミス。
 石川、平野のフォア側に短いサーブ。これを平野がチキータで返球するが、これを待ち構えていた石川がバックで強打。これを平野がミス、ついに9-9の同点。転がっていった球を拾いに行く石川は鬼の如くの形相だった。

 平野のサーブ。これが長めになってしまい、石川が体を開いて、フォアの強打!
 10-9、逆転!チャンピオンシップポイントだ。
 
 平野のサーブ。ラリーになるが、石川の返球が深く、平野、食い込まれ気味。
 11球目、ついに、平野が返せず、石川の勝利。

 平野の技や強さも光ったが、勝利が見えて、心に隙が生じたのかもしれない。
 5ゲーム目を奪われたら、危なかったかもしれない。
 そこで、踏みとどまったのは、流石と言える。
 ほんのわずか、≪中学生相手にムキになれない≫という思いがあったのかもしれない。
 最後に、ムキになって、本気の強さが出たように思う。

 平野も、ずるずる負けなかったのは良かった。準決勝戦での伊藤戦で見せた気迫といい、今後の活躍が楽しみだ。
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スペシャリスト 第1話

2016-01-16 22:10:01 | ドラマ・映画
二転三転するストーリを単純に単純に楽しむべきだろうが…

宅間善人の設定……冤罪(殺人未遂罪)で10年間服役した経歴を持つ異色の刑事・宅間善人(草剛)。長い服役期間に犯罪者・受刑者のデータ、犯罪手口などをすべて記憶するという、いわば“犯罪心理のスペシャリスト”

「わかるんですよ、僕。だって10年入ってましたから」
と、時折この決め台詞を言って、自信満々に、誤った推理を断言する主人公

 服役中の10年間、ずっと犯罪者の観察をしていれば、“犯罪心理のスペシャリスト”になるかもしれないが、この主人公、コナン並に知識豊富で頭の回転も速い。もともと刑事であった訳でもないし、無理がある設定のように感じる。


密室殺人か?
 殺人現場で関係者を集め、善人はミステリー論を披露。
ミステリーの定番のネタとして、
①密室
②見立て(干支の人形)
③ダイイングメッセージ
④クローズドサークル(「台風で欠航」)
⑤首なし死体
 を並べ、さらに、「犯罪じゃないのに、犯罪にしようとする」の実例を挙げ、今回の事件もその例に該当すると言う。
 つまり、生命保険の為、自殺を他殺に見せかけたのだと。

「部屋は密室なんだから、自殺以外の結論は最初から考える必要はなかったんだよね~♪」
と、自慢げに語る。さらに、<ジオラマの意味深な人形は、自殺の動機>と推理した


 しかし、これは犯人の用意したフェイクで、善人も裏があると捜査を継続。
 ≪えっ!さっきの講釈は何だったの?≫
 10年服役して、「わかるんですよ、僕」と言い切れる能力を持ったことは、百歩譲って許容するとして、
「自殺以外の結論は最初から考える必要はなかったんだよね~♪」
という台詞の落とし前はどう付けてくれるんだ!
 ミステリーの定番ネタ云々も、空振り。


 しかも、
 「死体をナイフで刺したのは、主人の名誉を守るため」
という推理も、的外れ!

 この不満は、二転三転するストーリーに対してではなく、
 間違った推理、結論を自信満々で断言して、反省することなく、次の推理を披露する主人公の姿勢に対しての不満なのである。(まるで、気象庁の予報官みたいである)

 まあ、新宮司朱子(石田ひかり)に殺人を犯させてしまったこと、それによって、弁護士・近藤竜行(松田賢二)が命を落としてしまったことへの贖罪と、執事・君原の娘の移植手術を待つため、10か月も服役したことは、驚き、感心したが。
 それにしても、発足したばかりの部署が何の実績を上げないうちに、その主要メンバーが殺人を犯したというのに、10か月も存続したのも、大きな驚きではあるが。


 とにかく、何でも分かっているという態度で、自信満々で推理を披露して、外れても反省せず、逆に、“どんでん返し”という効果に利用するという手法が続くのだとしたら、ストレスが溜まりそうだ。




【ストーリー】番組サイトより
 宅間善人(草剛)は東京刑務所に収監されていた。京都府警在職中に殺人未遂罪で滋賀中央刑務所に入れられて以来、二度目の刑務所生活。一度目は冤罪であることが判明し、出所となったが…。

 事の始まりは10ヶ月前に遡る。京都府警『特別捜査係』の解散とともに警視庁にやってきた宅間。同時に、名前さえ付いていない“ある部署”に配属されることになる。「ボーダーレス化する凶悪犯罪に対応するため、縦割りの組織を越えて円滑に捜査、情報収集、分析をするチーム」という名目のその部署は、あらゆる犯罪データを記憶しているという宅間の能力を最大限に活かすための部署。そして発足後まもなく、刑事部総務課から我妻真里亜(夏菜)という女性刑事が転属してくる。

 京都府警の『特別捜査係』で数々の難事件を解決に導いてきた宅間の経歴に、明らかに不信感を抱く真里亜。そんな真里亜の戸惑いをよそに、この新設部署の生みの親である滝道博喜(吹越満)に命じられ、宅間と真里亜は名門家で起きた小説家刺殺事件の捜査に乗り出すことに…。
 内側から鍵がかけられた部屋で首を吊って自殺を図った新宮司直兎(金藤洋司)の背中にはナイフが! 自殺なのか他殺なのか、一見すると判然としない状況だったが、宅間は現場に到着するやいなや、“密室”“見立て”“ダイイングメッセージ”など、ミステリーの定番ネタとも言えるトリックを次々と見破っていく。

 飄々と的を射ない宅間の捜査に翻弄される真里亜だったが、事件は思わぬ方向へ。
 部屋の金庫から発見された生命保険証書の受取人欄には、妻の新宮司朱子(石田ひかり)ではなく執事の君原兼文(井上順)の名が記されていた。この件は主人の自殺を知った君原による“他殺への偽装”だったのだ!
 君原には病気を抱えた娘がおり、治療のための金を必要としていた。保険金を受け取るために他殺を偽装したということだったが、宅間も真里亜もこの結末に納得ができない。
 裏付け捜査のために、現場にいたライターの横内幹也(遠山俊也)、弁護士の近藤竜行(松田賢二)に会った宅間らは、意外な事実を耳にすることに!
 ほどなくして、横内が自殺する! 一連の真犯人に気付いた宅間は、ある言葉を残し新宮司家へ。しかしその言葉が、宅間を再び“塀の中”へと戻らせることになってしまう。
 宅間の窮地を知った『特別捜査係』の元メンバー・姉小路千波(南果歩)らは、あることを調べ始める…!

脚本:戸田山雅司
監督:七剛
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科捜研の女15 第8話……番宣に来た草(なぎ)君

2016-01-15 20:47:26 | ドラマ・映画
「『スペシャリスト』の宅間善人(草剛)が科捜研にやってきた!」
……大々的な触れ込みだったが、最後に少しだけ顔を出しただけ。

 まあ、宅間が服役中の東京刑務所から『特別捜査係』送った土産物代わりの木彫りの猿などのニスが、“化学物質アレルギー”のヒントとなって、少しだけ本編に絡んでいた。
 また、『スペシャリスト』初回でも実際に宅間が10か月服役して、元の仲間(今後、正式に“警視庁・総合事犯対応係”に着任)に、「あれ?届いてませんでしたぁ?」と訝しがる宅間に、『科捜研の女』と連続して視聴した人は、ニヤッと合点しただろう。
 マリコが「これからも事件で協力できることがあったら、何でも言ってください」と宅間と握手した時の、目の輝きは『スペシャリスト』でのマリコの活躍を予感させた。


★風丘亜矢、再登場
 解剖医・風丘早月(若村麻由美)の娘・亜矢(染野有来)とマリコが再会。亜矢のメモによると、“6年5カ月ぶり”とのこと。
 実際の放映は、2008年5月22日「7年前の白骨死体!結婚指輪が語る過去!!」(脚本:櫻井武晴 監督:森本浩史)で、7年8か月ぶりとなる。
 土門刑事が感慨深げに「それにしても、風丘先生の娘が高校生か」と呟いていたが、“高校生になっていたこと”も驚きだが、あの放映から8年以上も経っていたことには更なる驚愕である。
 それはともかく、マリコを引っ張り回したうえ、勝手に“マリコの弟子”になると決め込む。思い込みが強く、独りよがり。母(風丘早月)の仕事への理解も薄く、科捜研の使命を丁寧に説くマリコの言葉も上っ面しか聞かない。
 そして、暴走し、母に叱られるが、猛反発。それを、マリコがフォローし、母娘、大団円というお約束コース。
 まあ、お約束はそれでいいが、高校生の亜矢の感情や行動があまりにも幼稚なので、興醒め。


★草君の番宣、亜矢の暴走などに力を注いだため、本題の事件の真相や、科学捜査は粗かった
・藤倉刑事部長(金田明夫)は「9㎞に渡る保津川流域の広範囲の山狩りは不可能だ」と、土門の捜索要請を斬って落としたが、何も山狩りしなくても、付近の建物に目星をつけて捜索するだけでよい。手間もそう掛からない。
・宅間善人と絡めたかったのだろうが、化学物質過敏症云々は、さすがに強引ではないだろうか。


本編とは関係ないが、宅間善人の口癖「わかるんですよ、俺。だって10年入ってましたから」は、あまり、イカサナイ(イカシテない)



【ストーリー】番組サイトより
沢口靖子×草剛 ドラマ初共演!!“科捜研”に宅間善人がやって来た!?
『科捜研の女』×『スペシャリスト』夢のコラボ実現!!
科学捜査のプロフェッショナルVS犯罪心理のスペシャリスト!?



 京都市内の宝石店に強盗が侵入、宝石を奪った上、警備員を殺害して逃走した。現場に残されたわずかな証拠から、犯人は強盗常習犯の進藤君和(奥深山新)と判明。京都府警は進藤を指名手配し、科捜研での鑑定は終了しつつあった。だが、榊マリコ(沢口靖子)だけは、犯人が宝石店の裏口をこじ開けて侵入した際に防犯システムが作動しなかったことに疑問を抱いていた…。
 そんな中、解剖医・風丘早月(若村麻由美)のもとに立ち寄ったマリコは、高校生に成長した風丘の娘・亜矢(染野有来)と再会。亜矢は突然、「私の調査に協力して」と言い、マリコをひとりの少女と引き合わせる。彼女は亜矢の親友・保坂麻衣(ついひじ杏奈)で、父の逸郎(渋谷哲平)に宝石強盗の共犯容疑がかかっているという。逸郎は、事件のあった宝石店に長年、派遣されていた警備員で、事件当日に限って非番だったのだ。麻衣は事件当夜、父は自分とずっと一緒だったと主張するが、逸郎は共犯として疑われることに我慢ならなくなったのか、一昨日から姿を消していた。
 マリコは進藤が犯行前、共犯者と共に宝石店の下見をした可能性を考え、事件発生前の防犯カメラ映像を確認。すると、やはり進藤は謎の男と一緒に事前に現場を調べに来ていたことが発覚。しかしながら、映像からは共犯者の身元を特定できなかった。
 ところが翌朝、事態は急変する。なんと、進藤が意識不明の状態となって河原で発見されたのだ…! 後頭部を何者かに殴られ気絶したまま、川を流れてきたようだ。共犯者と仲間割れした挙句、殺されかけたのだろうか…!? マリコは上流エリアを捜索すれば共犯者に繋がる証拠が見つかるはずと考えるが、藤倉刑事部長(金田明夫)は、それよりも共犯者と思しき逸郎の自宅を任意で捜索するのが先だと判断。マリコは逸郎父娘が暮らすアパートに家宅捜索に入る。だがそれを知った亜矢から、マリコは「マリコさんのこと、味方だと信じていたのに…!」と、なじられてしまい…!?
 そんな中、科捜研に謎の箱が届く。送り主は、刑務所…。
 その箱の中身から、マリコは事件解決の糸口を見つけて…!?



脚本:戸田山雅司
監督:森本浩史
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